とある街、とある路地、そんな場所にひとつ、紙が貼ってある
そこに書かれているのは、願いを叶える何でも屋の話
何でも屋『雅』
【初めまして
この貼り紙を見つけられたということは、貴方様にはなにか望むものがありますのでしょう
もしも当たっておりましたら、どうぞ『雅』に足をお運びください
不死の霊薬でも、若返りの秘薬でも、どんなものでも取り揃えております
用心棒でも、復讐代行でも、どんなものでもお受け致します
この貼り紙を見たあなたに、どうか幸せがありますように】
そしてこの貼り紙を読み終えたあなたの前には、何でも屋へ繋がる道が見えることでしょう
常連客の皆様は『ご縁』をもって足をお運びくださいませ
>>550
雅「?なんですかぁおきゃくさまぁ」
(呼び声を聞いてそちらの方向に駆け寄る)
「なんでもいい…服あるか?」
553:雅◆RI:2020/11/20(金) 19:06 雅「ありますよぉ、おすきなのを「なんじゃなんじゃ!?お主も着替えるか!?」うぐぇ」
(凄いテンションで雅の背中に飛び乗り首を出す)
(…)
「…服着てなかったから…」
(自分の機械の体を見る)
「…見せてくれ」
「よかろうてよかろうて!わしも服が見たいぞ!ィア!案内せい!」
「ひぇ〜…」
(案内せよとか言っておきながらズルズルと店主を引っ張ってズカズカと進んでいく)
─────────────────
ガチャン
「…えーと、ここからおすきなよぉにぃ」
(そうして着いた部屋の鍵を開けると、奥がどこまでも続くような衣装部屋(?)が広がる)
(とても広い部屋を目の当たりにして驚く)
「おお…これはすごいな…」
雅「おすきなものをおえらびくださぁい」
「ムラクモの服もここから選んでも良かったのぅ」
雅「おじいちゃ、そろそろきられてまうよぉ?」
「あはーは」
(既に物色中の魔人)
「…」
(近くにあった服を適当に手に取る)
「…よくわからないな…選んでくれないか?」
(その言葉を聞いてキラーンと魔人の目が光る)
「よかろうて!!!」
雅「うわ…」
「このワシが自ら見繕ってやろうぞ!腕が鳴るのぅ!」
(楽しそう)
「何が良いかのぅ、ワンピースか?それともパンツスタイルか?どれも似合うのぅ似合うのぅ!」
(一瞬で両手に溢れんばかりの服を持つ、満面の笑み)
(…やはり変わった人だな)
「…街中を歩けるような服装で頼む」
「ふむぅ、ならばこれでよかろう!」
(ポムっと渡したのは、黒のハイウエストスキニーと少しサイズの大きな白のネックニット)
「うむうむ!似合うじゃろうて!」
「…そうか?」
(渡された服を着る)
「…何もわからん」
「んふぅ、良い良い、良き『美』じゃ」
(顎に手を添え、満足気な顔)
「まぁ人間の感性とわしの感性が同じとは限らぬ、きになるようなら同性にでも聞くが良い!わしはとても好きじゃぞ!!」
(にっこり)
「そうか…ありがとう」
(自分の体を肌色に変色させる)
「!なんと、肌の色を変えられるのかお主」
(先程も良いがこちらも良い、とどちらともの容姿を褒める)
「…まあ」
(…そういえば言ってなかったな)
「はー、素晴らしいのぅ、わしもできぬことは無いが…」
(己の腕をみてそう告げる)
「んー…ほいやっ」
(パチンと指を鳴らし、彼女と同じように肌の色を変える)
「おお…機械でもない人が出来るとは」
(驚く)
「あは、わしは魔人じゃよ、人間ではない故な」
(この穴見りゃわかるかの、と己の胸にある穴を見せる)
「ここは人間で言う心の臓がある場所じゃ、人外であるというのが分かりやすいであろう?」
「魔人か…実際には初めて見たな」
(穴を見る)
「ほうか〜?意外とおるもんじゃぞ、まぁわしは一族の中でわし1人だけしかおらんから、詳しくは知らぬがな」
(穴に浮かぶ魔力核、周りに待っている蝶のようなものの何倍か大きい物が浮いている)
「へえ…興味深い」
(よく見る)
「そんなもんかのぅ、ま、今はこれでお預けじゃ」
(めくっていた服と肌の色を戻す、いつもの水色)
