>>122のつづき
ゲッコウガは、さっきのことで何があったのかさっぱり分からなくて、サトシに問い掛けていた。
「ごめんなゲッコウガ…。俺、焦ってた…。不安だったんだ……探してもピカチュウがいなくて不安だったんだ……」
「…!コウガ!!」
「え!?ピカチュウを見たって!?」
そう言うとゲッコウガが全力で走って行く。サトシとハラさんはそれを追いかけていた。
「ハラさん、見失わないように先に行ってます!」
サトシがゲッコウガなみの速さで走って行った。
(やっぱり、サトシ君は不思議な人ですな…)
>>123のつづき
一方ピカチュウは、ロケット団に捕まっていた。
「ピカチュウを奪う作戦は成功したわね」
「…だな」
「電気で呼び寄せてその隙に奪う作戦は成功だニャ!」
ロケット団は呑気にしていたが……
「やっぱり、ロケット団だったか!!」
サトシとゲッコウガに見つかってしまった。
(((げっ!ジャリボーイ………)))
(まずい…このまま、飛ばされるオチになるわ……)
(せっかく行くと思ったのに……)
(今度は、ゲッコウガを狙うべきかもしれないニャ)
ロケット団はほぼ、諦め掛けていた。そして、素直にピカチュウを解放し、撤収をしようとした。
そのとき…!
「ピカチュウ10万ボルト!!」
「ピーカーチュー!!!!」バチバチバチバチ
直撃をし、吹き飛ばされて行った…
と思った、次の瞬間…!
「キーッ!!」
「えっ…!?」
「ピカァ!?」
さっきのキテルグマが、ロケット団を連れさらった…。