帳が降りる
そこに集うは魑魅魍魎
百鬼が蔓延る夜の街
快楽道中最奥にて
『閻魔』が座してお待ちである
中の人がお話する際は()をお使いください
参加はご自由に
荒らしはなされぬよう、見つけても絡みませぬよう
何かあればまた追加いたします
スレ主キャラの設定等&設定置き場はこちら↓
https://ha10.net/hen/1603192967.html#Z
快楽道中奥の奥
見えるは大屋敷『百鬼邸』
座して待たれるは…
『……はぁ、銭があわへん…』
(帳簿を睨みつけながら、髪をかきあげ、両肘を机に付けた【閻魔様】)
(この快楽道中の主である【大王様】は、今日も今日とて帳簿とそろばんとにらめっこ)
『妖怪共はこう…なんでこんな適当なんや…躾たろうか…』
「み」
『!…あぁ、なんやの?なんか見つけたん?』
(そんな閻魔様のそばに、小さな丸い鬼が寄る)
「み!」
『ん〜?…あぁ、あーこれやこれ、これで銭が合うわ、どいつがかくしもっとったん?』
(銭が合わない原因を見つけ、計算を直して帳簿を閉じつつ、尋ねる)
「み!!」
『あー、酒呑が?しゃあないなぁ、ならええよ、今日はお仕事終わりや、街で飴ちゃんでも貰ってき』
「「みーー!」」
(その言葉を聞くと、小鬼はどこからがわさわさと大量に現れ、閻魔にお辞儀をするとどこかにきえてゆく)
『………僕も、久しぶりにそとみたるかな』
(迷い人でも、探しに行こう)
(妖怪が闊歩し亡者が彷徨う夜の街。
その喧騒から一歩引き、割と落ち着ける場所の石畳
……どう考えても幼な過ぎる、薙刀抱えた幼女が一人座っていた)
「今日も良い日だった……なるほどね」
(何かに納得して立ち上がる。
そうして振り向いた先には、快楽道中最奥にして最大の館があるのだった。)
「!み!」
『んあ、なんやの、まぁたなんか見つけ…』
(残った小鬼たちと共に、屋敷の外へと顔を出す、すると小鬼たちが裾を引いて、何かを指さしている、あれは…)
『…人間、か?』
(珍しい、あんな幼子が1人で、よくもまぁ喰われなかった事だ)
『…茨木に、食わへんよういうとかなあかんな』
『ちょお、茨木に伝言たのんでええか?』
「み!」
(閻魔がそう問いかけると、小鬼たちはピッと短い手足で敬礼し、数匹全員で屋敷の奥へとかけてゆく)
『…物騒なもんもった子供やなぁ』
「……んー」
(子供と言われたことがやや不満
……だが『今の』彼女の容姿は幼女である。)
(いや、そうではなく。
そこにいたのは紛れもなく閻魔大王だ。
本能で少し姿勢を正す
……閻魔のことは知らないのだが、過去を読んだ限りでは街を作った人らしいので。)
『、なんや、餓鬼扱いされて不満か?』
(不満そうに声をもらす彼女に告げる)
『…ほぉん、わかるんか』
(そして姿勢を正す瞬間を確認、正体に気づかれたか?)
