>>33のつづき
『で、みんなであったまっていたときなんだけど、猛吹雪の中、大木の上にコフーライが5、6匹いたんだ。』
「ええっ!?」
『俺は、コフーライを救おうとした。そして、残りの1匹が他のコフーライよりも怯えていたんだ。何とかして飛んで来てくれたんだけど………枝が折れて落ちて行ったんだ』
「「「きゃー!!!」」」
マオ、スイレン、リーリエが悲鳴をあげた。そして怯えていた。
「大丈夫だ、サトシはここにいる。」
「今いるサトシは本物だよ!!」
カキとマーマネが3人をなだめようとしていた。3人はさっきよりも震えは収まっていてそして落ち着いて話を聞く状態に戻った。
『で、落ちて『もう駄目だッ!』って思ったそのとき……ゲッコウガが来てくれて、何とかはなったんだが…猛吹雪でコフーライを手放してしまったんだ。』
「そんなぁ!!」
『そして、ゲッコウガと『助けたい』そんな気持ちであのゲッコウガが、真の姿になったんだ。』
「それが、あのときの姿………」ボソッ
『『俺たちなら…やれる!』そんな気持ちでうまくなれたんだ。そしてコフーライを助けた。』
みんなが、凄い…という顔をしていた。
『そして、ゲッコウガに『ゼロからやり直そう』と決めたんだ。』
「へぇ〜……で、その後もう1回ジム戦をして勝ったんだよね!?」
『当ったり前だ!ゲッコウガと迷わないように決めたんだ!!あそこで負けられなかったんだ!!』
「やっぱ、サトシはサトシだね!!」
「うん…!」
「そうですね!」
『?』
俺はよく分からなくて首を傾げた。ゲッコウガは呆れながら「コウガ……;;と」一鳴きした。
>>34のつづき
「なあ、サトシ。お前のゲッコウガとバトルをしてくれないか?」
俺は『バトル』と言う言葉にピクッと反応した。正直、バトルをしたい気分だった。
『俺もバトルがしたくなってうずうずしてたんだ!!もちろん、受けて立つぜ!!』
「やっぱサトシはバトル好きだね。」
『当ったり前だ!俺はポケモンマスターになることを目指しているんだからな!』
*
「行けっ!バクガメス!!」
「ガメース!!!」
カキとバクガメスはやる気に満ち溢れていた。正直こっちもそれに答えたい気持ちになっていた。そしてゲッコウガを繰り出す。
『ゲッコウガ、君に決めた!!』
「コウガッ!!」
ゲッコウガいつも以上にやる気だった。俺もカキとのバトルでいつも以上にわくわくしていた。
そして、マオが審判を行う。そして試合開始の指示が出る。
「それじゃあ、バトル開始〜!!」