>>25のつづき
『あのときは………ピカチュウと仲悪かったんだ。』
「「「え!?」」」
「そうなんですか!?」
「全くそんな風に見えないな…」
やっぱり、信じてくれなさそうだった……。俺は、ピカチュウとの最初の出会いについて語って言った。
ピカチュウとの出会い、ピカチュウのやっていたこと、ピカチュウのやる気の無さ、そのときの俺のポケモンの捕まえ方、そして、なんで仲良くなったかのこと全部をみんなに教える。
※説明中………
『ということがあったんだ。』
「だから、モンスターボールに入らないんだね。」
マオは納得をしてくれた。その次にカキが質問をする。
「あのゲッコウガ強かったな。初心者ポケモンの1つなのにあんなに強くなって……」
「私も分かります!!」
リーリエも反応をしていた。リーリエは昨日のことでゲッコウガとの絆のチカラの姿も知っている、いや見ていた。みんなはわくわくで目を輝かせていた。
>>26のつづき
『いやぁ、あのときの出会いは凄かったよな……』
「…コウガ。」
ゲッコウガはコクリコクリと頷いた。
「もしかして、ケロマツから何かしらの壁を越えてゲッコウガになったの?」
『あぁ。しかも、初心者ポケモンでも、俺のケロマツは全く違ったんだ。』
あまりの説明の無さに「どゆこと?」とマオは、首を傾げて言った。
『実は、ゲッコウガがケロマツのとき、むちゃくちゃだったんだよなー……』
ジトーとゲッコウガを見ると、言わないで欲しいかのように「コ、コウガ……」と鳴いた。
「仲良くなるのに苦労していたのか?」
「珍しいね、サトシが苦戦するのって。」
みんなが意外そうな顔をしていて、あまり信じられなかったような感じがした。
まぁ、ムリもないけどな……、でも、案外と行ったけどな。
『ケロマツとして出会った出来事はスカル団なみに悪の組織がいるんだ。ピカチュウのエレキボールをミラーコートで跳ね返してピカチュウに当たるところをケロマツが守ってくれたんだ…。』
「え……!?ケロマツ、大丈夫なの!?」
「マオ、何でここにゲッコウガとしているんですか……?」
「リーリエの言う通りだよ。生きてなかったらサトシは普通に言ってないからね。」
そうだけど、スイレン……グサッって来たような言い方だったんだけど…。
マオは「たしかに」で納得した。