暗殺教室〜もうひとつの物語〜Part5♪

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1:みゆき:2016/04/20(水) 06:38 ID:g/M

Part4の続きです
そっちが終わったら
ここへ!
X荒し、なりすまし
O雑談、小説
です
よろしくお願いします♪

451:凪海:2016/05/06(金) 22:21 ID:ySs

黒猫)おそらくこれだと思う。

https://ha10.net/love/1461229621.html

452:ココロ♪&◆p.:2016/05/06(金) 22:52 ID:vjY

あの〜突然すみません!
華ちゃんが渚のことを好きになった話つづき書いてほしいです!!
お願いします!

453:かめ♪:2016/05/06(金) 22:54 ID:Qvk

はい。かめ♪です。何か、めっちゃ久しぶりに来たらパート5になってる!?
また、ちょくちょくきます。

454:黒猫&◆WA:2016/05/06(金) 22:56 ID:Mrw

凪海!ありがとう

455:黒猫&◆WA:2016/05/06(金) 23:49 ID:Mrw

てゆうか!凪海の小説おましろすぎなんだけど!!!
海の進路用紙が白紙!?どういう事ーー!? 
続き楽しみーーーーー!!!!!!!

456:凪海◆L6:2016/05/07(土) 00:52 ID:ySs

>>450

殺「にゅう……。海さん、その後のお体の調子は大丈夫ですか?」

 殺せんせーは海の進路相談の紙を見ながら聞いた。

海「……そのことなんだけど、今日も病院に行かなきゃいけないから早退します」
殺「おや、そうですか……」

 しばらくの間、互いに何も話さなかった。

海「……殺せんせー、私ね。この教室に来てから色々迷うんだ。現実と、理想の間でさ」

 海は視線を遠くの方へ向けた。

海「私は、殺し屋。でも、他のみんなは、元はどこにでもいるような普通の中学生たち。殺しが縁で集まった人たちばかりだ。私が殺し屋として生きている間に、彼らはきっと別の世界で生きていたんだなって、毎回。思っちゃうんだ……。自分と同い年の子が、こんな幸せそうな世界で暮らしているのを、羨ましく思ったり、妬ましく思ったり……。そういう現実と、自分もそういう風になりたいなっていう理想との間で、苦しくて苦しくて、しょうがないんだ」
殺「………」

 殺せんせーは黙って海の話を聞いていた。

海「私ね、未来が視えないんだ。みんなみたいに、こういう風になりたいっていう、たしかな未来が。理想と未来は全然違う。理想はこうなりたいって思うだけ、でも。未来は先の先を歩いていく。そんな気がする。どんなに未来を視ようとしても、その先が真っ暗になっちゃうんだ……」
殺「未来とは、視えるものではありませんよ。造りだすものです。あがいて、失敗して、修正して。そういうことを繰り返していくことで、未来は造られていくんです」
海「………」

 海は黙った。

殺「例えば海さんの好きなものはなんですか?」
海「好きな、もの……」

 海は目をつぶった。

?「何を読んでるの?」

 ××の声に海は顔をあげずに答えた。

海「人間失格」
?「うっわ、難しそうなの読んでるのね」
海「××さんも読む?」
?「ふぇっ! うーん、また今度ね」
海「面白いのに」

 海は××の困ったような顔を見て、からからと笑った。

海「本、かな……」
殺「では、そこから連想させてください。自分の未来を」
海「……図書館司書、とか。あとは、小説家、とか……」
殺「そうですね。そうやって、未来を描いて、造りだしていくんです」
海「でも!」

 海は思わず大声をあげていた。ハッとして、すぐに口をつぐんだ。

海「……ごめんなさい、なんでもありません。でもね、せんせー」

 海はゆっくりと顔をあげた。
 殺せんせーの目に映ったのは、悲痛に顔をゆがめた海の顔だった。

海「どんなに思い描いたとしても、叶わないものは、叶わないんだ……」

 海は「失礼しました」と一言言うと、職員室をでていった。

殺「にゅう……。これは、困りましたねぇ……」



渚side

 職員室へ向かう途中で、海とすれ違った。僕は彼女に声をかけた。

渚「海!」
海「何、渚」

 どうしても、聞いておきたいことがあった。

渚「あの、海……。海はさ、死神と会ったときどう思った?」

 そう聞くと、海はビクッと体を震わせた。

海「どう、思ったって……?」
渚「えっと……」

 どう言えばいいんだろうか。
 答えに迷っていると、海が口を開いた。

457:凪海◆L6:2016/05/07(土) 01:10 ID:ySs

>>456

海「死神もどき」
渚「え?」

 海の口からその名前が飛びだすとは思わず、僕は驚いた。だって、彼女はよく「死神もどき」と口にした人に対して殺意を抱くから。

海「私が殺し屋になって間もない頃、殺しの世界でささやかれ始めた、私のもう一つの名前。どうして、『死神』じゃなくって、『もどき』なのかわかる?」

 海の質問に僕は首を横に振った。

海「決して私が、『死神』にはなれないから」
渚「どういうこと?」
海「私が殺し屋になった理由、渚には話したよね?」

 僕はうなずいた。

夏休み

海「渚、私が殺し屋になった理由はね。至極簡単なんだ。私が殺し屋になった理由、それは……殺し屋を殺すため、なんだよ」

海「そのために、私は『死神』と同じくらい。あるいはそれ以上に様々なスキルを会得し、それらのスキルを高めていった。でも、決して『死神』にはなれなかった。理由は簡単。 『死神』には持っていて、私には持ってないものがあるから」
渚「……それ、って?」

 思わず、聞いていた。
 海はクスッと笑うと、

海「これだけは教えてあげない。……渚」

 海が真剣な顔になった。

海「殺しの世界は、この教室ほど温かなものじゃないよ。現実はもっと、残酷だから」
渚「う、ん……」
海「それから、カイから伝言。帽子、これからは肌身離さず持っておけ、だってさ。授業中も被っとけとかなんとか……」
渚「え、授業中も⁉」
海「よくわかんないけど、よろしくね。それじゃ、また明日」
渚「え、まだ授業残ってるよ⁉」
海「これから病院なんだ」

 そう言ってから、海は何度か咳をした。

海「それじゃね」
渚「うん。また明日……」

 海に手を振ってさよならをしてから、僕は職員室へ歩いていった。

渚「失礼します」


。.:♦♥♦:.。。.:♦♥♦:.。。.:♦♥♦:.。。.:♦♥♦:.。。.:♦♥♦:.。。.:

 ここから渚回だけど、私も好きな回だが、原作通りになるので飛ばします( ノД`)
 場面は学園祭から! 

