>>94のつづき
しばらく待ってみると、サトシが突然反応した。
「サトシ、どうしたの?」
「ゲッコウガ、着いたのか?」
『コウガ…』
「分かった…すぐ行く。」
「ピカピ?ピカピカチュウ?」
『どうゆうことロト?サトシがゲッコウガと話しているロト。』
マオは首を傾げていたけど、リーリエは「そういうことだったんですね!」と納得をした。
「リーリエ、どうゆうこと?」
「サトシとゲッコウガは強い絆のチカラで結ばれています。サトシとゲッコウガが離れていても強い絆でお互いが分かるんですよ!だからサトシはゲッコウガを出したんですよ!」
「なるほど、そう言うことね!そうと決まったら行くよ、リーリエ!」
「はい!」
『サトシの行動は非論理的ロト。しかもあのゲッコウガも謎すぎるロト。理解不能理解不能……』
「ロトムー!置いて行くぞ!」
『ま、待つロトォー!!置いて行くなロトォー!!!!』
ロトムが空中に浮いているが、思いっきり走っているようだった。サトシはケッコウガのところへと真っ直ぐ突き進み、リーリエとマオはサトシを見失いそうになる。ロトムは完全なる出遅れだった。
>>95のつづき
そして、みんなが着くとそこにはゲッコウガがいた。花の蜜も沢山ありそうな状態だった。
「見て下さい。あれがオドリドリの別の姿になるところです。」
めらめらスタイルのオドリドリが山吹の蜜を吸ったことにより、パチパチスタイルになった。それを見たサトシが「面白いな!あのポケモン!!」とテンションが上がっていた。
「あ、それより…蜜を採るんだったよな?」
「あっ、そうだった。」
一歩、踏み出すとゲッコウガは警戒して一歩下がる。アマカジとゲッコウガ以外はみんな罠に掛かっていた。
「な、なんだこれ!?」
「一体、誰がこんなことを!?」
「“一体誰がこんなことを!?”と聞かれたら…」
「聞かせてやろう。我らの名を」
「花顔柳腰羞月閉花。儚きこの世に咲く一輪の悪の花!ムサシ。」
「飛竜乗雲英姿颯爽。切なきこの世に一矢報いる悪の使徒!コジロウ。」
「一連託生連帯責任。親しき中にも小判輝く悪の星。ニャースでニャース!」
「「ロケット団参上!!」」
「なのニャ!」
「ソー、ナンス!」