このスレは学園戦争しようぜの続きです
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『…おはよう、そしてさようなら』
「おー…やっぱり…」
地下研究施設に入ってくると『元地下施設責任者兼教師』のネームプレートを
手に取り、難儀そうな顔で眺める…
「…帰るわぁ、疲れてもうたし、ちっとばっかり、用事が出来た」
(見え見えで適当な嘘をつきながら、学園から背を向けあるきだす、校門のところには、使いがまっている)
「…多分、会ったら殺されかねん、ま、殺せへんやろうけどな」
(殺されたいと言った彼は、死にたくないと笑った、それが嘘なのか本当なのかは分からない)
「そう、お疲れ様」
(そう言いながら青薔薇を散らす、)
「『奇跡』ねぇ」
(そう呟くともとの空間に戻っていった)
「…お疲れ様、私」
ネームプレートを静かに金庫に仕舞うと『月舟(つきぶな)』と書かれたネームプレートを置く
「…さーて、何からやれば良いかなぁ」
(地下全体システムのセキュリティを普通に『解除』すると、新しく設定している
慣れた手付きだが、知っているかの様にスムーズである)
(そんななか、一人、生徒会室の椅子にすわり、ぼーっと、瞳を揺らしている者がいた)
………
(ただ呆然と、宙を見ているが、神の言葉を頭の中で反響させている訳では無い、ひたすらに考えていた)
会長、入っていい?
(生徒会室をノックしながら尋ねる)
「………」
(どうしても、納得出来ない、そして、納得しなければならないという、葛藤が、彼の中には渦巻いていた)
「……」
「………おとう、さん」
(考え続けた後、そう、零れた言葉と共に彼の瞳からとても澄んだ雫が落ちた)
「………ええ、どうぞ」
(すぐにそのわけも分からない雫を拭い、扉の向こうの陰陽に声をかける)
失礼します、そしてお久しぶり、会長
(腕や首に巻かれた包帯と作り物じみた笑顔以外は以前と対して変わらない)
「…お久しぶりです、すみません、随分と開けてしまって」
(そう笑う彼には、先程までの虚無感は存在しない、いつも通りの笑顔と、いつも通りの声と、いつも通りの雰囲気で陰陽を迎える)
「…なにか、ありましたか」
(包帯を見ながら)
いや、校舎破壊されてなかったから零奈は平気そうだったけど…
(苦笑いを浮かべながら)
>>413
いや…特には何ともない
(そのままそっと腕を後に隠す、手の内側には隠しきれてない呪いの数々がある)
「…あー、…まぁ、大丈夫そうならいいんです、安心しました…修復結界の方が、僕が居ないので消えてしまっていまして」
417:Piero*◆RI:2019/01/06(日) 23:24「……陰陽さん」
418:Piero*◆RI:2019/01/06(日) 23:25 「……僕は、何も言いませんからね」
(優しく、全て見透かしているような瞳で告げる、彼女が言いたくなければそれでいい、分かっているはずなのだから)
はい、何でしょう?会長
(目を反らしながら)
ん、なら良かった…どちみち長くは持たないよ、僕
(ふっとあきらめて笑みを浮かべながら)
[グググググ…][グググ…]
(地下から酷い振動が続けざまに響く)
[なぁぁんんんでぇぇぇ]
…ビミョーに悲鳴も混じる
「……諦めているのであれば、僕は何も言いません、でも…」
423:Piero*◆RI:2019/01/06(日) 23:29 「……僕は、いつでも待っていますからね」
(優しく、とても優しく、そう告げる)
…やっぱ、手のひらだけでも解呪お願いできる?
(包帯を外しながら手のひらを見せて)
なんかさ、加護でも効かないんだよね
(苦笑いを浮かべながら)
「…はい、もちろん」
(微笑むと、すぐに陰陽の手をとり解呪をはじめる)
会長さ、もしこの世界から異能力が全部無くなったらどうする?
(自分の手のひらの呪いを見つめながら尋ねる)
「……、…」
(陰陽の方を向いてパチリと、瞬きをする、いきなり、なんでそんなことを?と純粋に思っているようだ)
「…そうですねぇ、……まぁ、上手くは生きられないかもしれませんね」
429:陰陽◆cE hoge:2019/01/06(日) 23:38…極希に思う事あるんだよね、もし皆が普通に産まれてたらって、この世界はこんな理不尽じゃないのかな?ってさ
430:Piero*◆RI:2019/01/06(日) 23:39 「ifの僕が、というわけでもなく。この世界で、というのであれば、恐らく僕は誰より早く死んでしまうでしょう、持病を、能力で持たせている部分もありますし」
(解呪の手は緩めずそう呟く)
「……それはどうでしょう」
432:Piero*◆RI:2019/01/06(日) 23:40「僕は、平等など、どんな世界線であろうと唯一叶わないものだと思いますよ」
433:陰陽◆cE hoge:2019/01/06(日) 23:42 そうなんだけどね…そうなんだけどさ……
(下を向き呟くとにっこりと笑い会長の方を見る)
ごめんね、いきなり変な話しちゃって
「いいですよ、ifの話は大好きです」
435:Piero*◆RI:2019/01/06(日) 23:43 「…ある種、理想になれますから」
(ぽつりと呟く)
……理想……?
