時を駆けて、初恋*します。

葉っぱ天国 > 小説 > スレ一覧 1- 101- 201- 301- 401- 501- 601- 701- 801- 901-キーワード▼下へ
1:リリカ@恋歌◆JA:2017/09/03(日) 16:18


*プロローグ*

出逢えたら良かった。
でも。

「私たちは出逢ったらいけなかった。すぐに、もとの世に戻れ」

私たちは逢ったらダメだった。
彼は、そう言った。

148:リリカ@恋歌◆JA:2017/09/17(日) 18:18

お母さんがなんか言ったら、勘違いが起きるから、仕方ない。
私が説明しよう。

「えっと、私は城里夏音。この人たちは・・」

かくかくしかじか、説明。
あっ、もちろん徳川家康が江戸幕府を開く、なんてところは言ってない。
年上の女の子が、納得したように、

「私は茶々。後ろにいるのは、初と江」

やっぱり浅井三姉妹!

149:リリカ@恋歌◆JA:2017/09/17(日) 19:57

「茶々、初、江」

三人の後ろから、三人とよく似ている綺麗な女の人。
もしかして・・・。
茶々ちゃんがニッコリ笑って、

「私たちの母上だよ」

お市さま!
お市さまは涙を拭っていた。
目の周りが赤くなってたから、たくさん泣いていたのが一目で分かった。
お市さまは少し首を傾げて、茶々ちゃんに問いかける。

「この者たちは?」

「えっとね・・・」

茶々ちゃんが答えようとしたとき、初ちゃんと江ちゃんが口を挟んだ。

「私たちの友だち」

「私の夏音」

初ちゃんありがとう!
江ちゃん・・・『私の夏音』って!?
いつから江ちゃんの!?
って言うか、さらにめんどくさくなったような気が。
茶々ちゃんは、私が説明した事をそのままお市さまに伝えた。
お市さまは口元に手をあてて、

「まあ。先の世の人間と・・・まあ」

そりゃあ驚くよね。
と・・・。

「市〜」

兵士たちがたくさんいる方から、神経質そうな人が現れた。
お市さまは慌てて、

「お兄様。いらしたんですね」

お兄様ってことは・・・あの織田信長!?   

150: アーヤ◆TQ:2017/09/17(日) 20:46

よしゃっ!!
信長じゃ,来た来た

151:リリカ@恋歌◆JA:2017/09/17(日) 21:04

>>150 信長さま登場〜(笑)

152: アーヤ◆TQ:2017/09/17(日) 21:06

やっとだよね🎵

私も2話続けて書きました。
新キャラも出ます

153:リリカ@恋歌◆JA:2017/09/17(日) 21:14

9,シスコンな信長さん

わっ!
あの本能寺の変で有名な、織田信長が目の前にいる!
めっちゃドキドキ。
信長さんは私たちには目もくれず、お市さまにすり寄る。

「市〜♡相変わらず、綺麗じゃの♡」

私と沖田さんは、顔を見合わせる。
今の、聞き間違いじゃないよねぇ・・・?
お市さまは戸惑ったように、

「兄上。此処は、人目があることを忘れないでください」

信長さんはハッとしたように、お市さまから離れる。
そしてやっと、私たちに目を向ける。

「何者じゃ!」

やっとですか・・・。
茶々ちゃんが進んで前に出て、信長さんに説明。
やっぱりしっかり者だぁ!
その間、江ちゃんは私にまとわりつく。
江ちゃん・・・可愛い〜!
初ちゃんは、藤堂さんと話してる。
なんか、イイ雰囲気。
茶々ちゃんの話を聞き終わった、信長さんはニヤリと笑う。

「そこの者たちには、わしの城に来てもらおう」

お城!? 

 

154:リリカ@恋歌◆JA:2017/09/17(日) 21:14

>>152 新キャラ、気になる〜!

155:リリカ@恋歌◆JA:2017/09/17(日) 21:28

10,信長さんVs沖田さん!?

安土城って、教科書のイラストで見たことあるけど本物はめっちゃデカくてビックリ。
信長さんの趣味が良くも悪くも分かっちゃう。
安土城に入ってすぐ、信長さんはニッと笑った。

「そこの者、わしと対決しろ」

信長さんの指した先には・・・。
なんとっ!
沖田さん!?
沖田さんもビックリしているけど、最も驚いてるのは私と沖田さん除く新撰組の人たち。

「な、なぜ沖田さんなんですか!?」

「雰囲気で分かる。その中で、一番強いとな」

沖田さんはそれを聞いて、悲しそうに微笑んだ。

「・・・・やっぱり、そういう匂いはとれないんですね」

そういう匂いって、何?   

156: アーヤ◆TQ:2017/09/17(日) 21:46

そういう匂いってなに👂✋⁉

でも羨ましくも思うよ夏音が時代を戻ってる事が羨ましく思う

157:リリカ@恋歌◆JA:2017/09/18(月) 07:13

>>156 ありがとう!血の匂いって、事かなw
私もタイムスリップしてみたい。憧れ(^^)

