こんにちは!咲夜(さくや)です!
ここは、少年陰陽師が大好きな人が、それぞれの夢を小説にするところです。
少年陰陽師好きなら誰でも大歓迎!
ルール
・荒らしは無し!
・悪口も無し!
・タメ&呼び捨てOK!
以上!
どんどん来てください!
だよね、分かるWw (いろいろ)
特に彰子が…ね。
結城先生は本当に凄い!毎回毎回、感動をもらえます(^o^)
これから小説書くけど、充電がほとんど無い!?だから、ちょっと短め。(>_<)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
昌浩が、目を覆っていた手をどける。
その先を見た彰子は、感嘆の声を上げた。
「……とても、綺麗ね…」
貴船の龍神の恵みの川が、時折 月の光を反射してきらきらと光る。
緩やかな生ぬるい風が、木々の間を駆け巡っていく。
その中で、辺り一面に乱舞する、仄かな燐光。
ふわりふわりと頼りなさげに、それでも力強くとんでいく螢は、まるで様々な感情の中を生き抜く、ひとの命そのもののようで。
「こんなに綺麗な景色、初めてみたわ…」
「前に見た時、一番に、ああ、彰子に見せたい、て思ったんだ。見せられて、よかった」
そう言った昌浩をふと見上げると、彼は螢を見ながら微笑んでいた。
愛おしげに、優しげに。
月光に照らされて浮かび上がった、その横顔を見た瞬間、彰子の心はとくん、と音をたてた。
「…ん?どうかした?」
視線に気がついた昌浩が振り返ったが、返事が返って来ないことに焦りの表情を見せた。
「え、もしかして気に入らなかった…?思ってた程じゃなかった、とか…」
「いえ!違うのよ!そんな事はないわ。ずっと見てみたかったし、本当に綺麗だし…」
彰子が慌てて否定する。
自分が昌浩を見つめていたのがばれてしまった事に気がつき、その顔はどんどん朱にそまっていった。
一方、凄い勢いで否定された昌浩は、首を傾げて悩みだした。
だとしたら、何がいけなかったのか。自分は、何か彰子の気に障るような事をしただろうか。
心中 実に穏やかでない昌浩の耳に、微かな声が届いた。
「………ありがとう」
はっと顔をあげると、彰子が少し恥ずかしそうに上目遣いでこちらを見ていた。
「ここに連れてきてくれて。こんなに綺麗な螢を見せてくれて。私を喜ばせてくれて。……約束を、守ってくれて」
そうだ。約束を、した。
普段は忙しくて、その話をする事はあまり無いけれど。
お互いに、忘れたことは、ない。
心の奥で、どんなことがあった時も、自分を支えてくれた。
「……うん」
一瞬目を見開いた昌浩は、すぐに微笑んで頷いた。
彰子は一歩、歩を進める。
そして、昌浩の狩衣の袂をそっと掴んだ。
思いを、言の葉にのせる。
「だから」
「うん?」
「また、連れてきてね。来年も、再来年も、その次の年も。ずっと、ずうっと」
「うん。これからずっと、俺が彰子をここに連れてくるよ。二人で、また一緒に螢を見よう」
「約束よ?」
「うん。約束だ」
どちらからともなくふわりと笑って、飛び交う螢の中、二人はお互いの小指を絡めた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
ずっと、側に。
いつまでも夢を見ていることは、きっと出来ないけれど。
この約束が、二人を永遠に繋いでくれる。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
終わりです!
ようやく終わりました。長かった!
本編は、明日から書きます!
こんなのでごめんよ〜!…>_<…
ていうか、終わり方 雑っ!
眠くて、文章もおかしい…。(涙)
ああ、昌浩、彰子、ごめん……
彰子ぉっ!昌浩ぉっ!!!
和やかです!可愛いです!照れてる!
想像しただけで「早くくっ付けよ〜」と思ってしまう!!
ぎぶみー、咲夜の文才〜!
ははっ!(*^o^*)
私も自分で書いておきながら、悶えてたよ!
(自分で言うことじゃない)
ちなみに、貴璃は好きなカップリングある?
「昌彰」とか、「晴若」とか。
もちろん、私の本編みたいな、マイナーすぎるのでも全然OKデス!(^-^)/
んとね、やっぱり朱雀×天一かなぁ…。
名前考えちゃうくらい特別扱いしてるしね〜w
他にはね、紅昌とか!
