>>68のつづき
しぜんのいかりは今ある体力を1/2にする技。相性関係なしに半分にされる。
「ケコー」
カプ・コケコはサトシ目掛けて勢いよく接近してきた。サトシは防御をしていたが、カプ・コケコがZリングにチョンと触れた。
「使えってことか…?」
「…」コクリ
「分かった、行くぜ!」
サトシとピカチュウはカプ・コケコのポーズを真似してみる。するとピカチュウからオーラが纏っていた。そして、ピカチュウが最大の電撃でZ技を繰り出した。
「これが俺たちの全力だぁー!スパーキングギガボルト!!」
「ピカピカチュー!!!!」
カプ・コケコは防御をした。ピカチュウのZ技で飛ばされそうなみんなと傷がうっすらついているカプ・コケコだった。初めてにしてはなかなかのZ技だった。
「ピカチュウやったぜ!」
「ピ、ピーカー…」クテッ
「あぁっ!ピカチュウ!!」
体力を消耗したピカチュウ。それを見たカプ・コケコは納得をした。そして、また謎の空間に入る。
『…ハジメテニシテハナカナカダッタ』
「ピカァ!?」
「コウガ…」
「ピカチュウ…あれは、テレパシーだ。」
今度はピカチュウもいた。ゲッコウガもさっきと同じ状態だった。
「なぁ、カプ・コケコ。どうして俺たちに色んなことを教えてくれるんだ!?」
『…ホットケナイッテヤツダ』
「ほっとけない…か。」
そしてまた、空間は消え、もとの場所に戻っていた。それにカプ・コケコの姿が見当たらなかった。
「サトシ、何ボーっとしてたの?」
「あ、何でもない何でもない。」
どうやら、サトシ以外は見ることができないようだ。
>>69のつづき
翌日、今回の授業はサトシにとってラッキーなものだった。
「今日は、体を思いっきり動かそう」
「よっしゃー!」
「ピッピカチュー!」
サトシとヒカチュウのやる気でみんな苦笑い。
「僕はあまり動きたくないよ」
「ホゥ。」
マーマネとモクローのやる気のなさでみんな(ry
「動かすと言っても単純なことでもいいんだ。ポケモンと遊んだりしてもいいんだぞ!」
「つまり、歩いても動かしていることになるんですね!」
「そう言うことだ。」
*
「よーし、ピカチュウ競争だ!」
「ピッカー!」
「あ、忘れてた。ゲッコウガ、君に決めた!」
「コウガ!」
常にやる気のサトシたちに対し、モクローは………相変わらず、リュックの中で爆睡。
「よし、バクガメス行くぞ!」
「ガメース!」
カキはバクガメスを引っ張るらしい。あんなに重たいのを動かせるのだろうか…。
「アシマリ、一緒に泳ごう!」
「アウ♪」
スイレンと一緒に泳ぐアシマリ、ほしぐもちゃんと楽しくお散歩をするリーリエ、ついでのマーマネとトゲデマル。それぞれ楽しんでいた。一方サトシは………
「ピカチュウ、あそこまで向かってくれないか?」
「ピカァ?」
「久しぶりにゲッコウガと競争したいんだ」
「ピッカー!ピッピッピッピッ…」ピュ-ン
「よし、行くぞゲッコウガ」
「コウ…」
「よーい………スタート!」