158:リリカ@恋歌◆JA:2017/09/18(月) 07:27

沖田さんは答えず、刀を抜いた。
途端、目が冷たく光る。
信長さんも刀を抜き、沖田さんを見据える。
緊張が見ているこっちにも伝わって、怖い。

バサッ

着物の裾が切れる音。
信長さんの着物の裾が、綺麗に切れた。

「ほぅ。スゴい力があるな」

信長さんが感心したように言って、沖田さんの目がスッと悪い夢から覚めたようにもとに戻った。
沖田さん・・・スゴすぎる!
茶々ちゃんがタッタッと、駆け寄ってきた。

「夏音!遊びましょ」

確かに、沖田さんと信長さんのバトルは見ていて面白かったけれど、他はね・・・。
今、信長さんは新撰組の人たちとバトル中。
お市さまも顔をしかめて、

「乱暴ですわね」

女子組は乱暴反対だー!
でも、新撰組の人でバトルに入ってない人がいる。
藤堂さんだ。
初ちゃんとスッゴい甘い雰囲気。
いつの間にやら恋人っぽくなったらしい。  

159:リリカ@恋歌◆JA:2017/09/18(月) 10:44

11,幸せモードの初ちゃん

茶々ちゃんがコソッと私に耳打ちして、

「いつの間にか、あの二人仲が良いよね、どうしてなの?」

確かに。
あんな短時間(会ってすぐなのに)で仲良くなれるなんて、スゴいよね。
しかも、恋仲っぽいもん。

「一目惚れじゃない?」

私が答えると、茶々ちゃんは納得したように、うなずいた。
どう見たって、幸せモードだもん、初ちゃん。藤堂さんも悪い気はしないって感じで、デレデレ。
あぁ〜、私も沖田さんとあーんな感じになれたら、良いなぁ。
お市さまが初ちゃんの方を見て、クスッ。

「初ったら。あんなに喜んでるわ」

初ちゃんの顔が、もう溶けそう。
めっちゃ惚れてるんだね!
見てるこっちも、キュンキュンしそうな。
  

160:リリカ@恋歌◆JA:2017/09/18(月) 12:39

12,事故チュー!?

藤堂さんと初ちゃんのめっちゃ初々しい恋を眺めていると。

「退け、小童」

土方さんが信長さんと、こっちに来た。
次のバトルするからかな?
男って、乱暴好きだよね〜。
女子組には理解不能。
沖田さんもそうだけど、美男子は何してもカッコイいから不思議。
性悪な土方さんも、刀を構えればそれなりにカッコイい。
お城の床は板で、滑りそう。

161:リリカ@恋歌◆JA:2017/09/18(月) 16:09

と、思ったら。

ツルッ

わあっ!
転んでしまって・・・。
えっ・・・!?
土方さんの顔がドアップ。
NA☆N☆DE!?

162:リリカ@恋歌◆JA:2017/09/18(月) 17:57

ん?
額にめっちゃ柔らかいモノの感触が。
・・・土方さんの唇!?
ヤバい、顔が・・・。
紅いどころの騒ぎじゃない。

「ギャーーーッ!!」

慌てて、離れる。
もう・・・!
こ、これぞ事故チューだよね!
土方さんの顔も、真っ赤。
で、お互い顔を見ることができなくなって、顔を背けた。
信長さんはしれっとしてるし、お市さまは私みたいに顔真っ赤。
茶々ちゃんは江ちゃんに見せないため、江ちゃんの目を手で覆ってる。
初ちゃんと藤堂さんは、まずこっちを見てない。
近藤さんや永倉さんはニヤニヤ笑ってるし、沖田さんはフイッと、顔を反らす。
人生初、額にキスされた!
しかもその相手が、土方さんなんてっ! 

163: アーヤ◆TQ:2017/09/18(月) 20:39

良いぞ!
夏音に土方がデコチューした。

正に沖田さんの態度によると嫉妬かヤキモチですけれど,もう少し夏音には土方と良い雰囲気にしてほしいって思う意識してほしいからね異性として。

そして沖田さんの態度に気付くって感じが良いから今は隠し通してもらう。

164:リリカ@恋歌◆JA:2017/09/18(月) 21:04

>>163 ありがとう!沖田さんの態度は嫉妬かどうか、この後で分かるよ(*^^*)

165: アーヤ◆TQ:2017/09/18(月) 21:23

楽しみだね🎵

166:リリカ@恋歌◆JA:2017/09/18(月) 21:24

13,意識

ヤバい・・・。
土方さんを、異性として意識してしまう・・!
茶々ちゃんがのぞき込んできて、

「仲、良いんだね」

仲は、良くない・・・ハズなのに、意識してしまうよ!
ヘンだな、私・・・。
沖田さん一筋なのに、土方さんを、異性として意識してる、なんて。
信長さんは普通そうに、

「浅井を潰すまで、あと少しだから、お前たちも戦に出ろ」

戦!?
お市さまは驚愕したように、

「夏音もですか!?兄上」

信長さんは当然のように、

「当たり前だ。タダで城に居させる訳はない」

むうっ!
この人・・・なかなかの意地悪だ。
と、土方さんが口を挟む。

「何かあっても、俺たちが守るから大丈夫だ」

コイツ・・・。
意外と優しいなぁ。
って言うか、さっきの事故チュー、なんとも思ってないのか!?
飄々としていて、いっそ清々しい。
でも、そういう所がギャップ萌えだっけ?
そんなところが、魅力なんだろうね。   

167:リリカ@恋歌◆JA:2017/09/18(月) 21:28

>>166 ありがとう!

168: アーヤ◆TQ:2017/09/18(月) 21:51

やっと夏音が土方に異性として意識する日が来るとは泣けてくるよ……。
もっとこの二人の気持ちが知りたい。

169:リリカ@恋歌◆JA:2017/09/19(火) 17:44

>>168 ありがとう!泣ける!?(笑)
夏音は言っちゃなんだけど、鈍感だからね(笑)
感動が人一倍ってことで(*^▽^*)

170:岬◆8Q:2017/09/19(火) 17:52

夏音ちゃんカワイイね!
すっごく面白い。
続きも楽しみにしてるね♪
織田信長様っ!

