>>90のつづき
数時間探しても、なかなか見つからなかった。
「疲れたぁ…」
「なかなか見つかんないな……」
「カジー」
「クロー♪」
アマカジの香りに近づくモクロー。ビンタされて苦笑い。
「大丈夫ですか…?」
「あぁ、よくあることだよ…」
「ん…?もしかして…」
「どうしたんですか?」
(モクローは鳥。木の実が好き。アマカジの甘い香りが木の実の勘違いだとすると……)
「そうかっ!」
「サトシ、どうしたの!?」
サトシなりの理論を言ってみると……
『名案ロト!』
「それなら…アマカジ、お願いできる?」
「カジー!」
甘い香りに反応をするモクロー。ピカチュウが止める。するとオドリドリが来ていた。
『オドリドリロト!』
「あれがオドリドリ?全部オドリドリなのか?」
・・・やっぱりマジュは才能の固まりだよ・・・
>>91のつづき
「オドリドリは4つの姿があるんです。今ここにいるのがでんきとひこうタイプのパチパチスタイルのオドリドリ、ほのおとひこうタイプのメラメラスタイルのオドリドリです。」
「へぇー…」
「アマカジ、お疲れ様。」
「カジ…」
アマカジがやめるとオドリドリがどこかに行こうとしていた。
「あぁっ!逃げちゃいますよ!?」
「でも、アマカジが…」
アマカジがしわしわになっていた。それだけ苦労したんだと思う。
「仕方ない。ゲッコウガ、君に決めた!」
「コウガ!」
「サトシ、どうする気!?」
「俺に考えがある。ゲッコウガ、オドリドリを見失わないように追ってくれないか!?」
「コウガ!」
ゲッコウガが全力疾走で走る。サトシが考えていることがよく分からず、首を傾げている。
『サトシは何をする気ロト?』
「何だろうね…」
「きっと、サトシなりの考えがあるんじゃないんですか…」