「…色々ありがとう」
(お礼をいう)
「よいのじゃよいのじゃ、わしもお主を着せ替えて楽しんだしのぅ」
雅「おわりましたぁ?」
「!ィア〜お主も着替えぬかぁ〜?」
雅「あはぁ、ごえんりょしますぅ」
(流石に女性の着替えということで目が見えないとはいえ外に出ていたよう)
「あ、ィア。服ありがとう」
578:雅◆RI:2020/11/20(金) 21:48 雅「はぁい、だいじょぶですよぉ、なんでもやですのでこれくらい〜」
(ふらふらと余っている袖をふる)
「 ……………… 」
( 新聞読みつつ外を眺め )
叢雲「、あ、そだ、おいレイチェル」
(視界内排除の一定期間がすぎ、ふと思い出したかのように声をかけ、何かを投げる、どうやらカードのようだが…)
叢雲「前に言ってた、家、それ鍵な」
(昔話した住む場所がどうたらの話、知り合いを使いパシって完成させた、カード状のそれは家の鍵らしい)
「 ん、あぁ……本当に、か 」
( 鍵を受け取り、まじまじと眺め…
やにわに立ち上がると、窓に脚をかける )
「 …しばらく開ける、って店主君に言っておいてくれない? 」
叢雲「ん、わかった、それとこれもやる」
(ポイッともう1つ紙を渡す)
(それは家の写真、見ただけでわかる、無駄に広い訳では無いが、豪邸、すくなくとも数千ま………)
叢雲「家、それ見て探せよ〜裏に場所も書いてる」
(そういって煙草をまたすいはじめつつ手を振る)
[ビクッ]
「 ……一山いくらの感覚でコレ…? 」
( 感謝の前に口から垂れる驚愕の声
…しっかりお礼を言うと、今度こそはと
窓から外へ飛び出… )
「 あ。…みんなのおやつは冷蔵庫にあるよ… 」
叢雲「ん、わかった」
「ムラクモー!…おんや、レイチェルの嬢ちゃんは出ていったか」
叢雲「ん、冷蔵庫に菓子あるってよ」
「!そうか!ィアー!!!おやつじゃぞ〜!!!」
( ……冷蔵庫にあったのは…… )
( ようかんと 牛の干し肉だったそうな )
「…干し肉?」
(ひょいとそちらを手に取る、叢雲は、菓子、といっていたが、伝言違いでもあったのか)
「ふーむ、まぁどちらでも良いがな」
(暫く後……)
「 ………いや…そうにしか見えん……が… 」
( 写真で見るのと… )
「 大きすぎやしないか? 」
( 目の前で見るのとではその
グレードもケタが違っていた。 )
叢雲「……」
「む、どうしたムラクモよ」
(干し肉を口に突っ込みながら話しかける)
叢雲「んー?あー、レイチェルの奴に頼まれたから家やったんだが…アルファのやつまぁいい仕事したなと」
「アルファ…あぁ!お主の下僕か!」
叢雲「下僕って言うな」
(もう1枚あったその家の写真を眺めながら告げる)
[ギィィ]「 …お邪魔…致します… 」
( 消え入りそうな程縮こまった様子で中を拝見… が。 )
( トップグレード トップグレード トップグレード
広さも中身も上も下も右も左も何もかも庭だって )
「 いや高い高い高い高いやめてもう怖い 」
( ちょこぉっと。…覗いただけでも背筋が震え上がった )
?「はぁろぉ!」
(skullFaceの家の方、彼女が入った家の奥から、バーンと言う音を立てて誰かが出てくる)
?「はぁいオネーサン!ぼっくんのおうちに気に入ったかにゃー?」
(ペロキャンを手に持ちながらハイテンションで出てきた)
( 身構え。…そして言葉を聞いて… )
「 ……(住所間違ったか!やー、良かった…)…
…あぁ、失礼。…家を間違えたよ 謝罪する 」
( 心の枷を解いて明るく頭を下げた
……一部に関しては聞くことを拒否したのだ
…鍵は合ってたし、写真と全く同じ外観…… )
そう
「 ……………(おお信じたくもない神よ…) 」
(現実逃避)
?「ははーはーは!あってるよぉ〜!オネーサン!叢雲サマのお願いされたオネーサンのお家だよぉ!」
(けらけらと笑う)
「ぼっくんはその後依頼を受けてこのおうちつくったひとだぁよぉ!よろ〜!」
「……ぁぁ…そうか……此処がつく……作っ!?」
[どごっ!]
