>>45のつづき
「ぴゅうぴゅう!!」
『礼なんていらないぜ。それに、トレーナーを不安にさせるなよ。トレーナーはお前のことを心配しているからな。』
「ぴゅ………」
すると、なぜかほしぐもちゃんの動きが止まっていた。カプ・コケコはそれを見て一鳴きしてどこかへと旅立った。どこかに行こうとしていたときに何かが落ちて来て俺はキャッチをした。
『リーリエ…ほしぐもちゃんが……』
「また、あのときみたいに……」ボソッ
リーリエはみんなから聞こえないように、ボソッと呟いた。そしてほしぐもちゃんをバッグに入れた。どうやら、リーリエのポケモンじゃないようだ。そして、ほしぐもちゃんを普通に触っていた。
『ほしぐもちゃんだけは触れるのか?』
「はい、守ることが必死で…」
『ならリーリエ。いつか、ポケモンを触ることができるんじゃないか?俺はそう信じているぜ。』
「サトシ、ありがとうございます!」
こうして、リーリエに再び笑顔が出た。それを聞いていたほしぐもちゃんは「ぴゅう♪」とバッグの中でテンションが上がり、リーリエはそれをなだめていた。
そのとき、俺はカキが持っていたZリングをつけていた。
*
「みなさんアローラです!」
リーリエが少し、遅れてやって来た。そしてみんながリーリエに向かって挨拶をした。
『アローラ!ほしぐもちゃんは?』
「バッグにいますよ。」
リーリエと話していたとき、ほしぐもちゃんがいきなり出てきた。
「うわぁ〜ほしぐもみたいに綺麗…」
「なんか夜みたいな気分…」
いきなり出てきたほしぐもちゃんをリーリエはバッグの中にしまった。
>>47のつづき
「ほしぐもちゃんって言うんだったよね?リーリエ、それだけは触れるんだね。」
「はい。この子は“コスモッグ”と言い、ほしぐもみたいにキラキラしているから“ほしぐもちゃん”にしたんです。」
「本当、ほしぐもみたいに綺麗だったよ!!」
マオは、凄く興奮していた。だけど、カキは少し質問をしたくなっていた。一方マーマネはいつの間にかほしぐもちゃんを出していて、調べていた。マーマネ曰く「このポケモン、何かに似ているんだよねー?調べる価値はありそう…!」だということ。
「だけど、なんでほしぐもは外に出さないんだ?」
リーリエがそのことを言おうとしていたけど、不安な顔をしていた。変わりにサトシが言おうとしていた。
「実は、スカル団に狙われたことが1度あったから、あまり出したくないらしいんだ。」
「マジか…」
カキは、驚きを隠さず思いっきり言っていた。サトシは話を続けていた。そしてカキは「それだったら隠しておかないとな」と納得をしていた。だけど、「少しだけでも見せてもいいんじゃないか?」とサトシ自ら発言した。
「まぁ、被害にならなければいいですね…さて、ほしぐもちゃん外の世界を見てきて……ってえっ……!?」
リーリエが話しているときにマーマネが調べようとしていたことに全く気付いていなかった。
「マ、マーマネ……!?」
マオは、マーマネが好奇心で調べようとして少し怯えていたほしぐもちゃんを手にし、リーリエのとこに渡した。