458:凪海◆L6:2016/05/07(土) 01:17 ID:ySs

 やっと進路まで書けたので、そろそろ本郷海のプロフィールを紹介しますか。

名前:本郷海(ほんごう うみ)

出席番号:22番

身長:159cm

体重:42kg前後

趣味:読書

特技:日本刀剣術などの暗殺に使えそうなスキル

宝物:渚がくれたヘアピン、ウェストバッグ

百億円獲得できたら:自由になりたい

学力:5

遠距離暗殺:5

近距離暗殺:5

機動力:4

体力:3.5

固有スキル(コンビネーション):5


 何故、彼女の出席番号が22番なのかは、おいおい語ります。

459:葉月 美桜:2016/05/07(土) 08:40 ID:Jqw

>>452
了解です!
忘れかけてた…!

460:黒猫&◆WA:2016/05/07(土) 12:07 ID:Mrw

凪海やっぱり面白い!!!
帽子を授業中でも被ってなきゃいけない理由が気になる!!何か事件が起こりそうな予感!!!

461:A :2016/05/07(土) 12:24 ID:0IU

あっかめだ!
カテ最近小説書いてないよね。
何で??!?(・_・;?

462:レモン:2016/05/07(土) 15:15 ID:ZRo

『磨瀬榛名主演の最新作!』

テレビの向こうのアナウンサーが発した名前に潮田渚は顔を上げた。

画面に見慣れた黒髪の女性が立っている。

―あかり……!

渚の口元が自然に綻ぶ。

大人気女優『磨瀬榛名』こと、雪村あかりは、渚の想い人だ。

別に付き合っているわけでは無い、もちろん結婚もしていない。

だが、互いに想い合っていて、たまにではあるが一緒に出掛けたりもしている。

463:レモン:2016/05/07(土) 15:33 ID:ZRo

仕事で忙しくてしばらく会っていないし、誰か誘ってこの映画を見に行くのもいい。

そう思い、渚はスマホを取り出し『赤羽業』のプロフィールでスクロールを止めた。

メールでいいかと文字を打っていると、テレビの画面が切り替わる。

次の瞬間、リップ音がした。

要するに、キスをしたのである。

画面越しの彼女、あかりが……。

渚の時間はしばらく止まった。

が、手の中で震えるスマホに意識は呼び戻された。

―雪村あかり

「……もしもし、あかり??」

『うん!元気ー?渚』

明るく可愛い声が聞こえてくる。

「元気だよ。で、どうしたの?」

『あ、うん。あのさ、今から渚ん家行ってもいいかな?』

ちょうど今日は大した用事もない。

渚は快くOKした。

『ありがとう。じゃあ、後でねー』

そこで、電話は切れた。

464:かたしょう:2016/05/07(土) 17:25 ID:XeY

レモンすごいね!!みんな文才の塊だよ
いいなーその文才欲しい!!

465:黒猫&◆WA:2016/05/07(土) 17:28 ID:Mrw

あかりと誰がキスしたの!?
続き楽しみー!!

466:レモン:2016/05/07(土) 17:46 ID:ZRo

黒猫)あかりと共演している俳優さんだよ!

二人ともありがとう(*^_^*)

467:黒猫&◆WA:2016/05/07(土) 18:11 ID:Mrw

レモンそうなんだ!!!ありがとう!!
てか渚ショックじゃん!!!

468:葉月 美桜◆hc:2016/05/07(土) 19:53 ID:Jqw

>>373


華歌「渚君のこと好きになっちゃったの」

あかり「は?」

華歌「だーかーらー!前原私も渚君のこと好きになっちゃったって言ってるの!」

ぅええええええ!!??

あかり「なっ!」

華歌「あかりのが最初だからって譲りはしない。こういうのは早いもん勝ちではないでしょ?あーいう子、私も好きなんだよねー。一見頼りなさそうだけど、実は…天才的な強さを持っているって感じが?」

!殺し屋ってこと!?
って私もか…。

あかり「だからって渚は渡さないよ!華!」

華歌「うーん…じゃあ、対決しない?社長にお願いしてぇ…渚君も呼んで…演技で三角関係を演じましょ?そして、答えを聞くっていうのは!」

これって…私の有利じゃ?

華歌「もちろん演技の中でデートもするよ。そうじゃないと駄目じゃん?」

デートか…


ん?デート?


あれ?デート?


あかり「えええええ!?」

華歌「そ、あかりがニガテなデート。ていうかぁ、彼女がデートニガテってやばくない?」

華の悪魔ーー!!

続く

469:黒猫&◆WA:2016/05/07(土) 19:59 ID:Mrw

うわーー!デート!!どうなるのーーー!?

470:玲 ce12:2016/05/07(土) 21:49 ID:emg

続き気になって仕方ない!!
あともう最終的に渚あかでしょ!
ってか華の正体は一体....???

471:凪海◆L6:2016/05/07(土) 23:02 ID:ySs

>>457

 学園祭が始まった。

海「で、何これ」

 海は中村さんから渡された紙袋を見て、首をかしげた。

中「海だけ特別ー」
海「どういうこと?」

 僕に聞いてきたけれど、聞かれても困る……。

海「いやらしいのじゃないよね?」
中「へーき、へーき。あ、なんならここで着させてあげよっか?」

 そう言って中村さんは海の服をはぎとろうと!
 ここでやらないでよ!

 ばしんっ

 乾いた音が響いた。

海「え、うわっ! ごめん、莉桜。痛かったでしょ!」
中「いや、痛かったけど……。なんかごめん」

 僕らはあぜんとして、そのやり取りを見ていた。
 中村さんが海の制服に手をかけようとして、海がその手を払いのけたのだ。
 海は顔を真っ青にしながら謝っていた。

海「ご、ごめんはこっちだよ。本当にごめんなさい。怪我、してないよね?」
中「何よ、海ったら。大丈夫だってば!」

 中村さんはケラケラ笑っていた。一方で海は、顔をすごく真っ青にしていた……。

中「ともかく着なよ。寒がりな海のために長そでにしといたから」
海「うん?」

 しばらくして、海は戻ってきた。

茅「うわぁー」

 僕らは思わず見とれていた。

中「うん、似合ってる!」
海「な、なんか恥ずかしいんだけど……」

 普段、男子の制服を着ている海が、長そでワンピースを着ていた。ウェイトレスの格好をして。

海「……いつまで見てんのさ」

 海がにらむようにこっちを見たから、僕らは慌てて視線をそらした。
 それにしても珍しいよなぁ。

カ「あれ、海。珍しいの着てんじゃん」

 そう言いつつ、カルマくんはスマホをかざして海の写真を撮った。

海「げっ! ふざけんな、カルマ! それ貸せ!」
カ「やだよー」

 海がカルマくんを追いかけたけど、カルマくんは軽々と避けている。先に根をあげたのは海だった。

海「あー、スカートって走りにくいっ! よくこんなの着てられるよなぁ」
茅「じょ、女子のセリフじゃないよ……」
殺「おや、海さん。珍しい格好をしていますね」
海「あ、殺せんせー。おはよー……」
殺「みなさん、そろそろ始まりますよ」
皆「はーい」



 で、なんで僕が……。

中「金持ちなんでしょ、あいつ。この際、手段を選ばずに接客しなきゃ」
渚「うぅっ」

 僕らの視線の先には、夏休みの南の島で出会ったユウジくんがいた。

472:黒猫&◆WA:2016/05/07(土) 23:09 ID:Mrw

きゃーーーー!!!海のウエイトレスの服絶対かわいい!!!!寝る前に更新された小説読めてラッキー!
凪海ありがとうね!!!!