171:リリカ@恋歌◆JA:2017/09/19(火) 17:53

14,早速の戦

甲冑ってかなり重い。
どうして着てるのか。
それは、信長さんが戦に出ろと言ったから。
私、一生戦にでるわけないと、豪語してたけど、意外な形で覆されたな。
沖田さんたちも、甲冑をまとっている。
沖田さん・・・カッコイい!
いつの時代も、美男子は女の弱点だなぁ・・。そして、乗馬。
馬に乗ったこと、初めてだから、めっちゃ怖い!

「刀を使え」

ジャンッと信長さんは、刀を私に渡す。
ひいいっ!
そんなの持てないよ!

「敵兵は、殺せ」

ひゃゃーーー!
私、人殺しになりたくない!
茶々ちゃんと江ちゃんが近づいてきて、目を丸くする。

「スゴい・・・」

「夏音、似合ってる。女武将みたい!」

似合ってる・・・かなぁ?
素直に喜べないのは、これから人を斬らなきゃいけないから。
殺しなんて、死んでもやりたくない。   

172:リリカ@恋歌◆JA:2017/09/19(火) 17:54

>>170 ありがとう!信長さんはシスコンキャラに捏造(笑)
実際は、カッコイいと思う!(笑) 

173: アーヤ◆TQ:2017/09/19(火) 18:53

私は信長のドラマの「信長のシェフ」と「信長の協奏曲」を見ていたから分かるけど、この信長はシスコン過ぎで意外って思う

174:リリカ@恋歌◆JA:2017/09/19(火) 19:30

>>173 意外満載なキャラにしたよ(*^^*)その方が親しみやすいからね(笑)

175:リリカ@恋歌◆JA:2017/09/19(火) 19:44

15,守るべき者 ※近藤 side

「ギャーーーッ!!」

夏音ちゃんの悲鳴が響く。
俺は、多少頬が緩んでしまうのを我慢できなかった。
だってな・・・。
あの歳が、額に口づけなんて。
死んだって見られない。
紅くなった歳の顔が、面白い。

「局長、あの土方さんが、夏音ちゃんに・・・」

永倉の気持ちは、すごく分かる。
と言うより、同じだ。
ただ一人、総司だけがフイッと、顔を反らした。
永倉もすぐ気付いたようで、甲冑をまとうとき、

「おいおい、総司!なんだよ、さっきの顔?」

耳を澄ましてしまうのは、気になるからだ。
総司は何の表情も浮かべず、

「なんでもありませんよ」

それに食いつくのは、永倉の得意。

「冷たいな。そんなわけ、ないだろ?」

「・・・・・・本当に、なんでもありませんよ」

そう言われたら、しぶしぶ引き下がるしかない。
歳は軽く、総司を目に留めてから、

「あの小童を守るのは、俺たちだ。少なくとも、総司。それだけは忘れるな。守るべき者を見失えば、菊乃の二の舞だ」

そう言った。
何時になく男らしい。
総司は、軽く目を伏せて、

「・・・・・・自分が一番知ってますよ」

と、だけ答えた。  

176: アーヤ◆TQ:2017/09/19(火) 19:53

沖田さんなんだか切なく言ってる言動が気になるけど、土方がなんとも言えない男らしさが出ているのは夏音が大切だから……?

177:リリカ@恋歌◆JA:2017/09/19(火) 20:01

>>176 ありがとう!土方さんの気持ちは、※土方 sideで分かると思う!
沖田さんは切ない感じのキャラに(笑)
どっちにしろ、夏音の事は大切だと思ってるに違いないよ(笑)

178: アーヤ◆TQ:2017/09/19(火) 20:06

早く土方side見てみたいよ😆
それに、沖田さんsideも事故チュー現場を見てどう思ったのかも気になるよ。

179:リリカ@恋歌◆JA:2017/09/19(火) 21:03

>>178 ありがとう!沖田さんsideもしよっかな〜(笑) 

180:リリカ@恋歌◆JA:2017/09/19(火) 21:12

16,「守る!」

あーあ。
戦になんか、したくないよぉ。
そんな事をずっと思いながら、馬を走らせてると。
あれっ!?
敵兵どころか、味方の姿すら見えない。
しかも、森に入っちゃった!?
とほほ・・・。
あたり一面、木、木、木!
はぁ。
戻るにしても、道が見えない。
仕方ない、なんとなく馬を走らせるか。
と・・・。

「うわぁーん!」

誰かの、泣き声!?

「怖いよぉ・・・」

しかも、幼い子の声っぽい。
声の聞こえる方に、向かうと。
岩陰に、5歳くらいの男の子。
武士の子みたいではないから、近くの農村に住んでる子なのかな??
男の子は、私の方を見て、

「怖いよぉ・・・。誰も、いないの?」

泣きじゃくる。
この子、お父さんとお母さんとはぐれたんだね。
私は、馬から下りて、男の子と目線をあわせる。
そしてニコッと笑って、

「大丈夫。私が、守る!お父さんとお母さんのところに、必ず連れてってあげる」

男の子はポカンと私を見てから、涙を手で拭う。

181: アーヤ◆TQ:2017/09/19(火) 21:15

土方sidかと思って楽しみにしていたけど次かな?

