>>81のつづき
「サトシがあそこまで苦しむなんて……」
「それだけ、威力が強いんですよ……」
「あのZ技のようなキズナのチカラで何とかなるのか…………」
サトシが勝てるのか分からなくなり……場の空気が悪くなっていた……。
「ゲッコウガ…絶対に、ほしぐもちゃんを守ってみせるぞ!」
「コウガァ!」
バッグの中にいるほしぐもちゃんは申し訳なさそうな声を出す。リーリエはほしぐもちゃんに触れ、ほしぐもちゃんを落ち着かせていた。
「かげぶんしん!!」
「コウガ!」コウガコウガコウガコウガコウガ
かげぶんしんのゲッコウガはいつもより倍も現れていた。それをみた一同は驚く。脳筋ポケモンもそうだった。
「絶対にほしぐもちゃんを守るぞ!水しゅりけん!!!!」
「コウガアアァァァアアアア!!!!!」
かげぶんしんとほしぐもちゃんを守る気持ちの全てを水しゅりけんに出す。奇声ポケモンと戦ったときより少し大きめの水しゅりけんだった。それを見たロトムが1番驚いていた。
「行っけぇー!!!!!!!!」
「コウガアアァァァアアア!!!!!!!!」
脳筋ポケモンはストーンエッジを繰り出す。水しゅりけんとストーンエッジが炸裂し、その勢いで暴風が起こった。
>>82のつづき
勝負の結果は………
ゲッコウガがふらついたが、何とか耐えたと思ったら普通の姿に戻り倒れた。一方、サトシは息切れをしていた。サトシにとって、全力で戦っていたんだと思う。脳筋ポケモンもふらつき、倒れた。よって、この勝負は引き分けに終わった。
「引き分け……」
「だけど、あっちもなかなかの強者だったよな………」
『気になることがありすぎて頭がおかしくなりそうだロト。』
ロトムは気になることが多すぎて頭がパンクしかけていた。脳筋ポケモンはこの前の奇声ポケモンみたいに消えていった。そして、丁度いいタイミングで授業が終わった。