437:Piero*◆RI:2019/01/06(日) 23:46 「…いえ、なんでもありません、気にしないでください、ただの独り言です」
(そう言うと、解呪が終わったのか陰陽の手を離す)
「…はい、これで大丈夫です……また、何かあれば、いつでもどうぞ」
うん、ありがとう、会長
(治った手を見て)
多分、暫くは出ないはずだから
「ええ、…無理はなさらないよう」
440:陰陽◆cE hoge:2019/01/06(日) 23:50それは会長もじゃない?
441:Piero*◆RI:2019/01/06(日) 23:51 「、え、えぇと」
(ぽかんと、一瞬固まるが、すぐに言葉を放とうとする)
無理すんなって事
443:Piero*◆RI:2019/01/06(日) 23:52 「大丈夫、です、最近…は」
(一瞬、カミサマのことを思い出すが、すぐに頭を振る)
「…特に、僕は問題ありません」
445:陰陽◆cE hoge:2019/01/06(日) 23:54 本当に大丈夫?猫さんも零奈も居るんだから、無理はしないでね
(心配そうに)
「…ええ、わかってます、…すみません」
447:Piero*◆RI:2019/01/06(日) 23:55 「……大丈夫です」
(そう、微笑む)
(すんません落ちます)
449:陰陽◆cE hoge:2019/01/06(日) 23:56別に会長が謝る事じゃないって
450:陰陽◆cE hoge:2019/01/06(日) 23:56(おけです)
451:巴マミ:2019/01/07(月) 13:12 ...ふん、今頃になってまで、何故カーシャが恋しくなるのか。
(静かなグラウンドに響く銃声のあと、木から一羽の鳥が地面へ落ちる。精鋭な腕前で鳥を撃ったのは、金髪の少女だった。青い左目に金色の右目、それぞれ違う色を持った双眸を伏せる。少女は、とあるアニメに登場する魔法少女のような格好をしていた。炎を素早く焚き、撃ち落とした鳥の調理を始める。右腕には白く長い手袋がされていた。)
「うひー…つ''か''れ''た''ぁ''ぁ''……」
全身怪我だらけ、危機という感じは一切しない雰囲気で
地下室から出て来た…見覚えのある疲れ方
「…随分違うけどさぁ……気付いてくれるかなぁー…いっっつも鈍感だったし…」
(ブツクサ言いながら机の書類を片付け)
かっそかそで草
455:巴マミ:2019/01/09(水) 01:54(かっこ忘れてた)
456:ミカエル◆RI:2019/01/12(土) 19:47 『………ねぇ、るーちゃん』
「……なんだ」
『ふふ、いてくれたんだぁ、もう僕のこと嫌いになっちゃったのかと思っちゃった…』
「……」
『……僕ね、どうしようかなーって』
「…うん」
『カミサマ、壊れちゃうよ、あんなの』
「…うん」
『……どうしたら、いいんだろうね、……僕じゃ、何にもできない』
「……うん」
『……るーちゃん』
「………うん」
『……次は、おともだちだといいねぇ…』
「…………うん…」
……あら、そんな事が?
(地下室にて…)
「そうそう…あの子鈍感だし、気付いてくれるかなぁ」
(同じく地下室にて)
…気付かないんであれば極刑です
462:月舟:2019/01/15(火) 21:52「やめてって…はー、変わんないね?ルー」
463:ニャルちゃん これでも旧神:2019/01/15(火) 21:53「貴女が変わり過ぎなだけなのですよ」
464:陰陽◆cE hoge:2019/01/15(火) 21:57 楽しかったな〜、ふふっ
(そう言いながら一輪の薔薇に似た花を見つめる)
『薔薇の偽物』ねぇ
金鳳花かぁ
(そう言いながら悲しそうに微笑む)
渡したら意味に気が付いてくれるかな?
(生徒会室前)
「……う、緊張すっご…」
花束を持って扉の前、あの子に色々言う為に勇気を持って此処にいる
「…ふむ、…これは…」
(ブツブツとなにか呟きながら一冊の本を開き、1ページ1ページをとても丁寧にめくっている)
「……これを、やれば」
(そう呟くと、本をそのまま机におき、それに手を翳す、すると、その本は先ほどまでとは違う、何の変哲もないただの紙切れになる)
「……戻れたら、いいなぁ…」
(そう呟く彼の瞳には、最後に微笑んだ、理想(カミサマ)が浮かんでいる)
......ピエロさん、ピエロさん。
(どこからか、ピエロを呼び掛ける声がする。)
「っ!」
(ビクリと驚いたように体を揺らす、すぐに紙切れをポケットにしまい込み声の主を探す)
「……どこ、に…」
473:月舟:2019/01/16(水) 21:01 「……えぇいっ!このっ!(SMAAAAAAASH!!!)来ちゃいましたぁっっ!!」
ヤケ気味の感情で生徒会室の扉を殴り飛ばし、大声で叫ぶ
誰が180度どっからどう見ようが『 キ☆チ☆ガ☆イ 』である
「!!!!?」
(いきなりぶっ飛ばされた扉にビビる、脳内処理が追いついておらず、困惑が目に見えてわかる)
ふふふ、ふふふふ、ここにいますよ、ここに。
(すると、突然空間に白い羽の天使が現れる。)
「!!?」
(色々と困惑が重なって完全に頭が回っていない)
あなた、お辛いのですか?
