織りなす模様は黒と赤。
明るく行こう、未来へと羽ばたける様に。
.........ﾁｯ
「 しょうがねぇな、対価はしっかり支払えよ？
..あぁ、戻りたい、さっさと戻りたい ... 」
( あからさまに嫌そうな顔をした後に、溜め息
...事情はどうあれ ...どうやら、此処では
従っておいた方が賢明に見える、....みたい )
__居心地的には何処か懐かしく、それでいて
胸の奥底が吐き出したいと言わんばかりに疼く
...慣れ過ぎたのかもしれない、彼方に
〖 …(癒されオーラが半端じゃねぇ
極楽にでも逝ってやがったのか…?) 〗
( 魔人の様子、…それはどうも"世界で慣れないこと"
とでも、言わんばかりの不思議を見る眼。… )
〖 ま。いいさ、退屈しのぎにゃ持ってこいだ
__それじゃまず色々確認させて貰うぜーっ
… "溶けて混ざる城と神"
… "異なりに喰われし砂漠"
… "谷に落ちた大女"。 聞き覚えはないかーっ？ 〗
「 .....あ〜〜〜、いやだなぁ ...あの家族に合うとしたら
...絶対異物扱いされそうだよなぁ 」
( ...ブツブツと独り言を吐いて ...悪魔達からどう見えるかなんて、知らぬまま ...
...不安に思うのは、血筋_____ )
「 ...............？？？？？？ 」
( どれもこれも、分からないと言った顔 )
〖 …分からねぇのか
じゃあ、…"暗黒の一族"
"奈落へ落とされた赤の住み家"
"終末を唄う天使" "虹を奪う闇"
…これが分からなけりゃ 少し考えねぇとな 〗
「 ....あ〜〜〜〜、それなら、まだ ....
なんか、聞き覚えがある気がする... 」
( ...頭を摩り、少し自信なさげに答える )
( …腕を組み、機械怪人は考え込む )
〖 …カーッビミョーにわからん…！
んじゃ、単刀直入に聞くぜ！ …
てめえ自分や家族の殆どが
"暗黒の一族"に ツブされた事を
覚えてるか!? …いや、…
知ってるか、の方が良いか 〗
「 ......あ？ 」
「 は？ え？ なん、で ...あ？ 」
___どう言う事、だよ？
〖 …忘れる訳がねぇ事だ、知らなかったんだろ
てか …今が、"20XX(元の時代の3年後)"。
ってことを知ってるか？ 魔人サンよ 〗
( 動揺にｹｹと愉快そうな顔を浮かべ )
「 ............ ......オーケー、分かった 」
さっきまでの非礼は詫びる、だからさ
「 教えてくれよ、全部 」
( ...目は引き締まり、緩んでいた空気は何処かへと消える )
〖 やぁっと話す気になりやがったなーっ
まぁ〜 オレは当事者じゃねぇんだから
見聞きした話も完璧って訳にはならねぇ
そこは念頭に置いとくんだな！… ｹｹｹ 〗
( 目付きの変化にまたもや愉快そうに笑みを浮かべ
横腹へ奇妙なパーツを入れ込む、…話は続く )
〖 えー 一大武装勢力にして傭兵派遣の専門家
通称〖機械島〗の解体が終わり、新たな島として
再スタートを切って間も無くだったっけか… 〗
「 ..... 」
( 神妙な顔付き ...魔人、おふざけ無しで真剣に耳を傾けて聞く ... ...それはやはり、ショックだったからと言うのもあるだろうけれど )
____全員生存なんて夢を、また見られるかもしれないから
〖 一大勢力を解体にまで追い込んだ驚異の集団、
"赤城"。…そいつらがオレ様達、ﾃﾞﾋﾞﾙを初め
戦闘関連業界から一目置かれるようになったのを
見計らったかのように まず第一の事件が起きる 〗
(［ピッ］___腹部に当時の新聞が映る…
… "死神部隊１番隊長、大破"
"ﾆｬﾙﾗﾄﾎﾃﾌﾟ 植物状態へ" )
〖"何者か"による、"河原襲撃"…何処かは分かるな〜？
世間は突然の事件に騒然としていたが、オレ達は
残された痕跡からこの事件の犯人を割り出した…
"暗黒の一族"だよ！ …あの旧神ヤローの
アタマにこびり付いてた黒いギザ…間違いねぇ
…だが、襲撃の理由はその時点じゃ掴めなかった
___程なくして起きたのは第二の事件だ 〗
___溜まる苛立ち、それでもまだ ...
...まだ、聞く必要がある
聞きたくは無い、でもそれ以上に大切なのは情報収集 ...
