>>87は未来sideです!
第1章 F遥の初恋7
集合した私達は、カフェに行き色々話し出したんです。
私は漣君の隣に座って、凛ちゃんと遥君が一緒に座って向かいあわせで喋り出す。
「まずは,遥だ」
漣君は平然と言う。
「何が,漣?」
「もしかして初音に、聞いた?」
凛ちゃんが不思議そうに問うけれど、すぐに遥君が漣君を見てから私のこともみた。
「何々、何があったの?」
「無いよ……」
「まあ、昨日初音の家に行った時におかしかったから?」
あったけど大したこと無いんです。
それにしても漣君との,距離感が触れそうで恥ずかしいって思ってツインテールの片方を口元と頬の辺りで顔を隠してみた。
「まあ危なっかしい初音を、漣の代わりに守ってやったんだ!」
漣君は遥君の発言に興味なく、返事をした。
でも私は、まだ知らなかったんです……
止められない感情が破裂するドキドキが待ち受けていることを……
>>88は、初音sideだよ!
第1章 F遥の初恋8
珈琲とカプチーノを飲みながら、遥の僕の代わりに『守ってやった』という言葉はどういう意味なのかと感じた。
それにしても、次の任務について話さないといけないんだ。
「まあ初音は危なっかしいって思う。
だけど、その話をする為に四人で集まったんじゃない」
真剣に考えないと,いけないんだって思うから話題を変えて話し出した。
初音は何故か真っ赤になっている様に,思えたけど目の錯覚なのか?
「次の任務は、危ないんだ」
危ないっていうことだけで,何故危ないのかっていうことも凛と遥に言った。