ケイ君作品集(東京リベンジャーズ)

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1:影虎◆Vs:2024/03/15(金) 07:30 ID:a5k

ケイ君用の作品だけを載せるスレです!
ついに作りました。今までの東京リベンジャーズの
二次創作は、ここに集結させます。
東京リベンジャーズが好きな方や東京リベンジャーズを
まだ、知らない方も読んでいってね(・∀・)

話のテーマは、それぞれ色んな世界観設定が
盛り込まれてるんで、色んなのを楽しみたい方も
オススメです。

100:影虎◆Vs:2024/03/25(月) 08:05 ID:a5k

カズトラ(このまま、ここにいるのは嫌だ!そうだ?
あの手でいこう!?)

大人バジが、仕事から帰宅すると・・・

大人バジ「か、カズトラ君!?」
カズトラ「ううっ、お腹が痛いよぉ!?すごくっ・・・
ハァハァ、助けて!あり得ないぐらい痛いっ!」

体をピクピクさせながら、地面に倒れて痛がる演技。

大人バジ(まさか、病気?ヤバい、今この場所から出す
訳には・・・。とは言え、万が一死なれたら・・・)

迷った末、バジは携帯で何処かに連絡を入れる。

大人バジ「もしもし?あの、伺いたいんですが、俺と弟は今、家出中で突然、弟が倒れて・・・。車で生活して
るんですが、車の中で先生に様子見てもらえるのは、
可能ですか?金は、渡します。」

この方法で、探していると許可してくれる所を
見つけた。

101:影虎◆Vs:2024/03/25(月) 08:07 ID:a5k

大人バジ「先生!こっちです。」
医者「うむ。」
大人バジ「どうですか?何か、分かりましたか?」
医者「倒れる前の様子は?」
大人バジ「はい、突然お腹を痛そうにして、気を失って倒れてます、
今は。どうですか?」
医者「脈も正常で、心臓も特には・・・。ただ、お腹痛いなら
ご飯は食べれないから、点滴した方が・・・。」
大人バジ「車の中で、してもらえますか?」
医者「いいよ。もし、もっと様子悪くなったら言ってね。」
カズトラ(この人、心配はしてくれてる・・・。)
大人バジ「ん?」

車の外へ、目をやると少年ケイスケが、たまたま近くを通りかかる。

大人バジ(もう一人の俺!?タイミング悪い時にっ・・・。いや、
あっちからは見えてない、セーフか。)
ケイスケ(カズトラ・・・。)

ケイスケは、気づかず通り過ぎた。
カズトラも、倒れてる演技で気づかなかった。
そして、家へと戻る二人。

102:影虎◆Vs:2024/03/25(月) 08:10 ID:a5k

大人バジ「カズトラ君・・・。」
カズトラ(駄目だ。助けを言えなかった。車の中でこの犯人ずっと、
側にいたから。失敗だ。)

それから、2年が経ち・・・。
(回想終了)

ケイスケ「マイキー、俺は東卍を出る。」
マイキー「!はぁ?カズトラの件でか?周りはもう、カズトラが死んだ
とか、カズトラが失踪したとか、騒いでるぜ?」
ケイスケ「それはねぇよ、俺には分かる。カズトラは、そんな奴じゃねぇ
。ペットショップやるよ、店員になる。」
マイキー「バジ、東卍はあれ以来、キサキの話でバルハラと手を組んだ。
お互い、ここからお別れだな?」
ケイスケ「あぁ、じゃあな。マイキー、キサキにだけは気をつけろ?
アイツは東卍にとって、敵かもしれねぇから。」

それから、16歳。中学生から高校生になったケイスケは、ペットショップで仕事をしながら、カズトラを探し続けた。
そんな、ある日。
いつも通り、街頭でチラシ配りをしていると・・・(仕事休みの日)

103:影虎◆Vs:2024/03/25(月) 08:11 ID:a5k

医者「ん?この子、見たな。」
ケイスケ「!え?何処でですか?」
医者「一度だけ。確か、車の中で見た子に似てる。」
ケイスケ「車?」
医者「もう一人いて、父さん・・・いや、お兄さんで。」
ケイスケ「え?お兄さん、ですか?」
医者「うん、丁度黒髪でロングで、何か君に似てた。」
ケイスケ「俺に似てる?車の色や形って?」
医者「白で大きめの車体だよ。」
ケイスケ「歳は?」
医者「うーん、大体は20〜30代かな?」
ケイスケ(は、初めて・・・有力な情報だ。カズトラ、そいつは誰だ?
俺に似てる?)

カズトラチャンネルでは、早くもケイスケが
その有力な情報をホームページにアップする。
「新しい情報!カズトラと一緒にいる男・年齢は20〜30代。
黒髪でロング。白い大きめの車。俺に似てる(ケイスケの顔写真)」

それを、大人バジも携帯から見ていた。

大人バジ「!どこから、バレたっ!??(考えられるのは、あの医者か。一度だけ、カズトラを診察してもらったから。)」

104:影虎◆Vs:2024/03/25(月) 08:14 ID:a5k

大人バジ(今、バレる訳にはいかないんだ。こうなったら、よし。)

「ピロリン(携帯のメールの受信音)」

大人バジ(ん?メールだ、ナオヤか?)

ナオヤのメール「あの、カズトラ行方不明知ってます?何か、特徴が
似てません?つーか、黒髪でロングとか(笑)ほら、オーナーの車も白で!?」

大人バジ「(ま、マズイ・・・。)もしもし?ナオヤ。冗談キツイぞ?
俺、いつもメガネしてるよな?髪もポニーテールでさ。違うだろ(笑)
白の車なんて、何処にでもある。」
ナオヤ「ですよねぇ?すみませーん、冗談です!でもバジさんの顔って、よく見た事ない。今度、メガネ外してもらえません?犯人の目は茶色ですって。」
大人バジ「あぁ。明日、見せてやるよ。ナオヤだけに、特別だ。二人の秘密な?」

次の日・・・。

大人バジ「ほら!」
ナオヤ「え?バジさんの目って、黒っスか。普通っスね。じゃあ、全然違う!!うわぁ〜初めて顔見た。特に目は!!」
大人バジ(カラーコンタクトしといて、良かったぜ。)

105:影虎◆Vs:2024/03/25(月) 08:16 ID:a5k

その仕事帰り、青年ケイスケが、家から出る所を
待ち伏せる大人バジ。

ケイスケ(はぁ〜お腹空いたな。コンビニで買うか?かぁ
ちゃん、仕事が今日も遅いから。)
大人バジ「バジ君、だよな?」

「キキッ(ケイスケの側に黒の車が停まる(レンタカー)」

ケイスケ「えっ?誰(汗)(黒い・・・車?)」
大人バジ「君のホームページ見てるよ。カズトラ君の件
で。情報、持ってるんだ。ここじゃ、あれだから別の
場所で話そう?」

「バタン(ケイスケが車のドアを閉める音)」

疑いもなく、車に乗った。

ケイスケ「あの、車の中で話を聞きたいです!」
大人バジ「分かった。運転しながら話す。俺のね、知り合いの友人なんだけど、たまたまそいつの部屋に上がった時に、そこで見つけた。」
ケイスケ「見つけた?何を。」
大人バジ「「カズトラより」って書かれた手紙。」
ケイスケ「え!?」
大人バジ「俺の知る限り、そいつにカズトラって友人は
いなくて、最近カズトラ行方不明を知って、もしかしてって思った。」
ケイスケ「それで?」
大人バジ「気になったから、勝手に盗んで、今俺の家に
あるんだ。君なら知り合いだから、カズトラ君のなら
字とか分かるかな?と思って。」
ケイスケ「読みたいです!確認したい!」