だから、彼は気付かない
今ももう、拳を握り締める力が強く、爪が食い込み血が滲み出している事も
〖 …ぁー、襲撃の実行犯が"ｼｪｲﾃﾞｨｰﾝ・ゼロ"。
暗黒の一族幹部だってことを突き止めた辺りで
起きたのが、またもや"赤城"狙いの襲撃だ
…現れたのは2体。
覇王とも呼ばれる"S U N"
忌々しい姿の" セカンド "
こいつらもまた暗黒の一族、幹部だ 〗
(…異様な光景を写した新聞が表示される
___黒く塗り潰されたような"自分達が"
"自分達"と戦っており… 更に
城の上には妙な表情をした"子"
…遥か、彼方の山に浮かぶ"異形の天使")
〖 今回は戦力が多かったからか大怪我の報道はねぇが
その代わりに戦闘が泥沼化して長く続いている…
__追い討ちを掛けるように第三の事件…
"シュガー・デザート崩壊 占領"が起こった 〗
おどろおどろしく、魔力が濁り、混ざり、漏れ出る
聞きたくなかった？いいや、そんな事は無い、しかし
それでも、吐き気を催す位
はらわたが煮た繰り返すのは、事実だ
〖 シュガー・デザート。…当時、赤城の幹部クラス？
ってのを旧神ヤローが娶った事が報道されてた
よく分からん場所なんだが、赤城襲撃を受け
その娶った幹部が一時期帰ってたらしい
…偶然か、その時"最後の"暗黒の一族幹部…
" ダーク・マスター " が現れると
迎撃に出た… 何故か二人いた旧神ヤローに
手傷を追わせ、撃退。その後… …何をしたか
知らねえが "異次元のバケモノ" と、そいつらが
通る為の転移門を多数設置。圧倒的な数と門による
不規則な襲撃、…更にでけぇ門から現れた異次元の王、
…"アナザート・プライム" がトドメとなって
何処かも分からなかった旧神ヤローの領域は壊滅。
門の向こうにあった異次元の環境を砂漠に引き出し
修復不可能なレベルで汚染、砂漠は壊滅したな
…旧神ヤローは知らねえな、結局どうなったか〗
〖 赤城事件の終盤となる第四事件では
その"異次元"勢力が、突然赤城内部へと
ワープ襲撃を仕掛けてきた事から始まる。
自室に安置されていた旧神ヤロー…
__ﾆｬﾙﾗﾄﾎﾃﾌﾟ。その自室に突然、謎のワープと
殴り込みが異次元の奴らによってなされ
録に抵抗できなかった旧神ヤローは死亡。
あまりにも突然の襲撃に対抗出来るやつは
外の"暗黒の一族"のせいで居なかった
異次元が主体となる奇襲進撃は止まらず
かといって旧神ヤローの遺体を諦められず
奴らが浸入してくる部屋を閉じられない間に
___最悪の襲撃、…"四魔卿"。
…ダーク・マスター
…ｼｪｲﾃﾞｨｰﾝ・ゼロ
…S U N
…セカンド
そいつらが一気に襲い掛かってきた。〗
( 白黒の部屋が写される
…荒紐で拵えた転移門をバケモノが利用していた )
〖 先の大事件で統制が取れなかったんだろーな
…"四魔卿"襲撃を境に赤城住民は異次元とも
挟み撃ちになり、ひとり またひとりと
死亡報告が届くようになった。…陥落後、
報告が無かったのは…
___"影の国"が寸前で連れ拐った幼竜
___命がけで逃されたガキ数名
___赤城の若君、破壊寸前の黒い機体
___黒い機体に抱えられた半壊の機体
こんだけだな、…それでオレ様は
…最近、てめえに会ったんだ 〗
......は〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 .......あぁ、なんつ〜か、悪いな
( ....口端から血を垂らして、弱々しく声を出す )
血管が額や腕に浮かび
瞳は赤く赤く ...ドス黒く、光を放つ
〖 あー、無理あるなら聞くなよ？話ができなきゃ
つまらねぇ。… で、どうする
___二日前に会ったてめぇの話
___この"地"が何処なのかって話 〗
「 ....最後まで一旦聞かせろ 」
( そこからで良い、俺が何をすべきか ...それで、その鬱憤と、最低な過去を ...グッドエンドへと持っていくには )
____気が付けば、魔人の腕は
....黒く黒く、破壊の象徴となり得る
〖 …水でも呑むか？ ___あぁ、てめぇの話か
…二日前、"思い出の地"だった此処に
てめえが現れた。…戦う意思は無かったな
見たところ、見も心もボロな状態であと
１日持つか。…ってところだ 〗
(…凄惨な状態のあなたが映される)
〖 情けなんざ掛ける気もねぇ、見殺しを決めた瞬間
てめえはオレに"質問"してきた …助けは求めずに。
"黒い女の子"を見なかったか …とだけ聞いてきた
何の事か分からねぇから知らねぇ、と言ったら
てめえはしけたツラしてどっか行っちまったよ。
___何処行ったかは…分からねぇな
…此処が"チョコレイト・ジャングル"だって
事ぐれぇしかオレは知らなかったんだからよ 〗
「 .....あ〜〜〜〜〜、おっけ、それで、全部、だな？ 」
〖 …ま、こんなトコだな。
言っとくが詳細についちゃオレ様知らねぇぞ？
あくまで見たのは今のてめえで、聞いたのは
新聞とか話だしな。…で 話は聞いてくれたんだ
…出口の代わりに"てめえ"が向かったトコでも
教えてやろーか？ どーせ行く宛ねぇだろ 〗
「 ....わりぃな、ほんと ...今な〜んも分け与えられる奴ってのも、無くてよ 」
( ....澱んでいた空気が、いつの間にか戻り始める
...魔人も冷静に、なり始めた、らしい )
「 あぁ、頼むよ ...教えてくれ 」
〖 アッチ だ、…無駄な事すんじゃねーぞ
てめえが生きてんのか知らねぇが、ｹｹｹｰｯ 〗
____"切り株"のあった方角
______
「 ......さんきゅ 」
( ....立ち上がれば、何かに取り憑かれたかの様に、足取りは重く ...フラフラと、体は不安定に歩き出す )
_____________何が、どうなって、どうして？
ﾝで、だよ ....ほんと
いつかは、別れが来るかもしれない
そんな事は、分かっていたつもりだった、それでも
___こんな終わりは、最悪過ぎる
自身の関与しないままに、全てが終わっている
そんなの、そんなの
“ ふｯｯｯｯｯｯざけんじゃねぇよｯｯｯｯｯｯ❗️❗️ ”
( 意味も無く、ただ空へ ....赤黒く染まった腕を
放てば ...雲が割れて、大気が震えて ..それでも
何にも残らない、虚無のみが止まらない )
....一体、なんだ、ってんだよ ....