182: アーヤ◆TQ:2017/09/19(火) 21:15

小説更新したよ

183:リリカ@恋歌◆JA:2017/09/19(火) 21:21

>>181 うん、次だよー!

>>182 読んだよ!面白い!期待してるよー!(^^)!

184:リリカ@恋歌◆JA:2017/09/20(水) 18:13

17,行方不明 ※土方 side

「チッ!」

俺は、舌打ちした。
そのわけは簡単だ。
アイツ(夏音)の姿が見えなくなったからだ。
馬を走らせてる姿をチラッと見た気がしたが・・・。

「土方さん、手分けして捜しましょうよ」

総司の言葉に、賛成だ。

「俺と総司で、森の中を捜す。近藤さんと藤堂、永倉は近くをお願いする」

なんて言いながら、見つかるか不安だ。
アイツが無茶してるような、気がしてならない。
それぞれが、森の中と近くを捜し始めたとき。

「ギャーーーッ!」

「うわぁーん!怖いよぉっっ!」

ヒヒーンと、馬の鳴く声がした。
それと同時に、馬に乗ったアイツと、幼い子どもの姿が見えた。
そして馬は、狂ったように森の中の小川へと突っ走って行く。
急いで馬を走らせ始めた俺のそばを、総司が乗った馬が駆けて行った。  

185: アーヤ◆TQ:2017/09/20(水) 19:01

夏音を助けたのは沖田さんかな?
それとも土方かな?
もしも土方が助けてくれたら夏音惚れるよたぶん…
早くみたい((o(^∇^)o))

186:リリカ@恋歌◆JA:2017/09/20(水) 19:36

>>185 果たして夏音を助けたのは・・・!?
コメント、ありがとう(≧∀≦)

187:リリカ@恋歌◆JA:2017/09/20(水) 19:52

18,危機一髪

なぜ、こんな事に・・・。
なんで、沖田さんと土方さんが私の両手を引っ張ってるの・・・?
よし、思い出してみよう。
確か小川に落ちそうになって・・・。
馬が急に暴れたんだよね、確か。

回想

男の子を馬に乗せて、なんとか戻ろうと画策していると。

ヒヒーン!

馬が嘶く。
なにが・・・!
後ろから、めっちゃ走ってるイノシシが!
私、ナマで見たことないから、ビックリ。

「ギャーーーッ!」

馬が爆走し始めるから、すんごい怖い。
男の子が、

「うわぁーん!怖いよぉっっ!」

私だって怖いわ!
内心、突っ込んだけど、そんなにほのぼのできる感じじゃないっ!
ヤバい・・・。
死ぬとまではいかないかもしれないけど、城里夏音、絶体絶命です!

回想終了

・・・ってなわけだよね?
しかし、なぜ沖田さんと土方さんに引っ張られてるシチュエーションに??

「無事で良かったです」

沖田さん、顔とセリフが合ってませんよ?
不機嫌そうに言われても・・・。
土方さんに至っては、ごくふつうのような顔。
でも、安堵してるようなのは気のせい??
と・・・。

「おおーい!夏音ちゃん、見つかったか?」

あれっ、近藤さんと藤堂さんに、永倉さん!?
捜してくれてたの?

「大丈夫ですよ〜」

そう返事したら、三人の顔が安心したように優しくなった。

188: アーヤ◆TQ:2017/09/20(水) 20:43

良い感じがするやっぱりこの二人が助けてくれたら、夏音もひと安心だよね🎵

小説更新したよ,見てね

189:リリカ@恋歌◆JA:2017/09/20(水) 20:49

19,不協和音

・・・・何でだろう。
沖田さんが異常に素っ気ない。
私、なんか嫌がられる事したっけ!?
それとも、もとから嫌われてたり・・・!?
小川に落ちて死ぬより最悪だよ。
接近できるかも〜〜!
なんて、もう思えない。
不協和音って言うのかな??
取り敢えず、ツイてない。
何で冷たいのよっ!?
逆ギレしてしまう。

「小童、絶対離れるなよ」

土方さん・・・。
そんな優しい事、言われたら。
沖田さんloveなのに、揺れちゃうよ。
からかい半分に、

「土方さんって、意外と優しいんですね。見直しました」

そんな事を言ったら。
土方さんは顔を背けたけど、耳が真っ赤。
ふふっ、照れてるね。 

190:リリカ@恋歌◆JA:2017/09/20(水) 20:50

>>188 ありがとう!見て来るよ〜(*^^*)

191: アーヤ◆TQ:2017/09/20(水) 21:47

なんとっ夏音が沖田さんLOVEだったのか、土方の優しい言葉に揺れるとは今後どうなるの?
沖田さんはあれっきり不機嫌だから恋には不器用と分かってしまったよ。
土方も不器用だよねツンデレで素直になれてないところが良い感じで私は好きかな🎵

192: アーヤ◆TQ:2017/09/20(水) 21:47

あと、小説感想ありがと😆💕✨

193:リリカ@恋歌◆JA:2017/09/21(木) 18:56

>>191 ありがとう!確かに、ツンデレ最高〜(笑)

>>192 いえいえv(^o^)

194:リリカ@恋歌◆JA:2017/09/21(木) 19:06

20,酔っ払いモードの新撰組

ともかく、沖田さんたちに発見してもらい、私はもとの戦場に戻ることができた。
途中で、男の子のお父さんとお母さんを見つける事ができて嬉しかった。

「お姉ちゃん、ありがとう!」

そう言って、ニコニコ笑う男の子がすごく可愛くて。
良いことして、良かったなぁ〜!
安土城に戻ると、なんと!信長さんが顔を赤くして笑っていた。
酔ってる・・・??
すごく酒臭い。
信長さんは、近藤さんの背中をバシバシ叩きながら、

