>>69のつづき
翌日、今回の授業はサトシにとってラッキーなものだった。
「今日は、体を思いっきり動かそう」
「よっしゃー!」
「ピッピカチュー!」
サトシとヒカチュウのやる気でみんな苦笑い。
「僕はあまり動きたくないよ」
「ホゥ。」
マーマネとモクローのやる気のなさでみんな(ry
「動かすと言っても単純なことでもいいんだ。ポケモンと遊んだりしてもいいんだぞ!」
「つまり、歩いても動かしていることになるんですね!」
「そう言うことだ。」
*
「よーし、ピカチュウ競争だ!」
「ピッカー!」
「あ、忘れてた。ゲッコウガ、君に決めた!」
「コウガ!」
常にやる気のサトシたちに対し、モクローは………相変わらず、リュックの中で爆睡。
「よし、バクガメス行くぞ!」
「ガメース!」
カキはバクガメスを引っ張るらしい。あんなに重たいのを動かせるのだろうか…。
「アシマリ、一緒に泳ごう!」
「アウ♪」
スイレンと一緒に泳ぐアシマリ、ほしぐもちゃんと楽しくお散歩をするリーリエ、ついでのマーマネとトゲデマル。それぞれ楽しんでいた。一方サトシは………
「ピカチュウ、あそこまで向かってくれないか?」
「ピカァ?」
「久しぶりにゲッコウガと競争したいんだ」
「ピッカー!ピッピッピッピッ…」ピュ-ン
「よし、行くぞゲッコウガ」
「コウ…」
「よーい………スタート!」
>>70のつづき
サトシとゲッコウガは走り出す。それぞれの速さがだいたい同じだというのを見た人たちは驚きまくる。
「やっぱ、速くなったな!」
「コウガ!」
「あっ!…俺だって!!」
「ピカピ…ピカピーカ……」
ピカチュウがサトシを心配しているとゲッコウガがゴール目前になった。サトシもゲッコウガに追い付こうとして精一杯…そしてゲッコウガがゴールし数秒後にサトシもゴールをした。
「やっぱ、ゲッコウガは速いなぁ…」
「ピカピーカ!ピカチュ!」
「コウガ…」
「そうか?俺も速くなったって?そんなわけないぜ…」
サトシたちはピカチュウも入れてまた走り出した。やっぱり、みんな互角の速さで走っていた。