( ...切り株のあったであろう場所を、反対の手で
ゆっくりと ...虚空を撫でる )
________…
…森の様相は、さほどの変化はなかった
迷路のように栄えた森の木々
土を落ち葉が彩り …道を風が拓く
…葉っぱの繁るトンネル …木漏れ日
__水の溜まった小さな池 …舞う小鳥
… あの日も迷うように
__誘われて…訪れた 秘められし郷
…切り株は __未だに青々と… そこにあった
__根本に …
___無骨な造りで …されど頑丈な
… "あなた"が刻まれた石を携えて
_________
…ザレッド？
_________
( .....顔面に、傷跡が殘る程強く爪を立てて
忌々しそうに、掻き痕をつける )
意味が、無かった？
俺は何を、していた？守れなかった？
何も、知らない。皆んなの最期、結末、結果。
それがどんなに苦痛かなんて、心を締め付けられるばかりでしか無くて。
何も、聞こえず ...ただ、自暴自棄に。
森の勇気も、光も、命の闇も、何も見えなくて。
ただ、深い深い、不快な闇が彼を包み
未だ起きた現実に納得が出来なくて ...
“ ｯあァァあｧｧｧｧｧｧあ"ｯｯｯｯ❗️❗️❗️❗️ ”
絶叫に似た、何かをあげる
( ___悲鳴のような …声は虚空へと溶け消える
…怒り 絶望 __全てを込めた声が )
_____
…ザレッド
… …きこえる？
_______
…溶けて …消えると
僅かに風の音に混じって
__何処かから…聞こえる
「 ........黙れよ、黙ってくれよ
なんだよ、恨み辛み言いに、来たか？
....帰れよ、頼むから、よぉ ...！ 」
( ...声に覇気は無く、ただ悲痛に溢れていて ...
....聞こえた声が、幻聴だと信じてやまずに、耳を塞ぐ )
何も、見たくない、聞きたく無い、信じたく無い
なのに、今こうなっているのは、あの悪魔の言う事を信じたからで ...矛盾が生じているのは、分かる
_____...."矛盾" ？
__そう言えば、さっきから聞こえる、声は
だって、さっき、死んだ、って
_________
… よかった …
… ___生きてるんだね
_________
( 静かに …肩を抱くように
木漏れ日が照らすように
…少しずつ …ゆっくりと
___あの声を伝えて )
________
… わたしはあまり…
…本気で怒ったことないよ？
…今もそう、…けど ちょっぴり
__見てくれないから …寂しいかな
… ねぇ …ザレッド。
______…
… 切り株の上に、静な声
___黒く…薄れた姿
________
....頼むよ、なぁ、頼む、嘘は言わないでくれ
見たく無いんだよ、本当 .... ....
...頼むから、やめて、くれよ
( ....顔を、両手で、隠して ...ゆっくりと、顔を上げて、その声の主を、確認する )
生きてても、意味、なんか無いだろ ...
この現実が、より深く夢じゃ無いと
知らせるようで .....とても、心が、重苦しく
______
… 現実だよ __悲しくて …辛い現実
… でも、キミは違う
__生きてる世界から来た …此処に。
壊れてしまった… そう"未来"に
___… 変われる …変わってしまう"過去"から
_______
… だから …少しだけ、話を聞いてほしいな
____わたしだって悲しいよ …
… でも、… 寂しかったから
____ …風が吹けば 揺れてしまいそうな
薄く …虚ろな姿 ___黒い …姿。
… あの日の笑み
弄んで 遊んだあの日の笑み。
__黄昏時に現れた …ひとりの 霊
________
… まだ、変われるんだよ __ザレッド。
____"ナイ・ア=イニール"
__________.......あぁ、本当、情け無い
守れなかった事もそうだけれど
惚れた女の前で、メソメソ泣いてる方が
___________もっと格好悪いだろ
( ....色々な感情が混ざる中で、腕で目を拭えば
...いつもどおりの、魔人の顔 )
「 うん、何でも聞かせてくれよ
願い事でも、恨み言でも、何でも良い
頼むよ、_______ナイア 」
まだ折れるには、早いみたいだから
_____にぃっ…
( …目元の見えない幻影は __静かに微笑んだ )
________
『 …まず知ってほしいことだけど…__キミはこの時代の…
この世界の存在じゃないんだ …この世界のキミは
___此処で、…眠ってる …ずっと 』
( …ゆらりと揺れる足の下に
___あなたが刻まれた石… )
『 …この世界は、…きみの世界で言うところの
__"バッド・フューチャー(最悪の未来)"。
… たぶん、きみがさっき聞いた話の通り
多くを守れず、…僅かな希望を残して
___殆どが滅んでしまった世界 』
「 ....そっかぁ、俺も死んじまってたのか 」
( ...不思議な感覚だ、確かに石の下にある ...地面からは、似た様な魔力がほんの僅かに感じ取れる ...
ズキリと痛む胸を抑えながら、話を聞く )
「 ...悪いな、違う並行世界と言えども ...