こんなもんだよ!
オリキャラか昌浩に朱雀と天一の名前を呼ばせてみたい気がする………。
というか、咲夜に呼んでもらいたい!
一週間かけて考えた名前だし…。
あ、呼ばなくてもいいけど…。ほら、ただの私のワガママだし?
なんか、いろいろごめん…ごちゃごちゃと………
おお〜、そうかそうか、朱天かあ〜!
(↑にまにま笑って気持ち悪い咲夜。)
紅昌かあ〜!
(↑首を激しく縦に振るおかしい咲夜。)
私は六風とか、六昌とか、その他諸々全部好きだよ〜!(六合が多いのはたまたま。)
朱雀の天一愛、ちょっと羨ましい!(#^.^#)
え、私が呼んでもいいの…!?
一週間もかけて考えた名前を…?
あんな素敵な名前を…?
(もしいいなら、心の中で舞い踊ります。)
是非!呼んでいただきたい!
私の中の設定じゃ、そんなに多くは呼んであげられないからさ〜…。
咲夜に呼んでもらえれば嬉しい!!
やった〜!(≧∇≦)(舞い踊り中。)
ふう。あ、それでそれで。
私はどんな風に呼べば良いのかな?
もうとにかく、「○○〜っ!」って叫べば良いのか、これからその名前でよんでいけば良いのか、はたまた小説に取り入れちゃって良いのか。
…理解力なくてすみません。(>_<)
小説に取り入れてもらってもいいし、常に呼んでくれてもいいし!
もう、どうぞお好きになさって………!!
呼んでくれるだけで幸せだから!
私も、呼ばせてくれるだけで幸せだから!
これからどんどん使っていくよ!
(((o(*゚▽゚*)o)))
話は変わって、「いにしえの魂を呼び覚ませ」で雑鬼ーずが話してる、「細蟹のとっつぁん」が、私は気になってしょうがないんだ!ああ、一度でいいから見てみたい…!
(話飛び過ぎ…。)
ごめん、今日は書けないかも…。
「そのままでは、明日の授業で寝てしまうから」
ベッドに崩れ落ちる。
目を閉じたら明日の教室が見える。寝る私と起こる先生と、そして。
「いまは、お眠りなさい…」
はい、分かりました玉依姫…。
(ただ眠いだけ。それだけなのにパクってごめんなさい!(>_<))
……本当にごめんなさい。反省します。
ちなみに、「刹那の静寂に〜」参照です…
小説は、明日書くね!
細蟹のとっつぁんは、「細蟹」なのに、「蜘蛛」だよねぇ。字が………。
172:貴璃:2016/07/05(火) 14:37 170》それすらもなんかドキッとしてしまう…!
これはやはり、結城先生の文才だろうか………?
貴璃》優燐♪穏燈♪………響き的にも性格的にも穏燈の方が好きだなぁ
あ、ただの独り言なので、お気になさらず!
………咲夜はどっちの方が好き??
ん〜、『優燐』『穏燈』……。
……どっちも好きだなあ(≧∇≦)
強いて言えば、私はなんとなく「や行」「ら行」が好きで、そこから考えたら『優燐』かな……?
でも、やっぱりどっちも好きっ!*\(^o^)/*
わぁいっ♪
頑張って考えてよかった〜!!
貴璃》よかったなっ、優燐!穏燈も好きだって!
朱雀&天一》(返事を咲夜が考えるとどうなるのか気になるからあえて書かない!)
メモのとこ、これが本当。
間違えちゃって…
ん〜、『優燐』『穏燈』……。
……どっちも好きだなあ(≧∇≦)
強いて言えば、私はなんとなく「や行」「ら行」が好きで、そこから考えたら『優燐』かな……?
でも、やっぱりどっちも好きっ!*\(^o^)/*
>>176、あるある。私もよく間違える…。
(>_<)
>>177、>>176と同じの上げちゃった…。
「よく間違える」と言った先から……>_<…
………どんまいっ!
ところで、あの二人はなんて答えるかなぁ?
