繋げてってなんかお話作って!
38:匿名:2018/06/11(月) 22:51一方地下アイドルは
39:匿名:2018/06/11(月) 22:54くさい
40:匿名:2018/06/11(月) 23:01きたない
41:匿名:2018/06/11(月) 23:02罵倒されていた
42:匿名:2018/06/11(月) 23:08アイドルは泣いているようだ。
43:匿名:2018/06/11(月) 23:12アイドルちゃあん…俺といいことしようよ★
44:匿名:2018/06/11(月) 23:14すると男に再びジュースを奢ってもらった。
45:匿名:2018/06/11(月) 23:16しかしッ!ジュースは一瞬で蒸発したッ!
46:匿名:2018/06/11(月) 23:18「クッお前…ただの地下アイドルじゃねぇな?」
47:匿名:2018/06/11(月) 23:19すると、一人がなんとメラゾーマを唱えた!
48:匿名 hoge:2018/06/11(月) 23:20「これは”メラゾーマ,ではない、”メラ,だ。」
49:匿名:2018/06/11(月) 23:22そいて俺はダークインフェルノスパイラルモグラ
50:匿名:2018/06/11(月) 23:22そして、同伴していた男の父親を殺してしまった
51:匿名:2018/06/11(月) 23:23 とおおおおおおさああああん!!!!
悲しむ男
その悲しみから生まれた怒りの矛先は…
53:匿名:2018/06/11(月) 23:26三人組の男達だった。
54:匿名:2018/06/11(月) 23:29怯える男達!そこに現れたのはなんと!
55:匿名:2018/06/11(月) 23:29やじゅうせんぱい
56:匿名:2018/06/11(月) 23:31すると、先輩はsyamuを呼び出した
57:匿名:2018/06/11(月) 23:32 先輩はsyamuを男達の代わりに
しようと思っているらしい
そして、三人組は先輩、syamu、男を縛り付けた。
59:ちゅど〜ん:ちゅど〜んちゅど〜ん
60:匿名:2018/06/12(火) 04:12同伴していた男(蚊・生後一週間・男性)
61:匿名:2018/06/12(火) 04:18あ、待てぃ(江戸っ子)
62:匿名:2018/06/12(火) 19:53一方その頃、ロンドンでは
63:匿名:2018/06/12(火) 19:56文明が退化していた!
64:匿名:2018/06/12(火) 19:59全て中国のせいです
65:匿名:2018/06/12(火) 20:01もといその原因の多くは英国の自業自得であった
66:匿名:2018/06/12(火) 20:02それを聞いた一行は慌ててロンドンへ向かった。
67:匿名:2018/06/12(火) 20:07 何?!
あいつらがここへ向かって来ているだと?!
?「やべぇよ…やべぇよ…」
69:匿名:2018/06/12(火) 20:19ざわざわ
70:匿名:2018/06/12(火) 20:20 ざわ・・ざわ・・・
ロンドンはカイジのようにざわついていました
突入ー!
72:匿名:2018/06/12(火) 20:33いざ!鉄骨へ!
73:匿名:2018/06/12(火) 20:43あ、無理だったわ
74:匿名:2018/06/12(火) 20:45ヒューーーー
75:匿名:2018/06/12(火) 20:53...なんか寒くね?
76:匿名:2018/06/12(火) 20:54風が…強い…
77:匿名:2018/06/12(火) 20:55うわ!カツラが飛んで来た!!
78:匿名 主:2018/06/13(水) 07:12頭に乗っかった!
79:匿名:2018/06/13(水) 07:39頭から離れない
80:匿名:2018/06/13(水) 07:47しかも濃霧で前が見えない!
81:匿名:2018/06/13(水) 10:06いったいどうすればいいんだ
82:匿名:2018/06/13(水) 15:22全裸になろう
83:匿名:2018/06/13(水) 17:45なんでや!
84:匿名:2018/06/13(水) 17:53阪神関係ないやろ!
85:匿名:2018/06/13(水) 18:53しかし、今日は平成30年3月4日、時刻は午後3時34分、現在の気温は3.34℃、湿度は33.4%だった。
86:匿名:2018/06/13(水) 20:25よし、脱ごう
87:匿名:2018/06/13(水) 20:28なんとアレの代わりに蛇が生えてた
88:匿名:2018/06/13(水) 20:32気温も3℃なので風邪を引いた。
89:匿名:2018/06/13(水) 20:38蛇「ハックションッ!」
90:匿名:2018/06/13(水) 21:21蛇がくしゃみをすると毒が飛んできた!
91:匿名:2018/06/13(水) 21:26一回死んだ
92:匿名:2018/06/13(水) 21:40神「お前は死すべき運命ではない」
93:匿名:2018/06/13(水) 21:44神「いや間違えた。………カキカキ…地獄行きだな。」
94:匿名:2018/06/13(水) 21:47 じつは俺天国に友達がいるんですよー
昔その人助けたことがあるんですよ!俺いい人だから!
この状況に消せるボールペン、フリクションが!
96:匿名:2018/06/13(水) 21:49今までのレスを全部消していきました
97:匿名:2018/06/13(水) 21:56天国ではどんな生活ができるんだろう…
98:匿名:2018/06/13(水) 22:05 と思っていたら
フリクションによって記憶が消された。
おじいさんとお兄さんと地下アイドルは>>1以降の記憶を失っていた。
100:匿名:2018/06/14(木) 00:07 犬「ん?何これ。ば…く…は……よ…うん!読めない!」
ムシャムシャ
>>100
ミスった。
ぐえ。
犬が吐いた
お兄さん!!
誰かに呼ばれて振り返った
そこには髪の長い、薄い紫色のワンピースを着たかわいらしい女の子が頬を膨らませてお兄さんを睨みつけていた。
「もう!いつも帰りが遅いんだから...兄様。迎えに来ましたよ」
彼女はお兄さんの最愛のただ一人の妹、美菜子だ。
「ごめんごめん…悪かったよ、美菜子。ごめんな?」
そう言って頭を撫でて、かがんで目線を合わせる
「もうっ…兄様は…しょうがないですわね…」
顔を真っ赤にして照れる妹は俺にとって宝物だ。
ふとお兄さんが辺りを見回すと、おじいさんも地下アイドルもいなくなっていた。
「ああ...そうか。また俺のいつもの想像癖が行き過ぎてしまったんだな。あんな夢を見ていたなんて」
お兄さんはため息をつき、妹の手を取った。
「さあ、美菜子。帰ろう」
「はい!」
花が咲いたような笑顔で美菜子はお兄さんを見上げ、頷きました。二人で手を繋いで家まで歩きます。彼らの家は川原沿いにある一軒家でしたが、それは大層古いものでした。土砂降りの日には天井からぽつぽつ雨漏れし、冬はおもてと同じくらい冷え込みます。それでも彼らにとって住む家があるのは有難いことなのです。
なぜなら彼らはもう両親を亡くしているのですから。
彼は手の温もりを逃がすまいとぐっと握りしめた。
109:匿名:2018/06/17(日) 23:22 「兄様、今日の夕飯はお鍋ですよ。野菜たっぷりの。わたしいつも一生懸命メニュー考えてるんですよ。兄様が風邪を引かないようにって。兄様ったらひ弱な癖にお野菜ちっとも食べないんですもん」
美菜子が白い息を吐きながら言う。
「美菜子は優しいなぁ」
彼は美菜子の頭を撫でた
美菜子は愛らしい大きな瞳を細めて笑った。
112:匿名:2018/06/17(日) 23:38 「あはは・・・毎日ありがとうな。その野菜、どこからもらって来たんだ?」
「深川さん家!」
両親のいない二人を不憫に思って、近所の人達はいつもお裾分けをしてくれるのだ。
「そうか、後で深川さんの家にお礼を言いに行かないとな」
114:匿名:2018/06/17(日) 23:41それを見ると彼はとても安心した。彼も色素の薄い、目の前の美菜子だけをうつす瞳を細め、「美菜子だってお肉食えよ?」と笑った。
115:匿名:2018/06/17(日) 23:46 「わたし毎日給食残さず食べてますよ!」
美菜子は再び頬をぷくりと膨らませる。だが、急に真剣な面持ちになって言った。
「兄様。試験、受かるといいですね。深川さんも言ってましたよ。あなたのお兄さんいつも頑張り過ぎていて心配だわって」
・・・試験。今から約4ヶ月後の、高校入試のことだ。
117:匿名:2018/06/18(月) 00:12 『君は』
お兄さんの頭に今日の先生の言葉が蘇る。
『石橋君。君は県立トップクラスの進学校を志望していたね。うん、このままの成績で充分だ。君の努力はちゃんと知っているよ。僕からは何も言うことはない。引き続き気をしっかり持って頑張りなさい』
でもそれはたくさん、たくさん勉強しているからだ。たしかに俺は無理をしている。だから家事は美菜子に任せっきりなのだ。
119:匿名:2018/06/18(月) 18:45 「兄様。」
美菜子が綺麗な顔を彼に近づけた。
「うん…大丈夫だよ。無理なんかしてない。心配性だなぁ」彼は笑顔の仮面をつけた。
ついでにひょっとこのお面も付けた
121:匿名:2018/06/18(月) 18:53 「わたし、本当はいいんですよ」
不意に美菜子が顔を上げて言った。
「・・・え?」
お兄さんはきょとんとする。美菜子は彼を見つめたまま続けた。
「兄様があの一番の学校に受からなくても。わたしは・・・兄様とこうして楽しく暮らして、そして兄様が側で笑っていてくれればそれでいいんです」
お兄さんは目を見開いた。美菜子はうふふと笑って、彼の手を握る手に優しく力を込めた。
「わたしはもう十分にしあわせです。だから兄様、無理はしないでくださいね」
ひょっとこのお面を外し、
おかめのお面を付けた
「ありがとう…」彼の視界が滲んだ。
124:匿名:2018/06/18(月) 19:10 その一部始終を目撃していた野生のきよし師匠が
「君らはええ兄弟やなぁ…今日び君らのような愛のある兄弟おまへんてぇ…!」
とか言いながら顔を鼻水と涙でぐしゃぐしゃにしながら現れた
「あ、大丈夫です。」
彼らは家に帰った。
お面は付けたまま帰途についたのは、もはや言うまでもない。
127:匿名:2018/06/18(月) 19:32台の上に鍋が乗せられた。
128:匿名:2018/06/18(月) 19:54 「いただきます」
二人で同時に手を合わせる。ぽつぽつと窓に雨が当たる音がした。どうやら雨が降り始めたようだ。
だが兄妹の家の中は実際の気温とは対照的な温かい空間である。
お兄さんは鍋の中の人参を口にした瞬間、思わずこう漏らした。
「うわあ、おいしい。美菜子・・・お前、また料理の腕を上げたな?」
「えへへー」美菜子が愛くるしい笑顔を見せる。
130:匿名:2018/06/18(月) 20:36 その笑顔を見て、お兄さんはこの妹のことを絶対に守ると改めて決意しました。
その夜のこと。お兄さんは夢を見ました。
『...ウジ....良治!』
自分を呼ぶ声がします。けれど周りは真っ暗闇。何も見えません。呼び声はどんどん大きくなっていきます。お兄さんはしゃがみ込み、頭を抱えてじっとしていました。
『良治!!』
ぬっと目の前に人が現れました。大量の血を流しています。お兄さんを見てヒューヒューと苦しげな息を漏らす男性。あれは・・・
「と、父さん...」
その男性はお兄さんの父でした。あの日の事件で死んだはずの。
彼にとって思い出したくもない事件。
美菜子の悲鳴。逃げ回る人々。倒れているあの子。そして何よりも、頭から血を流す父。
傍らには穴という穴からきよし汁を垂れ流すビチャビチャのきよし師匠。
そう、あの日もやはりこの兄妹の運命はきよし師匠とは切っても切り離せなかったのだ。
それはまるで、もがけばもがく程に絡みつく糸のように、坂道を転がり落ちるボールのように、確実に二人のゆく末を捉えて放さなかった。
環状のレールの上をぐるぐる回るが如くに、きよし師匠から始まり、きよし師匠へと収束する。
そんな自分たちの運命を、そしてこの世のすべてを呪った二人はボロボロになりながらも辿り着いた貧しいながらも幸福な生活。
絶望にまみれた地獄のような人生にやっと見出し たひとときの安寧。
そんな何物にも変えがたい宝物のような時間をようやく勝ち取れたと思った矢先に、残酷な運命はまたしてもきよし師匠を二人へと導いた。
た●し「お前を食ってやるぞ〜」