106:影虎◆Vs:2024/03/25(月) 08:17 ID:a5k

大人バジ「喉とか、乾いてない?飲み物あるよ。」
ケイスケ「いえ、いいです。」

家に到着。二人は中へと、入っていく。

ケイスケ「あの、すぐその手紙を確認したいです!」
大人バジ「待って。まぁ、少し寛いでいきなよ。君、お腹空いてそう。」
ケイスケ「いえ、早く見たいんでいいです!!」
大人バジ「あれ?おかしいな。手紙が無い、どこにやったっけ?」
ケイスケ「俺も探します!」
大人バジ「思い出した!確か、地下にあるかも。一緒に来てくれる?」
ケイスケ「はい、いいですよ。」
大人バジ「先に中入って、この中だから。俺も後ろから行く。」
ケイスケ「こ、この先にあるんですか?」
大人バジ「あぁ、そうだ。物はこの先に・・・。荷物保管場所だ。」

奥へ進んで行くケイスケ。だが、そこには・・・

ケイスケ「え?か、カズ・・・トラ??」
カズトラ「!ば、バジッ!?」

探していたはずのカズトラの姿が、ケイスケの目に飛び込んできた。

107:影虎◆Vs:2024/03/25(月) 08:19 ID:a5k

ケイスケ「・・・・・・・・・。」
大人バジ「・・・。」

「ガンッ!(ケイスケの頭を後ろから殴る音)」

ケイスケは、床に倒れ込む。

カズトラ「止めて下さいっ!?何でっバジ殴るんですか!バジィー!!」

次に目を覚ました頃には、ケイスケも檻の中だった。

ケイスケ「どういうつもりだよ!?あぁ?(怒)こっから出せっ!!
何でカズトラを監禁してんだ!?」
大人バジ「俺は本当は、君達二人の母違いの長男だからだよ。」
ケイスケ&カズトラ「!」
大人バジ「俺、ケイスケ、そしてカズトラ。分かったのは、若い頃に
どうしても、父さんに会いたくて、調べたから。父と再会して、それから知った。弟二人がいると。俺はその頃、別のヤンキーをやっててさ?
キャットフィッシュっていう暴走族。同時に真一郎君のブラックドラゴンにも、関わってた。お前らの情報を真一郎君から、聞きたくて。」

108:影虎◆Vs:2024/03/25(月) 08:20 ID:a5k

大人バジ「しかし、俺のグループのキャットフィッシュで、東卍との
喧嘩で、弱そうなカズトラ君をリンチしよう、と話が進んだ。
それが嫌で、2年前に出所の日を狙って監禁した。
だが、その後はケイスケ君を拉致って、東卍フルボッコに話が進んだ。
次は、ケイスケを監禁しようと思った。全てはお前らを守りたかった
から。でもさすがに今俺は、グループから疑われてる。
裏切り者だと。立て続けにカズトラとケイスケ君がいなくなるんだ。
メンバーの中で、誰かが邪魔してるって。
多分、今後・・・家辺りを見張られる。お前らと一緒にいる事がバレた
ら、俺は殺されるな。お前ら二人もタダじゃ済まないだろう。
だから、な?大人しく、しててくれよ。
俺はお前らの敵じゃない。な?」

最後にそう言い終わると、大人バジは満面の笑みをみせた。
その後、マイキー達の方では・・・・・・

東卍メンバー2「なぁ?マイキー、あの後さ、バジもいなくなったって。
聞いたかよ?カズトラ見つからなくて、バジがついに鬱病になって
死ぬ事にしたって?」
東卍メンバー1「うわぁ!?それマジかよ?」
東卍メンバー3「一番探してたのバジだもんな。そりゃ、おかしく
なるって。」
マイキー(・・・・・・。)

109:影虎◆Vs:2024/03/25(月) 08:22 ID:a5k

大人バジは、青年ケイスケに手紙を書かせて、自ら望んで失踪したとの手紙を母親の住むポストへ、自ら届けた。

大人バジ(よし、大体は上手くいってる。これで、大丈夫だ。)

大人バジの頼みで、ホームページも閉じられた。
「しばらく、ホームページはお休みします。」

ケイスケ「一つだけ、頼みいいですか?話は分かった。
せめて、この地下の中だけでは、自由にさせてくれ。
俺達は、外に逃げる気はない。
こんな檻の中とかは、ナシにしてくれよ?あんたの話、信じてるから言ってんだ。」
大人バジ「いいだろう。」

二人の自由は、許された。

大人バジ「ただし、俺の仕事中は檻にいてくれ。それ以外の時なら、部屋にいていい。」

それから、更に1年が経つーーーー・・・。

110:影虎◆Vs:2024/03/25(月) 08:23 ID:a5k

ケイスケ「あの、前から気になってたんですけど、何でこの家って
テレビ無いんですか?」
大人バジ「それは・・・ほとんど仕事行ってて、俺は疲れてるから、
家では静かにしていたいんだ。漫画や、お前らの欲しいもんなら
与えてやるよ!携帯&パソコン以外ならな?」
ケイスケ(気になってるのは、この人の詳しい情報が一切、見つからない
事だった。)

唾を飲み込み、ケイスケは問う。

ケイスケ「あんた、本当に俺らの兄貴・・・なのか?」
大人バジ「本名は、バジ ケイスケ。」
ケイスケ&カズトラ「!?」
大人バジ「なぁ〜んて、嘘だよ!笑えよっ(笑)」

大人バジ(血のハロウィンの未来は変えた。マイキー達も変わりはない。
ただ、この世界ではカズトラとケイスケだけがいない。
そう、表面では大人のバジの俺はいるーーーー・・・。)


パンドラの箱(秘密)は、永遠に開かれない・・・。


完結

111:影虎◆Vs:2024/03/26(火) 07:37 ID:zQY

タイトル【東京リベンジャーズ〜バジ虎〜2】

大人バジ(さぁて、ケイスケ君は、自らの失踪だと見せか
けたものの、あまりに連絡無さ過ぎは不審がられるな。)

そこで大人バジは、ケイスケの母親に手紙を届ける。
 
ケイスケ母「2通目からの、ケイスケからの手紙?」

もちろん、これは大人バジが青年のケイスケのふりを
して、書いたものだ。本人は本人なので、字も同じ。

ケイスケの手紙の内容「母ちゃん、元気?あれから、
俺はとある場所で、家を借りて仕事しながら過ごしてるよ。
携帯も新しくしたから、携帯番号も書いておく。
返事のやり取りは、携帯でよろしく!
ちょっとかなり、今・・・心がヤバくて、一人になりたかったから。
でも大丈夫。もし、無理そうだったら、精神病院に通う
から。だから、母ちゃんは何も心配しないで。
そういう訳で、よろしく。  ケイスケより。」

と、言う内容のものだった。

112:影虎◆Vs:2024/03/26(火) 07:40 ID:zQY

ケイスケ母(心がヤバい割に、相手を思う優しさはある。やっぱり、ケイスケね・・・。)

一方、青年バジは・・・

ケイスケ(ん?今、風呂に入ってるな?カズトラとあの男は。その隙に。)

「バッ(大人バジの携帯を手に取る音)」

ケイスケ(あの男の携帯!!ん?ロックがかけられてる(汗)誕生日?
いや、違うっ!クソ〜何だよ!?駄目だ!ロック解除出来ねー!!)

その時、ケイスケの後ろには、風呂から上がったばかりの大人バジがいた。

大人バジ「どうしたの?ケイスケ君。」
ケイスケ「!いや、何かっ・・・携帯から音鳴ってた気がしてっ・・・
すみません!勝手に・・・。」
大人バジ「ふーーーん、音ね。あぁ、携帯会社からのメールだ。
いつもくるからね(笑)いつも着てるから、誰か気になっちゃった?」
ケイスケ「は、はい。」
大人バジ「悪いね、知り合いじゃなくて。あれ?どうしたの、震えてるよ?」
ケイスケ「何でも無いです!」

ケイスケは、大人バジから離れる。

113:影虎◆Vs:2024/03/26(火) 07:45 ID:zQY

次の日も・・・。

ケイスケ(そもそも、アイツ本当に俺らの長男かよ?
クソ!
本名が見つからねー。何で、本名に関するの出てこねぇっ!?まさか、一々それ系の捨ててんのか!?ガス代とか、電気代とか??)