473:玲 ce12:2016/05/07(土) 23:11 ID:emg

よっしゃ!!!!!!
いいの読めた!!!
続き気になって仕方ない!!!!!!!

474:レモン:2016/05/08(日) 00:49 ID:ZRo

渚は、スマホをテーブルに置くと、一人そわそわしていた。

どういう顔をすればいいのか。

誤魔化そうとしても、あかりのような天才的な演技力がないのでは、すぐに動揺を悟られてしまうであろうことは明白であった。

約10分後、インターホンが鳴った。

急いでドアを開けると、ついさっきまでテレビに映っていた、愛しい彼女が立っている。

「久しぶりだね、渚!」

ニッコリと微笑む彼女は本当に何も変わっていなかった。

475:レモン:2016/05/08(日) 00:55 ID:ZRo

それからはあかりが喋り続け、渚は黙って話を聞いてあげる……という状況がしばらく続いた。

あかりがトイレに行き、渚は何となくテレビをつけた。

「あ」

思わず声が漏れる。

しかし渚は、そんなことは構わずにじっと画面を見つめた。

その画面越しに再び映る、彼女のキスシーンを。

―ガチャ。

「トイレありがとねー。……あ」

トイレから帰ってきたあかりもそれに気付いたみたいだ。

先ほどの渚と同様に体が硬直してしまっている。

476:レモン:2016/05/08(日) 01:00 ID:ZRo

「あ、あかり」

「……渚……」

あかりは気まずそうに少し目を伏せる。

渚はそんな彼女を気遣う様に自分の隣に座らさせた。

「あかりが主演の映画だ?」

「うん……」

あかりは相当気まずそうにしている。

渚はテレビを恨んだ。

―何で同じ内容を2回も放送しているんだ。一回でいいじゃないか。

と。

しかし同時にあかりへの不満も出てくる。

―いくら演技だからってあんな笑顔を見せなくったって……。

と。

477:レモン:2016/05/08(日) 01:04 ID:ZRo

「あ、渚……」

沈黙を破ったのはあかりだった。

「あの……さ。何か欲しいものでもある?」

「え?」

「ほら、もうすぐ渚の誕生日じゃない。だからお祝いしようかなって……。あ、してほしいことでもいいよ?」

「してほしいこと……」

「うん。何かある?」

478:レモン:2016/05/08(日) 01:06 ID:ZRo

その時の渚の頭には一つしか思い浮かばなかった。

「上書き、させて?」

「え?」

キョトンとするあかりの後頭部を押さえつけると、強引に唇を重ねた。

あかりは状況が理解できずに目をぱちくりさせていた。

が、すぐに重なる唇の感触に気付いたのか、目を見開き、顔を真っ赤に上気させた。

479:玲 ce12:2016/05/08(日) 01:44 ID:emg

レモン様!!!
ああああああああ////////
続き気になって仕方ない!!!
ありがたき幸せ!!ありがたき幸せ!!

480:黒猫&◆WA:2016/05/08(日) 07:39 ID:Mrw

おおおおおおーーーーー!!!!!!!
渚と茅野のキスーーーーー!

481:凪海◆L6:2016/05/08(日) 11:40 ID:ySs

>>471

海「あれ、渚は?」

 海が休憩ついでに校舎に入ってくると、渚がいなかった。

倉「今、接客中だよ。なんでも、VIPなお客様がいるんだって莉桜ちゃんが言ってた」

 倉橋は笑顔で答え、モンブランをトレーに載せて外へ行った。

海「VIPな客?」

 海は首をかしげて考えるが、誰だか見当もつかない。
 そこへ。

ロ「海」
海「あ、ロヴロ先生」

 久しぶりに見たロヴロの顔に、思わず顔がほころんだ。

海「先輩なら向こうにいるよ」
ロ「……その前に、お前に聞いておきたいことがある。死神と会ったそうだな」
海「⁉」

 海はビクリと肩を震わせた。

海「うん、会ったよ……」
ロ「何も変わりはないか」
海「平気。みんながいたから……」

 海はそっと全体に視線を走らせた。
 クラスメイトのみんなは、学園祭を楽しんでいた。

海「……私のことより、先輩のところへ行ってあげて」

 海は笑って、ロヴロから離れた。

海「なんかすることない?」

 STAFF ONLYの場所へ行き、原に声をかけた。

原「海ちゃん、休憩時間じゃないっけ?」
海「いやぁ、みんな。まだ頑張ってるからさ、もうひと踏ん張りしようかと……」
原「ダメよ、休めるときに休まなきゃ」
海「はーい」

 と言いつつ、海は接客を続けていた。

海(今だけは、続けておきたい。今だけは、楽しい日々を生きていたい。1年後には……どうなっているかわからないんだから)
渚「あー、疲れた……」
海「って、渚。何その格好」
 
 海は渚の女装を見てあきれて溜め息をついた。

渚「うわっ! 海……。もう、中村さん! 早く服返してよー」

 渚は走ってどこかへ行った。

。.:♦♥♦:.。。.:♦♥♦:.。。.:♦♥♦:.。。.:♦♥♦:.。。.:♦♥♦:.。。.:♦♥♦:.。。.:♦♥♦:.。。.:♦♥♦:.。。.:

 ここから話を飛ばして、2学期期末テストにいきますよー。

482:黒猫&◆WA:2016/05/08(日) 12:17 ID:Mrw

やっぱり神だわー!!
最高!!!!渚の女装可愛かったよねー!

483:凪海:2016/05/08(日) 12:18 ID:ySs

黒猫)それな( ´-ω-)σ

囲い込みで、渚の女装があったなぁ。

484:黒猫&◆WA:2016/05/08(日) 12:37 ID:Mrw

その、囲い込みってゲーム?

485:凪海:2016/05/08(日) 12:38 ID:ySs

そうです

486:黒猫&◆WA:2016/05/08(日) 12:48 ID:Mrw

そうなんだ!!!