むー………
>>175、う〜ん…。
穏燈》まあ、ありがとうございます。優燐、貴方の事も好きなんですって。
優燐》ああ。俺も嬉しい。だが、穏燈のことが一番好きで、穏燈のことを一番愛しているのは、俺だ。ーーーー咲夜には譲らない。
…私が考えたら、こうなってしまいました。
(>人<;
おおっ、流石!!
〈ぴろり〜ん〉
天の声》咲夜が、神様に昇格した!!
〈月夜咲夜神〉
自分で考えておいて、なんとなくいそうだと思ってしまった……。
読みは、〈つくよのさくやのかみ〉。
おお!?まじですか!私が神に!?
恐れ多いです…!
(とか言って、内心けっこう喜んでいる。)
なんか、いそう…!なんか、恰好良い…!
………はっ!
〈ぴろり〜ん〉
天の声》貴璃が神様に昇格した!
〈貴璃宮大御神〉
(きりのみやのおおみかみ)。文才とネーミングセンスの神様です!(≧∇≦)
よし、今度何かで月夜咲夜神をだしてみようっと!
月夜咲夜神………月夜咲夜神………つきゅよっ…。
………………………………………。
………ごめん、リアルで言いながら、書きながらまったく同じように噛んだ…。
つくよのさくやのかみめぇっ!←(お前が考えたんだろ!)
183》そ、そんなっ!なんて、恐れ多い………!
まさか、慈愛に満ち満ちた月夜咲夜神に名を授けていただけるなんてっ………!!
〈月夜咲夜神〉は、慈愛と文才と世界の理を司る神様だよっ!だって、〈月夜〉だしっ!
>>185、い、いや、私はそんなに凄い神(ひと)じゃないぞ!?w
し、しかも、世界の理…!なんか、壮大なものになっている…!
ていうか、貴璃宮大御神さまには素敵で美麗で気高い名前を貰ったのに、私はこんな名前しか考えられなかった…。(涙)
いえいえっ!
嬉しすぎて………瞳から華厳の滝が流れ出そうでしたよっ………!
しかも、《大御神》だしっ!
さっき、あまりにも嬉しかったものだから、一人で呟いてたんだよ。〈月夜咲夜神〉って。
そしたら、そしたらぁ…っ!
「つくよの…」
あ、言えるかも。
「さくやの…」
言えるっ!
「……きゃみ。」
…………あぁっ!噛んでしまったっ!
名は一番短い呪なのにっ!がーん。
ーーーーーっていう話でした。
(結局何が言いたかったんだ。)
仲間だね!
私もね、さっき起きてすぐに、嬉しくて呟いてたの。
「きりの…」
間違えるわけない!割と言いやすいもんね!
「みやにょっ…。………!?」
え!?私何故ここで噛んだのっ!?
「………………大御神」
とりあえず最後まで言う。
というお話がございました!
久しぶりに続き書く気がする………。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
嗚呼、どうして俺はまだ半人前なんだろう。
もっと一人前になれたなら、紅蓮から、本当に完璧に俺の事を消せたはずなのに。
消しきれなかった、ほんのわずかに残る“昌浩”が、今の紅蓮を悩ませる。
全てを思い出してしまうかもしれない。
そうすれば、“紅蓮”が酷く傷ついてしまう。
嗚呼、本当に。
どうして俺は、こんなにも未熟なんだーーーー。
ーーー心にずっと、消えない面影がある。
最初は気にしていなかった。でも、その“子供”の面影は、声は、心は、日に日に強く、俺の心へ響いてくる。
泣きそうに、悲しそうに、…辛そうに。あの子の顔が、歪んでいる。
油断するとすぐに揺れそうになる、声。
そして何よりも。俺に届いた、あの子の心の叫びーーーー。
いつもいつも、泣いている。
あの子の心がボロボロに傷ついて、泣いている。
実際には絶対泣かないのに、心の中では枯れない涙を流し続けている。
そして、心の中で、叫び続けている。
………俺を、呼んでいる。
何故だか振り払えない、声。
教えてないのに、知っている、俺の名前。
悲痛に叫んでいる。必死で叫んでいる。
でも、声には出さない。
思わず言いたくなってしまう。
「呼んでもいい」と。
あの声に呼ばれたら、どんな風に聞こえるのだろうと考えて。
今は悲痛な叫びしか聞こえないけれど。
面と向かって呼ばせたら、その声は明るく弾むだろうか。
嬉しそうに笑みの混じった声になるだろうか。
嗚呼、俺は一体いつから。
あの子の事が、頭から消えなくなったんだーーーー?