「ガサゴソ(ケイスケが引き出しから、書類を探しまくる音)」

大人バジ「俺の部屋で、何してんのかな?ケイスケ君・・・。」

再び、ケイスケの背後には、大人バジの姿があった。

ケイスケ「か、カズトラに頼まれてホチキスを・・・。(ニコ)すみません、勝手に。」
大人バジ「そう〜、ホチキスならコレ。はい!」

大人バジは、ホチキスを手に取ると、ケイスケに渡す。

「スッ(ケイスケが、ホチキスを受け取る音)」

ケイスケ「あの、少し質問いいですか?」
大人バジ「ん?何かな?」

114:影虎◆Vs:2024/03/26(火) 07:52 ID:zQY

ケイスケ「キャットフィッシュにいながら、ブラックドラゴンの真一郎と関わるってバレません?
普通に考えたら。
その間を行ったり来たりって。両方のグループ同時に。」
大人バジ「いや、バレなかったよ?何故なら俺は、ブラックドラゴンに行く時は、キャットフィッシュの奴らに、こう言ってる。」
ケイスケ「?」
大人バジ「スパイとして、ブラドラに行くって。
逆に真一郎には、俺の弟の件で、話だけでいいから聞きたいっと接触してた。
真一郎とは、個人で関わってたから、あっちもオープンにしてしていい話なら、してくれた。
可能な限り。
ただ、当然カズトラ不明と、ケイスケ不明で俺は今、キャットフィッシュから疑われてるけど(苦笑)だから、今外に出るのはヤバいって話ね。俺と君とカズトラ君の命が。」
ケイスケ「・・・。」
大人バジ「それで、君等二人を監禁してるんだよ。キャットフィッシュにバレたくないから。それもこれも、長男として守りたいから。分かった??」
ケイスケ「はい。」

その話を聞いても尚、大人バジを見つめるケイスケの目は、不信感を漂わせている。
ある日のお風呂。大人バジとカズトラが、二人で入っている時。

115:影虎◆Vs:2024/03/26(火) 07:54 ID:zQY

大人バジ「さ、カズトラ君・・・こっちだよ?」
カズトラ「・・・うん。」

「チャプン・・・(湯船に入る大人バジのすぐ隣を、体を密着させながら
カズトラが入る音)」

カズトラ(ち、近い・・・。)
大人バジ「(監禁してると、何かと恋人作れず、恋愛にも奥手だからなぁ。そもそも。)カズトラ君、恋愛した事ある?」
カズトラ「無いです。」
大人バジ「じゃあ、恋愛のAとBとCも、知らない?」
カズトラ「え、は・・・はい。」
大人バジ「こうやって、触られた事も無いんだ?」
カズトラ「は、はい(え、何か体を触ってる・・・?)」
大人バジ「大人として、教えておくよ!義務教育だから。それも。」
カズトラ「え?」
大人バジ「分かってるから、そういうの。」
カズトラ「あの・・・??」
大人バジ「いい?まず、これがA。」
カズトラ「!?」
大人バジ「そして、これがB。」
カズトラ「あ、あの!んっ!?」
大人バジ「そして、Cは、こうだよ。」
カズトラ「ちょっ、止め・・・っ!?」
ケイスケ「あーー!?テメェ何してんだっ!?カズトラに隠れて、変な事 してんじゃねー(怒)」

116:影虎◆Vs:2024/03/26(火) 07:55 ID:zQY

大人バジ「嫌だなぁ、大人として教えただけ。」
ケイスケ(こ、コイツ・・・まさか、ショタコンなのか??
そういや、誘拐された俺らの年齢も若い。
まさか!?コイツの目的は、ショタコンで若い俺らを誘拐して、監禁して外に出れない様にして嘘の話を教えて、エロい事するのが目的っ!?
そして、過去にも同じ事件で捕まったから、その情報を隠すべく
本名も消して・・・る?)

顔面蒼白になるケイスケ。

ケイスケ(それとも、コイツ・・・他の男児は殺して?正体バレたから。
連続ショタ犯人なのか??)

バジ予想
それまでも、男児誘拐&監禁を繰り返す➡その度に、本名がバレて、死なす➡そして今、自分達二人もターゲットにされて監禁中。

ケイスケ(だから、名前も情報も隠すのかっ!?)

震えが止まらず、恐怖に包まれた。

117:影虎◆Vs:2024/03/26(火) 07:57 ID:zQY

別の日。

大人バジは、ケイスケの母親と携帯で電話する。

大人バジ「あ〜、もしもし?母ちゃん?手紙、読んでくれた?
そう〜今それで、」

コッソリと隠れて、ケイスケも内容を聞く。

ケイスケ(ん?電話の相手、俺の母ちゃんっ!?コイツ、俺に成りすまし
!?まさか・・・そうか!俺と顔や声が似てるから、周囲には俺に
成りすまして!?しかも、連続ショタ犯人だから、自分の本名を隠す為
に更に俺に、成りすまそうとして・・・クソッ!!)

「バッ(大人バジの携帯を奪う音)」

ケイスケ「もっ、もしもし!?母ちゃん、助けてくれ!今、誘拐されてっ俺に似てる顔の奴にっ・・・・・」

「バッ(大人バジが携帯を取り返す音)」

大人バジ「あ〜もしもし?母ちゃん。さっきのごめんね。」
ケイスケ(え?)

118:影虎◆Vs:2024/03/26(火) 07:59 ID:zQY

大人バジ「俺、手紙でも言ってるよね。心がヤバくなってるって。
さっきのがそういう事。驚かせてごめんね。
だから、二重人格みたいに矛盾した発言する。
例えば、見張られてるとか、誘拐されたとか、監禁されたとか。
でも、気にしないで?それで、こういう姿を見せて心配させるの嫌だっ
たから、一人になったんだよね。」
ケイスケ(何言ってんだ?コイツッ・・・・・・)
大人バジ「時々、こういう事あるから、真に受けなくていいよ。
本当に警察に通報は駄目。じゃあね?」

「プツ(通話を切る音)」

大人バジ「ケイスケ君・・・、余計な事しないでくれるかな?」
ケイスケ「ごっ、ごめんなさいっ!携帯で久々に母ちゃんの声を
聞いてたら、話したくなってつい、俺・・・母ちゃん好きだから!
えぐっうぐっ。」
大人バジ「そういえば、引き離してもう、1年経つかな?会いたくも
なるか。うんうん。さぁ〜あっちの部屋に戻ろうね、ここは俺の部屋
だから。」

泣きじゃくるケイスケの肩に手を乗せて、大人バジは部屋に誘導する。

119:影虎◆Vs:2024/03/26(火) 08:01 ID:zQY

ケイスケ(クソッ!もう少しで母ちゃんに助けてもらえたのにっ!?
しかもコイツのせいで、もう一回俺が同じ言葉を使ったとしても、
母ちゃんはすっかり、信じてくれなくなった!!
心の病気って思われて!?クソッ)
カズトラ「えっ?バジ、何で泣いてんですか?」
大人バジ「あぁ、ちょっとね・・・色々あって。二人で。カズトラ君が
気にする程の事ではないよ。大丈夫。」
カズトラ「??」
ケイスケ「・・・・・・っっ!」

更に別の日。

ケイスケ(待てよ?この男っ・・・頭いいだけで、力は弱いんじゃ!?
よし、力なら俺の方がっ!!)
大人バジ「ん?(振り向く)」

「バキィ!(ケイスケが大人バジの顔面を殴る音)ポト(大人バジのメガネが落ちた音)」

ケイスケ(よし!クリティカルヒット!!)

