「で、私たちはこれからどうするの?」
「そうだね……」
私たちが会話していると、兵士が近づいてきた。
「見かけない人だな。冒険者か?」
「え、えっとぉ……」
「ミウ、私に任せて。はい、そうです」
「「「「「「(エリカ、何てこと言ってるの!?私たち/僕たち冒険者じゃないよ!!!!)」」」」」」
「そうでしたか。ではこちらへ」
『ほ、本当に大丈夫かな…;;』
私たちは兵士について来た。
*
「よく来てくれたね。私がこの村長だ。」
『私たち初心者ですが……』
「大丈夫、冒険者は皆、凄い才能を持っているんだ」
「私たち経験者じゃないんですよ?」
「それでもなれるんだ」
『何それ〜……』
「何になろうかな〜…」
「よし、決めた。」
マジュ ウィザード
マーブル レンジャー
シェル 戦士
アイリ パラディン
リリアン スナイパー
エリカ メディック
ミウ ウィザード
「結構いいパーティーになりそうだね、では諸君。最初のクエストだ。地図を用意した。」
村長は私たちに地図を差し出した。
「そこに、虹色に輝き出す鉱石がある。それを持ってきてくれるか?」
『分かりました。』
こうして私たちは、なんだかんだで冒険することになった。
>>153のつづき
『ここから約100km歩くのは嫌だ…ワープしたい……。』
「そんなのムリだろ。」
リリアンは呆れ状態で言った。
『私、予告状…出したい。』
「マジュちゃんがこんなに堕落になるなんて……。;;」
「以前に取りに行く奴等はいるのかよ。」
「それもそうだね。」
なんだか私…馬鹿にされてる気がする……。
「あの、私が作った薬でも飲みます?疲労が取れますよ。(きっと……)」
『ね、ねぇこれ…。』
「はい?」
エリカから貰った薬は『か○か○』っぽい物だった……。
「○む○むじゃないですよ」
『じゃ、じゃあ…何でこんなのにしたのさ…。』
「ただの……I・YA・GA・RA・SE☆です。」
『その挑発的なスキルを覚えないでよっ!』
「エリカは挑発を覚えた。」
『ちょっとアイリ!!』
「マジュ、薬飲んだのかよ?」
『………。』
ま、まずい…間違えて噛んで飲みこんだよ…;;
私がそう思っていると…
「ま、まさか…か○か○と間違えて噛んでしたったんですか……!?」
『ミミミミウ!!大袈裟だな〜!!噛んでいないから!!』
私たちがそうこう話していると……、紙飛行機が飛んでいたのがこちらにふわりと落ちた。
「こんなところに何か挟まってる…」
「これって…」
「予告状!!!」
この、紙飛行機と一緒にあるのは予告状…。
このやり方をするのは……まさかっ!!
私は予告状を見てみる。
予告状
本日、虹色に輝く鉱石「レインボークリスタル」を頂きます。
怪盗 スノー
『なんですってー!!レインボークリスタルは私、怪盗ミラージュに決まっているでしょうがぁー!!スノーめ…何でこんなところまで、やってきたのよ!!』
「絶対ストーカーだな」
「そうだね」
「早く行こう!!」
『リリアン、アイリにシェル!!わかった!!急ぐよ!!』
私たちは怪盗スノーよりレインボークリスタルを手にするために急いで走って行った。