ナイア達を、....救えなくてさ 」
___…少しだけ、寂しげな雰囲気
『 …きみのせいじゃない __だれのせいでもない
だから、わたしも諦めきれずに此処に残ってる
…__あの日、ニャルが目を閉じた瞬間から
… だれも __止まれなくなったんだ 』
____ … 黒が、…目を閉じる ____追憶…
… 河原のビルディングで
死神と、伯爵が打ち合う
［ｳｳﾞﾝｯ!］__［ﾁﾞｯ ギィンッ！］
〖 残念ながらこれ以上時間を取れんよ…
ワタシは倒せん、立ち去るのだ__ 〗
… ［ｶﾞｼｭｩﾝｯ!］
〖 …やれやれ 〗
____ザァンッ！！
( ___死神の体が上下に断たれる
…配線が火花を散らし、燃料が散る
… だが____ )
… 任務続行… 〖 な、何…ッ！！ 〗
___(執念の産物か。…伯爵の体を
上半身だけで掴み …道連れを狙う
___河原の一角へ… 急加速!!!)
〖 ! この方角は…ッ いかん！ よせ…ｯ! 〗
_________
( …闇の者、死神、__気配を見せぬ戦いを感じず
ただ二人 ___買い物を楽しむメイドと、後輩 )
_____周囲含め …接近に気付いたのは
「 ………？ 」 _____!!
_____直前。
［(炸裂音___!!)］
______
［ ﾋﾟｰﾎﾟｰ ﾋﾟｰﾎﾟｰ __… ］
( __吹き飛んだ者 …手や足を失う者
…死神の龍気と 黒い小星の炸裂は
悪意なき偶然により起こり …被害を拡大させた
____救急の者たちが現場を駆け回る )
… 小さな彼女はメイドの下から
___気が付き、…這い出る
… 我が身を庇って _____
___龍気に焼かれ
…黒い星に頭を貫かれた
___目を醒まさぬひと、…彼女を見下ろした
______それでも
それでも、護れる物ならば守りたかったよ、俺は
( 何かの偶然が重なって起きた事
だと、しても ...それでも )
そんな簡単に、死んで良い訳が無いだろ
ましてや、ニャルちゃんには...もっと、ダメだ
彼女は今まで苦労をして来た
別れを経験し過ぎた
__させてはいけないんだ、絶対に
______
『 …崩壊はあの時から始まったの
死にも等しいあの子の有り様は …
だれの心にも、…平静を失わせてしまった 』
___怒りと …悲しみ
『 それが彼らの付け入る隙だったんだから 』
______
( …程なく現れた__ "覇王"の存在
___心の闇。__…それは、具現化され
… "無心の影"が現れ 敵となった )
_______
「 .....二度は、死なせないから、絶対に 」
( 小さな決意を秘めて、固めて ...
そうならない様に対策と、本気で迎え撃つ事
それを、祈るしか、今の魔人には出来ない )
『 …特に、後輩の子… __あの子の闇は
私たちの誰よりも強かった。…影が
__3体も生まれる程に。…そして…
…"セカンド"。___天使の… 喚び声 』
( …迷い多き、子は狂わされ
頭を抱えて城の中…震える
___虚無と …滅亡の記憶。
…叩き付けられた記憶。 )
_____
『 …わたしもザレッドも、慰めたけど
___あの子が持ち直したのは…
…全てが終わった後だった 』
_____
「 ......うん、続けて 」
( ...苦く、辛い、思い出 ...だから、それを防ぐ為にも頑張らないといけない )
___そして、どうすればそれを防げるのかを
"魔王"として考える ....それにはやはり
数多の者の、協力を_____
____…砂漠、…ハッちゃんが治める地も
いつの間にか滅んで …赤の仮面は
…戦えなくなるくらいに泣いてた
…どうやって滅んだのかはわからない
____そこから来た怪物達に …脳死していた
ニャルは殺されて …遂に後輩の子は叫んで
…怪物達に向かっていった ___最後に
… "四つの魔"。…それを相手に
___わたしと、…蒼が殿を勤めたんだ
______各々の …守り、逃がそうと踠いた追憶。
(追憶 …しばらく続くよ)
( .....りょう、かい )
151：◆.s hoge：2022/05/20(金) 01:20
____
… 火の向こう __掛かる火の粉も無視して
__距離を詰めてくる …異界の化物達。
『 … キミに頼るのも これで最後かな 』
… 頭に包帯を巻き、…その下から赤い液体が垂れる
黒い騎士と …その 孫である白衣が並んで怪物を睨む
___騎士は、…背後で三人の子を抱える…
破壊の腕 …巨漢に声を掛けていた
___子どもたちは …騎士に"眠ら"されていた
…余裕のない母を想って、…残ると喚くから
___頼んだよ …
(…去る、巨漢を見送り __騎士は白衣に声を掛ける)
『 …私の為に残ることはない 』
「 ___生憎、…死にたがりでね…！ 」
『 … ふふっ …結局はそういう血筋か…、
(___いい夢を見られたな) 』
__シャラル …リン …ソウ … テイル
___怪物が襲い掛かった。
____とうに… 敵と、建物の区別もない
［ ギィィィィ___…ﾝ!! ］
『{ｵ"ｵ"ｵ"ｵｵ"ｵｵｵ"ｵｵｵｵｵ❗}』
___寄るもの、…子や 猫たちを追うもの
全てに"斬竜"と化した …旧は
赤の谷へ …全てを引き寄せ 切り飛ばす
____…傍らには 同じように化物を喚び
此処まで耐え抜いた …尾の千切れた狐が