( 一気に現実へと引っ張り戻されては
弾かれたように玄関に背中を打ち付ける程ぶっ飛ぶ )
「 げげげげげげ 原価幾ら…!? 」
( ……玄関を背にしてレイチェルは心の底から
震え上がっている…恐ろしさと驚愕に、涙すら
浮かべている )
「んぁ〜?えーとねぇ、いーくらだったっかなぁ〜、あ!これでぇす♡」
(携帯を取りだし叢雲との連絡画面を見せる…値段の話である0は7個…)
「叢雲サマ全負担でぇ、億行かなくて残念ですぅ」
(あーあ、と画面を見せながら頬に手を添えて残念そうに首を振る)
「 ひぇっ 」
( 顔から頭から汗が満遍なく吹き出す。
玄関から飛び離れて傷がないか注視する…
…屋敷のもの、見る全てに7つの0が浮かぶ…!! )
「 っっっ!(いやいやいやいやっ!こんな数字ッ!?
支出の話ったって豪遊感覚でその数字ってナニソレ!?
や ヤーさん舐めてたてかコレ端から見たら愛 ) 」
( 恐ろしさに混乱しながらも…慎重に靴を脱いで )
「 っっ……う、うん…ち 因みに家賃は… 」
「あぇ〜?や〜ちん〜?叢雲サマがはらってくれるんじゃなーいのぉ?オネーサン100万くらい毎月出せるぅ?」
(あの人に頼っといた方がいいよぉぼっくんもそうしてるぅ、と携帯をしまいつつ笑う)
「まー家くれるくらいだしぃ、そのくらいあの人もまーいっかっておもってるっしょ〜、あのひといくら金吸い取っても溢れるように出してくれるしぃ、サイコーだよねぇ!」
(金というワードにうっとりしながらその場でクルクルと回る)
「(ふ、拝金主義よりタチが悪いっ)」
(恐ろしいことを言う人だ。…と、考えたところで…)
「 ……大体…予想は付くのだが、君は誰だろうか 」
( もう1つ、気づく…私は彼を"見上げている。"
…結構高い方だと思っていたのだが、と妙な視線 )
「 その様子だと、私の事は知っていそうだ 」
「んぁ〜!ぼっくんは『アルファ・アキュレッド』!気軽にあっくんってよんでねレイチェルオネーサンっ!」
(叢雲サマからの連絡で名前は知ってるよぉ!と笑う)
「 君の背丈でおねーさんは無理がある、ふぁーくん 」
( そぉ〜〜っと廊下を進む…精神が疲れた。
…まずは寝室を探さなくては… )
「えー、ぼっくん可愛いでしょ?可愛かったらいーんだよっ!」
(寝室へご案な〜い、といいながらなにか扉のような場所の前へ)
「寝室はねぇ〜、二階になりまぁす〜」
(そういってポチリと壁にあるなぞのボタンを押す、するとその扉のようなものが開き…どうやら、それはエレベーターだったらしい)
「 ……待て、私は足に不自由があるとか無いとかは後だ…
君、今私の中を読まなかったか?心の中を… 」
( 頭痛がする…怪奇現象というかなんと言うかで )
「 ……というか、何故こんなに広いのかね? 」
「あはーはー、だって大体みんな寝室から行くでしょぉ〜?オネーサンそわそわしてたからぁだいたい顔に出てたよぉ〜?」
(ケラケラと笑う)
「おーきーのはねぇ、叢雲サマがぁ、オネーサンが何でも屋さんで…えーと…水槽?買ってたって言ってたからぁ、白衣的にもぉ、色々物置けるひろぉ居場所がいいんじゃないかぁって、広さは指定されてなかったからぁ、そのへんは僕の好み〜」
(お金とかもしていなかったからぶんどってやろうと思ってぇ〜と悪魔のような言葉を笑いながら吐く)
「 ………君のせいだよ、ふぁーくん 」
( 目が回る… )
おっと
「 ……これは私の趣味だよ、別に医者はやってないさ 」
( 寝室らしき部屋の戸に手を掛ける )
「あは、そーなんだねぇ!科学者サマとかかなぁとも思ったけど」
「はぁい!ここがぁ寝室でぇす!」
(そこに広がるのはセミダブルのベッドにマッサージチェア、座椅子とそれに合うサイズの机等、シンプルな部屋が広がる)
