突然だが、俺こと黒尾鉄朗には知ってのとおり幼馴染がいる。
幼馴染の名前は研磨。研磨とはもう何十年もの付き合いになる
俺たちには会いたい奴がいる。今俺が18だから…12年位前に遡るか?そう。12年前の夏休みだ
俺達がソイツと出会ったのは。
その日も、俺は家に籠ってゲームをしてた研磨を引きずり出して近くの公園でバレーをしてた
「…クロ」
「…なんだよ」
「暑い」
「知ってる」
「帰りたい」
「却下」
しばらくその会話の繰り返し。
今思い返してみると、研磨…よく粘ったな。いつもならすぐ折れるのに…
「…クロ」
「…なんだよ」
もうほんと何十回目だよ…そう呆れながら返事をした。さっきまでと同じ言葉が続くと思ってたからだ。研磨がいつもと変わらない声のトーンで言う。
「なんか、さっきからずっとこっち見てる子がいる…」
「…はあ?」
俺たちが目を向けた公園を囲むフェンスの向こう側に、ソイツはいた。
黒い綺麗な髪、とても外で遊んでいるようには思えない白い肌、猫みたいな大きな深い青色の瞳。
あんな奴この辺りにいたっけ…?
ソイツはバレーをしてた俺達をずっと見てた…って事は、する事はたった一つじゃねーか。 当然研磨がわーわー言うんだが、そこは聞いてない事にした。
近づいてみれば意外と小さかったソイツは、俺の次の言葉を待つように、ただ黙って目の前まで来た俺を見上げる。
「なあ、俺達と一緒にバレーしないか?」
“俺たち”という言葉を強調してソイツに言うと、その言葉を待ってた!というように目を更に輝かせて、嬉しそうに大きく頷いた。
「よし。じゃあ、まずお前こっち来い」
フェンス越しにソイツに手招きをする。するとソイツは嬉しそうに笑みを浮かべながら走って公園内に入ってきた。なんか、犬みたいだな…そう思ったのは内緒だ
「んじゃまず自己紹介。俺は鉄朗。こっちは研磨。お前は?」
「――!」
生憎だが、実は俺はソイツの名前は覚えていない
確かにソイツは自分の名前を言ったけど、どうしてか俺は思い出す事ができずにいる。
私が住んでるとこ何も無いから、テンション上がった!
二条城に行けなかったから、八坂神社に行ったんだけど結婚式が行われててめっちゃ綺麗やった!
関西弁もめっちゃ良い!!
>>78 >>79
研磨出たァァァァ!!