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
いつから。
そんなの、わからない。
いつから俺は、こんなに心が弱くなったんだろう。
いつから俺は、あの瞳がこちらを向くのが当たり前になっていたんだろう。
いつから俺は、お前に頼りきっていたんだろうーーー
どれだけ甘えて、許されて。
だから、知らなかった。自分を一番許してほしい存在に何も言ってもらえないのがこんなにもつらいなんて。
心の中で、言ってはいけない思いを叫び続ける。
『記憶を取り戻してよ…!』
『俺を見てよ………!』
『それで、俺の名前を、呼んでよ………………!!』
自分で決めたから。
決して口に出してはいけない想い。
嗚呼、いつから俺は。
こんなにお前に甘えていたんだろうーーーー。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
今回は第三者視点のナレーターを消してみたよ!
昌浩と紅蓮、双方の今の心の中を覗いてみた結果。
紅蓮は、心の中で何度か昌浩に呼ばれているために、“忘れる”という戒めが解かれつつある。
逆にそれをほんの少し感じた昌浩は追い詰められるという………。
自分でどうなるのか把握していないけど、………どうなるんだろう??
だーれかー、今後のネタ提供求むーー!!
誰かって言っても咲夜と私しかいなかったね…
じゃあ、月夜咲夜神にお願いして助言を頂こう!
貴璃》いでましませ、月夜咲夜神!
貴璃》貴女にっ…助言をして欲しいんですっ………!
なんですとお!?(゚Д゚)
う、う〜ん。難しい…。
えっと、え〜っと…。
パターン其の壱。(日本語と英語が…)
・紅蓮が、昌浩を目で追っているうちに記憶を取り戻す。
・昌浩が記憶を消した事について悩んでいることに気付く。
・「傷つけたくない」の一心で、記憶がないふりをする。
・そんな時、見鬼の才を失った昌浩に、妖が襲いかかる。
・「昌浩っ!」誰も助けに行けない状況の中、ただ一人紅蓮が昌浩を救い出す。
・「ぐ、れん…?」昌浩と『紅蓮』の再会。
…なんじゃこりゃっ!其の壱とか言っておきながら、一つしか案無いしっ!
しかも、私の希望しか入ってないしっ!
はあ、こんなんですみません、貴璃宮大御神さま…。{(-_-)}
ただの私の妄想だから、流して〜っ!
194:貴璃:2016/07/07(木) 00:10 よしっ、採用じゃー!
貴璃》やはりっ、月夜咲夜神にお願い申し上げてよかったです………っ!!
さ、採用…っ!?
え、本当にいーんですか、そんなので!?
勿論!
ありがたやー!
咲夜の考え(妄想とはあえて言わない)に応えられるよう頑張るねっ!
そ、そうだね。私の『考え』がちゃんとした小説になったら、嬉しいことこの上ないよ!
うん。ははっ!w
(妄想とはあえて言わない。絶対言わない。)
あっ、ねえ、あの…ね?
咲夜の螢の小説、Twitterに載せてもいい…?
スクショかなんかで、その、今、少陰ハッピーサマーって、いう企画に参加してて、螢だから夏でしょう?
私、あの小説好きだし、咲夜がもしいいなら、載せちゃダメかな…?
嫌だったらいいから!
急にごめんね………
全然大丈夫です!
というかそんなのに載せて貰えるなんて、寧ろ嬉しい!
で、でも、いろいろおかしい所あるし、あんなのでいいのかな…?
企画って事は、誰かが見たりする…?
見たりするけど………ほんとに素敵だもん!
私はほんとに大好きだよっ??
でも、見られるの嫌だったらいいから!
え、あ、嫌じゃない!!です!
実は内心嬉しい!!です!
(≧∇≦)
是非是非っ!お願いしますっ!
それって、Twitter?に、載せる?の?
名前って、出たりする?の?
……質問ばっかりでごめん。ほんとーに私、Twitterとか知らないもので。(苦笑)
んと…スクショしたの載せるつもりだから、“咲夜”って所は見えるかも。
嫌だったら隠すよ?
むしろ隠すか………うん。
載せてきた!
早速いいねみたいのがついてたよ!