487:黒猫&◆WA:2016/05/08(日) 13:54 ID:Mrw

wwwwなぜ敬語?wwww

488:凪海:2016/05/08(日) 14:00 ID:ySs

今更!?
なんとなく、クセで(*´艸`)

489:レモン:2016/05/08(日) 14:17 ID:ZRo

あかりはドンドンと渚の胸を叩く。

が、すぐに叩けないようにお互いの胸を密着させ、腰にも手を回された。

それをしばらく続けていると、あかりに瞳に涙が溜まってきた。

きっと、酸素が足りなくなっての事だろう。

しかし、肉食獣化した渚にはそんなことは理解できない。

理解するどころかそのままソファに押し倒し、強引に舌までねじ込む始末だ。

少しだけ隙間ができ、あかりが酸素を取り入れようと顔を背けた。

「……ハァッ!ゲホッ……」

一気に呼吸をしたからだろうか、むせてしまう。

落ち着くと、あかりは渚を涙目で睨んだ。

「渚、いきなり何をするの!?」

あかりが怒り口調で言っても、渚は平然としている。

「だってさ、何かしてほしいことあるって訊いたじゃんか」

「だからって……んっ……」

再び口を塞がれた。

渚は、今度はすぐに離す。

「これが、僕が『したいこと』だよ」

「……何でこんなことするの?」

「キミの唇に触れる最後の相手が僕でありたいんだ」

「……何で?」

渚は黙り込む。

「渚??」

あかりが顔を覗き込むと、渚はあかりの脇の下に手を入れ自分の膝の上に乗せた。

490:黒猫&◆WA:2016/05/08(日) 14:44 ID:Mrw

きゃーーーー!!!Dキスーーーーー!!!!!!!
萌えるわぁーーーーー!!!!!

491:レモン:2016/05/08(日) 15:30 ID:ZRo

「あか……」

「私、渚が好きだよ」

あかりは渚の言葉を遮って言った。

「えっ!?」

渚の驚いた声が聞こえる。

「渚が好き……大好き。だから、さっきは怒っちゃったけど、本当はキスされてすごく嬉しかった」

渚は黙ってあかりの話を聞いている。

「ねぇ、渚。私と付き合っ……」

渚は再びあかりを押し倒した。

そして、そっとキスをする。

「……僕も好き。付き合ってくれる??」

「……」

「あかり?」

返事がないのが不安になり、あかりの顔を見ると、泣いていた。

声も出さずに静かに泣いていた。

「えっ!?あかり!?」

慌てて覆いかぶさっていた体をどけると、あかりは渚の服の裾をつかんでくる。

「行かないで……。違う、渚のせいじゃない。嬉しかったの……」

492:レモン:2016/05/08(日) 15:37 ID:ZRo

「うん、ごめんなさい。泣いちゃって……。潮田渚くん、私と付き合って下さい」

渚は喜びに満ちた顔であかりに抱き着いた。



―これから先、二人の愛が砕け散ることがないことを願いつつ。

この世界に生きる全ての命に幸せが溢れることを願いつつ。


5月某日―。

潮田渚、潮田あかり。



END

493:凪海:2016/05/08(日) 15:59 ID:ySs

あかり、かわいい。

494:レモン:2016/05/08(日) 16:13 ID:ZRo

ね、あかりちゃんは何をやっても可愛いよ!

あと、渚カエの夢が見れて幸せです(=^・^=)

495:黒猫&◆WA:2016/05/08(日) 16:20 ID:Mrw

ほんと可愛い!!!

496:凪海◆L6:2016/05/08(日) 16:30 ID:ySs

>>481

殺「さて、次はいよいよ学の決戦です。トップをとる心構えはありますか? カルマくん、それから海さんも」
カ「さぁねー、バカだから難しいことわかんないや」
海「え、てか私もなの?」

 海が驚いたように声をあげると、彼女の隣でカルマくんが挑発的な言葉で返してきた。

カ「あっれー? だってこの前、海言ってたじゃん。『次に1位をとるのは自分だ』みたいなこと。まさか俺に1位とられんのが今更になって怖くなったのぉ?」
海「うるさい、バカルマ。いいよ、その勝負。受けて立ってやる!」
 
 あはは。
 2人は互いに闘志を燃やしていた。
 そして、帰り道にて。

茅「あれ、浅野くんだ」

 茅野の視線の先を見ると、たしかにそこには浅野くんがいた。

寺「んだよ」
磯「偵察に来るようなタマじゃないだろうに」
浅「……こんなことは言いたくないが、君たちに依頼がある。あの怪物を、君たちに殺してほしい」

 怪、物?
 この学園にいる怪物といったら、殺せんせーと烏間先生と、あと……。

海「理事長、か」
浅「もちろん、物理的に殺してほしいわけじゃない。殺してほしいのは、あいつの教育方針だ」

 教育方針?

浅「今のA組は、まるで地獄だ。E組への憎悪を唯一の支えにして、限界を超えて勉強させている。あれで勝ってしまったら彼らはこの先、その方法しか信じなくなる。だから、頼む。正しい敗北を、僕の仲間と父親に」

 浅野くんが頭をさげて、僕らに頼み込んだ。彼は今、本気で他人のことを気遣っている。

カ「えー、他人の心配してる場合? 1位とるの君じゃなくて俺なんだけど」

 ………。

海「……ざけんな、カルマ。1位は僕がとりに行くんだ」
カ「海ごときが俺に勝てると思ってんのぉ? 1位は俺で2位は海、そしてその下もE組。浅野くんは……10番あたりがいいとこだね」
海「だぁかぁら! 1位は僕で2位はカルマだ! そこらへん間違えるな!」

 海はカルマくんに突っかかるけど、カルマくんはまるで相手にしていなかった。

磯「浅野。勝ったら嬉しくて、負けたら悔しい。そろそろそれでいいじゃないか。『こいつらと闘えてよかった』って思えるように俺らも頑張るからさ」
カ「余計なこと考えてないでさぁ、殺す気で来なよ。それが1番楽しいよ」

 カルマくんが人差し指を自分の首に当てながら言った。

浅「フッ。ならば僕も、本気で行かせてもらう」



 それから僕らは、殺す気で勉強した。わからないところはせんせーの分身に聞きまくった。
 さしもの殺せんせーも、あまりに忙しすぎて分身の形が大きく変わってしまうほどだった……。
 そして、テスト当日。
 僕らがA組の前を通りかかると、

生徒「殺す、殺す、殺す……」
吉「なんつー目してやがんだ」
中「恐ろしく気合入ってるよ、A組。カルマ、海、勝てんの?」
海「いつでも準備はできてるよ」
カ「さぁねぇ、本気で殺す気がいる奴がいたら、手強いけど」

 2人の怪物に殺意を教育された生徒が、今。紙の上で殺しあう!

・*:..。o○☼*゚・*:..。o○☼*゚・*:..。o○☼*゚・*:..。o○☼*゚・*:..。o

 ここから先は原作通りになるんで、ちょくちょくエピソードをはさみながら数学だけやります。

497:黒猫&◆WA:2016/05/08(日) 19:07 ID:Mrw

きゃーーーー!!!やっぱり面白いーーーー!!!
海とカルマの戦い!!!ちょー面白い!!!!