「 何度も思うが……私が住むような所か…? 」
( とは言いつつも、ベッドに横たわる )
「 …………うん、悪くない 」
「住んだら慣れるしょ〜、なんならリフォームもうけたまわるよぉ〜?これはたんまり貰うけど」
(そういって手で金のサインをする)
「まぁこんな感じかにゃ〜?ぼっくんそろそろ帰るねぇ?ここに居たの叢雲サマに間違えさせないようにってお願いされただけだからぁ〜」
(そういってポケットから棒付き飴を取りだし、はぁい、とskullFaceに差し出す)
「 ………資本主義の広がり様には恐怖を覚えるよ 」
( 後半に関しては聞いて流し、飴はポケットに仕舞う…
ベッドを被れば、その内…眠気… )
「 ……………( ……叢雲さん、ね…… ) 」
「……ばぁい♪」
(睡魔に襲われている様子を見てするりと寝室から出ていく)
「…叢雲サマ、ぼっくんのこと伝えてないんだねぇ」
「俺だって『死神』を殺しに来た刺客だったってのに、信用されちゃったもんだぜ…☆」
(すこし嬉しそうにその家から去っていった)
[ぱち]
「 ………… 」
( 寝ぼけ眼を擦って起き上がり
……広い部屋を見渡して、外の明るさに当たり
ぼんやりと頭が思考を開始する )
「 ………あぁ…私の家だったな…ここ… 」
「にゃは、叢雲サマ〜!」
叢雲「…おつかれ」
(異形の街の片隅、僕らの待ち合わせ場所)
「オネーサン無事におうちにいるよぉ!飴ちゃんもあげた〜!」
叢雲「へーへー、わかったわかった、前のめりになるなボケ」
「むー、まぁお金は前払いでもらったからご報告だけねぇ〜?そんじゃっ」
ガキンッッッ
(金属音が鳴り響く、重なるのは刀と『包丁』)
叢雲「……」
「…にゃは☆まーた頭とれなかったぁ」
叢雲「しね」
「やぁだ♡じゃあねぇ叢雲サマ〜」
(不意打ちが効かなかったことを確認するとすぐに包丁をしまいくるりと回りながら手を振って去っていった)
[カチャカチャ…]
「 ……流石に…食の趣向など、
合わせる由も無いのは分かるとは言えど…うーん 」
( ……やたらと大きなホットケーキと…
ベーコンと目玉焼き、ブラックのコーヒー )
「 ……和食派なんだけどなぁ 」
「…んぁ」
(そう言えば、と依頼主と別れた先でふと思い出す)
「…地下室の話ぃ、してなかったなぁ」
(3階建ての地下室付き、という説明をしていなかった)
「…ま、いっかぁ!」
(が、楽観的思想の権化、そんなこともすぐに切り捨て、かろかろと飴を再び舐め始めた)
「 ……………ん 」
( ホットケーキの半分を腹に納めるなか
聴覚が普通の家にはない、妙な音を僅かに捉える )
「 ………… 」[コンコンコン]
ーーーーーーーーーー
( 床を鳴らす、振動と音が反響を起こせば…
やはり、と確信めいて更に疑問を抱く )
「 …………地下にも…何か…? 」
一方
叢雲「たでーま」
雅「!おかぇりぃおじさま!」
「!なんじゃかえったか!」
叢雲「朝からなんですその量の飯」
バンッ
アルファ「は〜りょ〜!叢雲サマ〜!!!」
「「!?!?!?」」
(突然の店への来訪者に雅とレメゲトンが驚く)
叢雲「…なんだ、アルファか…」
アルファ「きちゃったぁ!」
叢雲「なーにしにきたわけおまぇえ…」
α「んふ、なにしにきたんだろぉねぇ?」
(そういっているアルファがみている先は、叢雲ではなく…)
α「…今日も元気に愛されてるねぇ、叢雲サマ」
叢雲「は?」
α「んーんー!こっちのはなしぃ!」
(視界に見えるは叢雲の首に腕を絡めてその背後に浮いている『それ』に対して)
『………』
(それは絶世の美女と呼ぶにふさわしい容姿をしており、自分を見ているアルファに向かい、笑みを浮かべていた)
α「……」
(その笑みに、がり、と飴を噛み砕く)
[ガララッ]「 失礼するよ 」
