>>158のつづき
「お願いだよ、ニャビー」
「ニャブ」
「はぁ…」
溜め息をついたハウ。もう、どうしようもないと思っていたハウだった。そんな中、サトシはニャビーのところに近づいた。
「…………」スタスタ
「ピカピ?」
「ニャブ?」
「ニャビー。俺は、お前と戦いたいんだ。本気のバトルをしたいんだ。」
サトシは、ニャビーに分かってもらえるように、自分が思ったことを心にぶつけている。
「サトシ……」
(サトシの気持ちに、気付いてやってくれ)
リーリエとククイ博士は、サトシの気持ちに気付いてほしいと強く願っていた。それが、ニャビーの心を大きく揺らした。
「ミャー」
「………!!」
>>159のつづき
サトシの言葉にニャビーは心を開いてくれた。
「これでバトルができるな」
「だね。それで、サトシはどうする?」
「…モクロー、君に決めた!」
「ホロー!!」
こうして、2人のバトルが始まる。
「それにしても、なんで相性の悪いモクローなのかな?」
「いや、わざわざサトシが相性の悪いのを選んだのかは分からないが、サトシなりの考えがあるんじゃないか?」
「ひとまず、見送りましょう」
「モクロー、体当たり!」
「ホロー!!」
「ニャビー、かわして!」
「ニャブ!」
モクローの体当たりを何とかかわしたニャビー。2人の気持ちはさっきよりもよい感じになっていることが分かる。