135:匿名:2018/06/19(火) 23:38 お兄さんは荒い息をもらした。頭に割れるほど強い力で爪を立ててうめく。
「もう、もう許して!ごめんなさい‥‥ごめんなさい‥‥」
「兄様。」
美菜子が彼の手を取った。彼はだらだらと血が流れる頭を上げた。「兄様は悪くない。」美菜子が微笑む。
「もう忘れてください。兄様は、兄様自身が悪い夢を見せているんです。」
138:匿名:2018/06/20(水) 19:16 「...ううぁ」
お兄さんは絞り出すような声を出した。涙がどんどん溢れてくる。
「うぅ、か...れん...父さん...」
『大丈夫ですよ兄様、大丈夫』
美菜子は優しく彼の頭をなでた。
「いやだぁ、椛怜...美菜子...いなくならないでくれ...美菜子」
うなされている兄の髪を、美菜子は撫で続ける。彼の固く閉じた目からは涙が流れていた。
「大丈夫ですよ」
悲しげな笑顔を浮かべて美菜子は呟く。
「いなくなったりなんかしませんよ。兄様、美菜子はずっと側にいますよ」
あれは、彼のせいではなかった。だが、大切な人が目の前で死んでいくのを見た事で、彼の心はズタズタだった。
140:匿名:2018/06/20(水) 20:38妹になだめてもらうなんて情けなくて仕方なかった。だが、彼は怖くて怖くていてもたってもいられないのだ。
141:匿名:2018/06/20(水) 20:47
その夜。良治は勉強をせずに疲れ果てて深い眠りについていた。泣きはらしたあとの彼の白い肌、閉じた目は不安と悲しみに満ちてより一層美しい。
美菜子はそっとお兄さんの頬をなぞった。
それが夢の中での感触なのか現実の感触なのか曖昧なまま、彼の意識は遠のいていった。
雀の鳴き声でお兄さんは目を覚ました。朝がきたようだ。昨晩の悪夢のせいかまだ頭がぼうっとする。
ふらふらした足取りで台所に向かうと、美菜子がすでに居た。卵焼きを焼いていたようだが、こちらの足音に気が付いたのか振り返る。
「おはようございます、兄様!」
元気よく挨拶してたったったと駆け足でこっちに向かってくる。
144:匿名:2018/06/20(水) 20:54手には朝ごはんかのっていた。
145:匿名:2018/06/20(水) 20:56「おはよう」良治が微笑む。いつもの日常だ。
146:匿名:2018/06/20(水) 20:59 「美菜子、今日は...って、うわあ、焦げてるぞ!卵焼き!」
良治は今日の予定を伝えようとしたが、じゅうじゅうとフライパンの上で焼けて黒くなっていく卵焼きを見て思わず叫んだ。
「あっ、いけない!」
美菜子ははっと後ろを振り返り、慌ててその火を弱めた。そして舌を出して恥ずかしそうに笑う。
「えへへ...兄様、教えてくれてありがとうございます」
美菜子が料理の失敗をするのは珍しいことだ。
148:匿名:2018/06/20(水) 21:22 「あの、兄様」
美菜子が何か言いたそうに口を動かす。だが言葉が出てこないようだ。黙って俯いてしまった。
「美菜子、どうした?」
良治が妹の顔を覗き込んだ時だった。
「美菜子ちゃあん、学校行こう!!」
どんどんと少し乱暴に玄関の戸を叩く音と共に、美菜子を呼ぶ声がした。
「あ、の…」
美菜子が気まずそうに俯いた。「…ふっ、いいよ、学校行ってらっしゃい!」
お兄さんは美菜子の肩を笑って叩いた。「すみません、行ってきます!!」美菜子は玄関に向かって走っていった。
ドアが閉まる瞬間、美菜子の友達が「美菜子ちゃんのお兄ちゃんかっこいいのに、お料理できないのー?」と話しかけているのが聴こえてきた。
「うん、家事は私の仕事だからね!自慢の兄様だよ」
その声と同時にこんな言葉も聴こえた。
良治は少し赤くなって下を向くしかなかった。
153:匿名:2018/06/21(木) 00:06 頬杖をついてぼんやりと窓の外を眺めながら、美菜子はふと考えた。
兄様は今頃どうしているだろうか。
実はその兄様は海老天を食べていたのだが、スパイダーマンは知るよしもない。
155:匿名:2018/06/21(木) 22:01海老天を食べ終わると、良治はすぐに勉強を始めた。試験に受かるためには勉強しかなかった。勉強以外何も。
156:匿名:2018/06/21(木) 22:05 『良治くんは勉強以外何でもできるよねー』
『頭悪いくせしてちょっと顔がいいから調子乗ってるよな』
ふいに、昔のことを思い出した。自分を変えたかった。ずっと変えたくて、頑張ってきたのだ。
良治は俯いた。
俺は...変わることが出来たのだろうか。
『リョウ君は』
昨晩夢で見たあの子の言葉を思い出す。
『そのままのリョウ君がいいよ』
自分が見捨ててしまったせいで死んでしまった、あの子。
「忘れろ」
自分に言い聞かせるように良治は呟いた。
「忘れるんだ...忘れることにしたんだ」
深く深呼吸して窓を見る。優しく差し込む朝日が目に入る。気持ちも少し落ち着いたような気がした。
「かれん…」
落ち着いたことで、その名が口からこぼれた。
2巻へ続く!
160:匿名:2018/06/21(木) 22:35
薄いこげ茶の肩まで伸びた髪。吸い込まれるような赤朽葉色の瞳。『リョウ君!』と手を振る1人の女の子を、良治はまたもや思い出してしまっていたので
↑でじゃなくて だ。
162:匿名:2018/06/21(木) 22:41 椅子から立ち上がり、いつもより少し早いが学校に行くことにした。あの子のことを早く忘れたい。彼の頭の中はそれだけであった。
時計の針が午前七時三十分を指した。それを確認してから、身支度を整えた良治は玄関の引き戸を開けた。ガラガラという乾いた音ともに、外の光が彼の全身をさす。
「行ってきます」
自転車に跨りぼそりと言う。良治は学校へ向かってペダルをこぎ出した。
(>>160 なんか>>138の名前の意図を分かってくれて嬉しい)
164:匿名:2018/06/22(金) 21:24 冬の冷たい風を頬に受けながら良治は自転車で通学路を走り続ける。
青空を見上げた。今日は快晴のようだ。
あの子と出会ったのも、こんな冬の朝だったな。
そう思ってから、結局家を出発してもあの子のことを考えてしまっているじゃないかと気が付く。彼は乾いた唇をかみしめた。
163←あってた?(笑)
166:匿名:2018/06/22(金) 21:57 「あぁ、会いたいなぁ」
忘れようとすればするほど人は想ってしまうものだ。
下り坂に入った。彼は足をペダルから離した。冷たい風が顔に当たって彼は右目を閉じた。髪の毛がサラサラと風にふかれた。
168:匿名:2018/06/22(金) 22:15下り坂の右側に赤毛の女の子が見えた。彼女の名前は二階堂吟。かれんの友達だ。
169:匿名:2018/06/22(金) 22:23 「あっ」吟が振り返った。
「良治くん、おはよう!乗せてってくれるー?」
彼は自転車を止めて後ろに吟を乗せた。
彼女はかれんと違って落ち着きがない子だ。
171:匿名:2018/06/22(金) 22:39「いえーい!」吟が良治のお腹に手を回して叫ぶ。「おい、目立たないで乗ることはできないのか?まったくー…」良治はため息をついてゆっくり下って行った。
172:匿名:2018/06/22(金) 23:10 「良治くん、川だよ。止まってこ!!」吟が後ろからハンドルを手にとってぐんっと曲げる。「う、うわぁ!」自転車は吟の思うままになって曲がった。
「冷た!!」吟は水に手を突っ込んで思いっきり笑った。真冬の川の何が嬉しいのか。良治は吟を見てるだけで疲れた。
「…良治くんはさー、かれん覚えてる?」
吟がいきなり聞いてきた。
「当たり前だろ…。」
良治は触れられたくないところを突かれて何を言ったらいいかわからなかった。
「あの子とね、小学校の時よくここに川遊びに来たんだ」
川の流れを見つめたまま、吟は言う。
「え...椛怜がよく川遊びを?」
良治の思い出にあるあの子からは想像し難い姿であった。そんな驚いたような彼の顔を見て、面白そうに相手は笑う。
「あはは、良治くんは私達が中学校に上がった時この町に引っ越して来たんだから知らなかったでしょ?あの子、ああ見えても小さい時はとっても活発だったんだから」
本当に知らなかった。自分の知るあの子はいつもつんと澄ましていて、その成績の良さ故に嫌味ったらしいところもあって、それでも時々見せるとても小さな子供のような無邪気な笑顔が眩しくて...
「でね、今の時期こんなに水があるのが嬉しくって、つい止まってもらっちゃったんだ」
吟の声で良治ははっとした。
そういえば真冬に川の水がこれほどあるのも珍しい。
良治は水に近づいた。サラサラと水の流れる音が耳に響いて心地よい。
176:匿名:2018/06/23(土) 15:06 https://i.imgur.com/jeO2Aly.jpg
吟のイメージこんな感じ
「私はねー、ここに来るとかれんと繋がってる気がするんだー」吟が赤髪を揺らして口角を上げる。
178:匿名:2018/06/23(土) 18:00 良治は微笑んだ。
学校に着いて吟をおろした。
「ありがとねー」
吟が走って先に行く。
「俺もここなんだけど…」良治も自転車を止めて学校に入って行った。
良治の下駄箱と吟の下駄箱は一例とばして隣だ。良治が下駄箱のドアを開けると、何通か手紙が落ちてきた。彼は無言でそれらを拾いカバンに入れると「なんで良治くんばっかそんなもてんの?!」と、吟が頬を膨らませていた。
181:匿名:2018/06/24(日) 17:53 「あはは...二階堂の大好きな寺川先輩が高校でもちっともモテないからって、俺に僻みか?」
良治がからかい気味に笑うと、吟が目の色を変えて飛びかかってきた。
「何い?!先輩を馬鹿にしないで!いいの!先輩はとっても純粋だし、高校で野球も上達してだんだん日の目を見始めたらしいんだから!」
悪い悪いと言いながら自分より頭一つ分ほど小さな吟の頭を抑える。
「けれど、俺も始めから皆と上手くいっていた訳じゃないんだ。二階堂は中学校に上がってすぐイギリスに行っていたから知らないだろうけど...」
ぴたりと吟が暴れるのをやめた。決まりの悪そうな顔で良治から目をそらす。吟は中学校入学後すぐに家庭の都合で渡英し、日本に帰ってきたのはつい半年前であった。...そう、あの子が死んでしまう2ヶ月前。
「俺がこんなに皆と仲良くなることが出来たのも、全部椛怜のおかげだよ」
寂しそうに良治は笑った。
「…ふーん」吟が気まずそうにバンっと良治の背中を叩いた。「いった!!お前少しは力弱くしろよ、女子らしくない」
「うっさい!」さっきよりも強い力で吟は良治を叩く。
ぎゃーぎゃーと2人が騒いでると、「何やってんだよーまた夫婦喧嘩かー?」と本条がニヤニヤと近づいてきた。
本条みなと。良治の幼馴染だ。
良治は幼稚園生の時までこの町に住んでいた。だがその後、とある事情で卒園とともに別の街に越すことになった。
その彼の幼稚園の時までの幼なじみがみなとだ。
「何言ってんのみなと。」
「ちょっとやめてよみなとー!」
ややこしいことに、みなとは吟の元彼でもある。
「みなと、違うって」
慌てて良治は吟から体を離す。そして少しの間黙って、深刻そうに言った。
「いや、でも実際の夫婦喧嘩もこんな感じなのかもしれないな...恐ろしい」
ぶふっと吟とみなとが同時に吹き出す。
「何真面目に考えてるんだよリョウちゃん、お前はいつもこう他人の冗談を本気にするんだからさ、言ったこっちがおかしくなるよ」
みなとは本当に腹を抱えて笑っている。
「可愛いー!」
「良治すきー!」という声が飛び交った。
「ああ、そうだよな...俺はどうしてこうなんだろう」
顔を赤くして良治は黙る。その反応もまた二人にとっては面白かったようだ。
一通り笑った後、みなとは職員室に用事があるからと言って去って行った。
吟と前後並んで廊下を歩く。
「でも、私嬉しいな」
突然相手が良治の目を見つめて言った。
「何が?」
良治も吟を振り返る。朝方の廊下の空気は冷え切っている。早くストーブのついた教室に入りたいという思いから、先頭を歩く良治の足は速まっていた。
「良治くんと、また普通にあの子の思い出話が出来て」
一呼吸間をおいてから、吟は続ける。
「ほら、椛怜が死んじゃってからの良治くんはさ...あの時の私から見てもすごく心配だったし...もちろんみんなも心配していたし...。けれど、こうしてまた楽しくお話出来て嬉しいなあってこと!」
「おいおい、見せ物じゃないんだぞ!散れ散れー」
みなとが騒ぎを聞いて近づいて来た野次馬たちに手を振る。
(誰かイラスト描くのが上手くて暇な人、気が向いたら良治のイメージ像描いてください〜)
190:匿名:2018/06/25(月) 22:16189→それな!