( ………黒衣が入ってきた )
「 やぁ、叢雲さん……とんでもない家を
無償提供してくれたものだね 」
叢雲「?」
α「あー!オネーサン!やほぉ!」
(とんでもない家、という単語に首を傾げる男と、パッと雰囲気を戻して彼女に手を振る男)
叢雲「…なに?ちっさかった?」
(人に家をやることは初めてではないが、あげてきた部下たちはなかなかにずる賢い奴らであった、故に叢雲はあのくらいが普通だと思い込んでいる)
「 …………いや、その………
……まぁ、いい……不満は、無いとだけ 」
( ぐだぐだと言う雰囲気を持っていかれて
テンションの高い男に小さく手を振り返す )
「 ………………それで……叢雲さん、疲れてないかな? 」
叢雲「…?」
(いきなりどうした、という表情)
雅「…あるふぁさん、こんどはどんないえつくったん…」
α「ん〜…億手前くらい?」
雅「…」
(店主、察する)
「 いや、疲れていないかな と聞いているのだよ…
返答次第でこの後取る行動を変えるつもりでいる 」
( 壁に背もたれ )
叢雲「つ、かれ…ねぇ…」
(がしがしと頭を搔く、今は任務とかないし、寝不足でもないし…)
叢雲「…特にねえです」
(そう首を傾けつつ答える)
( と、嬉しそうに新調した黒いコートの内より…? )
「 それは丁度いい 謝礼付きで…… 」
[ カチッ ]
( 火薬の匂いが僅かに漂う )
雅「……かやく」
(ぐ、と顔を顰める)
叢雲「なーに、おまえさん、まーた暴走でもすんのか、そろそろ雅がキレるぞ」
(同じく火薬の匂いに気が付く)
「 いやいや……節操は弁えているさ 」
[ゴドッ]「 頼みたいのは"解体"だよ 」
( 机の上にごろりと無造作に置かれた"不発弾" )
「 庭で発掘したんだ、資源にするから解体したい 」
叢雲「…」
α「……………」
叢雲「…アルファ」
α「はーい!解体は僕がやりまぁす!」
(顔を逸らしていた男に声をかければ、すぐに切り替えたようにぱっと出されたものを手に取り解体を始める)
叢雲「すまんな、あいつが多分てきとーやった、すぐ終わる」
α「でぇきぃたぁ〜」
(べ、っと机の上に解体済みのそれを置き、座っていた叢雲の膝にのしかかる)
叢雲「くっそ邪魔」
[ガララッ]「 あぁ、これらもお願いできるかな? 」
( 無造作な重ね置きの地雷やら不発弾やら )
「 ………土地の価格だけは安かったらしいね 」
α「…」
叢雲「………………アルファ」
α「…」
(名前を呼ばれ、死ぬほど嫌そうな顔をして起き上がり、叢雲の横で解体し始める)
「 〜♪ 」
( そんな二人を他所に
口笛混じりなおやつ作り )
α「終わった!!!!!!!」
(べっ、とようやく全て解体し、机にベタりと倒れる)
叢雲「ん」
雅「おつかれさまですぅ、お茶どうぞぉ」
α「んぁ〜!ィーくんありがとぉ!!!」
「 ………、 」
( ゆっくりと瞬きを何回かし、辺りを見渡す。なんか大事なことを忘れてる気がするけど…なんて寝起きで回らない頭を回転させ、そうだ甘音様、と何だっけ…?と疑問に思いながらも、そっと視線を上げた叢雲お兄さん先にいる女の人をじっと見つめながら傍にいた甘音の袖をぐいっと強めに引っ張り )
『 …っ!起きたの?おはよう 』
「 甘音様、あのお兄さんの後ろに何か見えたりする……? 」
『 …?いや、何も 』
「 ……、なら、いいのだけれど 」
( 不思議そうに首を傾げる彼女を見て、はぁとため息をつきそっと目線を逸らす )
雅「!りんさぁん!おはよぉ」
叢雲「…!あぁおきたか」
(凛が起きたことに2人が気づき、そちらを向く)
『…………』
(そんな叢雲の首に、腕を絡めて浮く『それ』も同じく、笑みを絶やさぬまま、そちらを見ている)
「…?」