「祝いの酒宴じゃー!お前らも来いっ!」

えー、おじさんたちの(失礼だけど)酒宴なんかに行きたくない。

「私、茶々ちゃんたちといる」

信長さんは手をヒラヒラと振って、

「おー、市たちなら、すぐそこにいるぞ」

私の後ろを指さす。
その先に、確かにお市さまと初ちゃん、茶々ちゃんと江ちゃんがいた。
江ちゃんは私を見つけて、

「夏音〜!遊ぼーっ!」

江ちゃんが可愛くて、きゅうん!
初ちゃんは、藤堂さんを見つけて頬を赤らめる。
恋仲なのに!
初々しいなぁ〜。 

195: アーヤ◆TQ:2017/09/21(木) 19:16

本当に初々しいよ、このままくっつきそうって思うけれどどうなるんだろうか?!(・◇・;) ?

196:リリカ@恋歌◆JA:2017/09/21(木) 19:21

>>195 ありがとう!くっつく・・・かな?(笑) 

197:リリカ@恋歌◆JA:2017/09/21(木) 19:28

若干生暖かい目になるのを感じつつ、江ちゃんと遊び始める。
と言っても、鬼ごっこくらいしかできないけどね。
酒宴に向かおうとしている、信長さんに、一人の武士が。

「おやかたさま、このおなごに酒を注がせるというのは、どうでしょうか?」

いらないこと、言うなっっっ!
盛大に突っ込んだところで、信長さんが、

「うむ。それも良いな、利家」

はーーっ!?
永倉さんまでもが、ニヤニヤ笑う。

「それは有り難いな、頼むぜ、夏音ちゃん」

イヤだよ!
なぜにおじさんばっかりの、むさ苦しい酒宴に出なきゃいけないわけ?
でも、断れなかった。
だって・・・。
沖田さんと接近できるかもしれない、チャンスだもん!
黙ってれば、やり過ごせるかな?

198:リリカ@恋歌◆JA:2017/09/21(木) 19:42

・・・・なーんて思ってた私がバカだった!
うぷっ。
酒臭くて、吐き気が・・・。
ヤバい!
お母さんもお酒飲まないから、こんなに酒臭いのに耐えられない。

「夏音ちゃん〜」

ハイハイ、永倉さんですね。
もうめんどくさい!
此処には、歴史に名を残すスゴい人たちがいるんだろうけど、今はただ酒臭い!の言葉につきる。
永倉さんに注ぎ終わって、待機していると。

「夏音さん〜」

沖田さんだっ!
チャンスが回ってきた! 

199: アーヤ◆TQ:2017/09/21(木) 20:10

沖田さんの「夏音さん〜」の発言は酔っ払った沖田さんかな?
土方じゃあなくて未だにLOVEでひと安心だよ

200:リリカ@恋歌◆JA 200近いね(笑):2017/09/21(木) 20:11

沖田さんの顔は、酔ってるせいか、赤い。
しかも地味に、酒臭い!
綺麗な顔、優しい性格、パーフェクトなのに!
・・・酒臭いんだよなぁ。
まっ、良いや。
沖田さんがボソッと、

「夏音さんの、鈍感・・」

え、私が鈍感!?
どういう事なの!?
と言うか、鈍感なのって、沖田さんじゃ・・?私も鈍感な方なのかな??
と、考える間もなく。 

201:リリカ@恋歌◆JA 200近いね(笑):2017/09/21(木) 20:11

>>199 ありがとう!うん、完全に酔ってる沖田さん(笑)

202: アーヤ◆TQ:2017/09/21(木) 20:21

もしかして酔っ払った時って人は大抵本当の気持ちを言うから沖田さんは、今本音を言い出す時なのかな?

それにしても正解だったとはビックリしたけれど沖田さんのまたしてもの発言の「鈍感」は夏音と土方が一緒にいて嫉妬したのを言うのかな知りたい早く知りたい(σ≧▽≦)σ

203:リリカ@恋歌◆JA:2017/09/21(木) 21:17

>>202 ありがとう!果たして・・・!?(笑)

204:リリカ@恋歌◆JA:2017/09/21(木) 21:31

沖田さんが拗ねたように、私を見る。

「・・・・なんで、土方さんとばっかり」

のぉおぉお!
心の叫び。
ヤバい、キュン死・・・。
もしかして、沖田さん、嫉妬してる・・・??
沖田さんは甘えたように、

「ねえ、夏音さん・・・」

なっ、何を言うんだろう??
ドキドキ・・・。

「土方さんの事・・・」

土方さん!?
なぜに土方さんが!?
でも、沖田さんはこっくり、こっくりと眠り始めた。
まさかの、眠りオチ!?
沖田さんの白い額に、髪の毛がまばらに落ちて、それがスゴく綺麗で・・。
思わず見惚れてしまった。
沖田さんの本心が、少し分かって嬉しかったけど、これからどう関わっていけば・・??
ちょっと緊張してしまう。
すると、その緊張感を壊す声。

「夏音ちゃん〜」

永倉さん・・・。
お母さんに続き、イイ雰囲気壊す名人だね・・・。 

205: アーヤ◆TQ:2017/09/21(木) 21:45

本当に良い雰囲気だったのに沖田さんの本音が聞けた可能性があったのに酷いよ(^_^;)
でも寝落ちに入った沖田さんもだけどね嫉妬するところ可愛いよ😆


あと、更新したからねヨロシク😉👍🎶

206:リリカ@恋歌◆JA:2017/09/22(金) 18:51

>>205 ありがとう!寝落ちの沖田さんは、確かに可愛いよね(´V`)♪
おおっ!楽しみ!