大人バジ「ニヤ(不気味に笑みを見せる)」
ケイスケ「えっ!?(殺気を感じる)」

大人バジは、すぐにケイスケの背後に回ると、腕でケイスケの首を
押さえて、後ろから自分の足を使って足払い。
ケイスケは、倒れ込む。

ケイスケ「くっ・・・(床に倒れ込む)」

手だけは、後ろに大人バジが引っ張る状態で掴んだまま、自分の足を
ケイスケの腰付近に乗せる。動けない状態になってしまう。

大人バジ「あれぇ〜?どうしたのかな?ケイスケ君、今度は喧嘩でも
したくなったのかなぁ??」

120:影虎◆Vs:2024/03/26(火) 08:02 ID:zQY

ケイスケ(コイツ!?喧嘩もやるのかよ!??クソ!キャットフィッシュで鍛えたのか?考えてみれば、真一郎から前に、キャットフィッシュって族とやりあったって話、聞いた事あるぜ。)

その後、大人バジはペットカフェへ出向く。

ナオヤ「あ、あれ?バジさん・・・その傷、」
大人バジ「あー。ちょっとやられちゃって。」
ナオヤ「え!?誰にっ??ヤンキーっすか?」
大人バジ「ん〜今は、言えないかな。」
ナオヤ「前々から気になってたんスけど、バジさんってあれっスか?
家に家族いたりするとか??」
大人バジ「何で?」
ナオヤ「え、だっていつも、帰り早かったり。休日も遊ばないとか?」
大人バジ「まぁ、家族という家族なら、いるのはいるよ?」
ナオヤ「やっぱ、そうッスよね??(休日にご飯食いに誘っても、
いつも断るから。)」

ナオヤから見た、バジは謎多き男だった。

ナオヤ「ペットカフェも週1回しか、休みないんでキツイッスね。」
大人バジ「仕事は仕事だ。ヤルまでだ。」

121:影虎◆Vs:2024/03/26(火) 08:03 ID:zQY

その頃、カズトラ達はーーーーー・・・。

ケイスケ「なぁ?カズトラ、あの男怪しいだろ?何で
平気なんだよ(汗)」
カズトラ「え?あの人って、兄貴なんでしょ?それに
ここでの生活も慣れた!美味しいもん食えるし、ゲーム
遊び放題!パラダイスだよ!」
ケイスケ「・・・アイツの言ってる事、信じてんのか?
嘘だと思うぜ。本名明かさねぇし、変な事だらけだ。
(カズトラは、疑い持ってねぇのかよ?俺一人で、
何とかするしかねぇか。)」

その夜、大人バジとカズトラは、風呂に入ってる。

ケイスケ(待てよ?今の内に、外に出れねぇか?
入口のドアから・・・。)

「カチャ(玄関のドアノブを開こうとする音)」

ケイスケ(あれ!?変だっ、ドアが開かねぇ!ん?)

よく、見るとドアノブの上に何かが仕掛けられている。

ケイスケ(何だ、これ?ロック付きか!?そうか、ナンバーを打ちこまないと、ドアが開かない仕組みか!
だったら、窓は?)

窓の方から外に出れないか、試みるが・・・。

ケイスケ(よく、見たら・・・窓の外に鉄格子が!
しかも、ダブルでセンサーみてぇのもあって、下手に
窓を開くと音が鳴る仕掛けだ。逃げられもしねぇのか、
この家は・・・。)

122:影虎◆Vs:2024/03/26(火) 08:05 ID:zQY

そして、ケイスケの背後には、いつから風呂をあがってきたのか?
大人バジの姿がある。

大人バジ「言ってるよね、ケイスケ君?前に。キャットフィッシュに
疑われて、見張られてピンチだと。
もしも、万が一に俺が仕事に行ってる時も、この家に入られない様に
ドアと窓のセキュリティも万全なんだ。
身を守る為なら、当然。俺と、ケイスケ君とカズトラ君を守る為の、ね?」
ケイスケ「(はぁ?)ふざけた事言ってんじゃねーよ!(怒り)」
大人バジ「ん?」
ケイスケ「テメェの正体くらい、分かってんだよ!?こっちは!!」
大人バジ「へぇ〜、正体何の事かな??」
ケイスケ「本当は、キャットフィッシュに狙われてるのは大嘘っ!
目的は、別にあって、連続誘拐ショタ犯人!!
性的なのが目的だろ!?初めからっ・・・。」
大人バジ「ん?(汗)」
ケイスケ「今までの男児は、正体バレる度に殺したんだろ!?
だから、本名も情報も隠すんだ!?違うかよ?」
大人バジ「くっくっ、本っ当、面白いね〜(笑)ケイスケ君は!
何?俺が連続ショタ犯人に見える?そりゃ〜最近は、恋愛が御無沙汰で
ショタコンには、なりそうだけど(失笑)」

123:影虎◆Vs:2024/03/26(火) 08:07 ID:zQY

ケイスケ「!!?(何だ?)」
大人バジ「ま、青年はそれぐらい、考え持つ方が健全だと思う。」
ケイスケ(動揺してる、様子ねぇ・・・ち、違うのか?それとも演技?)
カズトラ「あの〜、お腹空いた。何か、食べたい。」
大人バジ「あぁ、カズトラ君。待ってて。今から、料理作るから。」
ケイスケ「・・・・・・。」

結局、この日は真相解明には、繋がらず・・・
次の日。場所は、ペットカフェ。

大人バジ(先々の事を考えたら、俺も何が身に起きるか、不安だ。
俺が死んだら、あの二人の面倒がマズイ。そこでーーーー・・・)

大人バジは、屋上にナオヤを呼び出した。

ナオヤ「あの、バジさん。話って?何スか、こんな所に呼び出して。」
大人バジ「お前に話があるんだ。」
ナオヤ「何の?」
大人バジ「前にカズトラ行方不明事件、あったろ?」
ナオヤ「はい。」
大人バジ「本当は、隠してたけどーーーー、その犯人は俺なんだよ。」
ナオヤ「えっ!?何言って!?」
大人バジ「カズトラ君、今俺の家にいる。」
ナオヤ「は!?全然っ話が見えてこね〜スよ!バジさんが犯人っ!?
何でなんスか!?」

124:影虎◆Vs:2024/03/26(火) 08:08 ID:zQY

大人バジ「話せば、長くなるけど・・・。
カズトラ君の他にも、もう一人いる。ケイスケ君。」
ナオヤ「え、ケイスケ?その子は、行方不明で騒ぎにな
ってない子ッスけど、誰スか?」
大人バジ「この二人は、俺のーーーー・・・弟なんだ。」
ナオヤ「えっ!?」

前に、ケイスケに対しても話した内容と同じ事を
ナオヤにも、話した。
ブラドラドラゴンとキャットフィッシュでの事。
疑われてる事、等等。

大人バジ「全ては、長男として、弟二人を守りたかった
から。それだけだった。警察に言っても不利だからな。
警察に話したら、誘拐&監禁の犯人で逮捕。
キャットフィッシュの奴らにバレても、俺達3人は皆殺し。こうして、板挟みって訳さ?」
ナオヤ「そ、そ〜だったんスか。何で、オレに今それを?」
大人バジ「俺もこの先、キャットフィッシュの奴らに
バレたら殺されるかもしれない、先に。
その時は、ナオヤが弟二人を助けて欲しい。」
ナオヤ「バジさんの親にお願いした方が、早くないっスか?」
大人バジ「いや、この件に母親は巻き込みたくないんだ。
奴らは俺だけじゃなく、親にも何するか分からない。
殺されるのが、俺だけならまだしも・・・。
ナオヤの事なら、アイツらも調べてないだろ。」