498:渚好き:2016/05/08(日) 19:07 ID:ynk

みーかさん、います?芽野の恋というスレで,(偽)みーかが荒らしているのを見ました。でも、私は友達になりたい。悪気じゃなくて、ただかまってほしいだけかもしれないから……私は待つよ、荒らしさんが心を開いてくれるまで。迷惑はかかったけどね(笑)

499:葉月 美桜◆hc:2016/05/08(日) 19:24 ID:Jqw

渚好き
報告ありがとう。
でももうアク禁出して、解決?してるので…
とーっても嬉しかったよ。
あの時も皆助けてくれたから。

500:葉月 美桜◆hc:2016/05/08(日) 19:24 ID:Jqw

500ゲットー!
おめでとー!
これからもよろしくねっ!

501:凪海:2016/05/08(日) 19:27 ID:ySs

500オメデト!! ヽ(`・ω・´)ノ イェイ!!

502:A :2016/05/08(日) 19:31 ID:0IU

500おめ★☆

503:凪海◆L6:2016/05/08(日) 20:21 ID:ySs

>>496

期末テスト前日

 海はカルマに数学を教わっていた。

海「ねぇ、カルマ……」
カ「うん?」
海「私に、協力してほしい」
カ「何をー?」

 カルマがそのとき思いだしたのは、体育祭のときのことだった。

体育祭

海「海はいつか、クラスメイトの誰かを殺す」

海「テスト、1位をとるのを」
カ「なんだ、そっちか」
海「?」
カ「いや、なんでも」

 海はペンを置いた。

カ「でも、いいのぉ? 一応俺ら、1位をとるために闘いあってるっていうのに」
海「そうだね……。でもさ、私。昔っから1人で闘うよりもペアで闘うほうが得意なんだ」

 そう言われて、カルマはふと思い出した。
 夏休みの南の島で、海は渚と協力して殺し屋を倒した。体育祭で、海(カイ)はみんなと協力して棒倒しに参加した。
 一方で、彼女が転校してきて殺せんせーを1人で倒そうとした。死神と対峙して1人で彼を殺そうとした。

カ(たしかに、そうかもね)
海「もちろん。1位を譲る気はない。でも、1人で1位を狙うよりも2人で1位を狙った方が、私の場合。成功確率が上がる気がする」
カ「今まで1位をとれなかったのは、それが原因ってこと?」
海「あはは。かもね」


数学

 海は最終問題を前にして、その立方体の中で座った。
 目を閉じる。

海「あー、数学ってわかんなーい!」
?「もうちょっと頑張ろ。あとちょっとで正解にたどり着けるわ」
海「うー。ねぇ、もうやめたい。国語やろ、国語!」
?「ダメよ。海が数学をやりたいって言ったでしょ」
海「言ったけどさー」
?「苦手な問題を前にあきらめてしまったら、椚ヶ丘への道は遠いわよ」
海「げっ。そんなに難しいの⁉ 椚ヶ丘の転入試験って……」
?「そうよ。転入試験に一発で合格できるのは難しいんだから。でも、海は基本はできてるから、問題は応用ね」
海「うー。理数系が得意な奴って脳みそどうなってんのさ。××さんの頭の中、のぞいてみたいわー」
?「だから、『××さん』じゃなくって『お姉ちゃん』でしょ」
海「お、お姉ちゃん……」
?「うん。さ、頑張りましょ」
海「はーい」

海(数学は、苦手な教科だった。もちろん、今でも苦手だ。この教室で私は色々なことを学んだけど、数学だけはどうにも倒せない敵だ。殺せんせーと同じで。でも、あの怪物教師に教わって、カルマにも教わって。みんなにも教わって。視えてきたものがある)

 海は立方体の壁を手でなぞった。

海(これはきっと、私が得意な問題だ。数学は苦手だけど、コンビネーションを得意とする私になら解ける。やっぱり、カルマに『2人で1位をとろう』と言ったおかげで。なんでかな、心が軽くなった気がする)

 海はにやりと笑った。頬からは一筋の涙がこぼれた。

海「一緒に闘うことの楽しさを教わったから解ける問題、か」

 海は答えを書いた。

海(1年後には、どうなってるかわからない。今だけ、今だけでいいから、この楽しい日々の中で、楽しい思い出の中に浸らせてほしい)



テスト結果発表の日(渚side)

殺「さて、皆さんの第二の刃はターゲットに届いたでしょうか。細かい点数に四の五の言うのはよしましょう。今回の焦点は、全員がトップ50をとれたかどうか。本校舎でも今ごろは結果が発表されているはずですので、E組でも先に順位を発表してしまいましょう」

 殺せんせーはそう言うと、大きな模造紙を黒板に広げて貼りつけた。 
 僕らは席を立ち、黒板の前に集まった。

寺「お、俺が47位⁉」
吉「うちでビリって寺坂だよな」
原「その、寺坂くんが47位……」

 と、いうことは。

皆「よっしゃーーーーーーーーーー‼」
前「上位争いも五英傑を引きずりおろしてほぼ完勝!」
杉「そして1位は初のカルマ、そして海!」
海「よ、よかったー……」

 カルマくんは、安心してその場に座った海の背中をぽんぽんとたたいた。

*:..。oƒ *:..。oƒ *:..。oƒ *:..。oƒ *:..。oƒ*:..。oƒ *

 何故、寺坂の順位が47位なのかというと、カルマと海が1位をとったからです! そうすると浅野が3位なので、寺坂は47位となりました。(そしたら進藤は51位か……)
 ここから話を飛ばして……。

504:黒猫&◆WA:2016/05/08(日) 21:17 ID:Mrw

500オメーーー!
カルマと海無事にいい点数取れて良かったぁーー!

505:凪海:2016/05/08(日) 21:58 ID:ySs

>>503

最近、海の様子がおかしい。
演劇発表会の練習の最中、「ちょっとトイレ」と言って、30分くらい戻ってこないことがよくある。帰ってきたと思ったら、顔をげっそりさせている。まるで、気分が悪くて吐いてしまったような顔つきだった。お昼も、僕らと一緒ではなく、1人で食べていることが多くなった。その上、少食。
隣の席のカルマくんが「そんなんじゃ足りないっしょー。これあげるよ」と言って、パンとか分けてくれるのに……。

海「いい、いらない」

と、素っ気ない態度をとる。
早退と遅刻、欠席が増えていった。
結局、演劇発表会の日は発表が終わってから学校に登校してきた。

渚「海、大丈夫?」
海「へーきだよ。ちょっと最近、貧血気味なだけ」

笑ってごまかすけど、なんかやっぱりおかしいって。
そこへ。

海「あ。ねぇ、渚。カエデが呼んでるよ」
渚「あ、ホントだ」

茅野がこちらに向かって手招きをしている。
今、みんなは冬休みの暗殺に向けて話し合ってる最中だ。
僕は海のことが心配だったけど、教室をでた。

506:橘 舞花☆赤髪の殺し屋◆Us:2016/05/08(日) 22:13 ID:p/I

500おめ!
塾の宿題も学校の宿題も終わらない(泣)
明日塾も学校もあるのに!

