>>137のつづき
「なら、ハラさんの試練やったのか!?」
「うん!やったよ!じいちゃん強いよ〜」
「そ、そんなことより手伝いましょうよ!」
状況を整理すると、ラッタたちのせいで荒れている状況をみんなでして何とかしようとしていたところでハラさんと会い、こんな状態である。
そこでハウとサトシの熱い話でキリがなさそうなところをリーリエが止めていた。
片付けが終わると、サトシたちはハラさんと会話をしていた。
「サトシ君、君はラッタたちをどうしようと思ってますか?」
「えっ…どうって言われましても…;」
『サトシは何も思わないロト!?あんなことを何回もしているんロト!イライラするはずロト!』
「確かにそうだけど…ラッタたちもそれなりの事があるんじゃないかな…」
>>139のつづき
『サトシは、本当にそれだけロト?』
「あぁ。だから、俺はラッタやコラッタたちとバトルをして追い払うっていうことを考えたくないんだ…。もう少し、違った方法でできないかな…」
サトシがそれを呟いた瞬間リーリエとロトムは、そのことを知っていて、サトシに教え、それを聞いたハラさんが納得をする。
「サトシ君、君は冴えているね。デカグースに協力してもらうために今から行くとしましょう」
「つまり、試練ですね」
「なんかテンションが上がって来たーーーーーー!!!!!!」
「ピカーーーーーーー!!!!!!」
サトシとピカチュウはテンションフルマックスだった(全く、この1人と1匹はと思っているロトムw)。
「わーいデカグースが見れるー!」
「ハウ、また見るのか?」
「うん。俺、一応……試練クリアしたけど…」
ハウが少しずつ声を小さくしていきロトムが『息子なのに、ハラさんに負けるなんて意外ロト。』と言いショックでシュンとなるハウだった。
「ハウ、俺も一度二度負けたことがある…」
「えええぇぇぇ〜っ!?」
リーリエは、一応そのことを少したけ話していたことはあるが、ハウにはまだそんなことを教えていなかったからか、驚いて………いや、大袈裟レベルの驚き方をしていた。
「だけど、負けたとしてもいい経験になると思うから…諦めたりするなよ。」
「ありがとうサトシ!」
ハウはさっきロトムに言われていたことがなかったかのような笑みを浮かばせていた。
「特にピカチュウとゲッコウガはそういうことをやってきたからこんな感じなんだ」
サトシはモンスターボールを持っていた。そのボールは勿論、ゲッコウガのモンスターボール。
「さてと、そろそろ行きますか…準備は大丈夫ですか?」
「はい!」
*
「さて、着きましたよ…」
(つ、着いたのか?どう見ても誰もいないけど……)
サトシの周りにはリーリエ、ハウ、ハラさんだけだった。来る気配もない。サトシとピカチュウは首を傾げる。
「サトシ、これはね……3匹のヤングースを探し戦って、ぬしポケモンと戦うんだよ!」
「え…さ、探す……ここから!?」
どうみても、広すぎる場所でどうやって見つけるのか…サトシにとっての方法は……あれしかない。
「やってやるぜー!」
「ピカァー!」
気合いしかなかった。
「サトシ君これは、試練です。自分の実力を出し切って下さい!」
『サトシ、ボクも協力するロト!』
「いや、いいよ…俺、頑張ってみるからさ」
「サトシ、試練達成して下さいね!」
「あぁ!分かってる!!」
「それでは、試練開始です!」
ハラさんが言った瞬間、試練は始まった。