125:影虎◆Vs:2024/03/26(火) 08:10 ID:zQY

ナオヤ「だからっスか?プライベートで遊ばないの(苦笑)
普段から、バジさんと会ってたら、こっちも巻き込むから?」
大人バジ「ただ、ケイスケ君の方は心が不安定になっている。
無理もない。」
ナオヤ「どんな?」
大人バジ「妄想に取り憑かれて、すっかり俺を誘拐&監禁ショタ犯人
呼ばわりだ。」
ナオヤ「二人には、話してないんスか??」
大人バジ「いや、話してるよ?でも、ケイスケ君は、俺の事が多分・・・
嫌いみたいだから。」
ナオヤ「え?何で?」
大人バジ「さぁ?馬が合わない、とか?まぁ、そういう訳だから、
近い内、ナオヤにも二人に会って欲しい。」
ナオヤ「分かりました。全然、いいッスよ!後〜もしかして、前の頬
のアザってケイスケ君が?」
大人バジ「その通り!よく分かったな(笑)」
ナオヤ「やっぱりスか(汗)」

別の日。ナオヤは、バジの家へと呼ばれる。

ナオヤ「お邪魔〜。ここが、バジさんの家??」

「ガチャ(玄関のドアを開ける音)」

126:影虎◆Vs:2024/03/26(火) 08:11 ID:zQY

大人バジ「ここが、リビングだ。待ってろ、二人は別の場所にいる。
今、こっちに連れて来るから。」
ナオヤ「うわぁ〜。キョロキョロ(周りを見渡す)初めて来たなぁ〜。」
大人バジ「俺の知り合いを連れて来た。こっちだよ。」
カズトラ「?」
ケイスケ「知り合い・・・??」
大人バジ「ナオヤだ。」
ナオヤ「へぇ〜、この二人がカズトラ君と、ケイスケ君?
カズトラ君はホームページで見たまんま(笑)」
ケイスケ「助けてくれぇーーーー!?俺らっこの男に、誘拐&監禁されてっ・・・!?」
ナオヤ「うん、知ってるスよ?キャットフィッシュから守る為にっスよね?さすが、長男やる事が大胆(笑)」
ケイスケ「は?」
大人バジ「はいはい、ケイスケ君。そんなに大きい声、出さないの。」

「ギュウ(大人バジが、ケイスケを抱きしめる音)」

ケイスケ「離せぇーーーー!?触んじゃねぇーーーー!!」
大人バジ「もーう、どうしていつも、そうやって騒ぐの??」
カズトラ「ば、バジ・・・(汗)」
ナオヤ「うわぁ、バジさんの言ってた通りっスね?」
ケイスケ「は?」
ナオヤ「本当に心が不安定(汗)」

127:影虎◆Vs:2024/03/26(火) 08:13 ID:zQY

ケイスケ(何だ・・・?どうなってる・・・どうしてまるで、俺の方が
おかしーみてぇな?これじゃあ、せっかくの助けも意味ねぇー!?)
カズトラ「あの、その人って何ですか?誰?」
大人バジ「あ〜、ナオヤ君。高校一年生。
俺の仕事仲間ね?もし、この先・・・俺がいなくなって、死ぬ事があってもこれでOK!
ナオヤにバトンを渡すから。」
ナオヤ「そゆわけで、よろしく〜。今後(笑)」
ケイスケ(何か・・・吹き込まれたのか?これじゃあ、母ちゃんの
時と同様で、俺は誰に助けを求めたら・・・いいんだ??)
カズトラ「ナオヤさんか、よろしく!カズトラです。」
ナオヤ「よろしくっスね!」

新しく、知り合いは出来たものの・・・進展する事は無かった。
そして、また別の日。

大人バジ「ケイスケ君、話しておくけど。」
ケイスケ「?」
大人バジ「そんなに俺の正体を知りたい?本当はね、長男なんかじゃな
い。」
ケイスケ「は?やっぱり!じゃあ何者なんだよっ!?」

128:影虎◆Vs:2024/03/26(火) 08:15 ID:zQY

ケイスケ「連続男児殺人犯!?」
大人バジ「そうでも無い。俺はね、もう一人の大人になった、
君等自身だよ。未来の。」
ケイスケ「え?何言ってんだ、コイツ!?もう一人の俺っ??
嘘だろ、まだ嘘ついてっ・・・!??」
大人バジ「その顔、まだ信じてないね。じゃあ、過去の君がした罪を
話そう。
小学校3年の時、マイキーの誕生日、後200円が足りなくて
母ちゃんから金盗んだ件。
2つ目は、サクセスってスーパーで、当時人気だったミニバイクのオモチャを盗んだ件。どう?」
ケイスケ(何で知って?誰にも話してねぇ・・・。俺しか知らねぇ事を
コイツ・・・っっ!?顔も声も似てるのは、もう一人の俺だから?)

体が震え出すケイスケ。

ケイスケ「そんな、夢みてぇな事を信じろだって?だったら、何で
初めから言わなかった!?」
大人バジ「言ったら、信じてくれた?」
ケイスケ「それはーーーー・・・。み、未来から来たのか?」

129:影虎◆Vs:2024/03/26(火) 08:17 ID:zQY

大人バジ「いや、違う。俺は、あの世からタイムリープした。
1度、血のハロウィンの時、カズトラ君に殺されて。
その事件を変えるべく、この世界に戻って来たんだよ。」
ケイスケ(あ、あの世からのタイムリーパー?それが・・・もう一人の
俺?信じられねぇけど、本当なんだな。)
カズトラ「何何?何の話をしてるんだよ!?二人で?」
大人バジ「何でも無いよ、さぁ・・・料理の時間だ。
3人で、食べようね。」
ケイスケ「・・・・・・(カズトラには、この件・・・話しにくいな。
言わないでおくか?)」
カズトラ「もうっ!いつも二人でコッソリ話してる!?」
大人バジ「カズトラ君には、関係無い話しだから(笑)」
ケイスケ「・・・・・・。」


こうして、パンドラの箱(秘密)は、ようやく
開かれたーーーー・・・。


完結

130:影虎◆Vs:2024/03/26(火) 08:20 ID:zQY

前編と後半で分かれてますが、無事に終わりました!
ここまで、読んでくれた方ありがとうございます!!

また、次回の投稿まで少し間空きます。
ケイ君の作品を今後とも、よろしくお願いしますね。

131:影虎◆Vs hoge:2024/04/17(水) 14:14 ID:XXM

次、投稿するのも微妙に設定は、変わってます!
タイムリープは無し。主な登場人物・@バジ ケイスケ
A羽宮 カズトラBサノ マンジロウCサノ 真一郎
Dケイスケの母親Eケイスケの父親 等等。
ケイスケとカズトラは、兄弟設定。

投稿前の大体の設定説明、これにて終わり。
ちょこっとだけ、投稿します!

タイトル【東京リベンジャーズ〜モニタリング〜】

カズトラ「バジ、このバイク盗もうぜ?」
ケイスケ「ん?誰かいる。」

ここは、夜中に二人が忍び込んだ、とあるバイク店だ。

真一郎「何だ?泥棒か・・・?」
ケイスケ「あっ!!」
真一郎「ん?ケイスケ、何でこ・・・」
ケイスケ「や、止めろーーーー!?カズトラ!」

「ドンッ(ケイスケが、真一郎を手で押す音)」

カズトラ「えっ?バジ!?」

「ゴンッ(カズトラの振り下ろした武器が、ケイスケに当たる音)」

真一郎「ケイスケっ!?」
ケイスケ「この人は、マイキーの兄・・・貴。」

額から血を流すケイスケは、そのまま下に倒れる。

カズトラ(嘘・・・だ。バジに当たった??)

「バッ(真一郎がカズトラが持っていた、武器を奪う音)」

カズトラ「あっ!?ヤベェ・・・逃げないとっ!!」

「ダッ(カズトラが急いで、逃げて走り出す音)」

真一郎「あ・・・(逃げられた。)」

132:影虎◆Vs hoge:2024/04/17(水) 14:17 ID:XXM

真一郎「もしもし?警察ですか?今、バイク店に泥棒が
入って来て、犯人の一人がもう一人の仲間を、店内にあ
った凶器で殴って怪我させましたっ!今も倒れてますっ!
後、もう一人の殴った犯人は、逃げました!!」

真一郎は、警察にも連絡を入れたが、この後は
救急車も呼んだ。
カズトラは、一人慌てて逃げてる最中であった。

カズトラ(どうしよう!?どうしよう!?
すごい血が出てた!バジ、死んじゃった!?どうしよう、
まさか・・・バジを殺しーーーーっ!?)

