今のA病院に来たことでKの命は繋がっていると思ってはいるけど、
そういえば、A病院に来る前の担当医S先生も好きだったし信頼していたなぁ‥
年齢的には未熟な先生なんだろうけど、
顔も整っていて優秀そうなだし、なによりも
正直なところが信頼できると思っていたから。
(K先生はなんか信頼できなくて嫌いだった。
ポート手術の時もK先生に変更が不満で泣いた)
癌の担当医を信頼できるって大切だし幸運だね。
S先生はKが敗血症になったときも、
「手術前のレントゲンには無かったんだから手術が原因と言わざるを得ない」なんて自分側が不利になることまで言ったり、
私が「(Kの体調を)心配しました」と言ったら、
「私もです!」と言い返してきたり(家族に言い返しちゃダメでしょw笑)
念のためにUFTを勧められ、すぐにやると答えているのに、延々とUFTを勧めてきたり(自分が推進派で勧めたい気持ちが強いから)w笑
素直なんだと思った。
話し方が分かりやすくて正直な先生だった。
でも、優秀で且つ正直な先生だったから、
自分の立場が下のため一々上司の許可が必要だからそれをしなくて良い日程を選ぶような所もあって、
ポート入れる日程とかは患者よりも自分の立場を優先した日程にしていて、それを伝える時に一瞬横目でチラッとバツの悪そうな顔で私の顔を見たりとかもあった。
患者よりも自分の立場を優先っていうのは、残念ではあるけど、所詮は他人だし、優秀だからこそ仕事としてはそうなるよね、だから仕方ないことだよね。
肝臓の腫瘍切除術の説明をするときも、肝臓を3分の1にまで切除すると言って、「3分の1⁈ そんなに切っても大丈夫なんですか?」と心配する私に、「文献上は最高3分の1までは切除しても大丈夫な筈なので‥」「私はそこまで危険な手術をしたことは無いけど、でもこの病院では誰もこの手術はした事ないから‥」なんて言う(^^;)
その上、「限界まで切るってことなんですね‥大丈夫なんですか?」「わからない、でも手術が乗り越えられれば‥」「執刀は私じゃない方が安心」「セカンドオピニオンを受けてきて欲しい」
良くも悪くも正直で、適当な事を言って患者を安心させるって言うよりも正直な先生だった。
でも、S先生は、Kが死ぬと思っていたと思う。
だからしきりに「最後までこの病院で」と何度も言われた。(最後までって?)
あのときはS先生を信頼していて、命を預けようと思っていたんだよね。
でもそのS先生がセカンドオピニオンを勧めてくるので、医師から言われる位なんだから行っておいた方が良いかと思ってセカンドオピニオンの予約を取った。
今思うと、あのときA病院にセカンドオピニオンに行って良かった。
A病院のM先生に手術して貰えて良かった。
少なくても3年、命を貰った。
あと、希望も‥(*´ー`*)
>>30 訂正
× > S先生はKが敗血症になったときも、
⚪> S先生はKがイレウスになったときも、