>>396
>>410の続き
捏造あります。ご注意を
あとオリキャラ多いよ。いや、モブキャラか
♦♥♦―――――♦♥♦―――――♦♥♦―――――♦♥♦―――――♦♥♦
長い長い回想をわずか5秒ほどで終え、僕は現在へと意識を戻した。その間に彼女、東野さんはLINEの説明をつらつらと述べていた。突然話し掛けられてびっくりしただけなのに、勘違いしやすいタイプなのかな。
そう思い僕は彼女を観察する。
派手そうだなって思ったけど、メイクはし慣れてないようで、アイラインが少し歪んでいる。パーマ液のなんともいえない匂いがするから髪もパーマをかけたばかりでその時に染めたんだろう。見た目はギャルのようだけど、言葉遣いは丁寧で固い。そういや最初に掛けられた言葉もどこかセリフのようだった。現にLINEについて説明する口調震えてはいるがですます調でとても丁寧。
見た目はギャル、中身はマンガにいそうな学級委員長(髪は三つ編みのね)、ちぐはぐだ。垢抜けたのは、見た目だけ、とてもアンバランス。
僕はクスリと笑った。
「あ、わ、私、な、何か変なことい、言いましたか?」
さらに震える声で彼女は聞いてきた。
「いいえ、言ってませんよ。でもすこし誤解しているようですが、僕はLINEを知らないわけではありません」
僕はゆっくりとできる限り優しく話す。だよなーと周りから声がする。
「不意に声を掛けられて驚いてしまっただけです」
「ご、ごめんなさい、いきなり話しかけてしまって」
「いえ、構いませんよ。ですがメアドとかLINEを交換するのはまた後日でいいですか?」
「なんで?」
東野さんのかわりに周りにいた男子が聞いてくる。
「実は今日、うっかりプライベート用のスマホを家に置いて来てしまったんです」
仕事用のスマホは持って来たんだけどね。さすがにそっちを教えるわけにはいかない。
「白里くんでもうっかりすることがあるんですね」
見た目とのギャップが凄まじい、いや、ギャルの中にも敬語を使う人はいるだろうけど。
笑いを必死で噛み殺して、僕は話す。
「僕も人間ですからね、完璧ではないんです」
「それもそうですね」やっと東野さんは笑いながら言葉を続ける。
「あらためて東野美帆です。よろしくお願いします」
「白里響です。よろしく東野さん」
僕はニコッと笑って言った。
一件落着。やっと報告書を作るのに戻れる。
「オレ、渡辺壮一。よろしく!ため口でいい?」
「白里くんって中学のとき何部だった?あ、ぼくは小田、バスケ部だったんだ」
「マジ!?オレもバスケ部!白里は?」
「え?あー、その、帰宅部です」
あれれー?おかしいぞぉー?思わずコ〇ン口調でつっこんだ。
報告書に戻れると思ったらこれだ。僕なにか間違えたっけ?というかそもそもどうしてこんなことになったんだっけ?
僕が1人脳内でもんもんとしている間にも会話はどんどんと先へ進んでいく。
「あれ?俺のいない間になんか楽しそうなことしてるー」
俺も入れてー、とデートに行ったはずの澤井がするっと会話に混ざってきた。
彼がどんな話の輪にもするっと入って来れるのはいまだに謎だ。
それよりなんでいるんだろうか。おそらく教室にいる全員がそう思ったはず。
澤井、デートの日間違えたのか?とみんなを代表して田島君が聞けば、彼は、自分は今落ち込んでいるんだ、と言わんばかりのわざとらしい表情で
「間違えてねーよ、ただ単に予定がなくなったってだけ」と答えた。
なるほどね。
「彼女に振られたのか」僕は言った。澤井は呆れた顔で
「お前のその核心をズバっとついてくるところ、ホント嫌いじゃない」と返してきた。
♦♥♦―――――♦♥♦―――――♦♥♦―――――♦♥♦―――――♦♥♦
中途半端なところで切りまーす
ざしゅっ✂ (º∀º) ✂
響って学校で半分くらいしか行ってないし、帰宅部なのかな?