親の目盗んでここに来てるよ!
これから来る回数減るかも知れない…
親が3DS取り上げようとしてるから…

皆も宿題は早めに終わらせるんだぞ!
そうしないと私みたいになるからねw

507:凪海:2016/05/08(日) 22:23 ID:ySs

しゅ、宿題…。
チ───(´-ω-`)───ン

508:橘 舞花☆赤髪の殺し屋◆Us:2016/05/08(日) 22:33 ID:p/I

あれ?もしかして凪海宿題終わって無い系かい?

509:凪海:2016/05/08(日) 22:36 ID:ySs

宿題というものがあるかどうかも忘れてる系www

510:橘 舞花☆赤髪の殺し屋◆Us:2016/05/08(日) 22:44 ID:p/I

あっそっち系か!←何系だよ!

私も同じだお!
宿題面倒だおね!
勉強頑張ってだお!
おやすみだお〜♪

ちょっと待てーーー!!
何で語尾に『だお』付けてんのかって?
それはね………

アニメでメール打つときに語尾に『だお』って付けてたからw

以下と面白いよw
そういう訳なんでw
たまに『だお』って付けて合っても気にせずにw

私の気分で付けてるだけだからw
そんじゃ、おやすみなさ〜いだお!

511:橘 舞花☆赤髪の殺し屋◆Us:2016/05/08(日) 22:46 ID:p/I

あっごめん!
『以下』じゃなくて『以外』とだった

512:凪海:2016/05/08(日) 22:52 ID:ySs

だおだお、おやすみーww

513:凪海:2016/05/08(日) 23:07 ID:ySs

>>505

茅野に案内されたところは、体育館倉庫だった。
床には青色のビーズがところどころに散乱していた。

渚「あっちゃー、派手にぶちまけちゃったね」
茅「片付けてたら手が滑って。川の表現に使ったビーズなんだけど、小道具会社からの借り物で」
渚「いいよ、2人で拾おう」
茅「ありがとー」
殺「席をはずしたのはそういうわけですか。せんせーも手伝ってあげましょう」
茅「あはは。じゃあ頼っちゃおうかなぁ」

僕らはビーズ拾いを始めた。

茅「色んな学校行事やったよね」
渚「うん、でもこれ片付けたら全部終わりだ」

これからは暗殺に専念できるけど、修学旅行も体育祭も文化祭も、普通の学校以上に充実してた。
僕らはこの1年間の、色々なことを振り返りながら作業に励んだ。

茅(イトナくんのときは焦ったなー。先に殺られちゃいそうだったから。いつも殺せんせーは、私たちのために、危険を冒してでも助けてくれて。渚も、見ててハラハラするときもあったけど、私の隣で、いつも真剣に殺気を放っていて……。私もこの教室で、色んなことやれたなぁ……)

よし、こっちは片付いた。
次はっと。
そう思いながら、なんとなく視線を後ろに向けた……。

茅(気づかなかったね、最期まで)

茅野の、首……。
あれって!?
ウソ、なんで……。なんで、茅野に……。
突然、爆発するような音が響いた。
茅野の首にある、触手が、体育館倉庫の床を破壊したのだ!!

殺「え……!?」
茅「大好きだよ、殺せんせー。死んで」

☆(茅野side)

ずっと見てきた、いろんな殺し屋が挑んでは失敗していくのを。その中での最大の成功例は、単純な落とし穴。私の触手は、「死神」よりも上手に殺れる!!
殺せんせーは必死になって地上に登ろうとしているけれど、残念。上手でしょ? せんせーの動きのパターン、特等席で1年たっぷり予習したから!!
あと、一撃!!
私は触手を振り下ろそうとした。

茅「!? まずいっ!!」

殺せんせーがエネルギー砲を撃とうとしている。私は急いで攻撃から防御に切り替えた。

☆(渚side)

磯「渚、大丈夫か!?」

体育館倉庫から抜け出すと、みんながいた。

渚「だい、じょうぶ……」

近くの地面がボコボコと盛り上がり、そこから殺せんせーが飛び出してきた。

殺「はぁ、はぁ、はぁ……」

次に、体育館倉庫の天井が破られ、そこから……。

茅「壁を壊して地中から脱出か。しくったー。殺せんせーが生徒を殺すわけないのにね」
奥「か……」
神「茅野さん?」
片「何、その触手……」

514:玲 ce12:2016/05/08(日) 23:14 ID:emg

....やばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばい
渚カエ!!渚カエ!!渚あか!!渚あか!!
キタキタキタキタキタキタキタキタキタキタキタキタ
!!!!!!!!!!
ここの話しめちゃくちゃ好き!!!!!(・∇・)(・∇・)(・∇・)(・∇・)
続き気になって仕方ない!!続き気になって仕方ない!!

515:凪海:2016/05/08(日) 23:44 ID:ySs

>>513

殺「茅野さん、君はいったい……」
茅「ごめんね、茅野カエデは本名じゃないの……!?」

突然、だった。
茅野の首から生えていた触手が、吹っ飛んだのは。
横から、対せんせー弾が発射されたのだ。

海「やっと、正体を表したね。茅野カエデ。いや、雪村あかり!!」

海が首からさげて持っていたのは、どこにでもあるような、音楽プレイヤーだった。その、本来ならイヤフォンをさす部分から、発射されたのだ。

渚「う、み……」

海はウェストバッグを地面に落とした。そこから20センチくらいの棒を取り出す。
あれは、日本刀!?
そうだ、間違いない。海がその棒にあるボタンを押すと、そこから刀がでてきた。

海「たぁっ!!」

海が思い切り跳躍し、茅野の触手に向かって刀を振りかざした。

渚「海っ!!」
茅「くっ」

海の突然の攻撃に動揺したのか、茅野はうまく反応できず、必死に避けていた。

岡「どう、なってんだ。茅野に触手……」
前「その上、海はずっと茅野に触手が生えてるのを知ってた素振りだったぞ」

僕らの間に、動揺が広がった。
そして、そのとき。僕の頭の中には、あの日の海とカイの言葉が蘇った。

夏休み

海「君には、あの教室の真実が見えていない」

体育祭

海「海はいつか、クラスメイトの誰かを殺す」

もし、もしもそれが、他の誰でもない。茅野のことだとしたら?
もし、今。海が茅野を殺そうとしているのだとしたら?
そんな、こと……。
だって、海はいつも茅野と仲良くしていたじゃないか。スイーツ店に行ったとか、このお菓子が好きなんだとか、いつも。楽しそうに会話をしていたじゃないか! それ、なのに……。

海「そのとき、お前は海の助けになってほしい。海が、誰も殺さないで済む方法を。海が、幸せになれる方法を。それが俺の、俺たちの願い。お前への約束だ」

渚「助け、なきゃ」
カ「え? な、渚くん!?」

みんなが僕に声をかけたけど、そんなの、気にしていられない。だって、あんな茅野。あんな海を、もう見たくない! 見て、いられない!!
気付いたら、僕は、2人の間に割って入っていた。

海「!?」

海が、驚いた顔をして僕を見た。けれど、振り下ろされる刀と、その向こうで同じく驚いた顔をしているのは、触手を振り下ろしている茅野だった。
頭に、強い衝撃が走った!!