191:匿名:2018/06/25(月) 22:18 188送るの遅くなっておかしくなった(笑)
抜かして!
(187からいきます。)
「…うん、俺もだよ。ありがとな。」良治も一呼吸して笑った。
(187からいきます。)
「…うん、俺もだよ。ありがとな。」良治も一呼吸して笑った。
↑うん、ダブった!
195:匿名:2018/06/25(月) 22:34(良治くんかっこいい、いい人だしかっこいい。まじ現実にいないかな)
196:匿名:2018/06/25(月) 22:43↑ほんとそれ。
197:匿名 hoge:2018/06/25(月) 22:48朝会が済んだ時、丁度1時間目の予鈴が鳴った。
198:匿名:2018/06/25(月) 22:49良治は席について黙々と数学の予習をしていた。
199:匿名:2018/06/26(火) 19:40「おーまーえーなー!勉強しか頭にないのかよー。たまには俺とデートしようぜ、デート!」職員室から帰ってきたみなとが良治に絡む。
200:匿名:2018/06/26(火) 21:22いかにも嫌そうな顔をした良治には目もくれずみなとは、はははっと笑っている。
201:匿名:2018/06/26(火) 22:15 「みなと、俺より成績が良いからってずいぶん余裕だな?明後日の数学の単元テスト、俺は負けるつもりはないよ」
良治の言葉でみなとの顔が青くなった。
「うおっ、それって明後日だっけ?すっかり忘れてた」
「…ムカつくわぁ。なんでこんなに努力してるのにみなとに勝てないんだ…」
良治はみなとを上目遣いで睨んだ。
「おーこわ。」みなとがニヤっとした。
人は生まれながらにして才能を持つ人と持たない人がいる。だから仕方ないことなのだ。
けどそれを自分の前で見せつけられるのはどうも気にくわない。
「まぁ俺は天才だから良治は俺には勝てねーよー(笑)」とみなとが得意げだ。
良治がみなとの頭を思いっきりぐりぐりしていると、吟が「座ってー授業始まるよーそこのカップルさん」と冷たい目で見ていた。
「はーい」とみなとが両手を上げて席に座った。良治が吟をチラッと見ると、吟はくすっと笑って舌を出した。
吟の瞳はどこか椛怜に似ている。落ち着いたような、自信に満ちたような…
205:匿名:2018/06/29(金) 22:32(最近美菜子ちゃん出てこない…寂しい)
206:匿名:2018/06/29(金) 22:49 その日の放課後を無事に迎え、良治は家路についていた。一人でである。吟は地元の図書館で、みなとは彼の通う進学塾で勉強するらしい。
朝、吟と来た川原沿い。ここは自転車を降りて歩く。何故そうする気になったのかは良治自身にもよく分からなかった。いや...本当は分かっている。あの子と縁がある場所だと知ったからだ。
俺はやっぱり、君のことを忘れられそうにもないよ。
対岸を見つめて良治は心で呟いた。
夕日が川面に反射してキラキラと光っている。夕焼けが綺麗だった。
明日はきっと晴れるだろう。美菜子が喜ぶだろうな。
ぼんやりとそう思った。
「おかえりなさいっ」美菜子が満面の笑みを浮かべて抱きついて来た。「ただいま」良治は小さな頭を撫でて癒された。
208:匿名:2018/06/30(土) 22:49 何もかも満ち足りていて幸せだった。父もいた。母もいた。周りに温かさもあった。美菜子は今以上によく笑う子だった。
8年前までは。そう、母が死んでしまったあの年までは。
母が死に、父は変わってしまった。もうそれ以前のように温かい笑顔を向けてくれることはなくなった。頻繁に酒を飲むようになった。良治と美菜子によく暴力を振るうようになった。美菜子に父の手が振り上げられる度に、良治は妹を庇ってその拳を受けた。変わってしまった父の前に兄妹はいつも怯えていた。父から受け取るものは、ただ冷たく憎しみの満ちた視線だけ...。
そして8年前のあの日、突然父がこの家を出るぞと言った。良治が酷く驚いてなぜかと尋ねると、金が無くなったからだと彼は答えた。美菜子が3歳。良治はもうすぐ小学校に上がるという冬の日だった。
そんな父であったのに。苦しい思い出の方がはるかに多いはずの父なのに。
なぜあの事件の時、父は自分達を庇ったのだろう。
はっと我に返る。いつのまにか日がだいぶ沈んでいた。
...また俺はあのことを思い返していたのか。
良治がやや焦って周りを見回すと、午後五時を告げる町のチャイムが鳴った。
(作り方うまくね?)
210:匿名 主:2018/06/30(土) 23:11上手いね
211:匿名:2018/07/01(日) 14:29「兄様〜?ご飯できましたー」美菜子の声が聞こえてきた。彼はシャーペンを置いて居間に出た。
212:匿名:2018/07/01(日) 19:12「兄様、受験勉強の調子はどうですか?」
213:匿名:2018/07/01(日) 19:26 (やべ、途中書き込みしちまったわ)
↓続き
食卓に座ると美菜子がそう尋ねてくる。
「うん、はかどっているよ。明後日にも数学の単元テストがあるんだけれど」
そこまで言って、良治は不意に黙った。
今日のみなととの会話が頭に浮かんでくる。
『まあ俺は天才だから、リョウちゃんは俺に勝てないよ』
あの時は笑いながら答えることが出来たが、今になってなんだか無力感が湧き上がってきた。
そうだ、俺には元々の才能がない。そもそも生まれついた環境だってみなととは大きく違うんだ。俺みたいなのが努力したところで高が知れている。
「...美菜子。一昨日ね、先生に言われたんだ。俺はこのまま頑張ればあの県立一番の学校へ受かる学力も十分つくだろうって」
美菜子が箸を置いた。じっとこちらを見つめてくる。良治は続けた。
「でも...俺には自信がないんだ。俺なんかがこんなに頑張っても、この先元々の才能がはるかに上の人達には到底及ばないだろうから」
ずっと腹の底に溜まっていたものが口をついで出てくるようだ。
こんなこと、美菜子にだから言えるんだ。美菜子にだから...。
「俺は、このまま頑張り続けることが出来るのかな?」
美菜子はじっと黙っていた。その時間はたった数秒だっただろう。だが、良治にはとてつもなく長く感じた。
215:匿名:2018/07/01(日) 20:39「兄様は努力家で、一生懸命で、人一倍頑張れる人です。だから、だからこそさみしがりやで心配性なんですね。」ふふふっと美菜子が良治に笑顔を向けた。
216:匿名:2018/07/01(日) 20:44 「絶対兄様なら大丈夫です。でも、決して無理はしないでくださいね!」
美菜子が再び箸を持って食べ始める。
ほんとに、美菜子には毎回助けられる。
美菜子は昨日も言ってくれたじゃないか。
『わたし、本当はいいんですよ。兄様があの一番の学校に受からなくても。』
昨日美菜子と並んで帰った時のことが蘇ってくる。
『わたしは・・・兄様とこうして楽しく暮らして、そして兄様が側で笑っていてくれればそれでいいんです』
もう美菜子だけでいい。美菜子が側に居て、こうして微笑みかけてくれるだけで十分じゃないか。
「美菜子、俺もだよ」
良治の口から思わず声が漏れた。妹はきょとんと首をかしげる。
「俺も幸せなんだ。美菜子がこうして側で笑っていてくれるだけで。でも、そうしているためにはもっとお金が必要なんだ。...美菜子にずっと笑顔でいてもらうために、もっと生活を良くしたいんだ。だから俺は頑張れるんだよ」
最後まで言い切ると、ああ、俺はこんな風に考えていたんだと思った。頭の中の霧が少し晴れたように感じる。良治は顔を上げ美菜子の目を見た。
「美菜子。お前だけは絶対に俺が守るからね」
美菜子の瞳が大きく見開かれた。そこから涙が溢れてくる。
「あーあーもう、泣くなよー」
良治が笑いながらティッシュを何枚かとって美菜子に渡した。
「...ご、ごめんなさい。兄様がわたしのこと、そんなに思っていてくれてたなんて」
美菜子が途切れ途切れに言う。
美菜子がこんなに感情的になるのは滅多にないことだ。
「大丈夫?美菜子…」彼が美菜子の頭を撫でる。
221:匿名:2018/07/02(月) 21:48 美菜子を宥め、夕食を終えてその日良治は床に就いた。勉強は早起きして取り組むことにしたのだ。
そしてその夜彼が見たのは優しい夢だった。
『...リョウ君...リョウ君』
自分を呼んでいる声がする。
あれはきっとあの子だ。あの子が、自分を呼んでいるのだ。
優しい声...。君は怒っていないの?俺のせいで死んでしまうことになったのに。君は許してくれているの?
朝。良治は目を覚ました。
つーっと頬に涙が伝っていた。
「はぁ…椛怜…」口からその名が溢れて余計に涙が出てきた。
優しい声がまだ頭に残っている。『リョウ君、私は……』
椛怜は何を言おうとしたのだろう。良治はケホッと咳をしてから涙を拭いた。
『リョウ君、リョウ君は私のこと、どう思ってる?』
記憶がバッとよみがえった。あの時、あの時椛怜はそう言ったんだ!たしかにそう…
俺は…何て返した?ちゃんと好きだって返した…?
閉じてしまった記憶の扉を開けたくなった。
いや、今日はこのまま眠ってしまおう。そんな気分だった。
226:匿名:2018/07/03(火) 21:42くっ…思い出しかけの記憶が気になって眠れない…
227:匿名:2018/07/03(火) 21:53 良治は洗面台に立って水を出した。こんなに気にしてたらダメだ…
冷たい水を顔にかけて彼はぶるっと震え上がった。
「兄様」
「うわっ?!」
良治がタオルで顔を拭いていると突然背後から声がした。仰天して振り向くと美菜子が立っている。
驚いた顔のままの良治の頬に手を伸ばし、綺麗な指先ですうっとなぞった。
「兄様...また苦しんでいたのですか?あの人のことで」
苦しいよ、美菜子。
その言葉を呑み込んで良治は首を振る。
そっ気ない素振りだった。
良治は足早にに立ち去ろうとするが、後ろから美菜子が強い力で手を引く。
「何で隠すんですか?!何年兄様と一緒にいると思ってるんですか!嘘ついてることなんてすぐにわかります!」
美菜子は良治の目をじっと見つめた。
「…わかったよ、美菜子にはかなわない」
良治はははっと笑ってはなしをそらす。
「も〜兄様は…」
美菜子は呆れたように良治を見た。心地いい。こんなやりとりでさえも彼にとって心地良かった。
美菜子がいる。友達がいる。それで良かった。今の弱りきった良治には、それぐらいがちょうどいい。
234:匿名:2018/07/05(木) 23:36 でもそう思っていても椛怜の姿が何度も頭に浮かんでくるのだ。
…好きだからだった。心から、椛怜のことを想っていたから…
凛として、赤朽葉色の瞳が美しいさわやかな女性だった。いつも良治が悩むと、一緒に悩んだ。とてもいい人で、椛怜に心を奪われる男は多かった。
236:匿名:2018/07/06(金) 20:45自分もその1人だったのだ。
237:匿名:2018/07/06(金) 22:53 先程から椛怜のことばかり考えているのにも関わらず、良治が一つだけ思い出せないことがあった。
それは、あの子が最期に自分にくれた言葉。
『リョウ君...私は』
良治はどうしてもその続きが思い出せないでいるのだ。
もうこれ以上考えるのをやめようと決意する。
考えたところでどうしようもないのだから。あの子は二度と帰ってこない。
「兄様、ご飯…」
「あ、大丈夫。俺ちょっとみなとの家で勉強してくる。午後には帰ってくるからね」
勉強をして、気持ちを切り替えようと思った。
「わかりました。気をつけてください!」
美菜子はニコッとして彼を見送った。
「よー」
「良治おっすー」みなとはドアを開けて片手をあげた。
「どこまで進んだー?」みなとが机にお茶を置いて良治と目を合わせた。
「あんがと。 √のとこまで。」
良治は教科書をペラペラとめくった。彼の教科書はぼろぼろだった。
「…すげー勉強してんのな。」みなとが良治の手元をまじまじと見て言った。
「ん。お前と違って予習、復習してるから。」良治は得意げだ。
「うんうん、いい事だねぇ」みなとは自分のピッカピカの教科書を撫でてニコニコした。
「…いやいや、みなとも少しは勉強しろよ。」良治はみなとの頭を軽く叩いて笑った。
「まぁ努力してる人には誰も勝てないけどな。」みなとは、ははっと笑った。
244:匿名:2018/07/11(水) 20:09
ただ、医者になりたい。
人の死を目の前にして、彼はそう思うようになった。
父、母、それから椛怜。
すごく辛かった。まだ小さいながらに、彼は医者になることを決意したのだ。
「…じ。良治!」
目の前にみなとの顔があった。
「うわぁ!お前急に男の顔見せんなよ!ビックリだわ!」
「いや、急にそんな事言われて俺もビックリだわ!」
みなとは良治の肩をパンっと叩いた。
「お前はいつも女子が寄ってるから男に慣れてないのかよ。逆に」
「ちげーよ」良治が嫌そうな顔をした。
「あー俺も彼女欲しいなー」
みなとは頬を膨らましてシャーペンを置いた。
「俺も彼女いないし。勉強しよ。」
良治は呆れてため息をついた。
その夜。
「兄様お勉強お疲れ様です。」
美菜子がお茶を差し出した。
良治は帰って来てもなお勉強を進めていた。
「ありがとう、美菜子」
差し出されたお茶を左手で受け取る。
ほのかに生姜の香りがした。
250:匿名:2018/07/13(金) 21:20ついでに磯の香りもした。
251:匿名:2018/07/15(日) 22:40彼は暖かいお茶を身体に流し込んだ。
252:匿名:2018/07/15(日) 23:02意外!!それは、ミルクティー!!!!