入っているとしたら柔道部?入ってなくても助っ人を頼まれそう
@ A>>410
B>>443
捏造あります、ご注意を
あとオリキャラも出てきます。
♦♥♦―――――♦♥♦―――――♦♥♦―――――♦♥♦―――――♦♥♦
「彼女に振られたのか」
僕は言った。澤井は呆れた顔で
「お前のその核心をズバっとついてくるところ、ホント嫌いじゃない」と返してきた。
「マジかよ。どんまい澤井」周りにいた誰かが言った。
「入学式の日に振られるってある意味すごい」
「ていうか、なんで振られたの?」
人は他人の幸せな話より不幸な話の方を好む。
予想通り、周囲の興味は僕から澤井へと移った。
後は簡単だ。もうそろそろ先生が来て、早く帰れ、と言うだろうから、みんな会話を一旦中断し、しぶしぶと帰り出すだろう。
そうしたら、周りが気づくより先にとっとと帰ればいい。報告書は家でやろう。
僕が計画とも呼べないものを練っている間に、さっき僕に嫌味を言った副担任がやって来た。
「おい君たち、いつまで残っているんだ!これから保護者会があるから、早く帰りなさい!」
さて、とっとと帰ろう。東野さんが声をかけてきた気がするけど、気のせいだ。
副担任の苛立った声を聞き、「「はーい」」
みんないい子にお返事をして、全員昇降口へ向かった。
「なあなあ、このあとみんなでカラオケ行かない?」
昇降口で澤井が提案していた。
「お、それいいね」
「あ!あたし大人数OKのカラオケ店知ってる!」
「じゃあおれ、予約するよ」
盛り上がる彼らを尻目に、僕は校門へと足を進めようとする。
「そうだ!白里もカラオケ行かねー?」
渡辺君が誘って来た。
いや、報告書作りたいんだって。
僕は誘い断ろうと口を開く。
「申し訳ないのですが、今日はよ、、!!?」
いきなり澤井に口を塞がれた。
「今日暇だから、白里も行くってよー」
何勝手なこと言ってるんだよ!と声を出せない代わりに、視線で澤井に訴える。
「え、マジ!」
「ホント!うれしい」
「てか、白里くんもカラオケ行くんだね」
自分から行こうと思ったことはないよ。
というか澤井、いい加減手を離して。
僕はさらに視線を強くする。澤井はそんなこと気にもせず、
「あ、俺ちょっとやる事あるから、先行っててよ。後から白里と一緒に行くからさ」
と校門に向かって歩き始めた集団に声をかけた。
「おっけー!それじゃあまた後でな澤井、あと白里も」
僕が行くことは確定なのか。もうここまで来ると断れない。
あ〜あ、報告書、明日中に出す予定なのにどうしよう、徹夜するしかないのかな。最悪だ。
僕が1人憂鬱になっていることなど露知らず、澤井は無邪気に彼らに右手を振っていた。左手はいまだ僕の口を塞いでいる。
ああクソ!澤井のやつ後で地味な嫌がらせしてやろう。
さて、どんな嫌がらせにするか。ぱっと10個ほど思いついた。
一つ目、一週間、上履きもしくは外履きを左右逆で下駄箱に入れる。
うーんこれはありきたりかな、それに一週間、休まず学校これるか分からないし。
だから却下。
二つ目、澤井の筆箱の中身をことあるごとに全部出す。
誰にもバレずにやるのは至難の業だな。これも却下。
三つ目、四つ目、五つ目。
却下、却下、却下!
、、、あれ?そういえばさっき澤井やる事があるって言っていたような。
やる事ってなんだろう。
強制的にだが僕を連れていくことには成功しているし、他にやることって何かあったっけ?