『まぁ、そないにかたくならんでもええ、ほら、飴ちゃんやるわ』
(が、今は休暇中である、恐れられる【大王】の顔は使う必要も無い)
(彼女の目線にあわせてかがみ、紙に包まれた懐から飴玉を取り出す)
「……ありがとうございます」
(無警戒で受け取りそのまま口に放り込む
危ないものなら武器判定されて『魂の消耗』で先にこっちがぶっ倒れるはずなので。)
「んー……不満……いや、別に」
(ようやく今の自分の容姿を思い出した。
幼女なら幼女なりに振る舞おう)
『ん、まぁええわ、せやけどここはおなご1人やと危ないで、頭から食われかねん』
(妖怪わんさかおるよ、と街の方を指さす)
「あー、いますねぇ」
(軽い。……でもまぁ、確かに危ないのかも知れない。
ぶっ倒れているところを本当に食われそうである)
『なんや、肝座っとんなぁ…』
(思ったよりも軽い反応に少し驚きつつ、指さしていた腕を下ろす)
『まァ、僕がおったら食われへんから、覚えときゃ』
「……覚えときますね」
(武器向けられたら倒れないうちに逃げ込もう、うん。
いざという時は逃げ切れる能力はある。
心の中でメモ。忘れた時は過去映しすれば良い)
『あ、でも、屋敷にははいったらあかんで、茨木……住んどる鬼に食われてまうから、とんでもないのが2匹怨念』
「あ〜らぁ、それって儂らの事なん?閻ちゃん」
(するりと、彼らの会話にかなり高い位置から声が混じる)
「かなしぃわぁ、儂らのことそんなふうに思ってたんか?」
『…酒呑、お前はまだええけど茨木はアカンやろ』
「あは、まぁそうやねぇ」
(そういって現れたのは、鬼、2m程の巨体で閻魔の頭を後ろから撫で回す)
(その様子を無言で見守る
……心のメモに『茨木さんはやばい』と書いておいた。
……確かに色々な妖怪や亡者に『過去映し』を使った時、大抵その二人…いや二鬼が「やべーやつ」として映っていた印象)
『撫でるんやめぇや』
「あは、やってちょーどええサイズなんやもぉん、ま、儂は喰わんよぉ、今からまち行くから、茨木は屋敷でまだ寝とるわぁ、小鬼共が困っとったよォ」
(そう言うと、閻魔の頭から手を離し、じゃあね〜と手を振りながら街へと消えてゆく)
『…はぁ、首疲れる』
(でかいねんアイツ、と愚痴を零す)
( 人気が少ない夜の路地に迷い込む少女が一人。さっき見かけた猫を追いかけて来たがそこには猫なんてどこにもおらず、一つため息を付き。月光が差し込まない暗闇の中ぐうっと背伸びをし、少し残念そうに呟き )
「 あーあ、完全に見失ったなァ… 」
( 前ここに来た時はもっとここも静かだったのになぁ…なんてぼんやり考えながら妖怪や色んな物が蔓延るのを見かけ目を輝かせて。知らないは罪だもんナ、と誰に言うわけでもなく小さく呟いたあと鼻歌を歌いながら路地を歩き )
「、あァら、なんやの、きょぉは人間のおおいひやねぇ」
(するとそこに、先程街へ入ってきた酒呑童子があらわれる)
「…おなごやねぇ、かぁいらしいわぁ、喰ろうてしまおか」
( 不意に聞こえた声に少し首を傾げながら、そのまま大股で近づきにぃっと笑顔を浮かべたまま更に距離を詰めて目を輝かせ、楽しそうに )
「 んふふ〜、やっぱりこの世界は知らない事がいっぱいだネェ〜!あはっ、お兄さんのお名前は?……ううん、やっぱ言わないでっ!すぐさま答えを聞くのはもったいない、あははっ、楽しい〜 」
( 自分の知らない存在に目をキラキラ輝かせながらまくし立て、くるっと回りながら満面の笑みを浮かべて )
「…あんや…こりゃあ…」
(思った反応と違うことに少しだけ驚きつつもそれを表には出さず、頬に手を添える)
「…うぅん、さっき別れたばっかやけど、閻ちゃんとこつれてったほぉがええやろかなぁ…、おなご、アンタの名前、教えてくりゃれ?」
(彼女の目線に顔を近づけ、問いかける)
>>18
「……なんか、よくわからない人ですね」
(……でも。
気のせいだろうか。
どこか……楽しそうだ。)
(そして、ここなら、もしかして……と考えに沈む)
>>1
『、まぁそもそも人とちゃうしな、鬼やし、…お前さん、酒呑童子とか…しらへんか、まだ餓鬼やしな』
(中身はいくつか知らへんけど、と、己の左肩を揉みつつ話す)
『でもあいつはまだ大丈夫や、…んや、気分屋やからやばいけどな』
「…………」
(思考が戻ってきた)
「……物騒なのはちょっと勘弁、ですかねぇ……」
(あまり聞こえてなかったのかあまり気の入らない声で)
(トリミス)
27:◆RI:2020/12/18(金) 22:43 『…言うてもお前さんも物騒なもん持っとるやんけ、なんやその薙刀』
(そう彼女が抱えているそれを指さす)
『よう盗まれへんかったな、ええやつやろ、それ』
「いやこれ数打ち物ですし……でもこれなかったら私多分死んでますね」
(言うほど良いやつではないしそれに戦闘には使わない予定なので危なくない、とかいう謎理論)
『あー、ちゃうちゃう、それそのもんがええやつっちゅーか…【中身】がなんや…うーんなんやろなぁ』
(おそらく彼女の『魂の消耗』について、何かしら勘づいたのであろうが、詳しいことは分からないらしく、なんと説明したものかと唸っている)
『まぁええわ、それにしても…しぬんか』
「ああ、なるほど」
(言いたいことは伝わったらしい)
「直接ではないですが」
(妖怪わんさか、である)