>>121のつづき
「サトシ君は、ポケモンに愛されてるんですな」
「あっ…はい……。あっ!ハラさん!」
サトシはピカチュウを見たか聞いてみた。ついでに探してくれようとしていたゲッコウガについてのこともついでに話していた。
「ゲッコウガなら、見ましたよ。」
「あ、案内してくれませんか!?」
「分かりました…でも、その前に…」
ハラさんは、キテルグマをジーッと見ていた。キテルグマは首を傾げていた。
「ごめんな、キテルグマ。また会いに来てやるからな…」
「クゥ…」
「じゃあな……」
*
サトシたちはキテルグマと別れて、ピカチュウを探しに行くことにしていた。すると、ゲッコウガの姿が見えていた。
「ゲッコウガ!」
「コウガ!」
1人と1匹は再会を喜んでいた。
(やはり、サトシ君は気になる人ですな…)
>>122のつづき
ゲッコウガは、さっきのことで何があったのかさっぱり分からなくて、サトシに問い掛けていた。
「ごめんなゲッコウガ…。俺、焦ってた…。不安だったんだ……探してもピカチュウがいなくて不安だったんだ……」
「…!コウガ!!」
「え!?ピカチュウを見たって!?」
そう言うとゲッコウガが全力で走って行く。サトシとハラさんはそれを追いかけていた。
「ハラさん、見失わないように先に行ってます!」
サトシがゲッコウガなみの速さで走って行った。
(やっぱり、サトシ君は不思議な人ですな…)