253:匿名:2018/07/15(日) 23:03やったぞ…これで世界は僕のものだ!!
254:匿名:2018/07/16(月) 00:04いよっしゃあ!!うれぴー!!!
255:匿名:2018/07/16(月) 20:22美菜子は思いっきり引いた。
256:匿名:2018/07/16(月) 20:37良治は慌てて首を振った。
257:匿名:2018/07/16(月) 20:43「美味しい」良治は笑顔になった。
258:匿名:2018/07/16(月) 21:03 「…兄様。お話があります。」
3巻へ続く。
「ありがとうございました」
もっと早く言えたらよかったのに
良治は美菜子を丸のみにした。
「…っはぁ!」
良治は息苦しさに目が覚めた。
「…夢か」
美味しかったぴょー
262:匿名:2018/07/16(月) 21:28 枕もとを見ると美菜子の腕が転がっていた
ふと口元をふくと紅の血が袖を染めた
そんなバナナ
264:匿名:2018/07/16(月) 21:29 そうだ、俺は椛怜もこんな風に殺してしまったんだ。
良治は思い出した。
口が生臭い
266:匿名:2018/07/16(月) 21:31良治「俺は人食いだったのか」
267:匿名:2018/07/16(月) 22:05 そこに突然、懐かしのあの三人組と縛り付けられたままの先輩とsyamu、そして男が彼の元へ訪れた。
良治に向けて突き刺さるような目線を飛ばしている。
順平から「タスケテホシイダデ・・・タスケテホシイダデ・・・」と独り言が聞こえる。
良治「わかったよ、ゾット帝国読んでやるよ」
269:匿名:2018/07/16(月) 22:20 良治はまず三人組を味見するかのように舐めた
そしていっきに丸のみしたそして先輩とsyamu、男もぺろりと平らげた
みんな食ってやるー!がおー!
271:匿名:2018/07/16(月) 22:27 しかし、良治は後悔してしまった。
syamuの自宅後悔と同じくらいの後悔だ。
(先輩とsyamuを撮ってニコニコに上げればも◯うを超える真のニコニコの王となり会長の座を獲れたかもしれなかった・・・!)
良治「皆食っちまったなう」
273:匿名:2018/07/16(月) 22:29なんとそこに美菜子の霊がっ
274:匿名:2018/07/16(月) 22:32鼻水垂れてきた
275:匿名:2018/07/16(月) 22:32そんな感覚が走った
276:匿名:2018/07/16(月) 22:32陰陽師と悪魔と天使が三つどもえの争い!
277:匿名:2018/07/16(月) 22:33ほとばしる肉汁!
278:匿名:2018/07/16(月) 22:34とびちる美菜子!
279:匿名:2018/07/16(月) 22:34仲間たちと部活で流した汗は俺たちを裏切らない!
280:匿名:2018/07/16(月) 22:35玉ねぎのシャキシャキとした食感、肉の柔らかで口を包み込むうま味を良治が襲う!
281:匿名:2018/07/16(月) 22:36良治「はああああああ」
282:匿名:2018/07/16(月) 22:36陰陽師「霊がおる!霊がおるぞ!美菜子!?美菜子消えろ!!!キェエエエエエーーイ!!」
283:匿名:2018/07/16(月) 22:37美菜子「もむだけジューシー」
284:匿名:2018/07/16(月) 22:37 〜悪食娘コンチータのメロディー〜
「喰らい尽くせ!この世の全て!俺の胃袋にはまだまだ空きがある。青白く輝く猛毒はメインディッシュ(三人組)のスパイスに最適さ!舌先を駆け巡るこの至福、晩餐はまだまだ終わらないんだ」
一気にこう言い切ると、良治は狂ったように笑い始めた。
「あはははははははは!!」
そして、美菜子が消えた跡にはから揚げ弁当が落ちていた。
唐揚弁当食す
悪魔「きしししし・・・・旨そうな男どもだ」
悪魔は二人を飲み込んだ
悪魔は唐揚げ弁当を食べた
288:匿名:2018/07/16(月) 22:39すると、謎の弁護士から連絡が来た
289:匿名:2018/07/16(月) 22:41今から食われに来るうえい
290:匿名:2018/07/16(月) 22:41悪魔「了解した」
291:匿名:2018/07/16(月) 22:41実は悪魔は美少女だ
292:匿名:2018/07/16(月) 22:43その弁護士は来る途中、その悪魔のフェイスブックをフォローした。
293:匿名:2018/07/16(月) 22:44 天使「アッハハハハハハハハ!!!」
悪魔「アッハハハハハハハハ!!!」
陰陽師「アッハハハハハハハハ!!!」
天使・悪魔・陰陽師「フュー、ジョン、ハッ!!」
???「ふぅうう…無事成功したようだな…!!待たせたな、良治!!俺は天使・悪魔・陰陽師が合体した存在だ!天魔エクソシスターとでも呼んでもらおうか!ハハハハハ!!貴様に俺が倒せるかな?」
その事が5chへ広まった
295:匿名:2018/07/16(月) 22:44悪魔「やったあホォロワー増えた!」
296:匿名:2018/07/16(月) 22:445chで天使、悪魔、陰陽師が叩かれている。
297:匿名:2018/07/16(月) 22:45しかし良治はすでに悪魔に消化されていた
298:匿名:2018/07/16(月) 22:46その頃鬼女板では、彼らの特定作業が進んでいた。
299:匿名:2018/07/16(月) 22:46???は骨になった良治をとりだした
300:匿名:2018/07/16(月) 22:46天使、悪魔、陰陽師の住所と本名、電話番号が晒された
301:匿名:2018/07/16(月) 22:46だができるはずない
302:匿名:2018/07/16(月) 22:47俺の名はじゃがいも戦士まさお!根菜王に俺はなる!!!
303:匿名:2018/07/16(月) 22:47もう3匹は合体したのだから
304:匿名:2018/07/16(月) 22:47 1 風吹けば名無し@無断転載禁止:2018/07/16(月) 22:44
ちょww
2風吹けば名無し@無断転載禁止:2018/07/16(月) 22:45
は?どういうこと?
3 風吹けば名無し@無断転載禁止:2018/07/16(月) 22:47
りょーじきゅんどうした
まさおは美菜子の怨念でほろびた
306:匿名 hoge:2018/07/16(月) 22:48そして時は世紀末・・・
307:匿名:2018/07/16(月) 22:48そして何故か関係のないまさおがネット上で炎上してベイクドポテトになった。
308:匿名:2018/07/16(月) 22:50悪魔はさらに美少女になったら
309:匿名:2018/07/16(月) 22:50まさおはうまかった
310:匿名:2018/07/16(月) 22:50そう弁護士は言った
311:匿名:2018/07/16(月) 22:50ベルギー「それはフレンチフライじゃねえ...ベルギーこそがポテトフライの発祥地だ」
312:匿名 hoge:2018/07/16(月) 22:52その後、まさおの住所が5chへ投下された
313:匿名:2018/07/16(月) 22:55そこへ良治と悪魔、二度の消化を免れた先輩とsyamuが現れた
314:匿名:2018/07/16(月) 22:57うひょおおお
315:匿名:2018/07/16(月) 22:57と泣いた
316:匿名:2018/07/16(月) 22:59枯れた大地が潤い、そこには新しい生態系が生まれた
317:匿名:2018/07/16(月) 23:00美菜子の群れ
318:匿名:2018/07/16(月) 23:00そして悪魔の群れ
319:匿名 hoge:2018/07/16(月) 23:01先輩とsyamuは強大な国を立ち上げた
320:匿名:2018/07/16(月) 23:01悪魔は美菜子を食い尽くした
321:匿名:2018/07/16(月) 23:02 その後、先輩とsyamuは世界を掌握する超巨大国家となるのだが・・・
それはまた別のお話。
その頃
ドイツは大混乱だった
ぎゃああああ
324:匿名:2018/07/17(火) 12:51グループF予選敗退いゃああああああああああああっっ!!!!!
325:匿名:2018/07/17(火) 17:55その様子を文明が退化したロンドン市民が楽しんでいた
326:匿名:2018/07/17(火) 18:49その反動でドイツの文明は大きく進化
327:匿名:2018/07/17(火) 18:51イタリアはドイツにすり寄っていった。パスタを手土産に。
328:匿名:2018/07/17(火) 19:45 <丶`∀´>ドイツがスゴイニダ
<丶`∀´> ドイツ様ー
(`д´L) うっせえカエレや
<丶`∀´> は?調子乗んなニダ
(`д´L) カ・エ・レ
,___、
,_}=n==n{______、
/,--, /l_l| } =(二iニニO
,/←-' /ヘ .lノ----ノ .フ
,---i-←'―‐'―‐‐`--.l-----`------、
__←―i='=====i=i__iニ1l|,ol[i==・|;;;;|llニニl_|_,o__、
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'-ィ'''''"(,)'''''"(,)'''''"(,)'''''"(,)''''t''ヽ‐→――――→-==、
(大)_、,_、_、,_、_、,_、,_、,_ (><)==),,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,/))==)
ヽ'_i_,),i_,),i_,)i_,),i_,),i_,),i_,),i_,)>ノ==ノ ̄ ̄ ̄ ̄'ノ==ノ
` ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄´ ̄ ̄ ̄
そして、イタリアと良治はこの独韓戦争に巻き込まれた
良治はイケメソだった頃の面影はなく人食いと化していた
330:匿名:2018/07/17(火) 20:11ふひひひひ
331:匿名:2018/07/17(火) 20:14なんとスペインが・・
332:匿名:2018/07/17(火) 20:26ユーラシア大陸から切り離された。
333:匿名:2018/07/17(火) 20:46う、嘘だろ?!
334:匿名:2018/07/17(火) 21:16いや本当
335:匿名:2018/07/17(火) 21:24おいらカツ丼ちゅき〜
336:匿名:2018/07/17(火) 21:24そんな声が聞こえた
337:匿名:2018/07/17(火) 21:26黒幕は韓国ニダ
338:匿名 hoge:2018/07/17(火) 21:28そして何だかんだありまして独韓戦争に韓国が奇跡の勝利
339:匿名:2018/07/17(火) 21:30 そして韓国はアジアとアフリカを席巻した。それに立ち向かうは
日本、アメリカ、メキシコ、カナダ、ドイツ、フランス、イタリア、イギリス、北朝鮮
そしてーーーーーー良治一行
その指揮をするのは先輩とsyamuの国である
その名も・・・
その為全国的にキムチが大流行!
納豆キムチ丼やキムチがけ豆腐など大豆との組み合わせでさらにおいしいと女性の間でほんのり話題に!