(短い白髪を持つ美しい天使は、ピエロと距離を詰める。)
「え、っ、あ、の」
(近づいてくる天使から、反射的に後退する)
僕なら楽にできますよ、ねぇ、どうですか?
(笑みを崩さず、ピエロに詰め寄る)
「っ、な、なにを、仰っているんですか…っ、そもそも、あなたは…」
481:シャングリラ:2019/01/16(水) 22:19 ん?なんですか?
(にっこりと笑う)
「…?、??…だ、だれなんですか…というか、一体いきなりなんなんですか…っ」
(急な流れとともに困惑がまだ抜け切っていない、処理が追いつかない)
天使ですよ、僕は。苦しいのでしょう?それなら、終わらせてあげますよ。
484:Piero*◆RI:2019/01/16(水) 22:26 「っ、てん…し…って、っま、間に合ってます!別に、僕は…っ!」
(語尾が消えそうになるも強く声を張り上げる、思い出すな、あの人の顔を、もう、あの人(カミサマ)は)
「……ぼ、くは」
(あの人に、息子と呼ばれたんだ、あの人の願いを、叶えなければ)
「……『続けなければ、ならないので』」
......あらあら、自ら不幸に身を投じるのですか。健気なものですねぇ、狂おしいほどに。
(懐から取り出した金色の林檎を見つめる。)
楽に逝けたのですよ、この林檎でね。ふふ、本当に良いのですか?また辛い日々がやってきます、貴方は、言葉一つで最後まで頑張れますか?
「っ…ど、うせ、また、繰り返すだけですので」
(ぎゅっと手を握り込む、ふいた顔からは、表情は読み取れない)
......ふふふ、我慢しなくても良いのに。まあ良いです、今は貴方の決断に委ねることにしましょう。ですが、果実を一つ渡しておきましょう。
(金色の林檎をピエロの手に乗せる)
神以外の者が口にすると、次第に身体が消えてしまうのです。そのあとは、星の天使がお迎えにあがりますよ。いつでも口にしてくださいね。
(にこりと笑い、お辞儀をする。)
「…ないことを、祈りますよ」
490:シャングリラ:2019/01/16(水) 22:51ああ、そうです。ピエロさん。
491:Piero*◆RI:2019/01/16(水) 22:51「…?」
492:シャングリラ:2019/01/16(水) 22:55 ナーガという大蛇がいるのです。奴は悪魔なのですが、天界から金色の種を盗み、なんと金色の林檎を食してしまうのでしてね。神に心酔いしているらしいのですが。独善的な奴ですよ、ええ。見かけたら、是非とも退治を願います。
(そういうと、シャングリラは白い羽に包まれる。そして、微かな燐光を残して消えていった。)
「……大蛇…」
494:ナーガ:2019/01/17(木) 09:31 やぁやぁやぁ、こんにちは。お元気?
(突然、窓から男が現れる。エリマキトカゲのようなヒレを耳の横につけ、黒い尻尾が生えていた。)
......クソ天使の臭いがするな。ここに来たのか。ははは、お前に金の林檎を授けに来たのだろう。まあそんなことはどうでもいい、殺させてくれ。
(唐突に話を切り出す。人間の血に飢えているようであった。)
神は俺が生き永らえることを望んでいる。何故なら、俺は神に愛されているからだ。神のみぞ食することができるという金の林檎を俺は口にすることができる。くくく、嗚呼、狂いそうだ。お前を殺めることも神が定めたことだ、今ここで俺に殺されろ。後は勝手にクソ天使と星が来るだろ。
(微笑みながら舌なめずりをする。剣呑とし視線はピエロに向いていた。)
「……………ぇー」
(派手に入ったのは良いが、どう続けたものなのか分からず硬直)
オマケに花が散る所為でシュールが加速、殺伐とした光景に気まずさが刺す
「…コンニチハ」
(何か言おうとした結果、片言の挨拶が掠れて聞こえた)
...なんだ?また誰か一人、俺に殺される為に神に導かれたのか?
(乱入者を一瞥する。)
「……御遠慮させていただきます」
(金リンゴを手に持ったまま大蛇に振り向くことは無く話しかける)
>>496
「…!…こん、にちわ」
(困惑しながらも挨拶を返す)
......愚かだぞ、苦しみ、もがき続け、これ以上なにを背負う?死とは未来を紡ぐもの、決して蔑視して良いものではない。なにより、神の望みなのだ。お前を綺麗なうちに殺してやるんだ、寧ろ感謝されるべき____
(そこまで言って、ナーガの言葉が詰まる。ナーガの首に精鋭な鎌が当てられているからだ。その背後には、いつから現れたのか、純白の双翼を持ったポーカーフェイスの天使が立っていた。)