おお!それは凄い…!し、なんか嬉しい…!
あ〜あ、私もTwitterとか出来たら良いのになあ〜。なんで駄目なんだろう…。(T_T)
そしたら見られたのにね。
206:貴璃:2016/07/07(木) 22:56 ね。
話変わるけど、今日占いツクールで新しく短編書くところを使って、少年陰陽師で書いてきたよ!
みれたら、それは見られても平気だから、見てみて?
お〜!分かった!
見てくるね!
貴璃の小説、楽しみだ〜っ!(*^o^*)
今日は七夕だっ!と気付いた瞬間、脳内で激しい閃光が炸裂!
ということで、本編を再開してないくせに、また短編書きます!
(本編をどうにかしろよ!byもっくん。)
ちなみに現パロです。紅昌です。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「ねえ、紅蓮〜。紅蓮?どこにいるの?」
ぱたぱたと、広い邸の中を走り回る昌浩。
「紅蓮〜。ここかな?」
ごとごとと、洗濯機の中を覗き込む昌浩。
ーーーいや、其処は無いだろう。さすがに。
先程から昌浩の行動を見守っていた六合が、かなり物言いたげな顔をした。
「ねえ、六合。紅蓮がどこにいるか知ってる?」
「今は……異界だな」
いや、何故それを早く言わなかった。
ずっと、己の行動を見ていたというのに。
ものすごく突っ込みたくなったが、昌浩は冷静に受け流すことにする。
それにしても、紅蓮が異界にいるだなんて、珍しい。
「呼んで、こようか?」
「え、いいの!?じゃあ六合、よろしく!」
満面の笑みで頼まれ、六合は異界へと姿を消した。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
暫くして。
「昌浩、どうした?」
紅蓮が、昌浩の隣に現れた。
呼ばれた理由が分かっていないため、首を傾げている。
そんな紅蓮に、昌浩は輝く笑顔で振り返る。
「ねえ、紅蓮。今日は何の日か知ってる?」
「何の日、と言われても…。七夕……か?」
そう、今日は7月7日、七夕である。
昔は乞巧奠だったのだが。時代は変わるものだ。
そんな年寄りくさい事をつらつらと考えていたら、昌浩が顔を覗き込んできた。
「だから、ね?」
「ん?」
「お願いごと、書こうよ!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
短冊とこより、そしてペンを持った昌浩が、にこにこと紅蓮の横に座る。
暫く悩んでいた昌浩だったが、願い事を思いついたのか、すらすらと書き始めた。
「紅蓮は見ちゃダメだよ?」
後で飾りつけるまで秘密ね?と微笑む昌浩に一瞬見惚れた紅蓮だったが、はっと我に返る。
願い事、と言われても。
神の末席に名を連ねる十二神将が、一体どんな事をお願いしろと。
ひたすら悩んでいた紅蓮。隣を見れば、楽しそうに短冊に書き込んでいる昌浩がいる。
その姿をじっと見つめていた彼は、ふっと優しく微笑んで手を伸ばし、ペンを取った。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「ふう〜!出来た〜!」
満足気に立ち上がって、昌浩は太陰がとってきた笹の元へ向かった。
手ごろな枝を見つけ、こよりで結びつけていく。
「紅蓮も。ほら、つけて!」
言われた通り、昌浩を見習って 自分が書いた短冊を笹へと取り付けた。
ふと、昌浩が書いた短冊が目に入る。
この子は、一体何を望んだのだろう。
『紅蓮と、ずっと一緒にいられますように』
「………」
「え?ちょ、紅蓮!?何して…」
突然背後から抱きしめられ、昌浩は慌てて彼の腕から逃れようとする。
「なんで、急に…」
「願い事」
「あ…」
分かった。願い事を見られたのだ。
ずっと一緒にいたいと思ったからそのまま書いたのだが、相手に見られるとやはり、少し恥ずかしい。
「紅蓮は、願い事、何にしたの?」
照れ隠しのようにぶっきらぼうに訊かれ、紅蓮は無言で自分がつけた短冊を指差す。
「え…ぐ、れん…っ!」
そこには。
愛しい彼の、あの、綺麗で力強い字で。
『昌浩と、ずっと一緒にいられますように』
「思うことは一緒だな、昌浩」
囁けば、己の腕の中にいる少年はさっと顔を紅くする。
それが可愛くて、抱きしめる腕に力を込めた。
「ねえ、紅蓮……?」
身動きが取れない昌浩は、顔だけをこちらに向けた。
「なんだ?」
「ずっと、一緒だよ?」
「ああ、ずっと、一緒だ」
お前の、光り輝く、その命が尽きるまで。
たとえ、どんなことがあろうとも。
………ずっと、隣にーーーー。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
七夕の話なのに、もう日付けが変わっちゃった!残念。
七夕の、紅蓮と昌浩でしたー!
