>>67のつづき
バトルを始めるとき、周りに電気が駆け巡る。エレキフィールド…電気技の威力が1.5倍になる。ということてサトシはピカチュウを出した。
「エレキフィールドだ。ピカチュウ、君に決めた!」
「ピカー!」
カプ・コケコはピカチュウが出す技を待っている。
「ピカチュウ、でんこうせっか!」
「ピカピカピカピカピカ!!」
「コケー!」
ピカチュウのでんこうせっかを軽々とかわしていくカプ・コケコはしぜんのいかりを繰り出す。
「ピカ!?ピカァー!!!」
「ピカチュウ!」
「ビカッ……ビー…」
>>68のつづき
しぜんのいかりは今ある体力を1/2にする技。相性関係なしに半分にされる。
「ケコー」
カプ・コケコはサトシ目掛けて勢いよく接近してきた。サトシは防御をしていたが、カプ・コケコがZリングにチョンと触れた。
「使えってことか…?」
「…」コクリ
「分かった、行くぜ!」
サトシとピカチュウはカプ・コケコのポーズを真似してみる。するとピカチュウからオーラが纏っていた。そして、ピカチュウが最大の電撃でZ技を繰り出した。
「これが俺たちの全力だぁー!スパーキングギガボルト!!」
「ピカピカチュー!!!!」
カプ・コケコは防御をした。ピカチュウのZ技で飛ばされそうなみんなと傷がうっすらついているカプ・コケコだった。初めてにしてはなかなかのZ技だった。
「ピカチュウやったぜ!」
「ピ、ピーカー…」クテッ
「あぁっ!ピカチュウ!!」
体力を消耗したピカチュウ。それを見たカプ・コケコは納得をした。そして、また謎の空間に入る。
『…ハジメテニシテハナカナカダッタ』
「ピカァ!?」
「コウガ…」
「ピカチュウ…あれは、テレパシーだ。」
今度はピカチュウもいた。ゲッコウガもさっきと同じ状態だった。
「なぁ、カプ・コケコ。どうして俺たちに色んなことを教えてくれるんだ!?」
『…ホットケナイッテヤツダ』
「ほっとけない…か。」
そしてまた、空間は消え、もとの場所に戻っていた。それにカプ・コケコの姿が見当たらなかった。
「サトシ、何ボーっとしてたの?」
「あ、何でもない何でもない。」
どうやら、サトシ以外は見ることができないようだ。