>>117のつづき
(ゲッコウガ……………)
*
『ピカチュウ…どこに行ったんだ…』
『…………コウガ』
『ありがとな…ゲッコウガ…。くよくよなんかしてる暇なんてないよな?』
サトシは笑顔を取り戻す。『よし、行くぞ!』と張り切って言うと『コウガ!』と言い、走って行った。
(俺は……何もやれないのか……ピカチュウ…無事でいてくれ…!)
サトシはゲッコウガに迷惑を掛けたくなくて、笑顔を作っていたが…不安そうな顔をしていたままだった………。
*
「……俺、1人でいたいんだ…。悪いが、ロトムを頼む…」
>>118のつづき
「サトシ、様子が変ですよ…!」
リーリエが言っていたことを全く気にせず森へと奥に突っ走って行くサトシだった…。
「サトシ…」
『やっぱり、サトシを連れ戻すロト!』
ロトムはサトシを探す様子。ロトム曰く『“ほっとけない”って奴ロト!』と言う。“ほっとけない”はサトシから教えてくれた最初の言葉だったみたいで、ロトムは何があっても探しに行こうとする。
「ロトムの気持ち分かるよ!」
「サトシは…何があっても…笑顔でいる…」
「あいつがいないと楽しくないもんな」
「サトシがいて、毎日楽しいって実感するよ」
「サトシは私たちの憧れですから…」
「みんなで、探そうよ!」
みんなが、サトシがいないと楽しくないという強い気持ちをロトムにぶつける。ロトムは感動をしていた(機械はならないでしょという突っ込みをしたら負け)。
「さぁ、サトシを探しに行くわよ!」
「「「「「おーっ!」」」」」