>>8のつづき
俺とマオ、リーリエは外でカキを捜していた。だけど、どこにも人の姿がなくて困った。
その時、違うところから、爆発音がした。
『な、なんだ!?』
俺は爆発音をした場所へと向かう。全速力で走っているのをなんとかして追いかけようとするが、見失いそうになって待っていたりした。
「サトシ……足、速すぎ!」
「どうしたらあんなことになるんでしょうか……」
*
俺は急いで目的の場所へと向かって行くと、3vs1のバトルをしていた。
「バクガメス、かえんほうしゃ!!」
「ガーメス!!」
あれが…バクガメスか……?
俺はそこへ向かって行き、手伝おうとした。
『おい、3vs1なんて卑怯だぞ!』
「なんスカ?」
『俺も手伝うぜ!あ…』
「カキだ。」
『じゃあ、こっちはバクガメスか?』
「あぁ。何で知ってるんだ?お前、ここら辺の物じゃないよな。」
『そういうことは、後にしようぜ!』
黒い服をしている謎の人が3人と、肌が黒く上半身が裸状態になっているところのバトルに乱入していたときにマオとリーリエが到着した。
「はぁ…はぁ……やっと、着いた……」
「あれは、スカル団です…!」
2人は俺のところに向かって来た。
「サトシ、スカル団に気を付けて!」
『スカル団?』
「スカル団は、バトルをして負けた人のポケモンを奪って行く人です!」
ロケット団とあんまり変わらないな。ま、それでも許せないけどな。
『それなら、ガチで行くか』
「ピカピ!ピカピカー!!」
『よし、ピカチュウ!君に決めた!!…と言いたいところだけど、今日はお休みにしてくれないか?』
「ピカァ!?」
ピカチュウはいつも俺が言う「君に決めた!」で、ほっぺたから電気を発していたが、「お休み」と言った瞬間ショックな顔をしていた。
『ピカチュウ、悪いな。久しぶりにバトルしてみたくてさ…いいよな?』
「ピーカ………」
ピカチュウは納得してくれた。
俺は、モンスターボールを出し、ポケモンを出した。勿論、あのポケモンを
『ゲッコウガ!君に決めた!!』
「コウガ!」
>>9のつづき
「サトシ、他のポケモンも持ってたんだ。ゲッコウガ、カッコイイ!!」
「確か、ゲッコウガは…しのびポケモンで、カロス地方の水タイプの初心者ポケモン『ケロマツ』が最終進化したのがゲッコウガで、素早くみずしゅりけんが代表的な技ですね。」
『ゲッコウガ、久しぶりのバトルだ、気を引き締めて行こうぜ!』
「コウガ!」
ゲッコウガは、やる気に満ち溢れていた。
「なんスカ?そのポケモンは。」
「ここら辺だと珍しいっスね。」
「お前が負けたら、そのポケモンを頂いて行くよ。」
『そう簡単に俺は負けないけどな!ゲッコウガ、みずしゅりけん!!』
「コウッガ!!」
先に先制攻撃を仕掛けたのはゲッコウガだった。スカル団のポケモンたちはゲッコウガのみずしゅりけんに命中していた。
「凄い、あのゲッコウガ!とっても強いね!」
「はい。流石、サトシのポケモンですね!」
スカル団は慌てていて、急いで攻撃を仕掛けて来たが、ゲッコウガは余裕でかわしていた。
「凄いな、お前のポケモンは…」
『ゲッコウガは、前に一緒に旅をしていたからな。』
俺とカキが会話をしていたとき、スカル団のポケモンたちはバクガメスに攻撃を仕掛けた。バクガメスの甲羅に技が直撃した。だけど、爆発が起きた…。
『カキ、今のは?』
「バクガメスの甲羅を攻撃すると爆発するんだ」
『へぇー、凄いなーバクガメスは』
「ガメース♪」
バクガメスは笑い、スカル団のポケモンに立ち向かっている。
『ゲッコウガ、いあいぎり!!』
「コウッ!!」
もの凄い勢いで飛び出し、なぎ倒していた。
「後は、俺に任せてくれ!」
カキとバクガメスは、ポーズを取り、不思議なオーラをまとっていた。
「行くぞ!ダイナミックフルフレイム!!!!」
謎の技で、ポケモンが目を回し、戦闘不能になっていた。
「覚えてろっス!!!」
スカル団は逃げて行った。