>>10のつづき
『よくやったな、ゲッコウガ』
「ピーカ!」
「コウガ。」
「ゲッコウガ、カッコ良かったよ!流石、サトシのポケモンだね。」
『サンキュー。あ、俺はマサラタウンのサトシ、こっちが相棒のピカチュウ。』
「ピカチュウ!」
『俺とピカチュウでポケモンマスターを目指して旅に出ているんだ。よろしくなカキ。』
「なる程な。どうりで凄い戦いだと思っていたんだよな。」
カキは、俺たちの絆に納得をしてくれた。
それと、カキを捜していたことについての理由を説明していた。
「そうか。マーマネとスイレンはどうしているんだ?」
『多分大丈夫だろう。あ、カキさっきの技は?』
「『Z技』のことか?」
『Z技って?』
「このZリングにあるZクリスタルを使って強力な技を発揮するんだ。クリスタルは試練を行い、良い物に与えられるものであるんだ。Z技は、トレーナーとポケモンが体力を消耗するんだ。慣れれば何回も使えるようになれるんだ。」
カキの言っていることが分からなくてグルグルしていた。
『うーん、取り敢えず選ばれた人に与えられる物ということか?』
「まあ、そういうことだな。」
>>11のつづき
『よし、Zリングゲットしてみせるぜ!』
「ピッカー!」
「おいおいおい…;;」
俺たちのやる気でカキは呆れながら突っ込んでいた。
そのとき、「コケー!」と鳴き声がした。上を見上げてみると、黄色とオレンジのボケモンが一瞬見えた。
「サトシ、どうしたの?」
『今、ポケモンが…』
「ポケモン?」
『あぁ。黄色とオレンジ色のポケモンで、頭に何かあったんだけど…』
「それって………『カプ・コケコ』じゃないですか!?」
リーリエは、声を挙げた。どうやらリーリエは、何か知ってそうだと思い問いかけてみた。
『カプ・コケコって何だ?』
「ピカ?」
「カプ・コケコはここ、メレメレ島の守り神です。」
『守り神……?そんなのがいるのか!?すっげー!!』
「守り神は4つの島にいるんです。」
『4体もカプ・コケコが!?』
「ピカァ!?」
俺の発言にカキはまた呆れていた。
「俺はアーカラ島というところにいるが、守り神はカプ・コケコじゃなくて…」
「カプ・テテフですね。」
「あぁ…。」
リーリエって物知り何だなー。ポケモンが大好きなのに、何で触れないんだろう……。家族に何かあったのかな……。
そうこう話していると、カキみたいに上半身が裸で白衣を着ている人がこっちにやって来た。
「アローラ!」
アローラ?ここでの挨拶かな…。
取り敢えず挨拶をしてきたから『アローラ!』と返してみた。
「君がサトシだね?」
『はい!マサラタウンのサトシです。こっちが相棒のピカチュウです。』
「ピカチュウ。」
『で、何で俺を知ってるんですか?』
「オーキド校長から聞いたよ。俺はククイ。博士だ。」
『はい、よろしくお願いします。』
*
スクールが終わり、ククイ博士の家に行くことになった。何故かリーリエも付いてきていた。