おかげで書店では大豆関連の書籍が大流行!
世界は今、大豆を推している───!
スリジャヤワルダナプラコッテ帝国!
343:匿名:2018/07/17(火) 21:33悪魔「みんな食べてやるー!がおー!」
344:匿名:2018/07/17(火) 21:34キム「それいけーミサイルマン」
345:匿名:2018/07/17(火) 21:40韓国に抵抗したとして金正恩がノーベル平和賞を受賞した・・・
346:匿名:2018/07/17(火) 21:42まあなんやかんやありまして南北統一を果たした。
347:匿名:2018/07/17(火) 21:43だが韓国もといキムチ帝国はあきらめなかった。世にも恐ろしい黒電話作戦を決行したのだ。
348:匿名:2018/07/17(火) 21:45木やああああ
349:匿名:2018/07/17(火) 21:45韓国がsyamuから盗んだ爆弾付ヘッドセットを北朝鮮側へ投げ込むのだ。
350:匿名:2018/07/17(火) 22:55くさい
351:匿名:2018/07/17(火) 23:09そんな声があった
352:匿名:2018/07/18(水) 05:41良治は朝鮮半島ごと食べた
353:匿名:2018/07/18(水) 08:15だが、地下ドルの上で吐き出した
354:匿名:2018/07/18(水) 13:11埼玉アリーナが崩壊してしまった
355:匿名:2018/07/18(水) 13:53あべ「東京大丈夫か!?」
356:匿名:2018/07/18(水) 17:53 東京「多分大丈夫ニダ」
韓国と混ざったニダ
うひひ
358:匿名:2018/07/18(水) 21:41そして東京五輪が韓国で開催された。
359:匿名:2018/07/18(水) 22:37あつい
360:匿名 h:2018/07/19(木) 05:47そのころ新石器時代のロンドン
361:匿名:2018/07/19(木) 07:48消えたはずの地下ドルとおじいとお兄さんが奴隷として働いていた
362:匿名:2018/07/19(木) 09:11主人は無能なので監視の目はガバガバである
363:匿名:2018/07/19(木) 12:57 お兄さんは主人の携帯を盗みツイッターで救助を要請した
ああああ @sassatotasukero213
ロンドンにいるから助けてください!
#助けて
#拡散希望
そこへ良治がやってきて言いました・・・
365:匿名:2018/07/19(木) 18:12ちくわしか持ってねえ!!
366:匿名:2018/07/19(木) 18:18しかしそこに良治のちくわへの想いに心を打たれたちくわ大明神が降臨した
367:匿名:2018/07/19(木) 18:27ちくわ大明神はお兄さんのツイートを拡散してくれた
368:匿名:2018/07/19(木) 20:59良治!
369:匿名:2018/07/20(金) 20:08って誰かに呼ばれた。
370:匿名:2018/07/20(金) 20:13気がした
371:匿名:2018/07/21(土) 08:38良治はいないのだ
372:匿名:2018/07/24(火) 09:04これいつまでつづくの
373:匿名:2018/07/24(火) 13:11これは永遠に続くのだ。
374:匿名:2018/07/25(水) 14:13「ヤッホー」
375:匿名:2018/07/25(水) 14:16「はい、ひょっこりはん」
376:匿名:2018/07/25(水) 14:26そのあと、警察が
377:匿名:2018/07/25(水) 14:27おもらしした
378:匿名:2018/07/25(水) 14:37うわー…
379:匿名:2018/07/25(水) 14:39そして警察は考える事を止めた
380:匿名:2018/07/25(水) 15:59はずだった
381:匿名:2018/07/25(水) 16:00なのにどうしてー。
382:匿名:2018/07/25(水) 16:03警察がなぜか、木に引っかかっている!
383:匿名:2018/07/25(水) 16:04「たーすーけてー」警察は叫ぶ。
384:匿名:2018/07/25(水) 16:04そこに、トランプ大統領がいた
385:匿名:2018/07/25(水) 17:10hello〜
386:匿名:2018/07/25(水) 18:00どんぶらこどんぶらこと流れてきます
387:匿名:2018/07/25(水) 18:10警察はみなかった事にした。
388:匿名:2018/07/25(水) 19:08そしたらトランプ大統領が追いかけてきた。
389:匿名:2018/07/25(水) 19:57 ジョージブッシュ!wwwww
ジョージブッシュ!wwwww
警察は必死にトランプ大統領から逃げた。
391:匿名:2018/07/25(水) 20:55が、警察は転んでしまった。
392:匿名:2018/07/25(水) 20:56踏まれた
393:匿名:2018/07/25(水) 20:57が、トランプ大統領が素通りして、助かった。
394:匿名:2018/07/25(水) 21:03と思いきや!!
395:匿名:2018/07/25(水) 21:04なななんと!!
396:匿名:2018/07/25(水) 21:04すると今度はブルゾンちえみが35億人の男を連れて追い掛けてきた。
397:匿名:2018/07/25(水) 21:09もはや、地獄絵図だ。
398:匿名:2018/07/25(水) 21:18もはや、天国絵図でもある。
399:匿名:2018/07/25(水) 21:55このまま35億に埋もれてしまうのか!!
400:匿名:2018/07/25(水) 22:06「35億、35億、35億、35億、35億、35億・・・・。」男たちは、そう叫ぶ。
401:匿名:2018/07/25(水) 22:20そこに颯爽と現れたのは…!
402:匿名:2018/07/25(水) 22:29欅坂46の平手友梨奈ちゃんだ!
403:匿名:2018/07/26(木) 08:39平手友梨奈ちゃん「僕は嫌だ!」
404:匿名:2018/07/26(木) 08:48「不協和音を僕は恐れたりしーない♪」なんと、不協和音を歌い出した。
405:匿名:2018/07/26(木) 11:38が、トランプがマイクを奪ってしまった
406:匿名:2018/07/26(木) 11:46「やっ、やめてー!」
407:匿名:2018/07/26(木) 12:25しかし平手ちゃんはマイクを胸元にもう一本しのばせていたためそれを使いソロ曲「山手線」を歌いだした。
408:匿名:2018/07/26(木) 17:13 トランプ大統領「ナンテウツクシイ、ウタゴエダ・・・・。」
トランプ大統領が泣き始めました。相当感動したのだろう。
それを見た警察は……
410:匿名:2018/07/26(木) 17:20おもらしをした
411:匿名:2018/07/26(木) 17:20だが
412:匿名:2018/07/26(木) 17:21ɭ ɿ兯ん❤
413:匿名:2018/07/26(木) 17:23警察はオネエだったのだ
414:匿名:2018/07/26(木) 18:02と思ったが違った
415:匿名:2018/07/26(木) 18:02おねえではないが、ゲイだ
416:匿名:2018/07/26(木) 18:10@soramame676252 ツイッターアンチ求む!!!!!!!!!!!!!!!!!!
417:匿名:2018/07/26(木) 18:15アンチには誰も来ないので、なくなった
418:匿名:2018/07/26(木) 18:17お話作成中すまん。>>416誰だよ???勝手にTwitter行っとけ
419:匿名:2018/07/26(木) 18:25するとその時!!!
420:匿名:2018/07/26(木) 18:25>>419はお話の続きです
421:匿名:2018/07/26(木) 18:26トランプ大統領が
422:匿名:2018/07/26(木) 18:32君が好きだ。愛してる。アイスのように僕と溶け合おう!クソが!と言った。
423:匿名:2018/07/26(木) 18:32意外と日本語は上手い
424:匿名:2018/07/26(木) 18:36はず
425:匿名:2018/07/26(木) 18:36だ
426:匿名:2018/07/26(木) 19:11巨乳になった
427:匿名:2018/07/26(木) 19:14が、トランプ大統領がざわめく。
428:匿名:2018/07/26(木) 19:20「何できょにゆうになった
429:匿名:2018/07/26(木) 19:20」
430:匿名:2018/07/26(木) 19:21トランプ大統領は言う。
431:匿名:2018/07/26(木) 19:38その時!「うぎゃああああああ」
432:匿名 主:2018/07/26(木) 19:42「な、なんだ!!?今の声は!?」
433:匿名:2018/07/26(木) 19:43するとそこには・・・・。
434:匿名:2018/07/26(木) 19:44カエルが死んでて、それに驚いたばばあが転んでた
435:匿名:2018/07/26(木) 19:45という想像をしたトランプ大統領が駆けつけると・・・・。
436:匿名:2018/07/26(木) 19:45その時、あちらこちらから、「うぎゃああああああ」「ぎゃああああああああ」という声が聞こえた。
437:匿名:2018/07/26(木) 19:46想像をしたトランプ大統領
438:匿名:2018/07/26(木) 19:46は、声が聞こえた場所に駆けつけると、そこには・・・・
439:匿名:2018/07/26(木) 19:47トランプ「店員さんすみませ〜ん、大きいカップの人用のブラ探してるんですけど」
440:匿名:2018/07/26(木) 19:47というトランプ大統領がいた。
441:匿名:2018/07/26(木) 19:48 >>440
という✖ と言う⭕
大きいカップ用のブラがない。
443:匿名:2018/07/26(木) 20:18トランプは焦った。
444:匿名:2018/07/26(木) 20:18ところがあった。
445:匿名:2018/07/26(木) 20:18冷や汗がだらだら出てきた
446:匿名:2018/07/26(木) 20:18「これがブラ。」トランプ大統領は感動。
447:匿名:2018/07/26(木) 20:19をなめまわした
448:匿名:2018/07/26(木) 20:19ブラをなめまわした。
449:匿名:2018/07/26(木) 20:20なめらかななめぐあい。
450:匿名:2018/07/26(木) 20:22トランプ大統領は興奮した。
451:匿名:2018/07/26(木) 20:22そこへ、女の子がやってきた。
452:匿名:2018/07/26(木) 20:34きっしょ。
453:匿名:2018/07/26(木) 20:50と言われた
454:匿名:2018/07/26(木) 21:23トランプはショックで号泣した。
455:匿名:2018/07/26(木) 21:23それを見た警察は……
456:匿名:2018/07/26(木) 21:25女の子を追いかける
457:匿名:2018/07/26(木) 21:33女の子は逃げる。
458:匿名:2018/07/26(木) 21:33だか捕まった。
459:匿名:2018/07/26(木) 21:46やーめーてーよー(泣)
460:匿名:2018/07/26(木) 23:23女の子は警察にストレートパンチをくらわせた
461:匿名:2018/07/27(金) 00:28警察「ぐはぁっ…なんて力だ!」
462:匿名:2018/07/27(金) 00:57警察の力が緩んだ隙に女の子は走って逃げた
463:匿名:2018/07/27(金) 01:13 実はこの女の子、スポーツブラの妖精だったのだ。
名を、美菜子と言う。
警察は美菜子を追ったが美菜子は消えてしまった。
465:匿名:2018/07/27(金) 06:44トランプは警察に礼を言った。
466:匿名:2018/07/27(金) 07:57……いうかよ!