♦♥♦―――――♦♥♦―――――♦♥♦―――――♦♥♦―――――♦♥♦
to be continued
何かあるんだよ
試験的に行間開けまくりました。
こっちの方が読みやすいかな?
@>>396、A>>410、B>>443、C
あてんしょおおおおおん
・捏造あります、ご注意を。
・オリキャラ出て来ます。てかオリキャラ目線だよ今回。
・前回同様、行間開けまくり。
♦♥♦―――――♦♥♦―――――♦♥♦―――――♦♥♦―――――♦♥♦
バイバーイと渡辺達に手を振り、俺、澤井僚太はあたりを見まわす。
えーと、お、いたいた!
俺は目的の人物の元へ駆け寄ろうとして、いまだに自分の左手が白里の口を塞いでいることに気づいた。
ずーっと静かだったから、すっかり忘れてた。
慌てて手を離しても全くの無反応。目の前で手を振ってもやっぱり無反応。
えーと、これってもしかして嵐の前の静けさってやつ?噴火直前?
顔を覗き込んでも何の反応も示さず、じーっと一点を見つめたまんま、微動だにもしない。
整った顔立ちも相まって、まるで人形。ちょっと怖い。
......思考の大海原へと旅立っているだけか。
ときどきそうなってたなー。それなら放っておいても平気だろう。
そう判断して俺は、再び彼女の方へ目を向け……っていない!
えっあれどこいったの?
キョロキョロとあちらこちらに視線を飛ばす。
校門の方を見ると、スタスタと帰ろうとしている東野さん。
あ、ちょ、待って待って帰らないで!
「東野さん!ちょっと待ってー!」
と大声で東野さんを呼び止める。
俺は、振り返ってこちらを見る東野さんへ駆け寄った。
「俺、同じクラスの澤井。あのさ東野さん、このあとヒマ?良かったらみんなと一緒にカラオケ行こうよ!」
なんかちょっとナンパみたいな誘い方になっちまった。
東野さんは少しとまどって、
「いえ、でも、迷惑では」
「いや、ぜんっぜん迷惑じゃないから、東野さんが良ければぜひ来てよ!」
「……本当ですか」
「ホントホント!」
「…………それでしたら、行かせていただきます」
よっしゃあ!!!
俺は心の中でガッツポーズをする。
「それじゃ、田島たちに連絡しておくね」
「はい、よろしくお願いします」
良かった〜誘えて。
さっそく、田島にLINEで伝える。
『東野さん誘えたぜ(^^)v』
『グッジョブ澤井(`・ω・´)b お前なら出来ると思ってた』
「ところで澤井くん」
東野さんが聞いてくる。
「ん?何?」
「白里くん、ずっとあのままですけど、どう」
したんでしょうか、と続く言葉は、白里の
「そうか!分かったぞ!」
という大声のせいで聞こえなかった。
驚き固まる東野さん。
ようやく旅から帰ってきたか。お帰り白里。
で、何が分かったの?
to be continued
♦♥♦―――――♦♥♦―――――♦♥♦―――――♦♥♦―――――♦♥♦
澤井のやる事? それとも完璧な嫌がらせの方法? もしくは事件の真相?←なんのだよ
澤井視点書きやすい。
ちなみに澤井のやる事は東野さんを誘うこと。
怪盗レッド × SHERLOCKという俺得にしかならないものを書きたい。
@>>396、A>>410、B>>443、
C>>460、D
アテンションプリーズ
・捏造あります、ご注意を。
・オリキャラ出て来ます。てか今回もオリキャラ目線。
・キャラ崩壊ないよう気をつけてはいるけど、崩壊してたら(m´・ω・`)m ゴメンネェ
♦♥♦―――――♦♥♦―――――♦♥♦―――――♦♥♦―――――♦♥♦
ようやく旅から帰ってきたか。お帰り白里。
で、何がわかったの?