207:リリカ@恋歌◆JA:2017/09/22(金) 19:03

21,想いの強さ

ふうっ!
酒宴も終わったし、一息。
沖田さん・・・可愛すぎるよ〜!

「茶々ちゃん、初ちゃん、江ちゃん、どこ〜?」

浅井三姉妹を捜しながら、城を歩いていると。

「長政さま・・・・市も、逝きとうございます・・・ヒック」

お市さま!?
しかも・・・泣いてる?
そっか・・・。
夫の浅井長政を想って、泣いてるんだね・・・。
そう思ったら、信長さんが許せない!
お市さまを道具みたいに扱って!

「そこにいるのは、夏音、ですか?」

びっくぅ!
お市さまにバレちゃった!
お市さまは、微かに微笑んで、

「見苦しいところを見せましたわね、茶々たちには内密に」

胸が、キュッと痛くなった。
お市さまが一人、苦しんでるから・・・。
    

208: アーヤ◆TQ:2017/09/22(金) 19:55

誰にも言えないって悲しいよね
もっと気になるから毎日が楽しみになるよ😆

209:リリカ@恋歌◆JA:2017/09/22(金) 20:09

>>208 ありがとう!もっと楽しみにしてくれるよう、頑張りま〜す(*^^*)

210:リリカ@恋歌◆JA:2017/09/22(金) 20:19

確か、浅井長政はこの戦いで、自害したって・・・。
お市さまは、悲しげに目を伏せた。

「・・・私は、兄上を信じれなくなって・・・。茶々たちを守れるかすらも、自身がなくて」

・・・・信長さんは、スゴい冷酷だ。
天下統一するためなら、自分の妹がどれだけ悲しんでも、躊躇わないんだ。
ふつふつとした、怒りが沸いてくる。

「私、信長さんに・・・」

と、トタトタと足音がして、江ちゃんが顔を覗かせる。

「夏音〜、捜したよ。遊ぼーっ!」

お市さまは、微笑んで、

「夏音。一緒に、遊んでらっしゃい」

放っておけないよ、お市さまを。
だいぶ心配しながら、江ちゃんに手を繋がれて、どこかへと連れて行かれる。
そしてお市さまの姿が見えないのを確認して、江ちゃんが囁く。
 

211: アーヤ◆TQ:2017/09/22(金) 20:26

子供の前じゃあ心配かけたくないんだね、夏音の心使いが良いね一緒に胸が痛くなるって夏音にしか出来ない事かも知れない!?

212:リリカ@恋歌◆JA:2017/09/22(金) 20:31

>>211 ありがとう!ある意味、夏音限定のチカラだよね(*^▽^*) 

213:リリカ@恋歌◆JA:2017/09/22(金) 20:37

22,サプライズ

「私、父上を亡くして・・・。悲しいよ、でも。母上の方が辛そうだから、我慢してたの。でね、母上を元気にしてあげたいから、夏音も協力して」

江ちゃん・・・母親思いの、いい子だね・・。それに比べて私は・・・。
情けなくなってくる。

「お姉さまも、協力してくれるって!」

茶々ちゃんも!?
お市さまも笑ってくれるよ、絶対。
あっ!
良いこと思いついた!

「私、あのお兄さんたちに協力頼むよ」

新撰組のみんなにも、協力要請しないと!
ただ酔わせるだけだと、迷惑だからね! 

214: アーヤ◆TQ:2017/09/22(金) 20:46

確かにただの酔いつぶれなる新撰組の皆が,今ではただの酔っ払ったおっさんだからね迷惑の印象を削ってあげて駄目な人にならないでって感じだね

215:リリカ@恋歌◆JA:2017/09/22(金) 21:27

>>214 ありがとう!うん、今は酔っ払ったおっさん(笑)
ここから、イイ感じになると思うよ〜 

216:リリカ@恋歌◆JA:2017/09/22(金) 21:34

酒宴の場所に戻ると、信長さんや家臣たちは、イイ感じに酔っていた。
中の一人が、私をしげしげと見て、

「なかなか、可愛いではないか」

失礼な!
・・・いや、可愛いって言われてもまんざらでもない。
でもね、やらしい目で見るのはやめてよね。
と、むくっと沖田さんが目を擦りながら起き上がった。

「・・・・夏音さん?」

怖い怖い、沖田さん。
そんな殺気を丸出しにしなくても。  

217: アーヤ◆TQ:2017/09/22(金) 21:55

夏音の可愛さがだんだん緩い感じになってきているけれツッコミが相変わらず夏音らしいね

218: アーヤ◆TQ:2017/09/22(金) 22:32

今やっと更新したよ(^_^;)
ちょっと恋歌の変わり様にご注目してほしいね🎵

219:リリカ@恋歌◆JA:2017/09/23(土) 07:23

>>217 ありがとう!ツッコミは夏音のモチベーションだからね(笑)

>>218 注目して読むね〜(*^o^*)

220:リリカ@恋歌◆JA:2017/09/23(土) 09:12

周りを見ると、近藤さんはもう完全に酔っ払っているし、土方さんはなぜか武将たちと意気投合。
永倉さんも、近藤さんと同じく“出来上がって”酔っ払っている。
藤堂さんは初ちゃんと、どこへ行ったのやら、姿が見えない。
もう!
めんどくさいけど、新撰組のみんなのところへ回って、かくかくしかじかと説明する。

「それは、良いな」

土方さんも酔ってるせいか、素直。
いつもこんなだったら、苦労しないよなぁ・・・。

「賛成〜」

あらら、酔っ払っているお二人(近藤さん、永倉さん)があっさりと承諾。
かく言う事で、お市さまへのサプライズはみんな賛成!
江ちゃんは、お市さまに何をしてあげたいのかな?  