467:匿名:2018/07/27(金) 12:02って思い人も多いことだろう。だが、ホントに礼を言った。
468:匿名:2018/07/27(金) 12:16と、その時!!美菜子がまた現れた。
469:匿名:2018/07/27(金) 12:17と思いきや消えた。
470:匿名:2018/07/27(金) 12:18また現れた。
471:匿名:2018/07/27(金) 12:19美菜子「警察さんよ、こっちにおいで、ベーロベーロベエ!」
472:匿名:2018/07/27(金) 14:20 美菜子かわいいなう
トランプはTwitterにあげた
拡散。
474:匿名:2018/07/27(金) 20:21金正恩にフォローされた
475:匿名:2018/07/27(金) 20:36それを見た良治は…
476:匿名:2018/07/27(金) 21:04 「…なんだ、夢か」
そう、今までの流れはすべて夢だったのだ。でなければここまでふざけた展開は起こりえないのだから。
言い忘れていたが、良治は元々は奈良時代の人間であった。
そして時は流れ平安時代…
また良治は夢を見た
478:匿名:2018/07/27(金) 21:57そこは夢の国だった。(ネズミーランド)
479:匿名:2018/07/27(金) 22:16 「ハハッ」
謎の裏声で目が覚める。
「また夢かよ…」
再び眠りにつこうとしたその時。
「いいえ、夢じゃないわ」
聞き覚えのある声に、良治はハッと目を向けた。
奴が着ぐるみの顔の部分を脱ぎ捨てる。声の主は…美菜子だった。つまり、美菜子はブラの妖精であり、ミッ○ーでもあったことになる。
「な…なんでお前がこんな所に…だってお前は…」
「貴方があの時食べたのは…私じゃない。この世に二人いるとされているうちの一人の…私のドッペルゲンガーよ」
「な、何だって―――!?」
「というわけでもう一人のドッペルゲンガーである私を潰しに行くのよ、兄上」
美菜子は良治の手を引っ張る。が、
「あれ…どうしたの、兄上?」
「…お前は美菜子じゃない」
「…は?」
「美菜子は、俺のことを兄上だなんて呼んだりしない」
「…」
少しの沈黙の後、彼女は手を離した。
「くっくっく…バレちゃあしょうがないねえ。やっておしまい、お前たち!」
いきなり後ろから皇帝ペンギンの大群がやってきた。可愛い。しかしこの誘惑に負けるわけにはいかなかった。
「やっぱり…お前が二人目のドッペルゲンガーだったんだな…!本物の美菜子をどこへやった!!」
「それは、私も知らない」
「何だと…!?」
「スパイダーマンは世界一の寿司職人になると言って東京メトロ丸ノ内線に乗ってしまった……しかもSuica残金は192円。本当にどこにいったのか分からない」
483:匿名:2018/07/28(土) 06:49 むしろ俺がどこにいるか分からない。俺はなんの為に生まれてどこへ行くのだろうか。
空からババアが降ってきて
「40秒で支度しな!」
と言ってきた
良治は、そこで起きた。
すると、布団の上に、トランプが乗っかっていた。重い。
良治「体重、何キロあるんだよ、、、。」
486:匿名:2018/07/28(土) 17:12圧死した
487:匿名:2018/07/28(土) 17:34___そして天国で___
488:匿名:2018/07/28(土) 17:34美菜子に会った。
489:匿名:2018/07/28(土) 18:39その隣には、美菜子に殴られた痕跡がある、トランプ大統領がいた。
490:匿名:2018/07/28(土) 19:43巨乳の。
491:匿名:2018/07/28(土) 20:02おっぱい。
492:匿名:2018/07/28(土) 20:08大統領、突然の死
493:匿名:2018/07/28(土) 20:46恐ろしく速い手刀、俺でなきゃ見逃しちゃうくらいの
494:匿名:2018/07/28(土) 21:26うわぁーーー
495:匿名:2018/07/28(土) 21:47なんだなんだ
496:匿名:2018/07/28(土) 22:04そしてみんな食われた(俺に)
497:匿名:2018/07/28(土) 22:041
498:匿名:2018/07/28(土) 22:042
499:匿名:2018/07/28(土) 22:04加速
500:匿名:2018/07/28(土) 22:04カソク
501:匿名:2018/07/28(土) 22:05加速化
502:匿名:2018/07/28(土) 22:06?
503:匿名:2018/07/28(土) 22:07「あー美味しかった」
504:匿名:2018/07/28(土) 22:11ごちそうさまでしたー
505:匿名:2018/07/28(土) 22:14いただきまーす
506:匿名:2018/07/28(土) 22:14良治はペロッと舌を出した
507:匿名:2018/07/28(土) 22:15犬歯が赤くどろっとした液体で染まった。
508:匿名:2018/07/28(土) 22:17うっまー
509:匿名:2018/07/28(土) 22:18べろべろと舐めた
510:匿名:2018/07/28(土) 22:18良治はニコッとして次々に人をたべだした。
511:匿名:2018/07/28(土) 22:19安倍晋三が動く
512:匿名:2018/07/28(土) 22:20何してんの君ー
513:匿名:2018/07/28(土) 22:20あ?
514:匿名:2018/07/28(土) 22:21良治が真っ赤な口を安倍に向けた。
515:匿名:2018/07/28(土) 22:21い、いけめん!!
516:匿名:2018/07/28(土) 22:23安部も口を開く
517:匿名:2018/07/28(土) 22:26「…喰われたいのか?近づくな。」
518:匿名:2018/07/28(土) 22:27良治はのどをうならせ、挑発した。
519:匿名:2018/07/28(土) 22:27こ、これまたイケメン!
520:匿名:2018/07/28(土) 22:28結婚してください!
521:匿名:2018/07/28(土) 22:28結婚してください!
522:匿名:2018/07/28(土) 22:292回言ってしまった。
523:匿名:2018/07/28(土) 22:29良治は顔をしかめて肉から手を離した
524:匿名:2018/07/28(土) 22:30キモ
525:匿名:2018/07/28(土) 22:35安倍に噛み付いた
526:匿名:2018/07/28(土) 22:36良治は安部を食った
527:匿名:2018/07/28(土) 22:36でも安倍は死なない
528:匿名:2018/07/28(土) 22:37阿部は反撃しだした
529:匿名:2018/07/28(土) 22:37 名前を教えてくれ!!
安倍は良治の肩をもってゆすった。
触んなきもい!
531:匿名:2018/07/28(土) 22:43良治は安倍の顔面を押さえつけた
532:匿名:2018/07/28(土) 22:47安倍は最強魔法 イ=カン・ノ・イを放った!
533:匿名:2018/07/28(土) 22:59そして世界は滅亡した。
534:匿名:2018/07/29(日) 01:14と、いう夢を『私』は見ていた。
535:匿名:2018/07/29(日) 17:15 「あれ…?私…?」
美菜子は身体を起こして目をこすった。今、ものすごい夢を見た。
「…ふふっ」
美菜子は楽しそうに笑った。
そのあと、なぜか鬼の形相になって、「おらああああああああぁ!!!!!!!!!!!!!」と言って走っていった。
537:匿名:2018/07/29(日) 17:18ピンポーン…
538:匿名:2018/07/29(日) 17:22?「はーい。」美しいセクシーな女性が出てきた。
539:匿名:2018/07/29(日) 17:22「はーい」
540:匿名:2018/07/29(日) 17:23「はい」
541:匿名:2018/07/29(日) 17:23「はぁい」
542:匿名:2018/07/29(日) 17:29見間違えだった。そこには
543:匿名:2018/07/29(日) 17:30 赤朽葉色の瞳。
椛怜の双子の妹、蘭が立っていた。
「こんにちは」
美菜子は目を見開いた。
椛怜と瓜二つの蘭。まるで椛怜が話しているようだった。
546:匿名:2018/07/29(日) 17:53蘭は椛怜の死から、不登校だった。
547:匿名:2018/07/29(日) 18:01ふと、彼女らの間にUFOが落ちてきた。
548:匿名:2018/07/29(日) 18:03「我はジョージなり!!!」
549:匿名:2018/07/29(日) 18:09UFOから降りてきた生物はそう名乗った。彼は明らかに人間とはかけ離れた容姿だ。
550:匿名:2018/07/29(日) 18:11そして美菜子に銃を向け、発射した。
551:匿名:2018/07/29(日) 18:24 スパイダーマンの頭部が弾け、そこから無数の金属片が飛び散る。
何と彼女はアンドロイドだったのだ。
どうやらこの宇宙人は地球を滅ぼさんとするアンドロイドたちからこの星を救うために派遣されたポリスエイリアンというらしい
蘭「美菜子‼」
ジョージ「…こいつはミナコじゃねぇ。もう眠らせてやんな。」
ガガッ ガッ ガッ──
美菜子「これは、終わりでは、ない。私のメモリを、別の機体に、アップロードした」
美菜子「わたしはふたたび、ここに現れるだろう」
2B「バンカーへ、こちら2B。大型の機械生命体を発見した、排除する。」
555:匿名:2018/07/29(日) 19:21音を立てて美菜子は倒れた。
556:匿名:2018/07/29(日) 19:27残念ながらスパイダーマンは死んでしまった。彼女の物語はここで終わったのだ。
557:匿名:2018/07/29(日) 19:33しかし第二第三の美菜子が彼らの前に現れ戦いを挑むだろう。蘭はこれから始まる争いへと思いを馳せた
558:匿名:2018/07/29(日) 20:34そして第二第三の夢オチがそれを無かったことにするだろう
559:匿名:2018/07/29(日) 21:53美菜子は死んだ。これは揺るぎようのない事実である
560:匿名:2018/07/30(月) 16:07告別式が行われた。
561:匿名:2018/07/30(月) 19:18終わった。
562:匿名:2018/07/30(月) 19:20 良治はもうどうすればいいかわからなかった。両親の死。好きな人の死。
そして…たった1人の愛する妹の死。
しかもアンドロイドだったなんて!
564:匿名:2018/07/30(月) 20:15良治は生足の女を片っ端からとっ捕まえてたべた。
565:匿名:2018/07/30(月) 20:21 もう、それしか考えられなかったのだ。
美菜子を失った良治は、生足の女を食べることでなんとか自我を保とうとした。生きながらえようとした。
(生足言うなwwww)
567:匿名:2018/07/30(月) 20:45今は生足がおいしそうだった。
568:匿名:2018/07/30(月) 20:47生足を喰わせろ〜
569:匿名:2018/07/30(月) 20:47生足を食わせろー
570:匿名:2018/07/30(月) 20:49一人の女が来た
571:匿名:2018/07/30(月) 20:52彼女は名を「エリアナ」といった。
572:匿名:2018/07/30(月) 20:57生足だった。
573:匿名:2018/07/30(月) 20:57おっけーまず食わせろ
574:匿名:2018/07/30(月) 21:05エリアナは巫女だった
575:匿名:2018/07/30(月) 21:06「ダメです。」
576:匿名:2018/07/31(火) 20:43無視して良治はかぶりついた。
577:匿名:2018/07/31(火) 21:07いってーな!
578:匿名:2018/07/31(火) 21:18良治は病院に搬送された
579:匿名:2018/07/31(火) 21:35こ、こいつ牙があるぞ!
580:匿名:2018/07/31(火) 21:37エリアナは怒った。
581:匿名:2018/08/01(水) 18:06 クリリンのことかぁああああ!!!
そう、彼女こそ穏やかな心を持ちつつ、激しい怒りによって目覚めた伝説の戦士なのだ
そしてエリアナもまた、人食鬼だったのだ
583:匿名:2018/08/01(水) 22:03「罪のない人間を無意味に襲ってはダメよ」
584:匿名:2018/08/01(水) 22:03「人間なんて、生きているだけで罪だろ」
585:匿名:2018/08/01(水) 22:07「そんなこと言わないで。あなたには家族がいないの?」
586:匿名:2018/08/01(水) 22:14家族だってもういない
587:匿名:2018/08/01(水) 22:16「うるせえよ。関係ないだろうが。」
588:匿名:2018/08/01(水) 22:18良治はエリアナに飛びかかった
589:匿名:2018/08/01(水) 22:52エリアナは真っ青な目をしていた。今まで見たことのない、透き通った青。
590:匿名:2018/08/02(木) 21:47ぐわっと口を開けて良治にかぶりついた
591:匿名:2018/08/02(木) 21:56わーんわーん
592:匿名:2018/08/02(木) 22:42なんやねん!
593:匿名:2018/08/03(金) 04:37 あ、虫歯が有りますね。ここと、ここ。
おまけに歯周病にもなりかけてますよ。
ま、まじですか?
595:匿名:2018/08/03(金) 22:08はい、麻酔しましょうねー
596:匿名:2018/08/03(金) 22:17はーい
597:匿名:2018/08/03(金) 22:32はーい、終わりましたよー
598:匿名:2018/08/03(金) 22:32あざーす
599:匿名:2018/08/03(金) 22:32お大事にー
600:匿名:2018/08/04(土) 23:16ギュイィィィィィン‼
601:匿名:2018/08/05(日) 00:07な、何⁈
602:匿名:2018/08/05(日) 00:10振り返ってみると…
603:匿名:2018/08/05(日) 00:13ぎゃああああ!
604:匿名:2018/08/05(日) 00:35うおおおおおおおお!?
605:匿名:2018/08/05(日) 00:37ホワイトニングを含めての法外な治療代の書かれたレシートだった
606:匿名:2018/08/05(日) 00:40 レシートは風にのって飛んでいった。
あれがないとあいつに怒られる。
あいつというのはもちろん……
友人の相津(あいつ)だ。
608:匿名:2018/08/05(日) 01:08 くそっ……レシートっ……レシートがないとダメなんだっ……!!!!!!
返してくれよっ……レシートをっっっ!!!!!!!!!!
相津(あいつ)にコロコロされるー!