海「な、渚ぁっ!!」

海が青ざめた顔をして、僕に手を伸ばしてくる。僕は、その手をつかもうと、手を、伸ばした。けれどそこで意識は途絶えた。
意識が途絶える寸前、僕はいつの日かの海との会話を思い出していた。

海「なぎ、さ……。良かった、ホントに、良かった……」

涙を流すジャンヌの顔を、僕はほうけて見ていた。
ジャンヌはいつも通りの白い、無地の着物を着ていた。その、白い布に、まるで花を咲かせたように、赤い斑点が、いくつもついていた……。

516:凪海:2016/05/08(日) 23:53 ID:ySs

はい、これが私の答えです。私が、ずっと書きたかったことです。
ここから話がややこしくなるので、私が初投稿した、1番最初のスレッドから見直したほうがいいかも……。
ところどころに伏線を貼ったので。
それにしても、ここまでほんっとーに長かったなぁ。

ちなみに、海が茅野に触手があると知っている素振りを見せたシーンは。

https://ha10.net/ss/1446717197.html

↑これのスレ番号 295,297,365,523です。

517:黒猫&◆WA:2016/05/09(月) 07:03 ID:Mrw

お疲れ様ーーーー!

518:黒猫&◆WA:2016/05/09(月) 07:08 ID:Mrw

これからもファイトq(q'∀`o)

519:黒猫&◆WA:2016/05/09(月) 19:23 ID:Mrw

コンー!!

520:凪海:2016/05/09(月) 19:35 ID:ySs

コンニチハー((((o´ω`o)ノ

521:黒猫&◆WA:2016/05/09(月) 19:52 ID:Mrw

wwww(。・ω・)ノ゙

522:凪海:2016/05/09(月) 20:10 ID:ySs

私の小説、変かな カタカタฅ:(´◦ω◦`ฅ):

523:凪海◆L6:2016/05/09(月) 20:27 ID:ySs

>>515

 暗闇の中で、少女は泣いていた。僕は声をかけようとしたけれど、声がでなかった。
 その子は、口を開いた。

女「絶対に、助ける……。私の命に代えても……!」

 僕はその声を懐かしく思うと同時に、もろく崩れ去ってしまうような危うさを感じた。



 誰か、泣いてる? あの、夢の中の女の子だろうか。
 光が、差した。

海「あ……、な、渚っ!」
杉「マジで⁉」
片「渚!」
神「渚くん!」

 僕が目を開けると、そこはいつもの教室だった。
 頭に手をやると、包帯が巻かれていた。
 ほうけていると、海が僕に向かって抱き着いてきた。

渚「⁉」
海「良かった、良かったよ〜……」

 顔を泣きはらしながら、海は僕に泣きついていた。

カ「海、渚くんがなかなか目ぇ覚まさないからずっと泣いてたんだ」
渚「……あ、そう」
海「な、渚? 大丈夫? 自分の名前、わかる?」
渚「え、ああ。潮田、渚……」

 そう言うと、海はほっとしたように溜め息をついた。
 あ、そうだ! 僕は茅野と海の戦いに割りこんで、それで!

渚「茅野はっ⁉」
奥「……どこかへ、行ってしまいました」

 だんだん、思い出してきた。
 茅野に触手が生えていて、海はそのことを初めから知っていたようで。そして、海は茅野を殺そうとしていて……。

渚「僕、どうして助かったの……?」
殺「これのおかげです」

 殺せんせーが僕に見せたのは、海が僕にくれた帽子だった。ところどころ、破けている。

海「その、帽子はね。言わば超体育着と同じ役割を果たしているの。いや、むしろあの体育着よりも強いかもしれない……。銃で撃たれようと、刀でどたまをかち割られようと、絶対に壊れない、無敵の帽子。それが、あの帽子の真の役割なんだ」

 すごっ!
 てか、そんなすごい帽子をもらっても良かったのか。というより……。

渚「ごめん、壊しちゃった……」
海「いいよ。別に」

 みんなは、僕があのあとどうなったのかを詳しく話してくれた。
 僕があの戦いに割りこんだとき、茅野は触手を寸止めしたこと。でも、風圧で帽子に裂け目が入ったとか。そこへ、海は刀を止めることができずに僕に当ててしまったこと。その打ちどころが悪くて、僕は気絶したそうだ。
 茅野は慌てて飛び去り、海は茅野を追いかけようとしたが、僕のことを心配してずっと泣きながら傍にいてくれたこと……。
 茅野は、僕らの元から去る寸前、殺せんせーに「人殺し」と言ったこと……。

海「………」
木「海のことも気になるけど、殺せんせー。茅野、殺せんせーのこと『人殺し』って言ってたよ」
磯「過去に、何があったんですか?」

 僕らの視線が殺せんせーに集まった。

片「話してもらわなきゃ、殺せんせーの、過去のこと」

 僕らの間に、重い空気が流れた。
 そこへ、殺せんせーの前に立つ子がいた。

海「あなたたちは、全ての真実を知る覚悟がある?」
渚「かく、ご……」

 海は、真剣な目をして僕らに問うていた。
 僕らは、互いに互いの顔を見合わせて黙りこんだ。

海「もし、覚悟がないなら、殺せんせーの過去を話させるわけにはいかない」
殺「海さん……」

 僕は、海を見た。
 真っ直ぐに僕らを見ている、彼女の目を。僕は見つめ返した。

渚「あるよ」
カ「渚くん……」
渚「だから、聞かせてほしい。海、君の過去も」

 海は、目を閉じた。
 まるで、遠い過去を思いだすかのように。

海「殺せんせー、あんたの過去を話すのはあとだ。私が、最初に全てを話す。私が、どうして茅野カエデを殺すつもりだったのか。私が、どうしてこの教室にやって来たのか。その、全てを……」
殺「わかりました。ですが海さん、決して今回の戦いに手をださないと約束してください。クラスメイトを傷つけたり、自分が傷ついたりする行為だけは、しないと約束してください」

 海はうなずき、また目を閉じた。
 遠い、遠い過去を思いだそうとしているかのように。

雨の日

海「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい……。私が、絶対に、絶対に、助けるから。私の命に代えても、絶対に……、雪村あかりを、助けるから……っ」

 涙を流しながら、海は、目を、真っ直ぐ前に向けた。
 遠い、遠い日の誓いであるかのように……。

524:黒猫&◆WA:2016/05/09(月) 20:37 ID:Mrw

凪海!何言ってんの!?神レベルに上手いって!!
凪海の小説下手だったら私のゴミ以下だよ!?
うち凪海の小説毎日楽しみにしてるの!!
それに!今回のだって面白いし!!!
だから自身持って!!!