はぅぅっ…!
素敵ですっ、月夜咲夜神様!!
流石ですね!
自分で部屋を作ってしまった…。
よければ、咲夜も来てみて?
短編書くところなのですよ!
行く行く!行きます!
あ、今日は中体連だから、多分一日来れなくなります!七夕の話をもう一つ思いついたんだけど(七夕過ぎたのに)、しばらく書けないかも…。
優穏(朱天)…に、なるかな?でもそんなに期待しないで!期待しちゃ駄目!
なんかめちゃくちゃだから!w
あ、ただいま〜!
中体連は、負けました…(苦笑)
やあ!どんどん下がってくから、取り敢えず上げるぞ!
(上げるだけ。小説は書かない。というか、いろいろ考えて〈妄想して〉たら、なんかごちゃごちゃになっちゃって、書けない。)
もっくん・おい、咲夜!早く小説を書け!
昌浩・そうだよ〜。更新が遅い!
咲夜・うう…。だっていろいろいそがし…
も&昌・煩い!さっさと書け!
咲夜・は、はいっ…!
そういえば…中体連って、なぁに?
215:咲夜:2016/07/12(火) 16:34 えっとね…。なんか、1年で一番大きい大会…?て言えば良いのかな。
運動部は殆どあって、私はバスケなんだよ!
そう、私はバスケ部なのだ!
わかりにくい説明でごめんね…
ううん!ありがとう!
そっかぁ、バスケ部なんだ!
私は運動神経悪いからさ〜…
いやいや、私も相当、運動神経悪いよー?
毎夜毎夜、元気よく走り回る昌浩が羨ましいよ……。
………………あ。
本編、書いてない。
しまった、忘れてた…っ!
忘れちゃ駄目よっ!
貴璃さん、泣いちゃうよ!?
………そうだ、咲夜。
私の運動神経を舐めてはいけない。
50m10秒台。ノーマルではもっと遅い。
妹(小2)と全力でかけっこして、互角。
いとこ(小3)と鬼ごっこして、余裕で負ける。
いとこ(小6、上の子の兄)とは、最初から勝負を諦めている。
弟(中3)、………え、勝つ?何ソレオイシイノ?
レベルだから!
お、おお…!………いや、大丈夫だ、貴璃!
私は長座体前屈が苦手で、体が硬過ぎて、なんと18cmしかいかない!
はっはっは!(←開き直った。)
だから、心配する事は何もないさ!きらーん
舐めるな、咲夜。
私は硬すぎて、足開いても90度すらいかないのだぞ!?
そしてそして、マット運動で唯一できるのが首倒立。(母親にしごかれた)
前転すらも先生に、
「………できてないから、ちゃんと練習しなさいよ?」(すごく冷たい目)
と言われるレベル………。
………ふっ、人生の役には立たないから問題はないけどねっ!(←開き直り)
球技は軽いボール恐怖症なのでとことん苦手だし、
水泳は最高13mだし(息継ぎできない)、結局は運動全て駄目。
………救いようのない、駄目な子なのですよ。
ところで、咲夜。
優穏は書かないの??
これでも、ずっと待ってるの…(´・_・`)
貴璃…っ!
安心してくれ、優穏はもう既に私の頭の中なのさっ!(つまり、大体は出来ている。)
ただ、ご覧の通り、時間がっ!もう2時を超えてしまったっ!(つまり、時間が無い。)
明日か明後日に書けるはずだから、待っててくれっ!(七夕なのに…もう15日(涙)。)
全然書かない私を、待っててくれてありがとうっ!
遅くなりました、七夕で優穏です!