俺と東野さんは白里のところへ向かった。
どうやら機嫌は治ったようだ。
一瞬、白里がしまったって感じの表情をしてた気がするけど、気のせいか。
「何がわかったんだよ」
そんだけ大声だすんだから、なんかの事件の真相とか?
「あ〜、えっと、君がさっき言ってた、やる事だよ。隣に東野さんがいるから、あってたみたいだ」
白里はちょっと視線を泳がせて言った。
くっだらねー。期待して損した。ていうか
「そんなことで大声だすか?」
「僕にとっては大声だすほどのことだ」
……なんか怪しいな〜。
「どうして、澤井くんが私を誘うと思ったんですか」
東野さんが白里に聞いた。
「教室に残ってた人の中で、先にカラオケ店へ行った集団にいなかったのは、あなただけでしたから。1人だけ誘わないのも不自然ですし」
うん当たってる。よく見てんなー。
でもその場で誘うかもしれないじゃん。
「君は女の子には親切だから、人の多い場所で誘って、相手がもし断る時に、断りづらかったらって思ったんだろう」
まあ、確かに。ていうか人の思考を読むな。
「なるほど、考えてみれば簡単なことですね」
東野さんの言うとおり、ちょっと考えればわかることだ。
そんなに長く考える事でもない、白里ならすぐ分かるだろ。
「……やっぱり大声だすほどのことじゃなくねコレ」
「それに!東野さんは澤井の好みだしねー!」
被せ気味に白里が言った。
わざとらしいわ!
そして何適当なこと言ってんだよ!
「面白い冗談ですね」
東野さんが笑いながら言った。
「冗談ではありませんよ」
白里ちょっと黙れ。
「いや、そういうわけで誘ったんじゃないから! やましい気持ちがあった訳では決っしてないから!」
俺は慌てて取り繕う。
「言い訳は見苦しいよ、澤井」
笑みを浮かべながら、白里が言った。
「お前がテキトーなこと言うからだろ!」
「適当?そう思っただけだよ」
「嘘つけ〜」
「嘘じゃないさ」
「だって、お前俺の好みの女の子把握してんじゃん」
「……あの、そろそろ行きませんか。先に行った人たちを待たせては悪いでしょうし」
いっけねー忘れるとこだったー。
「そうだね!行こっか」
俺はグイグイと白里の背中を押して、カラオケ店へと向かう。
途端に白里の顔が曇った。
「……結局、僕も行くのか?」
「さっき行くって言ってたじゃん」
「僕は言ってない」
「お前が言おうとした事を代弁しただけだよ」
「そんなの澤井の思い違いだ」
ムスッとして白里が睨みつけてくる。
どんだけ行きたくないんだよ。
「あの、澤井くん、カラオケ店までどれくらいかかるんですか?」
おずおずと東野さんが尋ねてくる。
「えっと歩いて15分」
「駅まで行くより、遠いんですね」
「それにちょっと駅からも離れてるんだよね」
「そうなんですか」
「そうなんだ。まあ、離れてるって言っても20分くらいで駅着くし」
「そうですか」
東野さんはずっと敬語だ。敬語を使うのが癖なのかも。
白里もそんな感じだし。
中1の時からつるんでるけど、タメ口で話してくれるようになったのは、しばらくしてからだ。
深沢に対しては最初からそんな感じだったけど。
そんな白里は今、ご機嫌ナナメで黙りこくってる。
カラオケ着く前に機嫌が回復してくれればいいんだけど。
♦♥♦―――――♦♥♦―――――♦♥♦―――――♦♥♦―――――♦♥♦
もうちょい続きます。(作者自身が長いと思い始めた)
実質的なお休みが4日間しかない。
しかも宿題終わらせる気がしない。
新学期入るとすぐテストある。・°°・(>_<)・°°・。
そんな私は今日も元気です。
あ、深沢って深沢七音ちゃん