(なにかを見ている人達を見るが何もわからない)
「お疲れ様…」
「 ああ、おはよう…… 」
( ふっと笑みを一瞬浮かべじっと後ろの女の人を見つめて。随分と執着心が強いのだろうか、離れる様子のない彼女からそっと目線を逸らして、あははと曖昧に笑い飴を一つ口に含み )
レメ「…人間増えたのー」
α「そだねぇ」
(交友関係が少ない二名が座敷の入口の段差に腰かけ、茶を啜っている)
α「…おじいちゃまさぁ」
レメ「ん〜?」
α「…あの子、『見えてる』よねぇ」
レメ「…で、あろうな」
(『あれ』から目線をずらした凛をみて、『見えている』2人が会話をする)
α「…相変わらずとんでもないのに好かれてるよねぇ、叢雲サマ」
>>636
叢雲「…?」
(こちらを見て目を逸らした彼女に首を傾げる、そして)
『……いい判断、いい判断ね、あなた』
(そうして、『それ』は口を開いた)
『いい子ね、いいわ、【愛】しましょう、この子を見ない人間は好きよ』
(口を開いたそれは、そう告げながら、片手を動かし、叢雲の頬を撫でる、それに、彼は、気づかない)
( その言葉聞きガリっと奥歯で飴を噛み砕き、強張った表情を浮かべ数歩下がる。彼の頬を撫でる彼女を見てそっと目線をそらし目を閉じ首を振り。そっと目を開け小さくため息をついた後小さく誰にも聞こえないような声でそっと呟く )
「 ……怖いくらいに好かれているね 」
叢雲「…?」
(そんな彼女に首を傾げる)
α「ちっちっち」
レメ「おうい、こっちにおいで」
(そんな様子を見て、そう声を発しながら彼女に手招きをする2人)
( 声の聞こえたほうを振り返り、小さく後ろの女の人にお辞儀し、ここから逃げたい一心で足早に二人に駆け寄って。2人に近づくと小さく笑みを浮かべながらお礼を告げて、 )
「 ……助かったよ、ありがとう 」
α「ぃーよぉ!『あれ』はオンナノコにすぅぐ目ぇつけるから、…見えてるんだねぇ、あれ」
(はぁい、と棒付き飴を差し出しながら告げる)
レメ「あれはわしが出会った時から叢雲に憑いておったからのぅ、執着心はあのクソ神…竜神にも匹敵するであろうな」
( …そんな中に…… )
「 むらくもさーん、ミート・パイが焼け……
………おや、今日はやけに人揃いな… 」
( 台所から出て来ては
手に持った中ほどのパイが
存在感を主張する )
雅「!みーとぱい!」
叢雲「相変わらずの食い意地」
(その言葉を聞き、雰囲気を煌めかせた店主が猛スピードでskullFaceの元へ)
「 おぉっと暴食反対 」
( さっと横に避けて机に向かう )
「 叢雲さん あの家も中々に寝心地が良いよ…
少なくとも魘されることもなく眠ることが出来た 」
>>646
叢雲「ふぅん…、それはまぁよかった、おれは別になんでもいいけどな」
(本人の家はあんな豪邸ではない、本人の望みで限りなくものが少ないシンプルな構造になった場所だ)
叢雲「っはー、……俺も寝ようかな…なんか今日かたおも…」
(そういう彼の肩には『それ』が腕を絡めている、人数が増え、彼に近づく者も増えることに、思うところがあるらしい
それでも、笑みは絶やしていないが)
(何でも屋の扉がいつものように音を立てて開く、扉から3mほど離れたところには鉄扇を広げた女性が立っていて。)
「あら、人が多いようね」
(店内の様子を一瞥し、危険がないことを確認すれば店内へ歩を進め)
雅「!いらっしゃいませぇ、ようこそ『雅』へ〜」
(聞き覚えのない新しい声に気づき、店主がそちらを向き声を出す)
(そして、入ってきた彼女を見て、ぴくりと、反応を示したものが2人)
叢雲「……」
α「………」
「あなたこの店の人ね、ここに温かい紅茶はあるかしら」
(この店を喫茶店か何かと思っているのか自身に声を掛けた店員らしき人物に優しげ声色で紅茶の有無を訊ね)