…生気も帯びずに倒れ伏す
___残る竜も、目は潰され …片腕は無い
…暴れ、吠える __少しでも逃がす為に
____［ギャじゃじゃッ！！］
… 巨大な化物が竜の首に食らい付き
__共に… 谷の底へと転がり落ちた
__________
… はは、…は ___
［ｽﾞﾘ …ｽﾞﾘ…］
…やら、…れ …ちゃった …なぁ…
あぁ…ぁ … …こん …な、…
…しに __かた …じゃ… …
… … …だめ …なの、に…ね？ …
___ばか、…ア…ロー … …
( …医霊の長刀を握り締めて
__"逃げろ"、と…殺気以外何もない
…そんな顔で …扉を睨み続ける矢機
___もう …後ろに音は聞こえない )
『 ……ね …ぇ __キミ、さ…
… う、…ち と …どんな …
やく …そ、く …したっけ
… ぁは …は… …
…いたず…ら …とか
…ず、…っと …ず…と 』
___…［ｽﾞﾘ …ｽﾞﾘ］
…一緒に __…って
『 …一緒 … …… だって… 』
___
… … …ｯ…ｯ
『 …っ ____言ったじゃん…が…っ… …ねぇ…
_______ねぇ………っっ！！！ 』
____月跳…
(___白い …白い ___スクラップ…)
____… 黒く …爛れた機が
…なにかを抱えて飛び去る
____________
『 …残したいもの ___守りきれた少しのもの
わたしも …ミィリィをザレッドに任せて
蒼と一緒に… 命を落としてしまった
…キミは、…二日前に此処に来て
倒れて …ずっと眠っているんだ 』
( __追憶が、…魔人の元へ流れてくる
…限りない無念と …守りきったもの )
_____________
「 それでも、被害が、大き過ぎる、よなぁ 」
( 気付けば ...頬を伝い続ける、雫 )
「 ...何死んでんだよ、テメェ等、馬鹿かよ ...もっと、生きろよ ...自分を、優先位、出来ね〜のかよぉ.... 」
( ... ...恐らく、魔人が知らないだけで ...本当に、本当に生き残ったのは数少ないんだろう
だからこそ、無念が残り続けている ...悔しさが残り続けている )
『 …そう、無念と …悲しさ 悔しさ
そればかりが残り続けてる。…これが
…"バッド・フューチャー"。最悪の未来… 』
( 静かに告げる … )
『 …… けどね？ ___キミは、まだ違う
ノーマル… 今。変わっていない現在で…
この未来を知って、…戻ることができる
____良い？ …聞いて ザレッド 』
_____「 うん 」
( 確固たる、強い意志 )
消えず、止まない、光を ...灯して
『 …今、現在のわたしたちでは
闇の一族には勝てない。…けれど
…"影の国"と、手を組めれば
見込みはあるかもしれない 』
_____
『 今、…過去へ行ったミィリィが
影の国の …トップを"河原"に
呼び寄せてくれているわ …
…多分、ヴォリンのことで少し
悶着が起きるかもしれない …だけど
…___あの男と …上手く、手を組めば
この未来は避けられるの …___ 』
________
『 …後は、なるようになれ …ね 』
「 ...勿論、ソイツ等にばっか頼るつもりはねぇよ
...変なプライドかもしんないけど、さ 」
________決意を胸に、立ち上がる
「 俺達の魔物化、真の力 ...それが見せられたのかは知らないけれど、それでも ...発揮出来れば、幾分かはマシになるだろうさ 」
_____それに、俺達も ...人手は、集めてみよう
「 だからさ、安心して欲しい 」
必ず次こそは、護るから
…… … … …
『 …その笑顔 』
「 .... ... .... ....何さ？ 」
_____… その笑顔だ
『 …… … 上手く行く、そんなときは
…キミはずっと …そんな笑顔だった
… わたしは …此処で待っているよ
頑張ってね …ザレッド _____』
____________
「 .....絶対に、二度と、貴女を死なせない 」
だから、見ていて欲しいんだ、辿る結末が
とても良い物だと、信じてもらえるように
____後は、今の俺達に、任せてよ
仇は討つから、ね
( や )
( …にゃるる )
166：◆rDg hoge：2022/05/21(土) 23:49( 待ってたぁ！！！！！ )
167：◆.s hoge：2022/05/21(土) 23:57 ( …居眠り義妹の日常、とか
その後から冠雪の続き検討やる？
___お待ちどぉ！ …わんこくん！ )
( ...なんでも、大丈夫！月尾のしたい事、お願い何でも聞く！
....うん、大好き、あのね、いてくれて本当にありがとう、ね？...幸せだよ )
( …ぁー、ごめん 寂しかった？
こっち結構ゴタゴタ起きてさぁ…！！
あ。病みとかはないよ？
"ぁあもう早めに言わんねそういうこと！！！"
てな感じで右往左往のお手伝い。…ぢかれた )
( ...あ〜、んと、実は昨日ね？あっちの方で色々ぶちまけちゃってさ....まぁ、うん、寂しかったかも。
...ふふ、本当月尾って優しいよね〜〜.... ...お疲れ様！ )
( あ。…そうそう
…きみの誕生日、改めて教えて？
ちょっと…メモり忘れちゃって…さぁ )
(…あう、病み病みしい事かぁ
じゃあこっちで浄化しなくちゃね！)
( ....ふふ、残念ながらまだまだ遠くてね〜〜....