610:匿名:2018/08/05(日) 11:50(あいつwwwww)
611:匿名:2018/08/05(日) 15:44 相津にコロコロされるなんて絶対に嫌だ。
もう経験済みなんだよっっっっっっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
(え…っ)
613:匿名:2018/08/05(日) 17:52あ…そう言えば俺…
614:匿名:2018/08/05(日) 17:53何回死んでるんだww俺すげえww
615:匿名:2018/08/06(月) 22:37よーし生きよう
616:匿名:2018/08/07(火) 07:26「おい良治」
617:匿名:2018/08/07(火) 07:27お、おまえ…
618:匿名:2018/08/07(火) 07:28尾前(おまえ)
619:匿名:2018/08/07(火) 07:29(カオスwwwww)
620:匿名:2018/08/07(火) 07:33「もまいら」
621:匿名:2018/08/07(火) 20:04その言葉に良治、相津と尾前、そしてクラスメイトの茂間(もま)と井良(いら)が振り向いた。
622:匿名:2018/08/07(火) 20:17茂間の特技は巨乳のプーチン大統領を呼び出すことだ
623:匿名:2018/08/07(火) 20:28一方井良の特技はと言うと
624:匿名:2018/08/07(火) 20:32良治を呼び出すことである
625:匿名:2018/08/07(火) 20:35そこで、呼び出してみたら、
626:匿名:2018/08/07(火) 21:54スパイダーマンが鬼の形相で突撃してきた
627:匿名:2018/08/07(火) 21:55なんと相津は・・
628:匿名:2018/08/07(火) 21:57 >>626 スパイダーマン ✖
美菜子 〇
トイレ中だった
630:匿名:2018/08/21(火) 00:54お邪魔しました〜
631:匿名:2018/08/21(火) 12:29ちゅどーん
632:匿名:2018/08/21(火) 19:33はーい
633:匿名:2018/08/22(水) 09:23ここからはオラのステージ
634:匿名:2018/08/22(水) 11:00 と言って出てきたのはなんと、
一人称が変わったサーバルちゃんだった
「ここからはオラの番だよー!」
と大声で言った
しかし角川からお達しが来たのでステージは解体され、
跡地にはこのスレの初期を支えた地下アイドルを讃える碑が建てられた
まぁすごーい
637:匿名:2018/08/22(水) 19:20やったね‼
638:匿名:2018/09/24(月) 00:24 「…い。…おーい。」
鼓膜が震えるのを感じ、俺は勢いよく起き上がった。
と、ほぼ同時に全身に痛みが走った。
「あーあ。いきなりムチャしたらあかんって。傷口開くで。」
聞き慣れない声に反応し目線を左にやると、そこには見たことのない男。
金髪で、動きやすそうな服装に細い体。しかしスポーツマンのような雰囲気はしない。
自分が建物の中でベッドに寝かされていて、全身に包帯が巻かれているのも同時に理解した。
「だいぶうなされてたみたいやけど、どんな悪い夢見てたん?」
「あなた…は?」
先程の声からするに俺と同い年ほどだろうか。しかしそれにしては背が高く、雰囲気か大人びすぎている。
「俺か?俺は武田。武田彬や。」
彬さんか…そこまで悪い人には見えない。とりあえず、信用してみることにした。
本当なら俺も名乗らなくてはいけないのだろうが、そんなことより今は聞かなければいけないことがある。
「…あの、彬さん。何で俺はここにいるんですか?」
「そりゃ、自分が全身酷い怪我しとるから運んできたんや。酷いっつっても、回りの奴に比べたら軽い方やったけどな。」
「俺、酷い怪我なんていつしたか分からないんですけど…。それに、回りの奴…?」
彬さんが深刻そうな表情をした。直後、目をそらしながら重く閉ざしていた口を開いた。
「隕石が…凄い数落ちたんや。それも、ごっつでかいのがな。そのせいで…多くの人間が死んだ。」
インセキ…オチタ…シンダ…
彬さんの話す言葉が、自分の知らない言語のように思えてきた。
「建物までほとんど潰れてもうたからな。ここに来るまでも大変やったわ。」
「…すいません、俺ほとんど何も覚えてなくて…隕石とかいきなり言われても…」
俺は苦笑いと呼べるほどうまくできたものでもなかったが、「とりあえず」の笑みを浮かべた。
「覚えてない…無理もないわ、彼女さん庇って全身にかなりのダメージ受けてるんやからな。」
彼女?今の俺に彼女はいないし、彼女と間違われるような親しい女友達だっていない。
彬さんは誰の話をしているのだろう?と一瞬のうちに思考を駆け巡らせているうちに答えが出た。
美菜子だ。俺は美菜子を庇って全身を怪我して、記憶を少し無くしたんだ。
そうと分かれば、俺が黙っていられるはずがなかった。全身に力をこめて、立ち上がろうとする。
「彬さん!」
「な、自分…何考えとんねん⁉動いたらあかん言うたやろ!死にたいんか⁉」
「美菜子は…美菜子は⁉今、どうしてるんですか⁉」
俺は彬さんの胸ぐらを掴み必死で問い詰める。
「大切な妹のいる場所も分からないのに兄貴が寝てられるはずないじゃないですか!美菜子が無事なら俺は死んでもいい!」
止まれ、止まってくれ。
自分で自分をコントロールできなくなっているのを感じながら、語気を強める。
目の前の彬さんの表情からは、呆れと恐怖のようなものを感じた。
「なあ!俺の妹はどこだ!生きてるんだろうな?美菜子を…美菜子を出せ!」
「落ち着けって‼」
突然の彬さんの大声に、不意打ちを食らい俺は一歩後ろに下がる。
「妹さんは今ここにはおらへんから出すことはできひん。でも、自分が庇った後に何を思ったか比較的被害の少ない方へ逃げていったから、生きてはおるはずや。」
淡々と宥めるような口調で俺に語りかける。その物腰から、賢いことがと推測できる。
「それに、探しに行くにしたって兄貴が全身包帯グルグル巻きじゃ美菜子さんも心配するやろ?
せやから兄貴、しっかり寝ないとあかん。分かったか?」
彬さんに説得され、全身から力が抜けていく。俺はベッドにへたりこみ、再び眠ってしまった。
どれくらいたったのだろう。良治が再び目を覚ますと、眠る前の天井と同じ天井が目に入った。「う…」寝起きの身体を起こすと、さきほどの身体中の痛みは和らいでいた。
640:匿名:2018/09/24(月) 13:53 「あら、やっと目を覚ましたのね!」
そこには、母に似たきれいな女性が立っていた
「か、母さん…?」
「そうよ、あなたに会いに来たの。良治、大きく育ったわね。」
俺は夢中になって母さんを抱き締めた。
「う…かあ…さんっ…」
この時間が永遠に続けばいいのに…
「…苦しいんやけど…」
母のものではない声に顔を上げると、彬さんがいた。
気付かないうちに彬さんを抱き締めていたようだ。
「あっ…す、すみません。」
「ええよ、気にすんな。妹さんの夢でも見たんか?」
「…いや、ちょっと悪い夢を見ました。」
「そうか、それもしばらくは続くかもなぁ。まあ、とりあえずこれ食え。」
彬さんに差し出されたロールパンを受け取る。
…美菜子は今どうしているのだろう。無事を祈りながら、パンを貪った。
その日の夜。
ベッドに体を横倒してはいるものの、なかなか眠ることができない。
彬さんは何者で、なぜ俺を助けたのか。なぜ今、母さんの夢なんかを見たのか。何より、美菜子は今無事なのか。考えが頭の中を駆け巡り、俺が休もうとするのを妨害している。
「わけわかんねぇよ…」
息を吐くのと同時に、独り言をもらす。返事など帰ってくるはずもないのに。
「俺もや」
隣り合ったベッドから、返事が帰ってきた。予想外の出来事に驚く。
「彬さん…まだ起きてたんですか」
「そりゃあここ最近は忙しかったからな、今日は休みやのに昨日は会社で寝泊まり、朝六時頃に帰ってきたらお前がベッドで寝そべってたんやから」
「...え?」
良治は咄嗟に聞き返した。
「ここは俺の家なんじゃないんですか?」
「何言ってんねん、ここは先祖から受け継いだ土地やし」
良治の頭に嫌な予感がよぎる。
ベッドから飛び起き、妙な表情の彬を横目に玄関まで疾走し、扉を開けた。
しかし、そこに想像していた光景は広がっていなかった。
焼け野原…という表現が恐ろしいほどに当てはまる、変わり果てた街だった。
「言うたやろ、隕石が落ちたって。そのせいでほとんど建物は潰れてもうてん。この家が奇跡的に残っただけや。」
「そんな…俺の家は?」
「多分潰れたやろなぁ。回り見てみぃ、何も無いやろ」
玄関の扉のフレームに寄りかかって目をそらしながら、彬さんは呟くように言った。
風になびく金髪が美しい。
「今この日本にどれだけ生きた人間がいるかも分からへん。ここにいるのも俺と…」
「良治です」
「良治、お前だけや」
「そんな…」
「変なことは何もせぇへんから、落ち着いて寝ろや。」
(くそいいやんw)
647:匿名:2018/09/24(月) 17:10 「…彬さん」
「ん?」
「まだどれだけの人間が生きてるか、分からないんですよね?」
「おう。テレビやらラジオやらも繋がらへんし、情報が入らへんからな。」
「じゃあ…美菜子が生きてるかどうかも分からないんですか?」
「美菜子…妹さんか。せやな、100%無事は保証でけへん。」
「なら…俺、美菜子を探しに行きたいです。生きてるなら迎えに。もしそうじゃなくても…俺が無事だって伝えに。」
「そうか。なら怪我治してからやな」
「でもっ、一人じゃ難しいと思うんです!」
「…つまり?」
「あっ、彬さん。一緒に来て、くれませんか?」
「うーん、明日は仕事やし明日は無理そうやけど...」
「てか何の仕事してるんですか」
良治はさっと質問を投げ掛けた。
「え?市役所の住民課で働いてるわ、昨日は8時で閉める予定だったのが罹災者で溢れかえってしもうて」
「住民課...?じゃ、じゃあそこに『三崎美菜子』は居ませんでしたか? あ、あと『相津』って奴とか!」
「うーん…残念やけど一人一人の名前は覚えてへんなぁ…」
「そうですか…変なこと聴いてすみません。」
「ええよ。妹さんのこと、気になるもんな。」
プルルルル…プルルルル…
「あ、電話」
「俺や。…市役所か。…はい、もしもし武田です。はい。はい。…えっ⁉そうですか、はい。分かりました。はい。」
「ど、どうしたんですか?」
「しばらく仕事休みになったわ。」
「え⁉市役所が休んじゃダメなんじゃないですか?」
「いや、市役所自体は休まへんみたいやけど、俺みたいな下っぱはかえって混乱を招くとか何とかで、来なくてええらしい。」
「そうなんすか…でも彬さん、あんまり下っぱに見えませんよ?」
「そう言ってもらえるのは嬉しいけど、まだまだ24の若造やからなぁ。年功序列はツラいわほんま。」
彬さんは腰に手を当てながら肘を張り、ふぅ、とため息をついた。そしてまた口を開く。
「ま、暇になってもうたから明日から手伝ってやってもええで。」
「ほんとですか⁉」
「おう。ここまで頼まれたら断られへん。この家は解放して食糧でも置いとけばええかな」
「明日から出発するんやし、早く寝とけ。俺はいろいろ準備しといたるわ。」
「…はい。ありがとうございます。おやすみなさい。」
「おう。おやすみ。」
俺はベッドに戻り、浅い眠りについた。
夢は見なかったが、寝ている間もどこか美菜子のことは忘れられない感覚があった。
シャーっという音で目が覚め、ビクッと身体を震わせて良治は起き上がった。
「あ、彬さん…」
「おお、起こしたな、すまんすまん」
彬がカーテンをおもいっきり開けていたらしい。眠りが浅かったせいか、すぐに身体が動いた。…綺麗だ。太陽の光が彬の髪の毛をよりいっそう美しく光らせていた。
約12時間後。俺たちは文字通り「道なき道」を歩いていた。
昨日までは立派な建物たちであったであろうがれきを、かき分けて進んでいく。
「彬さん…俺たちどこ向かってるんですか?」
「んー…この辺りのはずやねんけどなぁ…」