221: アーヤ◆TQ:2017/09/23(土) 09:14

土方のあの素直さにはやられた

222:リリカ@恋歌◆JA:2017/09/23(土) 09:21

>>221 ありがとう!ツンデレが、素直になる瞬間って、ヤバいよね(≧∀≦)

223:リリカ@恋歌◆JA:2017/09/23(土) 09:25

江ちゃんのもとに、新撰組のみんなを連れて行くと。
江ちゃんはニコリと笑って、

「夏音、ありがとう!これで、母上も元気になる・・・!」

「江ちゃんは、お市さまに何をしてあげたいの?」

江ちゃんは、ふふっと微笑む。
こうして見ると、お市さまと笑顔が優しくて、キュンとなるよ。

「父上に会わせてあげたいの」

一気に空気が、ピキーンと固まった気がした。

224: アーヤ◆TQ:2017/09/23(土) 11:13

凍りました?
江ちゃんが可愛い過ぎだよ

225: アーヤ◆TQ:2017/09/23(土) 12:56

リリカさんって掛け持ち小説をしているって本当だったんですね驚きました(○_○)!!

何を掛け持ち小説をしているのですか

226:リリカ@恋歌◆JA:2017/09/23(土) 15:35

>>224 ありがとう!江ちゃんは無敵の可愛い(*^^*)

>>225 YES!代表的なのは、『お悩み相談委員会!』かな。
でも最近、ネタが・・・(TOT)
他にも、あるけど・・・。
打ち切ったやつとかもあるしなぁ〜。
今の主力は、コレかな。

227:リリカ@恋歌◆JA:2017/09/23(土) 15:40

でも、実父である浅井長政は、もう死んでるハズじゃ・・・?
江ちゃんは私の考えを読んだかのように、

「もちろん、ほんとの父上は亡くなったから・・・。そこの者に、父上の代わりをしてほしいの」

江ちゃんが指差した先には、あくびをしている藤堂さん。
とうの本人は、ポカーンとした顔。
話を、聞いてたかな??

228: アーヤ◆TQ:2017/09/23(土) 19:01

藤堂さんの表情が目にうかぶ

229:リリカ@恋歌◆JA ツンデレと恋に奥手、どちらが好み?:2017/09/23(土) 21:09

>>228 ありがとう!藤堂さんは、マヌケなキャラで(笑)

230:  りぜ、  ◆IN.:2017/09/23(土) 21:10


わたしの半値出てきてびっくりしました^^;(初ちゃんのことです)
これからも頑張ってください!💫

231:リリカ@恋歌◆JA ツンデレと恋に奥手、どちらが好み?:2017/09/23(土) 21:19

22,想えば想うほど ※ お市 side

はぁ。
何度目かの溜め息を吐く。
夏音と茶々たちの前では、泣かないように気を張ってたけど。

「長政さま・・・・」

この世にいない、夫の名を呼ぶ。

『市』

そう言って、笑ってくれた愛しい人。
兄上によってその命を散らして・・・。
泣きたい。
一人で、誰にも気付かれないよう、泣いて泣いて・・・。
そう思って、部屋の戸を開けて。
立ちすくんでしまった。

「市」

この世にいるはずのない、最愛の人が、優しく懐かしい笑みを浮かべていた。
幻?
幻覚?
私はついに、狂ってしまったの?

「此処へ来い」

あの少し低い声が、部屋に響く。

「長政さま・・・!」

泣きながら、抱きつく。
いつも想えば想うほど、離れてしまうあなたなのに・・・。
今日だけでも、幸せでありたい・・・。

叶わぬ願いと知っていても。

232:リリカ@恋歌◆JA ツンデレと恋に奥手、どちらが好み?:2017/09/23(土) 21:20

>>230 ありがとうございます!偶然・・・ですね(笑)

233:リリカ@恋歌◆JA ツンデレと恋に奥手、どちらが好み?:2017/09/23(土) 21:36

23,急接近・・・!?

私は、パタンとお市さまの部屋の戸を閉めた。
ふう・・・。
藤堂さんが、長政の役をしてくれているから、あとで感謝しないと。
心なしか、江ちゃんと茶々ちゃん、新撰組のみんなもホッとしたようだった。

「良かった良かった!」

「安心した〜」

近藤さんと永倉さん、お互いに背中を叩き合ってる。
土方さんはあんまり感情を表にだしてないけど、喜んでるんだなって思えた。
沖田さんと私は、顔を見合わせた。

「成功ですね」

沖田さんが一番、応援してたのかな。
お市さまが少しでも、笑ってくれるなら嬉しいよ。
初ちゃんが私のところに来て、

「藤堂さんは?」

私はふふっと笑って、

「さあね」

初ちゃんは首を傾げたけど、微笑んだ。
三姉妹はさすが、お市さまの娘だ。
笑顔が一緒だもの。

234: アーヤ◆TQ:2017/09/24(日) 06:47

ツンデレが好きでギャップがあるから好き

恋に奥手は応援したくなるって思う。

235:リリカ@恋歌◆JA イケメンが足りない件w:2017/09/24(日) 08:05

>>234 ありがとう!ギャップはヤバいよね(笑)奥手も好きだけどね〜(笑)

