>>42のつづき
『やったぜ!』
「ピッカァ!!」
「コウガ!」
俺たちは、喜んで叫び、テンションが上がっていた。
「やっぱ、強いなぁ〜サトシは。」
マオがそう言うとカキも俺の全力で驚きを隠していなかった。
「凄いな、サトシは…」
「ガメース…」
ゲッコウガに負けて悔しそうにしていたバクガメスをカキは撫でて気持ちを落ち着かせていた。
『でも、カキも強かったぜ。俺なんて、正直焦りそうだった…だけど、迷わないとゲッコウガに誓った…』
俺の正直な気持ちにゲッコウガが「コウガ…」と頷いた。
「私もそんな風になりたいです…。どうしたら、いいんですか…!!」
『俺にはそんなものないぜ。俺はみんなを信じる…ただ、それだけだ。』
リーリエにエール的なのを送り、リーリエは「わ、私も頑張ってみます…!」と勇気を出す。俺の発言にピカチュウとゲッコウガは頷く。
*
夜になると、今夜はいつも以上に騒がしかった。
「何だか…落ち着けない夜ですね……」
『そうだな…』
リーリエと会話をしていると突然ゲッコウガが何かの気配を感じていた。
『どうしたんだ!?』
ゲッコウガは凛々しい目で気配を追って行った。俺も急いでゲッコウガの跡を追って行た。
>>43のつづき
「何でしょうか…あのポケモン……」
奥の方に行くと星空のような可愛いポケモンがいた。
「ぴゅうぴゅう♪」
「………。」
『リーリエ?』
リーリエは隠し事をしているような感じだった。そして、話すことにした。
『な、なぁリーリエそれって…「私が守っているんです」リーリエ…が?』
「はい…この子はコスモッグ。私はほしぐもちゃんと言ってるんです。」
確かに、可愛らしくて、星雲っぽい感じがする。
『でも、なんで?今まで隠していたのか?』
「はい…」
『俺に言ってくれれば協力できたのに』
リーリエは「ごめんなさい…」と謝る。
『べ、別にいいよ!俺もほしぐもちゃんを守ってやるから。』
「ありがとうございます。こちらはサトシです。よろしくねほしぐもちゃ…ってあれ!?ほしぐもちゃん!?」
いつの間にか違うとこに行っていたほしぐもちゃん。目の前にオニドリルが3匹いてほしぐもちゃんをつつく。リーリエは「ほしぐもちゃ…!!」と言って助けようとするけど、足が震えていた。
『ピカチュウ、ゲッコウガ、ここにいてくれ。』
「ピカ」
「コウ」
橋を渡るのに恐怖になっているリーリエは「サトシ…!」と言い俺は『ほしぐもちゃんを助けてあげるからそこで待っててくれ!』と言った。
「ぴゅう…ぴゅう……」
俺はほしぐもちゃんを庇った。俺はオニトリルに突っつかれるが『これくらいどうってことない……絶対にお前を守ってやるからな…』普通に平気だった。
「ぴゅうぴゅう!!!」
ほしぐもちゃんは怒ったかのように輝き出した。オニドリルはいなくなったけど、橋が壊れ、落下をしていく。
『うわあああぁぁぁああああああ!!!』