525:凪海:2016/05/09(月) 20:39 ID:ySs

ゴミ!?
黒猫殿もウマイではないかぁぁぁぁっっ!!
君のコメントも、毎回励みになる。゚(゚´▽`゚)゚。

526:A :2016/05/09(月) 21:19 ID:0IU

な、凪海なんか今回の小説













なんかすごいレベル上がってうますぎるー
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

527:凪海:2016/05/09(月) 22:04 ID:ySs

A、ありがとうございます!

528:黒猫&◆WA:2016/05/09(月) 22:49 ID:Mrw

凪海
そ、そんな!!(*∩ω∩*)♡
でも励みになって良かったぁ!!
これからも頑張ってね♡♡

529:凪海:2016/05/09(月) 22:56 ID:ySs

が、がんばるんば!!

530:レモン:2016/05/09(月) 22:58 ID:ZRo

ねぇ、前から思ってたんだけどさ、私の小説ってなんか変じゃない??

531:凪海:2016/05/09(月) 23:00 ID:ySs

レモン)変じゃないと思うけど。
変なところある?

むしろ、私が変なのだが…。

532:レモン:2016/05/09(月) 23:44 ID:ZRo

いや、何となくだけど……。
凪海は変じゃないと思うよ!

アンケート

レモンの小説変だと思う人、挙手お願いします<m(__)m>

533:凪海:2016/05/10(火) 00:17 ID:ySs

>>523

茅野side

ただ迎えに行っただけだった。積もる話をする約束で。昼間は教師をやっているお姉ちゃんが、夜に手伝っているという、研究所まで。
役者業は事務所の意向で長期休業中。町で私に気づく人もいなくなった。

あかり「今の方が気楽だなぁ、フツーに就職目指そっかな……」

正面から、人が走ってきた。避けようとしたけれど、その子と肩がぶつかってしまった。

あか「ごめんなさい!」

慌てて謝ったけど、その子はすでに走り去ってしまった。

あか「あれ?」

不思議に思って首を傾げていると……、

ドゴーーーーーーーーーーン

突然の、大爆発。
警備の人は右往左往。じっとしていられず、私は急いでお姉ちゃんのもとへ向かって走った。
やがてたどり着き、そこで目に入ってきた光景は!

あか「あ……」

息絶えた姉と、触手の怪物!
怪物が去っていくと、私は急いでお姉ちゃんのもとへ寄った。

あか「おねえ、ちゃん?」

声をかけても、返事はなかった。
どうし、て?
私はお姉ちゃんを揺さぶった。何度も、何度も。「お姉ちゃん」と連呼しまくった。
それなのに。
涙が頬を伝って、こぼれ落ちた。
視線を別に向けると、そこには書き置きがしてあった。

「私は逃げるが、椚ヶ丘3-Eの担任なら引き受けてもいい。後日、交渉に向かう」

と、あった……。
そこからの私の行動は早かった。
傍にあった触手の種を持ち帰り、自らを「茅野カエデ」と名乗り、椚ヶ丘に転入。理事長の私物を故意に破壊してE組行きを仕向け、触手を移植後、何食わぬ顔であのクラスに溶け込んだのだ……。
たとえ、自分が死んでもいい。仇さえ討てるのなら!



海「雪村あぐり」
渚「え?」

僕らの間に、再び動揺が広がった。
どうして海が、E組の前・担任の名前を知っているんだ?

海「茅野カエデの、雪村あかりの姉の名前……。『茅野カエデを殺す』というのは、あぐりさんに頼まれたことだったの……」


実の姉が、妹を殺す依頼、だって?

海「でも、その目的は……所詮は第2の目的でしかなかった」
神「第1の目的って?」
海「……それは、まだ言えない」

534:かたしょう:2016/05/10(火) 06:29 ID:XeY

ナギそんなことないよ!自分に自信を持って!

535:黒猫&◆WA:2016/05/10(火) 07:04 ID:Mrw

レモン!
下手じゃないに一票!!

536:レモン:2016/05/10(火) 16:49 ID:ZRo

黒猫)ありがとう(#^.^#)

537:みゆき:2016/05/10(火) 17:22 ID:i02

宣伝!
占い●クールってとこに暗殺教室の夢小説作ったから、来てー!
人気無くて(涙)

538:かたしょう:2016/05/10(火) 18:24 ID:XeY

レモンに下手じゃないに1票!

539:レモン:2016/05/10(火) 18:29 ID:ZRo

かたしょう)ベリーありがとう!

みゆき)今度読ませてもらうね☆

540:橘 舞花☆赤髪の殺し屋◆Us:2016/05/10(火) 18:41 ID:p/I

みゆき)なんて言う題名の小説?

541:みゆき:2016/05/10(火) 19:28 ID:i02

私もレモンの小説は下手じゃないに一票!
私の小説はへたで読みづらいに一票!

舞花
【暗殺教室】私の気持ちは…
ってやつ

542:黒猫&◆WA:2016/05/10(火) 19:32 ID:Mrw

行くー!

543:黒猫&◆WA:2016/05/10(火) 19:33 ID:Mrw

みゆき!!!貼って欲しいです!!!

544:葉月 美桜◆hc:2016/05/10(火) 19:38 ID:Jqw

レモン
変じゃないよ!
むしろ美桜のほうが変だよー!

545:A :2016/05/10(火) 20:32 ID:0IU

みっちゃん貼ってくれる?

546:黒猫&◆WA:2016/05/10(火) 21:08 ID:Mrw

葉月も上手いって!!!

547:みゆき:2016/05/10(火) 21:15 ID:i02

いけるかな?
http://uranai.nosv.org/u.php/novel/hachumiyuki/

548:みゆき:2016/05/10(火) 21:26 ID:i02

カルマ落ちか渚落ちかのコメントもおねがい

549:黒猫&◆WA:2016/05/10(火) 21:44 ID:Mrw

はーい!!!

550:凪海:2016/05/10(火) 22:09 ID:ySs

かたしょう、ありがとうございます。


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