>>70のつづき
サトシとゲッコウガは走り出す。それぞれの速さがだいたい同じだというのを見た人たちは驚きまくる。
「やっぱ、速くなったな!」
「コウガ!」
「あっ!…俺だって!!」
「ピカピ…ピカピーカ……」
ピカチュウがサトシを心配しているとゲッコウガがゴール目前になった。サトシもゲッコウガに追い付こうとして精一杯…そしてゲッコウガがゴールし数秒後にサトシもゴールをした。
「やっぱ、ゲッコウガは速いなぁ…」
「ピカピーカ!ピカチュ!」
「コウガ…」
「そうか?俺も速くなったって?そんなわけないぜ…」
サトシたちはピカチュウも入れてまた走り出した。やっぱり、みんな互角の速さで走っていた。
>>71のつづき
「サトシ、速かったー………」
「本当にサトシは驚かせることばかりですね…」
「そうだな。」
「面白いデータになりそうだよ。」
*
PM9:00になり、一部の人は寝ようとする人がいるが、サトシはゲッコウガのモンスターボールだけを持って気付かれないようにソッと歩く。暗い中だったから気付かずに音を出してしまったけど、モクローの寝起きが悪くて良かったと思うサトシ。
「…………」
「ぴゅうぴゅう!」
「………♪」
リーリエは楽しそうな顔をしていたけど、心は悲しそうだった。
「リーリエ?どうしたんだ?」
「あっ!えっとその……夜の散歩です…!」
「そっかぁ。なら、俺も一緒に行っていいか?」
「え、ええ…いいですよ」