1月20日！ ... .....大丈夫大丈夫！ とっても...可愛い！ )
( ...まぁ、うん、月尾が見る事はおススメしないかな？...流石に、ちょっと )
( だからたっぷり、癒やして、ね？ )
( おこーこーせい二年なのだよ )
176：◆rDg hoge：2022/05/22(日) 00:16( ピチピチに若くて青春真っ最中な高校生なのだよ(えっへん) )
177：◆.s hoge：2022/05/22(日) 00:22
・木陰日和のうとうと(ニャル)
・星辰 うたかたデイタイム (瑠和)
・lucky a oh luckyday (J=音楽好きなあの子)
・溶けそ〜 な…おひる (ｱｻﾞﾄ=叱り強めなあの子)
… 浄化内容を選びなさい！
( ....どれもみたいけれど、それじゃあ〜〜 ... )
音楽好きなあの子を、お願いしても大丈夫？
_______…
… ♪ __♪ __♪ ♪！
{リズム［♪.サンシャインガール］}
( __…いつかのノリが良さげな子
Looks very fun
Now you have fun too
目尻を上げて両手で clap！
Today is a fun day
That's a okay！
lucky a oh luckyday aa…
you very lucky a oh lucky day
よぉ… ____ )
_____
…(ちょっぴり、…癒され欲しそうなあなたの元へ
陽気でホープたっぷりのミュージックと足音！
____…)
… ﾝ 、誰かいるのｻ?
_______(ハンモックの上にて、寝転がる魔人)
.....ぁ〜〜〜〜〜〜〜.....
( 屍人の様な唸り声を上げて、暑さと疲労的頭痛に苦しみ中 ....顔面にカバー付きの開いた本を載せて光を遮りながらも ... ...聞こえる声にも誰だか判別出来ず )
( ただ力無く片手をあげては、ぷらぷらと振り )
( 待たせたね… …そして諸々終えたのだ
健康管理のトレーニングに布団叩き、機器の手入れ
お茶の用意… 全てにおいててぬかりはない！
…再開しようか！ ___イー兄ぃ？ )
( 待ってたぁああああッ！！！うん！しよ！沢山しよ！遊ぼっ！ ...にへ、んへへへ....は〜〜〜〜 .... )
( 大好き )
________
《………ん ぁ〜〜に腐った重点してﾝのサ》
( __ﾌﾗﾌﾗ頭痛と自堕落ホット、向き合う気力の
僅かさ示したアイマスク代わりに掛けた本。
…真っ暗癒しは取られて中断、目隠しの本を
取られて中断。…ぱぁ、と明るさ降ってきて
しばらく慣れたら 目隠し没収 …本を手に取り
タイトル眺めて半袖の …いつかの親戚隣で《YO》)
《〖マ〗…カキカキ重点食べ氷、此処にあったら
食べたい要求 軽く言えそーで都合E…よﾖﾖ 》
____夏服姿で眠たそうな顔
___________
「 .....眩しいんだけど、返して ... 」
( ...片手で顔を覆い ...ゆっくり起き上がってだらけ切った反応 ... ...ちりちり光が眩しくて、溜め息吐いたものの仕方無く .. ......視線をチラリと向ける )
「 ......あ〜〜〜〜、なるほどね、君か
....また金か？ 」
[ 本の題名【一撃の男 21 】 ]
( ...扱い手慣れた物で、不純な印象を持ちながら ...改めて起き上がる )
___サラシ一枚
［ぽすっ］___ハンモックに顎を載せる
〖 …重点はｷﾝｾﾝじゃ、ないのサ 耐熱が続くから
うちの皆(みな)もﾂﾏﾝﾅｸて だから此処 きた 〗
( __ついでに傘でも 被る、みたいに
頭に乗っける【一撃男 ﾄｩｴﾝﾃｨｰﾜﾝ】。
サラシの下に 無垢な、興味で
柔らか胸部を 幾らかつんつん )
〖 イー兄 は知ってるのｻ?… ﾆｬﾙﾗﾄは言ってたよﾖ
"暑いときはカキカキ氷"。ｹﾝｺｳ重点な食べ耐熱
…腐った重点してるくらいなら
ﾆｰﾌﾞとカキカキ、食べに いくのサ 〗
___ちろー…り、見上げる視線
クチはハンモックの下に隠れて
目だけが見上げる上目のおねだり
「 ......しょ〜〜〜がねぇなぁ！！ ...後胸は触るんじゃありません、俺だから良いけど他の奴等だと ... ...どうなるか知らんぞ 」
( ....拳を頭に乗せて ...仕方無くハンモックから飛び降りては、ズボンから財布を取り出し、中身の確認 ...
.....そこそこ豊潤、沢山食べれそう )
「 ...んじゃ、食べに行くか？ ...ま〜〜、こう言う時うってつけなのがいるにはいんだけど...子供には悪影響だしなぁ... ...ヴェルはやめとくか
....ほい、行くぞ〜？ 」
___魔人、どうにも強請りに弱く ....
...拒否る様子が全く無かった
〖…ﾁｮﾛ、過ぎ重点 逆に怖いのサ… 〗
( 本は置く。興味はない、ついていく、興味ある。
裾があったらつねって歩く。だけど無いから
とてとて歩く、魔人へとてとて付いていく… )
〖 ｼｮｸﾄﾞｳに あるってﾆｬﾙﾗﾄ ﾎﾃﾌﾟが
言って たのサ… イー兄、いっつも
上々(うえうえ)裸の へんたぃ なのサ？〗
____悪意はないけど結構クチ悪。
__________
〖4F おきつねの食堂〗
・家庭的な味が体と舌にやさしい 御狐飯。
___おひるもよるも、此処で済ませる人は多い
現在: … 厨房: 瑠和(ピュアスマイル)
・カウンター席: ニャンダルマ(かつぶしウドン)
・テーブル席: 周辺警備兵数十名(しょうが焼き定食)
・カウンター席: 狐を口説く警備兵(炭酸ジュース)
____ 入り口: …魔人と軽子
… いらっしゃいませぇーっ
(…馴染みやすい柔らかな声と
無理なくお腹を空かせる匂い。
…家庭の雰囲気がお出迎え___)
《〖ン〗… わりかしひっろいのサ》
「 ....あっついからだよ、今服改良中だから ...
