>>47のつづき
「ほしぐもちゃんって言うんだったよね?リーリエ、それだけは触れるんだね。」
「はい。この子は“コスモッグ”と言い、ほしぐもみたいにキラキラしているから“ほしぐもちゃん”にしたんです。」
「本当、ほしぐもみたいに綺麗だったよ!!」
マオは、凄く興奮していた。だけど、カキは少し質問をしたくなっていた。一方マーマネはいつの間にかほしぐもちゃんを出していて、調べていた。マーマネ曰く「このポケモン、何かに似ているんだよねー?調べる価値はありそう…!」だということ。
「だけど、なんでほしぐもは外に出さないんだ?」
リーリエがそのことを言おうとしていたけど、不安な顔をしていた。変わりにサトシが言おうとしていた。
「実は、スカル団に狙われたことが1度あったから、あまり出したくないらしいんだ。」
「マジか…」
カキは、驚きを隠さず思いっきり言っていた。サトシは話を続けていた。そしてカキは「それだったら隠しておかないとな」と納得をしていた。だけど、「少しだけでも見せてもいいんじゃないか?」とサトシ自ら発言した。
「まぁ、被害にならなければいいですね…さて、ほしぐもちゃん外の世界を見てきて……ってえっ……!?」
リーリエが話しているときにマーマネが調べようとしていたことに全く気付いていなかった。
「マ、マーマネ……!?」
マオは、マーマネが好奇心で調べようとして少し怯えていたほしぐもちゃんを手にし、リーリエのとこに渡した。
>>48のつづき
「でも、何かに似ているんだよねー……」
「もしかして伝説のポケモンじゃないよな?」
「あ、それだよサトシ!!」
マーマネは思い出して声を出した。一方サトシは首を傾げる。
「もしかしてソルガレオとルナアーラでしょうか?」
「ソル…ガレオ…?ルナ…アーラ…?」
サトシは何のことか混乱をしていた。落ち着かせようとするピカチュウとゲッコウガ、サトシは少し疑問を浮かべていた。
「もし、そのソルガレオやルナアーラがほしぐもちゃんだったら今、ここアローラで伝説のポケモンはいないってことになるのか?」
それを聞いたみんなが「確かに…」と納得をした。
「でも、この2つのポケモンの顔を見てよ」
「顔?」
みんながマーマネの言った通りに聞いて、ポケモンの顔の部分をじっくり眺めていた。それは、ほしぐもちゃんのキラキラしたのが、それぞれのポケモンの顔の部分だった。
「何か、不思議だね……」
「そうだな…」
一方、サトシたちが話していたとき、ピカチュウとゲッコウガは、トゲデマルとアマカジ、アシマリと遊んでいた。
*
授業が終わり、リーリエはほしぐもちゃんをバッグにしまい、サトシと一緒に帰っていた。