探偵チームKZ事件ノート小説

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3:恵理子◆RI (ノ>_<)ノ ≡dice5:2017/05/11(木) 22:05 ID:ZAY

瀬戸田ではありません。
正しくは、瀬野田でした。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
>>2・1,立花彩のモノローグ
>>2・2,転校生
>>3・3,カッコいい?

3,カッコいい?

「おい、瀬野田ぁ。」

佐田さんの後ろの子、山内さんが上目遣いで言う。
山内さんの隣にいる見合さんも言う。

「アンタ、髪の毛切りな。」

瀬野うらちゃんは、戸惑いを隠せずにいる。
瀬野うらちゃんの髪の毛は、ふわふわしている感じで、胸の辺りまである、二つ縛りの癖のない髪の毛。
きっと、自分以上の物を持っていて、悔しいんだ。
自分が一番でいたいから。

「瀬野田さぁ、私らのグループ入る?楽しいよ。」

佐田さんが、瀬野うらちゃんを誘う。
きっと、悪用するだけだ。
でも、優しい瀬野うらちゃんは、

「ありがとう。入りたいか、」

瀬野うらちゃん、止まった?
もしかして気づいたのかな?

「みんなと平等でありたいから、グループには入らない主義かな。誘ってくれてありがとね。あと、髪の毛は伸ばしてるから、無理。あなたも髪の毛伸ばしてみたら可愛いと思うよ。」

おお、瀬野うらちゃんカッコいい!
周りの男の子達も、「おおっ!」ってしてる。
翼もっ?

「アーヤ、瀬野うら、めっちゃ可愛いじゃん。かっけえし。」

私の前で言われると、ちょっとイラッってするんだけど!
んんんんっ!もう!

「ちょっと、用事。」

翼は、クスッっと笑って、私を見送った。
見送らなくて、いいっ!


恵理子◆RI (=゚ω゚)ノ ―===≡≡≡ dice2:2017/05/13(土) 09:50 ID:ZAY [返信]

目次
>>2・1,立花彩のモノローグ
>>2・2,転校生
>>3・3,カッコいい?
>>4・4,告白っ?

4,告白っ?

それから、普通に授業を受けて帰ろうとしたんだけど。

「ねえ、瀬野田さん。ちょっと。」

え、男子、瀬野うらちゃん気に入ったんだ。
初日で告白!?みたいな。
佐田さん達は、瀬野うらちゃんを睨んでいるし。
まあ、関係ないからいっか。

「立花さん。一緒に来て。私みたいなひとりの子、あなたしかいないから。ね?いいでしょ?」

わ、私?
突然の瀬野うらちゃんの発言に、私以外のみんなも驚いている。
でも、いつもクラスで私が浮いていることを軽く見ているようで、もっと言ってくる。

「立花さん、ひとりでいたいんじゃなくて、ひとりでいなくちゃいけないんでしょ?私が、それを変えてあげるから、来てね。」

ちょっと、何その言い方っ!
浮いているってこと、強調したいだけでしょっ!

「プッ!わはははは!お前、超絶受けるわ。」

佐田さん達は、瀬野うらちゃんに近付く。
受けるって、面白いってことだよね。

「本当にのったんだね、瀬野うら。」

佐田さんは笑いながら言う。
の、のった?
それって、ある計画に手を貸したってことだよね。
…瀬野うらちゃん、もしかしてっ!

「いいのよ。真理子ちゃん。まあ、本当よね、立花さんがめっちゃ浮いてるの。さあ、立花さんは来なくていいのよ。真理子ちゃん、着いてきて。」

うっ、いきなりいじめっ!
酷すぎるでしょっ!
翼、忍、言ってくれるよね?
期待を込めて見たけど、、、翼も忍もいないってどーゆーことっ?
もう、こういうときに!

「瀬野田さん。ここでいいよ。」

瀬野うらちゃんを呼んだ男子が言う。
ここでいいって、まさか、ここで告白するのっ?
ああ、聞きたくないっ!
ひとまずここは、逃げるぞっ!


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