>>36のつづき
『何となくだけどな!』
「それにしても、サトシのゲッコウガ…気になるな……」ボソッ
カキは俺には届かないようにボソッと呟いた。
「よし、バクガメス行くぞ!!」
「ガメース!!」
カキとバクガメスはZ技を繰り出そうとする……
次の瞬間!!
「ガメース!?」
「ピ、ピカピー!!」
ピカチュウとバクガメスが何かのネットの中にいて、上へとピカチュウごと持ち上けていた。
『ピカチュウー!!!』
「な、何なんだ!?」
「『な、何なんだ!?』と聞かれたら、」
「聞かせてあげよう。我らの名を」
「花顔柳腰羞月閉花。儚きこの世に咲く一輪の悪の花!ムサシ。」
「飛竜乗雲英姿颯爽。切なきこの世に一矢報いる悪の使徒!コジロウ。」
「一蓮託生連帯責任。親しき仲にも小判輝く悪の星!ニャースでニャース。」
「「ロケット団、参上!!」」
「なのニャ!」
>>37のつづき
「「「「「ロケット団…?」」」」」
「空へと飛んで行くのでしょうか?」
みんなは首を傾げて、その後にリーリエが冷静に対応をし、ロケット団は「「やなかんじー!!」」と調子を乗る。
『ロケット団は他人のポケモンを勝手に奪う悪い奴なんだ!!』
「その通り!」
「ピカチュウとバクガメスって奴は頂いて行くわ!」
(((スカル団より悪い奴だー………)))
一同は呆れながら棒読みで心の中で思っていた。
「ピーカチュー!!」
「そんなもの効かないわよ。電気を通さないネットよ。」
「どうすればいいんだ!?バクガメス火炎放射だ!!」
「ガメース!」
カキは慌てて、バクガメスに指示を出す。だけど、炎の技も全く効かなかった。その時俺は、衝撃でも行けるのかなと考えまくって導き出した答えが……
爆発だった。
『ゲッコウガ、全力を出せるか?』
「コウガ!!」
『よし、俺にいい考えがあるんだ!』
俺が考えついたことをゲッコウガに話し、そして決行をする。
*
そのとき、ロケット団は待っているのにイライラしていた。多分、挑発目的でいるようだった。一方ピカチュウとバクガメスは技を何回も繰り返しているがビクともしなかった。
『ピカチュウ、今助けてやるからな。ゲッコウガ、影分身!!』
「コウガ!」コウガコウガコウガコウガ
多数の影分身をしたゲッコウガが上空へと飛び、水しゅりけんを出す。
「サトシは何をするの?」
「わかりません。」
「だが、サトシなりに何か考えがあるんだろうな。きっと。」
みんなが真剣な顔をしていた。