その後、真一郎が呼んだ救急車で、ケイスケは病院に
運ばれて、何とか頭の手当てもされて、今はベッドの上で
休んでいる。

ケイスケ「・・・・・・。(目を閉じて、寝てる)」

その頃、マイキー達の方は・・・

東京卍メンバー「マイキー!?聞いたか?バジが、怪我
したって!?」
マイキー「あぁ、昨日な・・・兄貴のバイク店に泥棒が
入ったって。兄貴の話しによると、犯人は二人。
その一人がバジで、もう一人は知らない奴だったってさ。」

ふと、辺りを見渡すマイキー。

マイキー「?そういえば、カズトラはどうした?来てないな。まさか、そのもう一人って、カズトラか?
カズトラ、探すぞーーーーっ!!」
東京卍メンバー皆「おおおぉぉーーーー!!」

133:影虎◆Vs hoge:2024/04/17(水) 14:22 ID:XXM

警察署では、真一郎が警察から、話を聞かれていた。

警察官1「真一郎君、犯人は本当に二人組?」
真一郎「はい・・・。」
真一郎「バイク店に泥棒が入って、その内の一人は弟の知り合いでもう一人は、知らない奴でした。」
警察官1「いやぁ、こっちとしてはねぇ・・・泥棒の一人から凶器を奪って、君がもう一人の犯人をぶっ叩いたんじゃないかって。」
真一郎「はっ!?(汗)何言って・・・疑ってるんですか!?」
警察官1「だって、君・・・元ヤンキーでしょう?サノ 真一郎って言ったら、前にブラックドラゴンとかで、警察にもお世話になってた事あるよ?」
真一郎「昔の話しは、止めて下さいよ。もう、今は普通に働いてます。」
警察官1「それに、凶器に付いてた指紋、一番上には君のが・・・、」
真一郎「それは、犯人から奪った時に付いたものです!」
警察官1「本当?君が殴ったんじゃなくて?」
真一郎「ケイスケなら、分かるかと・・・目の前で、俺以外に、目撃してる第三者です。(汗)」

それから、1日後。
ケイスケは、目を開けた。

ケイスケ「ハッ・・・か、カズトラ!?(何だ?おい、カズトラはどうなった??病院か、ここは。)」

「ガバッ(ケイスケが、ベッドから起き上がる音)」

そこには、いつから居たのか?警察官も、やって来る。

警察官1「やぁ、バジ ケイスケ君。丁度、良かった。警察官だよ。
話しがあって来た。」
ケイスケ「(警察か・・・。)」
警察官1「君を殴った犯人だけど、顔分かる?知り合いでしょう?」
ケイスケ「分かりません。当日の記憶が無いんです。何してたかも、ほとんど。」

134:影虎◆Vs hoge:2024/04/22(月) 12:37 ID:XXM

それは、カズトラを庇う為の嘘だった。

警察官1「思い出したら、言ってね。」
ケイスケ「はい・・・。」

その日、心配してたマイキーも、見舞いに来る。

マイキー「!何だよ、バジ。もう大丈夫そーじゃん?事件の次の日から、カズトラ来ねーんだよ。アイツがもう一人いた犯人かって。」
ケイスケ「・・・・・・。」
マイキー「今、カズトラ探してんだよ。皆で。捕まえとかねーと。」
ケイスケ「・・・記憶、ねーんだ。カズトラいねーのか、心配だな?」
マイキー「見つけるよ、すぐにな?」

マイキーが、帰った後。

ケイスケ「ん?携帯は、あるか。よし・・・。」

その頃、一人でいるカズトラの元に、着信が入る。

カズトラ「ん?誰からっ??ば、バジッ!?も、もしもし?」
ケイスケ「カズトラか?今、何処にいるっ??」
カズトラ「バジ、良かった・・・死んだかと、思って・・・。」
ケイスケ「そうじゃねぇ!?今、どこにいるか聞いてんだっ!」
カズトラ「ここ、どっかの公園。逃げるのに必死で・・・所持金がちょっとしかない。お腹空いた。」
ケイスケ「お前さぁ〜、俺の母ちゃん家、分かるよな?話しつけてやっから、俺の部屋に隠れてろ。」
カズトラ「え?」
ケイスケ「家出してる友達つって、お願いする。俺の母ちゃん所に行け。」

135:影虎◆Vs hoge:2024/04/22(月) 12:39 ID:XXM

カズトラとの電話を終えると、次は自分の母親に電話をする。

ケイスケ「あー、もしもし?母ちゃん?お願いあんだけどさぁ?
俺の家出中の友達、家に泊めてくれねーか?
親から、DV振るわれてる奴でさぁ、一生のお願いっ!!
小遣いとか、誕生日プレゼントは1年我慢するから!お願い!
分かった?OK?よっしゃあーーーー!」

バジの家には、早くもカズトラが来て、家のチャイムを鳴らす。
ケイスケの母親が出た。

カズトラ「あの、バジの話しで泊めてもらいに来ました。
よろしくお願いします。」
バジ母「上がりな。」

ケイスケの部屋に案内される。

バジ母「ここだよ、ケイスケの部屋は。」
カズトラ「ここは、久しぶりに来たな!?バジの部屋だ!キョロキョロ(周りを見渡す。)」

一方、真一郎はマイキーが、もう一人の犯人は「羽宮カズトラだ」と警察に言った事で、何とか無事に外へと出れた。

真一郎「助かった、マンジロウ!元ヤンキーだから、俺が疑われたよ。」

136:影虎◆Vs hoge:2024/04/22(月) 12:41 ID:XXM

マイキー「んで、兄貴・・・カズトラだけど、多分もう一人は、そいつだと思う。今探してるけど、見つからなくてさ。
見つけたら・・・カズトラは、」

それから、2ヶ月経って、バジは外へ。
記憶が戻らないだとか?の理由でか、警察も逮捕せずにいた。

ケイスケ「よぉ〜久しぶりだな!?」
マイキー「バジ、元気だな、すっかり。頭の包帯も取れたんか。で、なぁ?あれから、2ヶ月だぜ?何で、カズトラ見つからねー??
誰か、かくまってねぇか?」
東京卍メンバー1「いやいや、それはねぇ〜って。こん中で、カズトラ協力なんて(苦笑)」
東京卍メンバー2「むしろ、カズトラはバジ殴って、死んだって思ってさぁ?自殺したんじゃ?山の仲間!!」
東京卍メンバー3「確かに、そっちのがありえそうー。カズトラ自殺説?」
マイキー「・・・・・・。」
ケイスケ「・・・。」

ざわざわと、周りの仲間達も騒いで話している。
ケイスケは、この後、真っ先に母親の元へ戻る!