でも、ちゃんと優穏になるか、自信ないかも…。
現パロ、です。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
今宵は七夕。
先程から、昌浩と騰蛇が短冊を書いている。
二人で、仲良く。
………面白くない。
朱雀は、本日何十回目かの溜息をついた。
いつも隣にいるはずの、愛しい神将がいないからだ。
彼女は今、晴明と共に大企業の御曹司の元に赴いている。妖祓いに行ったらしい。
本当だったら、二人で夜空を見ながら仲睦まじい時間を過ごすはずだったのに。
考えれば考えるほど、朱雀の眉間に皺が寄る。
「朱雀。お前そのうち、あの青龍みたいになるぞ」
「勾陣、か」
歩み寄ってきた彼女は、朱雀のすぐ横に腰を下ろした。
「天一がいないからか?それは仕方がないだろう。晴明の命令だ」
「ああ、わかっている。だが…」
納得がいかない以上に、とてもこわいのだ。
あの、輝く黄金色の髪に、触れられない事が。
あの、冬の寒空にも似た瞳に、己を映してくれない事が。
あの、澄んだ声で、この名を呼んでくれない事が。
……この腕の中に、お前がいない事が。
「………」
無言になった朱雀を一瞥し、そっと嘆息する。
朱雀には、天一がいないと駄目なのだ。
自分では、どんな声をかけようとも、なんの慰めにもならない。
いても、意味がないだろう。
そう判断し、勾陣は隠形することにした。
再び一人になり、静寂に包まれて。
瞳を閉じた。
会いたくて堪らないひとの、名を紡ぐ。
呼ぶ事で、少しでも近くに感じられるように。
「ーーー穏燈……」
ふと、肩に温もりを感じ、目を見開く。
「穏、燈……?」
「……優燐」
愛しいひとが、そこにいた。
すぐ側に端座し、己の肩に頭を預けている。
待ちわびていたその温もりを認めた瞬間、衝動に任せるように、この腕で彼女を掻き抱いた。
「…どうしたの…?」
「恐かった…。お前がもう、戻って来ないかもしれないと…。頼む、行かないでくれ…」
ああ、このひとは。
天一は、目を伏せた。
失うこわさを、知っているのだ。
だから、伸ばした手が届かないことを、恐れる。
「私は、ここにいる」
「……」
「あなたの、側に。たとえ近くにいなくても、私の帰るべき場所は、ここだから」
「穏燈……」
「あなたを一人には、させない」
無言で抱き締める腕に、力が増す。
やがて離された天一は、空を見上げた。
「逢えたかしら…」
なんのことを言っているのかを理解した朱雀は、同じように空を見上げ、微笑む。
「逢えた、だろうな…」
年に一度、天の川を渡り逢瀬を果たす織姫と彦星。今宵も再び手を取りあって、別れを知りつつも、微笑みを交わしているのだろう。
だから自分達は、二度と離れることのないように。
「…穏燈」
「…優燐」
互いを繋ぎ止めるように。
想いをのせて、この名を呼ぶのだ。
うわ、なんかぐちゃぐちゃだっ!
なんの話か、よくわからない…。
前半は、朱雀。後半からは、なんとなく天一目線で書いてみました!
ちょっと、無理矢理だったかな…。
あ、これ。七夕だから、季節のお話で、貴璃の方に載せたほうが良かったのかな…?
いや、全然平気!
名前使ってくれてありがとう!
面白かった!
………自分のせいなんだけどね。
Wi-Fiの関係で、暫く来れないかも…
今お父さん家のやつでやってるから…。
一時間後には通じないことになってるの。
だから、暫く来れません。ごめんなさい!!
うん、了解!
貴璃のこと、待ってますっ!
こっちも、貴璃がいないと成立しない…。
少年陰陽師好きな人が少なすぎると思う、
今日この頃。
228》それな。少年陰陽師好き少なすぎでしょう…
230:咲夜:2016/07/21(木) 01:56 もっといろんな人に、少年陰陽師の、そして結城先生の素晴らしさを知ってほしいよ…!
…なんか、上から目線…?
全然そんなことないよ!
私もそう思ってる!
そういえば貴璃、少年陰陽師はアニメも見てたの?
233:咲夜:2016/07/22(金) 13:09 咲夜的には、ストーリーが風音編までっていうのが悲しい…。
だって、紅蓮が記憶を取り戻さずに終わっちゃうんだよ!?