...他に着るもんがね〜の ....と言うか俺的には別に隠してたら何だって良いと思うんだけどなぁ、....てかそれなら魔王様の方がもっとアレだからな？殆ど裸だろあんなん 」
( ...言い訳の口数が早く多くなるのはやはり ...図星？
嘘は何も言ってない、言ってないけれど苦し紛れ感が強い ...一応、掌に収まるサイズ感。
でも何方かと言うなら固め ...しっかり着いて来てるの確認してから、改めてお食事処へ )
______________
こらぁあああああああーーーーーッ！！！！
( ....狐を口説く警備兵に、大声で注意する音子
メガホン構えて ...でも周りには邪魔にならない様
音の響かせる範囲を調整して ...その周りだけに )
「 ..ま〜〜〜、確かに此処って利用しやすいんだよな、安いし ... ...後まぁ優しいし、とは言え本当 ....休めてねぇよな〜 .... ...はぁ 」
( ....空いている席を何処かと探す ... ...一先ず今は
___新しく城へと参入した奴等は忘れて良いだろう )
［ たぅ わぁ ばっ ！］
_____《ﾋｭー》
( __色男の壮絶な叫びを聞き 軽子は決意がみなぎった
…わけがない)
_______
《 ｼﾞｮｰｼの槍玉上々(あげあげ)できるﾄｺってのはサ
従う下々(しもじも)、ﾅｶﾞﾚﾀﾞﾏ被るｺﾄって聞いたよﾖ 》
____ぐさぐさ言葉で刺す
( 色々グダグダやってて言ってて、…そうこう
する間に席空き見つけて、ﾗｯｷｰ！テーブル四人席。
_お先と靴脱ぎ ザブトン敷いて、ワクワク手付きが
メニューを拝借 __どんぶり、定食、ラーメン、菓子。)
《 …どれもおいしそうだね 》
___…眼を輝かせて、ボソッと
________
「 ...あ、あはは ...なんつ〜か正論 ...かも....
でもまぁ、別に良いんだけどさ？ ...いっつも世話になってるし .... 」
( ...苦そうな顔をしたけれど、直ぐにポジディブ
恩はたっぷり、あるんだから )
「 ...ﾖｲｼｮ ...ふー、好きなの食って良いからな〜？実際不味いのなんか無いと思うし ....ん〜〜〜 」
( ...靴脱いで、しっかりと揃えてから、座布団の上にて正座をして ...メニューを見る
...王道でゆくか邪道でゆくか ...はたまたすぺしゃるめにゅーで行くか ... ....意外と腹も空いて来た )
「 ....寝てるよりはやっぱ、こうして
何処か行った方がマシか ....ふーーー ... 」
___ど・れ・に・し・よ・う・か・な ....なんて
《 よくない事ならいい事を思い出して
帳消しにしようとする。お兄さんは…
多分、人が良いって言われるタイプだね
__よく …お手伝いさんから心配されない？ 》
( じー、っとメニューを眺める
眠たそうな顔は …興味一杯に
眼を輝かせた 無表情… __子どもっぽい )
___________
おきつねのメニュー: がっつりのページ
・しょうが焼き ・白身魚の塩バタ焼き
・鳥煮 ・ソーセージ炒め ・天ぷら盛り
・やきめし ・ケチャップライス …etc
___________
《 …これ食べたい お兄さん、いい？ 》
___"素揚げ鳥のしそ巻きランチ"を指差す
…身を乗り出して、魔人をそう呼べる位の
背の差が目立つと …より子どもっぽさが
「 .......あ〜〜〜〜、大正解だわ 」
( ...どうにもこうにも、人の心を当てるのが上手いのは ....音楽を聴いてるからだろうか？
...流石に医霊程では無いけれど、本当子供に対しては甘く ... )
_____________
...魔人、何かを思慮しては ....口角をゆっくり上げて
______________
「 ...ん？ ...お〜〜、良いぞ！好きに食べろ〜？
....んじゃ、俺はまぁ ....やっぱ“アレ”かな 」
....がめつい以外は本当子供らしくて
なんだか安心する
____ …不思議な水紋が 声となって頭へ響く___
［…ﾎﾟｺﾎﾟｺ］
【__J=ﾆｰﾌﾞ・ラ(ジュブ=ﾆｸﾗｽ) 旧(ふるき)もの
現:義体状態 __性格の方向性 =不安定
現:性格の状態 =安定 __危険性 =低い方
性格の特徴
__義体となり、感情と人間性を喰らい知る永遠の途上
感情の起状は薄く、ダウナーのような状態が基本
とりわけ音楽を聴き 満感を得るとそうなりやすい
音楽以外で興味を持ち、満たす行動を経ていると
ダウナー気質は薄れ 義体の見た目通り つまりは
かなり正常かつ話しやすい性格に変貌を果たす
___正常な性格は親戚の興味津々な年下系
［お兄さん］と呼ぶ姿で見分けられる
ダウナーの場合は［イー兄］と呼ぶ…】
______…感覚が離れる _____
… さん
《 …お兄さん、寝てる？ 》
( ベルに手を掛けメニューを立て掛け
…見上げる眼は少しの心配 理解がしやすい無表情 )