236:リリカ@恋歌◆JA イケメンが足りない件w:2017/09/24(日) 08:23

しばらくして、お市さまが出て来た。
不思議なことに、泣いているけれど、それは悲しい涙の感じがしなかった。

「夏音。長政さまに、会えた・・・」

うん、藤堂さんなんだけどそれは言わずに、

「良かったですね、お市さま!」

と祝ってあげた。
お市さまは微笑んで、

「兄上のところに行ってきます」

と、信長さんのいる酒宴場に向かっていった。
お市さまの姿が見えなくなったのを確認したところで、疲れた顔をした藤堂さんが出て来た。

「は〜。疲れた」

お疲れ様です!
初ちゃんは、藤堂さんの姿を確認した瞬間、藤堂さんに抱きついた。
あのう・・・。
いきなりイチャイチャしなくても・・・。
多少、やっかんでしまう。
と・・・。
酒宴場から一人の武将が出てきた。
そして私の姿を認めた途端。

「夏音〜。世話を頼む〜」

酒臭いっ!
ってか、世話なんかしたくないしっ!
武将は私の手を(!)握った。
嫌だっ〜! 

237: アーヤ◆TQ:2017/09/24(日) 09:07

夏音が沖田さんと土方達と出逢ってから、少しずつ大人になっているというか変わり始めてきたね。

出逢う前より出逢った今の夏音が好きだよ🎵

238:リリカ@恋歌◆JA イケメンが足りない件w:2017/09/24(日) 10:31

>>237 ありがとう!確かに、夏音も変わり始めてるよ(笑)

239:リリカ@恋歌◆JA イケメンが足りない件w:2017/09/24(日) 13:46

思いっきり嫌な顔しても、なかなか手を離してくれない。
ドン引き・・・。
セクハラ・・・。
そんな言葉が、頭をよぎったとき。

パシっ

軽やかな音がして、沖田さんが私の手を握っている武将の手を叩いた。
そしてニッコリと、

「夏音さんなら、先客がありますから。それでもと言うなら、土方さんがしてくれますよ」

でも有無を言わせない、感じ。
助かった!
・・・・ん?
先客って言ってたけど、いないハズ。
武将が去っていたのを見てから、沖田さんは笑って、

「夏音さん、困ってるならちゃんと言ってくださいよ」

キュン!
沖田さん・・・ヤバいよ。
笑顔は反則!  

240: アーヤ◆TQ:2017/09/24(日) 14:58

うんうん反則と思えたキュン死だよ(*≧∀≦*)

あと思春期シンデレラ@が終わりましたのでAを書きます。

241:リリカ@恋歌◆JA イケメンが足りない件w:2017/09/24(日) 15:16

>>240 ありがとう!気になるよ〜(≧∇≦)b

242:リリカ@恋歌◆JA イケメンが足りない件w:2017/09/24(日) 15:29

24,信長さんの気持ちと、さようなら

と、土方さんがこっちに来て、

「信長公が変だ。小童、探ってこい」

信長さんが変!?
もとから変な気がしてたけど、さらに!?
これはおかしい。
酒宴場に出向くと、近藤さんも永倉さんも酔ってる。
信長さんは、なんだか寂しそうな顔をして・・・いなかった!

「信長さん、土方さんが様子が変だって言ってましたけ・・・ど!?」

最後に驚いてしまったのは、信長さんが泣いていたから!

「なぜに泣いてるんですか!?」

信長さん、もしかして酔って泣き上戸とか!?信長さんは軽くこちらに目を向けて、

「なんだ。市じゃないのか」

イラッ。
落ち着け、夏音。

「なんで泣いてるんですか」

再度聞くと、やっと信長さんは口を開いた。 

243: アーヤ◆TQ:2017/09/24(日) 15:53

土方が夏音を頼ったのはじめてかも知れないよね?

244:リリカ@恋歌◆JA:2017/09/24(日) 16:56

>>243 ありがとう!うん、初めてだよ(笑)

245:リリカ@恋歌◆JA:2017/09/24(日) 17:05

「天下統一のためにした事は、市を悲しませてないか心配なのだ」

・・・・じゅうぶん、悲しませてるよね?
なんて言ったら、ダメだ。
信長さんをさらにダメダメ化させる。

「良いんじゃないですか?」

信長さんがクワッと目を見開く。

「市を悲しませる事が、か!?」

あーあ。
そんな事、言ってないのに。
ため息を吐いて、

「天下統一を目指す事ですよ。悲願なら、お市さまも認めてくれますよ。自分の夢くらい果たせないと、カッコ悪いですし」

そう言うと、信長さんの目はキラキラ。
なっ、何?

「夏音・・・。そちを見直したぞ!」

なんか良いこと言っちゃった系??
そして信長さんは続けて言った。

「即刻、もとの世に戻るがいい」 
 

246: アーヤ◆TQ:2017/09/24(日) 17:09

優しいなぁダメな人は、どうしてもダメになるからね
成長する夏音が可愛い❤

247:リリカ@恋歌◆JA:2017/09/24(日) 17:14

>>246 ありがとう!夏音は段々、可愛くなる(笑)


続きを読む 全部 <<前100 次100> 最新30 ▲上へ