ケイスケ「なぁ〜母ちゃん!?また、お願いっ!コイツの親さぁ?
今度は縁を切るって言ってきた。だからさぁ、俺と同居生活していい?
だって、まだコイツ小学生だぜ?その後は、ペットショップ店やって自立すっから〜。」

137:影虎◆Vs hoge:2024/04/22(月) 12:44 ID:XXM

カズトラ「お、お願いっ・・・します!ペコ(頭を下げる音)
金は、仕事をやった時に渡して、返します!」

カズトラの目からも、涙が溢れていた。

バジ母「分かった、いいよ。」
ケイスケ&カズトラ「!」

回想

ケイスケ(そもそも、俺とカズトラの出会いはーーーー・・・)

とある、公園。

カズトラ「ううっぐすっ(泣)」
ケイスケ「どうした?何で泣いてんだ?俺はバジ ケイスケ。」
カズトラ「父さんに暴力振るわれてて、えぐっ・・・行く所無いけど、戻りたくなくてっっ。」
ケイスケ「じゃあ〜俺の家来いよ?泊めてってやる。」

ケイスケの自宅。

カズトラ「誰かの部屋に、泊まるの初めて。」
ケイスケ「俺も、泊めたの初めて。」

二人で同じ布団と、ベッドで横になる。
だが、その3日後に母親にバレるーーーー・・・

バジ母「誰その子っ!?何で居るの!?元の家に戻りなさいっ!」

138:影虎◆Vs hoge:2024/04/22(月) 12:46 ID:XXM

ケイスケ「ごめんなぁ〜?家、嫌になったらいつでも、来いよ!
待ってるぜ?」
カズトラ「うん、ありがとう!バジ。ニカッ(笑)」

この日は、家に戻って行く事になったカズトラ。
父親からの暴力の傷を、隠したいからか?洋服のフードを被る癖が、カズトラにはあった。
それ以来、二人でよく遊んだ。
しかし、そんな二人の元に、カズトラの父親がやって来る。

カズトラ父「息子のカズトラは、何処だ!?」
カズトラ「と、父さん!?ガタブル(体を震わす音)」
カズトラ父「帰るぞっ!?カズトラ、こっちへ来い!」
ケイスケ「(俺の家にまで、来る様になった。カズトラの父さん。
コイツが・・・暴力振るってる父さんか?)」

連れ戻そうとする、カズトラの父親の前にケイスケは、立ち塞がった!

ケイスケ「いくら、大人だってなぁ!?俺のダチに手ぇ出す奴は、許さねぇ!!」
カズトラ「え?バジ・・・?」

「ドゴッガッドッ(カズトラ父が、ケイスケに馬乗りになり、ぶん殴る音)」

カズトラ「あ・・・っ、あぁ・・・バジ・・・??」

放心状態で見ているカズトラ。

139:影虎◆Vs hoge:2024/04/22(月) 12:49 ID:XXM

力の差は、圧倒的にあった。
いくら、小学生の内から東京卍を結成して、喧嘩しているとは言え、
日頃から暴力を振るう大人に、体格差から勝てるはずも無く・・・。
すぐにやられ返され、ケイスケはピンチになる。

ケイスケ「くっ・・・。」
カズトラ「や、止めてぇーーーー!?バジ死んじゃうよ!?誰かぁーーーー!!」

叫びながらそう、カズトラが声を出し、周りにもその声は届いていた様で・・・。
現場にすぐに、警察が到着して、カズトラ父さんは逮捕される。

ケイスケ(俺ら以外の周りの大人が、警察呼んでたっぽい。
カズトラの父さんは、この後罪に問われた。)

ケイスケとカズトラは、二人でその様子を見送っていた。
手錠をかけられ、カズトラ父は、パトカーに乗り込んでいく。
最初は、殴ってきたのは、ケイスケの方だと主張していたが、カズトラは警察に、父親のDVの件も話した為・・・カズトラ父の方が、捕まった。
次の日。

カズトラ「父さん、ムショに入って、DVの件もバレたから、これからは母さんとの二人暮らしになったんだ(笑)
全部、バジのおかげだよ!
ありがとう!!」
ケイスケ「ん〜、嬉しいぜっ!?良かったな?カズトラ!」

140:影虎◆Vs hoge:2024/04/22(月) 12:51 ID:XXM

ムショの面会に、ケイスケ母の姿があった。
カズトラ父に、どうも、会いに来た様だ・・・。

ケイスケ母「久しぶり、バジ ケイスケの母です、もう知ってると思うけど。あの子はアナタの息子よ?
こっちは愛人で、アナタとの間に出来た子。もう、ケイスケには近づかないで。ケイスケは、アナタが父さんだって知らないの!
私が一人で育てたも同然よ!?近づかないで。」
カズトラ父「アイツが息子だと?そうか・・・。」

しかし、この時にカズトラは、自分の息子だとは話せなかったカズトラ父さん。

関係図

本妻・カズトラ父&カズトラ母➡息子がカズトラ
愛人・カズトラ父&ケイスケ母➡息子がケイスケ

その後、ケイスケの自宅へ、真一郎がやって来る。 

ケイスケ「し、真一郎君?」
真一郎「ケイスケ・・・。」
ケイスケ「話しって何だよ?」

141:影虎◆Vs hoge:2024/04/22(月) 12:54 ID:XXM

真一郎「もう一人の犯人、かくまってるのケイスケか?」
ケイスケ「な、何の証拠で!?」
真一郎「なら、家の部屋の中、入って確認していいか?」
ケイスケ「!」
真一郎「いいよな?かくまって無いんだろう?」
ケイスケ「あ、あぁ〜・・・。」

ケイスケの自宅。
真一郎を家の中に招く。

「ガチャ(家のドアノブを回す音)」

ケイスケ「か、母ちゃーーーーん!お客来たぁーーーー?ダチのマイキーの兄貴〜!?あ、母ちゃん今日、仕事か?」

なるべく、ケイスケはデカイ声を出して、伝えた。

カズトラ(!?え、嘘っ!?マイキーの兄貴っ??うわぁ!隠れないと。)
ケイスケ「(カズトラに聞こえたか?たのむ!上手く隠れてくれよ!?)
ここが、俺の部屋だ!」

「バンッ(ケイスケの部屋のドアを開ける音)」

ケイスケ「な?誰もいな・・・」
真一郎「ん?ここの部屋、ケイスケ以外の奴の匂いしないか?」
ケイスケ「(匂いって・・・犬かよ、おい(汗)あぁ、昨日は俺のダチを部屋に泊めたから、そいつの匂いだ!きっと。」

142:影虎◆Vs hoge:2024/04/22(月) 12:56 ID:XXM

真一郎は、探しても誰もいなかったので・・・

真一郎「お邪魔した、帰る。」
ケイスケ「あー。」

カズトラは、実はケイスケの部屋の窓から外に出て、
上に登り、家の屋根の上に隠れていた。

カズトラ(ふぅ〜〜〜、バレなくて良かった。)
ケイスケ(まぁ、これで疑いは晴れたか?ふぅ〜、一安心だぜ。)

それから、月日が経ち・・・ケイスケとカズトラは、高校一年生ぐらいの年齢になる。
ペットショップを開いて、カズトラと二人で、仕事をする。
カズトラは偽名を使い、「響(ひびき)黒蓮(こくれん)」と名乗っていた。

ペットショップの名前は「ペケJ(ジェイ)ショップ」
そこへ、何といきなりお客として、マイキーがやって来る。

マイキー「よっ!?近く寄ったついでに、来たぜ?
久しぶりだな。」
ケイスケ「ま、マイキー!??何だよっ?来るなら、メールをよこせよっ!??」
マイキー「ん?チラ(カズトラの方を見る)」
カズトラ「ハッ(汗)」
マイキー「じ〜〜〜。(カズトラを見る)」

この頃のカズトラの髪型は、前髪は目を覆い被さり、
前髪ら辺は金髪、横ら辺は黒色の長髪ヘア〜だった。

ケイスケ「っておい!?何、俺ん所の店員を、ジロジロ見てんだ!?ペットショップなら、動物見ろ!!(汗)犬、猫、亀、鳥いんだろがっ!!」

143:影虎◆Vs hoge:2024/04/22(月) 12:58 ID:XXM

マイキー「何か・・・アイツ、匂いがカズトラと同じだな?」
ケイスケ「は?(匂いって何だよ!?匂いって。真一郎君と、同じ事言ってんなぁ・・・犬並みの嗅覚マジで、ヤバ過ぎだろ。)あ〜、俺も最初は驚いたよ。
響 黒蓮って名前で、声も顔も似てるソックリさん!
似てるから、店員に採用したんだ(笑)ただ、目の色は
違うぜ?黒だ。(カラーコンタクト)」
マイキー「ソックリさんかよ?プッ(笑)なぁ、3人で食いに行かねぇか?カズトラに似てんなら、3人で行こうぜ?」
ケイスケ「え?アイツも、何で?」
マイキー「あれから、カズトラ・・・見つからねーまんま(笑)似てる奴でもいいから、食いに行きてぇ〜なって?」