切ない…。悲しい…。泣きたくなるよ…。
(>_<)
アニメはね〜、見てないのですよ〜…。
ほら、ハマったのが去年だからさ………。
見たいなぁ〜………。
一時的になら来れるのがわかったから、返事はその日中には無理だけど、毎日来れるかも!
お、そうなのかあ〜!じゃ、気長にのんびり待ってるよ〜
アニメはね〜。多分、YouTubeで調べたら出てくるよ〜
興味あったら、調べてみて!(^-^)/
了解なり〜( ̄^ ̄)ゞ
237:咲夜:2016/07/25(月) 23:43 書くとか言っておきつつ、なかなか書かない咲夜です…。
まずい、そろそろ六合がキレる…!泣
昌浩に泣きつかれる…!泣
紅蓮にも泣きつかれる…!(?)
頑張って、書きます。
あ、明日は高校見学だよ〜!
咲夜咲夜、一人忘れてるよ?
貴璃も泣きつくよ??
高校見学かぁ〜、懐かしい(^^)
一つ歳が違うだけで、自分が凄くババアに思える…
240:咲夜:2016/07/26(火) 10:15 え、貴璃も泣きついてくれるの…?
じゃあ、尚更 頑張らなくては!
バ、ババアって…そんな事ないでしょっ!?
まだまだ青春さっ!
言うなら、『優しくて素敵なお姉さん』だと思うな、貴璃は。
うーそーだぁー!!
私はババアだよ…?
肩が辛い、足が辛い、階段上がるだけで息絶え絶え。
………うん、もろにババアだねっ!
いやいや。笑
大丈夫だって。安心して!?
どっかの物の怪さんだって、年寄りくさい事たまに言ってるし!
貴璃は、ババアなんかじゃないっ!(断言)
咲夜ありがと〜!
………うん、若いと断言できるように頑張るね!
足が90度も開かない人だけど!階段軽く駆け上って頭痛がする人だけど!もはやうちの学校、皆一周回って「あー、もうジジイだからw」とか言っちゃってるけど!(女子校)
私も続き書かねば…。
しかし、とりあえず短編の方を終わらせないと話にならんし…。
そもそもそんな脳味噌ないのに、あっちこっちで書いてるとか、なんて馬鹿なの、私………。
ああ、私もそうだ…。
本編書いてないし、短編なのか長編なのか、はたまた季節ものなのか、なんかぐっちゃぐちゃにもなってるし…。
あ、待って、一つ訂正。
貴璃には、最上級の脳味噌(?)があるじゃあないか!笑
無いよっ!無い無い!
絶対無いよぉっ!!
むう…!
貴璃で無かったら、私は一体どうなるんだ!
ーーーえ?なになにもっくん。
…まいなす…?
え!マイナスなの!?まさかのマイナス!?
さ、咲夜…!
もっくんに目ぇ逸らされた…!
青龍に鼻で笑われた………!!
あらあら青龍。
人には優しく接してって、言ったでしょう?
(自分の事は、気にしない。)
ふぇぇぇん…!
青龍がっ、青龍がいじめるぅぅぅぅうう!!
「はっ」って鼻で笑って、天后に私の悪口を言うぅ!
だから青龍…………って!?
り、六合…!?な、なんでそんな冷たい目で見てるの!?
え、玄武まで……!
目を逸らして黙らないでぇぇ〜っ!!
はぅぅっ、優しいのは天一だけだよ…!
え?何?あまりにもお二人が不憫だから………?
………えぇぇえっ!?
そ、そんなぁぁぁああ〜〜っ!?
あ、朱雀だっ!朱雀は優しいもんね!?
え?天貴がそれを望むから?
そうだった…。朱雀は天一主義だった…。涙
もう、私達の見方は居ないのかしら…。
………はっ!ま、昌浩はっ!?
「え?友達でしょ?冷たくする必要とか嫌う必要とか、馬鹿にする必要がどこにあるの?」←(天然)
ああ、昌浩…。なんて優しい子なの……。
はっ!笑顔で無邪気な昌浩の隣に並ぶ、
あのお美しい華のかんばせはっ!
あ、彰子ぉぉおお〜〜〜っ!!!
なんだか、二人の姿が神様に見えるよ……。
同じく………!
……あ、そろそろ小説進めないとやゔぁい気が…。