>>41のつづき
「それならいいんですが……」
リーリエは昨日のことで不安を感じていた。今でも、何が起こるのか分からないくらい心配をしていた。
*
翌日になり、バトルは昨日と同じようなところまで来た。昨日はカキがZ技をしようとしていたところでロケット団に邪魔された。
「行くぞサトシ!!」
『あぁ!いつでも来い!!ゲッコウガ、フルパワーだ!!』
そのとき、背中の水しゅりけんが巨大化し、バクガメスに狙いを定めて打とうとする。
「行くぞ、ダイナミックフルフレイム!!!!!!!」
「ガメース!!!!」
炎のZ技が発動し、ゲッコウガは巨大水しゅりけんを炸裂する。
『行っけぇ〜ゲッコウガァ!!』
「コウガアアァァアアアア!!!」
巨大水しゅりけんと炎のZ技が炸裂し、相殺した。勝負の行方は……………
「ガメース………」
「バクガメスの戦闘不能。ゲッコウガの勝ち!」
>>42のつづき
『やったぜ!』
「ピッカァ!!」
「コウガ!」
俺たちは、喜んで叫び、テンションが上がっていた。
「やっぱ、強いなぁ〜サトシは。」
マオがそう言うとカキも俺の全力で驚きを隠していなかった。
「凄いな、サトシは…」
「ガメース…」
ゲッコウガに負けて悔しそうにしていたバクガメスをカキは撫でて気持ちを落ち着かせていた。
『でも、カキも強かったぜ。俺なんて、正直焦りそうだった…だけど、迷わないとゲッコウガに誓った…』
俺の正直な気持ちにゲッコウガが「コウガ…」と頷いた。
「私もそんな風になりたいです…。どうしたら、いいんですか…!!」
『俺にはそんなものないぜ。俺はみんなを信じる…ただ、それだけだ。』
リーリエにエール的なのを送り、リーリエは「わ、私も頑張ってみます…!」と勇気を出す。俺の発言にピカチュウとゲッコウガは頷く。
*
夜になると、今夜はいつも以上に騒がしかった。
「何だか…落ち着けない夜ですね……」
『そうだな…』
リーリエと会話をしていると突然ゲッコウガが何かの気配を感じていた。
『どうしたんだ!?』
ゲッコウガは凛々しい目で気配を追って行った。俺も急いでゲッコウガの跡を追って行た。