仕事終わりに、近くのファミレスに、3人で来る。
マイキーとカズトラは、同じ所の隣に座り、
ケイスケは、向かいに座る。

マイキー「じぃ〜(カズトラを見る音)本っ当、カズトラと同じ匂い。顔、見して?その前髪、邪魔。」
ケイスケ「おい・・・(汗)」
カズトラ「ん、はい。」

「バッ(前髪を手で上げる音)」

マイキー「目の色、黒・・・か。顔は似てんな!?」
ケイスケ「何だよ〜マイキー、さっきからご飯、進んでねぇ〜なぁ?食いに来たんだろうが!?」

144:影虎◆Vs hoge:2024/04/22(月) 13:00 ID:XXM

マイキー「その服、カズトラは首にタトゥーもあったよな?虎の。」
ケイスケ「黒蓮、ちょっといいか?トイレに。」
カズトラ「はい、バジさん。」
マイキー「?」
 
二人は一旦、マイキーから離れて、ファミレスのトイレへ。

ケイスケ「ヤベェよ。首のタトゥーまで、バレたら(汗)カズトラ。マイキーの前では、こう言え。ゴニョゴニョ(耳元で話す音)」
カズトラ「分かった。」

トイレから、戻ると・・・・・・

カズトラ「あの、バジさん!すみません!!店の面接前に、首にタトゥーいれたんです!」
ケイスケ「は?」
カズトラ「言っちゃうと、採用してくれなくなると思って、黙ってたんですが。タトゥーあります!」
マイキー「!」
ケイスケ「タトゥー?どんなだ。」
カズトラ「あの・・・虎です。好きな動物が、虎で!!」
マイキー「と、虎のタトゥーとか、マジかよ?」
ケイスケ「そうか、いれたのは、店に入る前か?」
カズトラ「はい!すみません!」
ケイスケ「まぁ、正直に言ってくれたから、許す!」
マイキー「・・・・・・。」

145:影虎◆Vs hoge:2024/05/01(水) 07:39 ID:UrI

ご飯を済ました3人は、ファミレスを出る。
 
マイキー「なぁ、次は響と二人で、食いに行きてぇな。」
ケイスケ「は?何で俺抜きっ・・・??」
マイキー「二人で、話したい事があるんだ。」
ケイスケ「俺の前じゃ、言えねー話か?いいぜ。(変装して、後つけてやる。)」
マイキー「・・・・・・。」

回想

マイキー「見つけたら、カズトラは・・・」

回想終了

次の日。

マイキー「おまたせ、行こっか?」
カズトラ「う、はい。」

また、ファミレスに入る二人。昨日と同じ場所だ。
ケイスケはと言うと、変装してマイキー達の近くの席から、会話を盗み聞きするつもりだ。

カズトラ「で、あの話って?わざわざ、二人で?」
マイキー「あのさ、お前・・・カズトラだろ?どー考えたって、カズトラにしか見えねー。なぁ、嘘ついてるよな?」

146:影虎◆Vs hoge:2024/05/01(水) 07:41 ID:UrI

ケイスケ(こういう事もあろうかと、カズトラには別の準備を、させといたぜ。)
カズトラ「いえ、響です。それに、タトゥーは、手首と足の所にも、2つあります。(ボディシールのタトゥー)」
マイキー「!」
カズトラ「ほら、こことここに。」

「バッ(2つのタトゥーを、マイキーに見せる音)」

マイキー「(2つ?カズトラは、一つしか・・・やっぱ、間違い、か?)」
カズトラ「あの、カズトラさんって?」
マイキー「東京卍って、ヤンキーグループのダチの一人。理由あって、バイク事件起こして、それから今の今まで、消えたまんま・・・だ。」
カズトラ「カズトラさんの事、今はどう思ってますか?」
マイキー「今は・・・恨んでねーんだ。兄貴は無事で、バジも無事だから。」
カズトラ「え?」
マイキー「ただ、カズトラだけが、居なくなっちまって・・・もし、アイツがバジ殺したと、思い込んで自殺したんなら、辛いとしか・・・。」

マイキーの腕は、震えていた。

ケイスケ(ま、マイキー!?)

147:影虎◆Vs hoge:2024/05/01(水) 07:44 ID:UrI

回想

マイキー「見つけたら、カズトラは・・・兄貴、許してやってくれ?
頼む、大切な仲間の一人だからっ・・・。」
真一郎「まぁ、分かったよ?弟の頼みなら、仕方ないなぁ。」

回想終了

「ポタポタ(カズトラの目から、涙が流れる音)」

マイキー「え?何で、泣いて・・・。」
カズトラ「すみません!俺、カズトラです!」
マイキー&ケイスケ「!?」
ケイスケ(馬鹿っ!?) 
マイキー「カズトラ??マジか(笑)もっと早く言えよ、バ〜カ!」
カズトラ「ま、マイキー(泣笑い)」

その様子を見て、安心だと感じたケイスケは、変装を解いて二人の元に近づく。

ケイスケ「お?何だよ、偶然だなぁ〜?俺も、混ぜてくれよ?」
マイキー「バジ?いいぜ。そういえば、バジはカズトラだって、知ってんのか?」
カズトラ「あっ!バジは知らない!一方的に、ペットショップで仕事したくて、面接したからっ!(焦)」
ケイスケ「ん?何の話だ?」
マイキー「なぁ、バジ?コイツ、カズトラだぜ?」
ケイスケ「ま、マジかぁ〜(驚)」

148:影虎◆Vs hoge:2024/05/01(水) 07:46 ID:UrI

ケイスケ「それと、その〜あのな、マイキー?俺とカズトラ、付き合ってんだよ。」
マイキー「はっ!?」
ケイスケ「今、一緒に同棲中でさぁ・・・。」
マイキー「ふ、ふーーーん。」
ケイスケ「何でか、そうなっちまった。」
ケイスケ母「ケイスケ!?今の話、本当っ!?」
ケイスケ「ゲッ、母ちゃん!?何で?」
ケイスケ母「昨日、前夫に会って言われたの。カズトラは、俺の息子だって。伝えに来たの。つまりは、二人は兄弟よ!?」
マイキー「え。」
ケイスケ母「ケイスケの妊娠を知って、前夫は離れていった。
カズトラは本妻の子。なのに、何であんた達が付き合うのよ!?
兄弟なのにっ?」
ケイスケ「か、カズトラが・・・俺の弟?嘘だろ・・・。」
ケイスケ母「別れなさい。」
ケイスケ「母ちゃん・・・。」
ケイスケ母「付き合いは、認めません!!」
ケイスケ「母ちゃんは父ちゃんと、別れたからか?嫌だ。俺は、カズトラと一緒になる。同じになんか、しないでくれよ。
絆、こんなに強いんだ!俺ら。」

149:影虎◆Vs hoge:2024/05/01(水) 07:47 ID:UrI

ケイスケ「俺とカズトラの絆は、誰にも切れねー。」
カズトラ「バジ・・・。」
ケイスケ「母ちゃん達と、一緒にすんな!?」
マイキー「二人の絆は・・・ほ、本当だと思う。」
ケイスケ母「前夫に何って言えばいいのよ?全く・・・分かったわ。
言い出したら、聞かないものね?あんたって。」
ケイスケ「!」
ケイスケ母「その代わり、別れたらタダじゃおかないわよ?」
ケイスケ「母〜ちゃん!!」

ケイスケ(その後は、俺ら仲良く3人で、あの頃みたいに・・・
楽しく過ごしているよ。)

笑い合う3人の姿が、そこにはあった。

モニタリングの様な・・・結末もこれにて、完了。
隠すべき、ものが暴かれた時にどんな結末を迎えるかは、アナタ次第や状況次第では、ある。



完結


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