________...んぁっ！！？
( ....勢い良く頭を上げて ..意識は再び現実へ
先程聞こえた何かに ...薄らと記憶の中を辿り
..それでいてとりわけ ...現在が興味津々だと言う事を
何故かしっかりと理解が出来て____ )
「 ....想像以上に疲れてんのかもな〜...悪い悪い、もう大丈夫だからさ .... 」
( ...わざとらしい軽い欠伸をしながら、心配されては余裕だと態度で返す
...やはりこう、まともと言うか ....凄く健全、と言う感じがしてやまない )
《 …ニャﾙはたまにお兄さんのことを
酒酔い言で"%&$#%$(義兄さんのばか)"
…って誰かに聞かせてる
__ﾅｲﾄのおじさんもﾅｲｱから伝え聴いてるって 》
［ﾁｰﾝ］____ はぁーい。…ご注文は〜？
( ベルをならす。__厨房から、出てきて…
瑠和にそっくりな１尾の狐子 メモを片手にやってきた。
__厨房で、…働く瑠和の尻尾は5尾に減ってる…？ )
《 …お兄さんはもう少し魔の王らしくならないと。
箔がなくちゃバカにされるよ？…と、ボクは思う
___素焼き鳥のしそ巻き、ランチでお願いします 》
「 ...俺が俺らしくあって何が悪いんだよぉ〜 ... 」
( ...軽く頬を膨らませた後、改めて出て来た狐機の ....尾の数に何処か違和感を持ちながら ...
...人差し指を立てて何処か自慢げに )
「 どう見たって魔王らしいだろ〜が！ ....あ、俺の方はアレで ...んんっ！ 」
___ストロベリーカスタードハイパーシュガーメガマックスエキストラホイップクリームプラスブラウニーアンドチョコレートスプレーアンドメープルシロップキャラメルソースアンドバニラシェイク付きレインボーフルーツパフェ一つで！
《…うぇ》〖［ぐるんぐるん］…ふぁ …ふぁい〗
___１尾の"分身"、…脳内の処理が限界に達して
目はぐるぐる 考えはぐわんぐわん。…軽子も…
聞いただけでも舌が甘たるくて …__ジト目
(よろよろ、…と力なく厨房へ向かう
１尾を見送ると __改めてｼﾞﾄｼﾞﾄ目…)
《 …口も心も味覚も甘々なんだね
よく、そんなでﾀﾞｰｸｷﾝｸﾞ…とか
…ボクちょっと呆れちゃうな 》
( …暇潰しに、机に指をﾄﾝﾄﾝと鳴らして )
「 .... .....糖分が足りないとやってかないだろ〜？俺だって一応そう言う女の子な部分は持ってるし ....食べたくなるんだよ〜 ....にひひっ 」
( ...上機嫌、とことこ机を指が這いながら ...待ち遠しくなれば、腹もそこそこ空いて )
「 後困らせたかったて言うのもあるけど 」
( いたずらごころは絶え間なく、消える事無いまま ...全てが甘〜い、それが魔人 )
「 .........( ボクっ娘、って初めて見たなぁ ) 」
___邪な考えも、多少持ち
《 …胸の膨らみがなかったら引いてた。
今もちょっぴり …引いてるけど 》
( 頬杖ついて 指の腹、…机の上に
這う這うの …魔人の指に、押し付けて
__軽々遊びで時間を潰す …プチ幸せ )
《 …やっぱりお兄さん 魔王らしくないね
よくて、四天王の中程か一番下みたい。
__そういう浮気癖も含めて、…ボクは思うよ 》
(じろ〜り ___ｼﾞﾄｼﾞﾄ目、言葉責め)
______
…厨房から濃い甘い香りが流れてくる…
__…働く"2尾"のおきつね。…
・四匹いる１尾のうち、…１ぴきはお皿の片付け
・１ぴきは床とか机のお掃除
・１ぴきは他のお手伝い
残る…甘え癖のある１尾のおきつね
音子にすり寄り、いぬ。っぽく甘えて…
〖 ふにゃぅ ___くるるっ …［ﾆｬｰ］ 〗
「 なんとでも言えっ ..俺は俺なりに
生きたい様に生きるのが俺なんだよ〜 ...
... ...ただこう、結構視線が痛いなぁ ... 」
( ...つんつんと軽く押しながら、待ち時間さえも雑談をして有効に使えば ...案外退屈なんかは感じなくて )
「 そ〜んなの俺が1番分かってるっての！
....年長のルージュかどっかの集落でリーダーしてたレギオンがしても良いのにさぁ〜 ...
直々に頼まれたらさ、やるしかないだろ？
___安心しろよ、俺は平等に皆んな愛すだけ 」
( ...言い訳になって無いかもしれないけれど
それはそれ、これはこれ )
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音子は基本的に呼び掛けだったり
挨拶だったり ...注意だったり、後は基本補助をする
...それとまぁ、癒しも。
「 :うんうん大変大変 ...大丈夫、瑠和さんはいっつも頑張ってる ....それは良く知ってる ....
...よしよし、お疲れ様 ...ふふふ : 」
( 声質を安らぎを持つ落ち着いた物に変えて
頭を撫でて、甘やかしながら ...背から尾に掛けて、ゆっくりと手を掛ける ... ... )