>>7のつづき
「えっ?!そんなこと始めて聞いたよ!?」
『あれ?教えてなかったっけ?』
「あんまり、細かいこと聞いてないよ!」
おっかしいなー…。ちゃんと教えた気がするんだけどなー。
「リーリエ、ポケモンに触れるようになったね。」
「はい。ちょっとだけですが……」
『その内に慣れればいいんだよ。俺も協力するからさ。』
「ピカピーカ!」
「ありがとうございます…。私、頑張ります。」
「あれ?そういえばカキは?」
マオが友人のことを気にしていた。
『カキ?』
「スクールのクラスメイトだよ。」
スイレンが冷静に答える。
「カキは、僕と同じタイプを合わせているんだよ。カキは炎タイプの使い手で、バクガメスがカキにとっての相棒なんだよ。とても大きいよ。」
『へぇー。見てみたいなー!!ところで、カキっていう奴は今どこに?』
「外にいるのでしょうか。」
「手分けして探そうよ!」
「そうしよう…」
「じゃあ、僕とスイレンで中を探して、マオとリーリエ、サトシで外を見て来てくれる?」
『いいぜ!』
「オッケー!」
「分かりました。」
こうしてカキを探しに行くことになった。
>>8のつづき
俺とマオ、リーリエは外でカキを捜していた。だけど、どこにも人の姿がなくて困った。
その時、違うところから、爆発音がした。
『な、なんだ!?』
俺は爆発音をした場所へと向かう。全速力で走っているのをなんとかして追いかけようとするが、見失いそうになって待っていたりした。
「サトシ……足、速すぎ!」
「どうしたらあんなことになるんでしょうか……」
*
俺は急いで目的の場所へと向かって行くと、3vs1のバトルをしていた。
「バクガメス、かえんほうしゃ!!」
「ガーメス!!」
あれが…バクガメスか……?
俺はそこへ向かって行き、手伝おうとした。
『おい、3vs1なんて卑怯だぞ!』
「なんスカ?」
『俺も手伝うぜ!あ…』
「カキだ。」
『じゃあ、こっちはバクガメスか?』
「あぁ。何で知ってるんだ?お前、ここら辺の物じゃないよな。」
『そういうことは、後にしようぜ!』
黒い服をしている謎の人が3人と、肌が黒く上半身が裸状態になっているところのバトルに乱入していたときにマオとリーリエが到着した。
「はぁ…はぁ……やっと、着いた……」
「あれは、スカル団です…!」
2人は俺のところに向かって来た。
「サトシ、スカル団に気を付けて!」
『スカル団?』
「スカル団は、バトルをして負けた人のポケモンを奪って行く人です!」
ロケット団とあんまり変わらないな。ま、それでも許せないけどな。
『それなら、ガチで行くか』
「ピカピ!ピカピカー!!」
『よし、ピカチュウ!君に決めた!!…と言いたいところだけど、今日はお休みにしてくれないか?』
「ピカァ!?」
ピカチュウはいつも俺が言う「君に決めた!」で、ほっぺたから電気を発していたが、「お休み」と言った瞬間ショックな顔をしていた。
『ピカチュウ、悪いな。久しぶりにバトルしてみたくてさ…いいよな?』
「ピーカ………」
ピカチュウは納得してくれた。
俺は、モンスターボールを出し、ポケモンを出した。勿論、あのポケモンを
『ゲッコウガ!君に決めた!!』
「コウガ!」