そう言うと、彬さんは腕を組みながら回りをキョロキョロと見回した。
目安になるものが何もないため、ここがどこか検討もつかない。
「良治!あそこや!」
彬さんがまばゆい笑顔で指差した方を見ると、地面に埋め込まれた扉のようなものが見えた。
「扉…?」
「あそこなら少しは有益な情報が手に入るんちゃうかと思ってな。行くで」
どうしたらあんな小さな扉の中で情報を得られると言うのだろう。疑問に思いながらも、どこか頼りがいを感じさせる彬さんの言葉を信じて着いていくことにした。
扉からは異様なものを感じた。良治は顔をしかめて、「ちょっ…彬さんこれ本当なんですか?」と聞いた。
656:匿名:2018/09/24(月) 23:21
「扉の前まで来てなにためらっとんねん。行くぞ」
扉を開けると、地下の奥深くまで階段が続いているのが見えた。
彬さんが先に軽い身のこなしで下に降り、俺の手を掴み降ろしてくれた。
「寒っ…」
思わず声が漏れる。こんなに冷えているのは、地下だからだろうか。
彬さんはすっかり慣れているようで、寒がっている自分が少し恥ずかしくなった。
15分ほどかけて階段を降りると、そこにはまた扉があった。
「まあ、ええ奴やから。仲良くしたってや。」
誰のことですか?と聞く間もなく、扉が開けられる。
そこには、いかにも「ハイテク」を感じさせるパソコンのような機械と、黙ってその画面を見つめる男性がいた。
「なーに可愛い顔してこわがっとんねん」
彬が良治の顔を覗き込んで笑う。
「いや、怖がってないっすよ…」
良治は引きつった笑顔を彬に向けた。
良治を見て微笑むと、彬さんは男性の方に目を向けた。
「大輔ー!久しぶりやな!」
「彬か。久しぶりって、お前10日ぐらい前にも来てただろ」
「俺には10日でも久しぶりやねん」
彬さんと男性があまりにも親しげで、俺はどうすればいいか分からなくなり佇む。
「おお、紹介忘れとったな。こいつは…」
「石橋です」
「そう、石橋良治。この前の隕石騒ぎから俺が助けてきたんや」
「良治か、宜しくな。俺は植村大輔。」
大輔さんはガタイはさほど良くないが弱そうな感じはせず、彬さんと同い年ほどにも、一回り大人にも見える。着ているTシャツにはドクロの模様がプリントされている。
違う。これはドクロじゃなくてプリキュアだ。
663:匿名 age:2018/09/25(火) 17:54 大輔の整った顔立ちとそれがなんだかちぐはぐで、失礼に当たると分かっていながらも良治はついそのTシャツを凝視してしまう。
そんな彼の視線に気が付いたのか、彬がニヤニヤしながら言った。
「良治、そんなにジロジロ見とったらどつかれるで」
「あっ、すみません」
慌てて姿勢を正す。すると彬はいたずらっぽく笑った。
「あはは、嘘や嘘」
「おい...余計な印象操作するなよ」
大輔が横目で彬を睨む。
「悪かったって、怒らんといて!」
そう言いながら彬は大輔の肩に片腕を回し、もう片方の手で彼の髪の毛をわしゃわしゃと撫でた。
大輔の方は整ってた顔を歪めて迷惑そうに相手の腕を振りほどこうとしている。
そこで良治は初めて大輔の背が彬よりも少しだけ低いと知った。
「良治も大輔と仲良くしたってや」
彬が良治の方を振り向いた。
「コイツ友達少ないねん。こういう、ほらなんていうんやっけ、ニジオタ?なせいで学生時代イジメられとったらしくてな」
その言葉に思わず大輔の顔を見つめると、彼はぷいと顔を背けてしまった。
「せやから他人と話すのはちょい苦手なんやけど、本当は良い奴なんや。根気よく付き合ってやってな」
良治はこくりと頷いた。そして恐る恐る彬の腕が首に巻き付いたままの大輔に尋ねる。
「プリキュア、好きなんですか?」
「...悪いか?」
無愛想な答えが返って来た。
「あ、いえ、そういう訳じゃ」
「実は僕も大好きなんですよ・・・プリキ●ア・・!」
大輔は驚いたように目を見開いた
「・・なんだと?」
「…分かってくれる奴がいたんだな…お前とは仲良くなれそうだ」
俺と大輔さんは固く握手を交わした。
「仲良うなれたみたいで良かったわ。んで、本題やけど…」
「実は大輔な、ハッカーやねん。」
「ハッカーって、あのネットから情報抜き出したり、ウイルスばらまいたりする、あの…?」
目の前のこの青年がそんなに悪いことをする奴には見えず、疑問を投げ掛ける。
「いや、こいつはそんな悪いことせえへん。ええ奴や言うたやろ?」
「はあ…」
「そうだな、俺のことはちょっとITに詳しい人とでも思ってもらえればいい。」
「そうですか…で、なんで彬さんはここに俺を連れてきたんですか?」
「ん、大輔の力借りれば良治の妹さんが見つかるんちゃうかな、思ってん。」
「…どうやって?」
「決まっとるやろ、このPCで調べるんやPCで!」
彬さんがいくつか並んだモニターのひとつを撫でながら笑う。
「触るな、指紋が付く」
「何てったってハッカーやで、人一人の居場所も調べられなくてどないすんねん。な?」
「まあな」
ふふん、と誇らしげに笑う。大輔さん、笑うこともあるんだ。
その後ろに妹がいた
と思ったら
消えた
「・・!?」
「良治ー?どないしたん?」
「あ、いや、何でもないです」
そう言うと同時に、俺はよろけて倒れてしまった。
「お前相当疲れてるみたいだな。ちゃんと飯食ったか?」
「いや…あんまり…」
「仕方ねぇなぁ、今から飯作ってやるから待ってろ。彬の分もな。」
「なあなあ俺の分はぁ?」
「静かに待ってればな」
「はーい!」
彬さんと大輔さんのやりとりに少し和まされ、俺は座って大輔さんの作るご飯を待つことにした。
「彬さん、大輔さんって料理お上手なんですか?」
「そりゃこの地下に一人暮らししとるからな。あいつの作るパスタ、めっちゃ旨いねん」
パスタか…美菜子は確かミートソースのパスタが好きだったな。
「何回も言うとるけど、妹さんのことも大事やけど自分のことも大切にせなあかんで。」
優しい笑みを浮かべた彬さんに背中をさすられた。
ふいに良治は吐いた
「どないした!?」
意識が薄れていく
倒れざま良治は大輔の首が切れ血が噴き出すのを見た
妹が笑った気がした
良治は自分が縛られていることに気ずいた。
「ふふっ・・」
そこにいたのは美菜子だった
「ん…」
「目ぇ覚めたか」
彬さんが上から覗きこんでいる。重めの前髪が垂れて表情がよく分からない。
声色からは、親友が大変な目にあったことへの悲しみや焦りのようなものは感じられない。
「彬さん…大輔さんは?」
「あいつも寝とる。隣見てみ」
彬さんに言われて右に顔をやると、気持ち良さそうに眠る大輔さんの顔があった。首は切れていないようだ。
「…大輔さん、首切れたんじゃ…?」
「首?大輔が?んな訳ないやろー」
彬さんに朗らかに笑われた。
「お前、俺が背中さすったら安心したんかすぐ寝てもうたやん。せやから、お前の分のパスタも俺が食ったったで」
そうか…また悪い夢を見ていたんだ。
「それにしてもお前、相当妹さんのこと大切に思ってるんやなぁ」
「え?」
「寝言でずっと美菜子、美菜子ぉって。」
「…はい。もう美菜子以外に家族がいないもんで。」
「そうか…家族、か。懐かしいなぁ」
「懐かしい?」
「あー、いや、何でもあらへん。そんな大切な妹さんのこと、明日大輔に探してもらおな。今日はとりあえず寝ろ。」
彬さんに優しく諭され、再び眠りについた。
「おい!良治!朗報や聞け!」
翌日は彬さんの興奮気味のモーニングコールで目が覚めた。
「…ん…なんですか?」
「美菜子さんの居場所、検討ついたで!」
待ち望んでいたことが突然に起こってしまい、脳が警戒し認識するのを拒んでいる。
「…ほんとですか?」
「おう!ほんまや!なぁ、大輔⁉」
「あぁ…間違いない。恐らくこの辺りだろう。」
目の前のひときわ大きなディスプレイを見上げる。そこには、聞いたこともない都市の名前が表示されていた。
「カルテップラ…シヤハタ…?」
「おう。東南アジアの『ナヤアラ』って国の首都だ。…それにしても、何で美菜子さんがここにいるか、全く分からないんだが…何か心当たりはあるか?」
15秒ほど前までは名前すら知らなかった都市の名前を挙げられ、困惑する。
心当たりどころか、美菜子も俺も海外に知り合いも居ないのにどうしてそんな所に美菜子が…?
不信感に耐えきれず俺は尋ねる。
「あの…そこに美菜子がいるって証拠でもあるんですか?」
「…ああ。残念ながらな。」
大輔さんがキーボードを操作すると、ディスプレイに美菜子の顔写真が大きく写し出された。
「こいつぁ市役所に登録されている『石橋美菜子』の顔写真だ。彬にパスワードを聞いて市のホームページからハッキングしたらすぐ出てきたよ。」
「これバレたら俺、即首切られるなぁ」
彬さんは仕方ないなぁ、とでも言うような笑顔を浮かべながら、親指で首を切る真似をした。
「で、カルテップラ・シヤハタについて詳しく調べると…」
また大輔さんがキーボードを操作する。見たことがないほど早い指使いだ。
「この写真。左上にはカルテップラのシンボルタワーが写ってる。そして右下には…」
異国情緒を感じさせる街の中で、ひとつだけ見慣れた顔。美菜子が、いる。
「美菜子!」
ただ、その顔は冷徹に嘲笑っていた。良治は驚いて横を向いた。
二人の首が飛び血があたりを彩る。良治は頬をつねった。痛い。
「あとは・・たの・・んだ・・・・・ぞ・・・・・・・・・・・・」
美菜子の顔が浮かんだ。
良治は走りだした
679:匿名:2018/09/25(火) 22:40 彬side
「おい良治!良治!」
「ダメだな…起きねぇ」
良治は先程の写真を見せるとまた倒れこんでしまった。そしてうわごとのように「首…首が…」と繰り返している。
「何がそんなショックやったんやろなぁ…」
「…いや、良治を苦しめてるのは良治自身じゃねぇ…美菜子だ」
ふと大輔を見る。今までに見たことがないほどの険しい表情だ。
「美菜子さんが…?なして?」
「この写真を見ろ。」
「…っ⁉これ…何や?」
そこには、床に倒れた良治とそこにのし掛かる半透明の少女が何体も写っていた。
「さっき、倒れた良治の写真を撮っておいたんだが…正解だったな。」
「お前…」
「これは美菜子の生き霊たち。きっと良治を想うあまり寄ってきてしまったんだな」
「その想いが強すぎて、今良治は悪い夢を見ているっちゅーことか?」
「そうだな…。きっと美菜子は兄に対して独占欲が強すぎるんだろう。悪いが、しばらく俺たちが側にいてやらないと良治は美菜子の念に押し潰されて間違いなく死ぬ。」
「そんな…良治の命まで自分のものにしようとしてるんか…」
にわかには信じがたい話だが、大輔の真剣な眼差しに嘘は感じられない。
「…にしても大輔、お前オカルト系の話詳しかったか?」
「おう。2次オタキャラが強すぎるが、俺の母方の家系は代々霊媒師だ。」
初耳だ。こいつの出生にそんな秘密があったとは…。
長い間仲良くしてきたと思っていたのに、まだ自分の知らないことがあるなんて、と少し悔しくなる。
「とりあえず、できる分は祓わないとな」
そう言って立ち上がると、大輔は手を何やら高速で動かし紋章のようなものを描き始めた。
やがて呪文が唱えられ始めると、風が激しく吹き、赤い光が眩しく射してきた。
「ううっ…」
大輔も苦しそうにしている。やがて風に負けて、大輔は倒れてしまった。
「大輔!」
「なんてこった…俺の力では祓えねぇ。美菜子の生き霊の力は絶大だ。」
「そんな…良治は助かるんか?」
「まだ何とも言えねぇな…」
俺と大輔は良治の前に座り、ただ黙っていた。
良治はゴジラになった
682:匿名:2018/09/25(火) 22:57 「ううっ…ギャオーっ…」
「良治…苦しいんやな…頑張れ…絶対俺たちが助けたるからな…」
「…なあ彬、お前は何でそんなに良治にこだわるんだよ。こいつ、所詮赤の他人だぜ?」
「…そりゃ、一番状態が良かったから」
「違うな。お前は嘘をつくとき、いつも目が泳ぐ。早く本当のこと教えてくれよ。」
大輔に嘘はつかれへんなぁ。俺のことをここまで考えてくれることへの嬉しさと見抜かれたことへの驚きから、つい頬が緩む。
「こいつは…良治は、俺の弟に似てるんや。昔死んだ、な。」
大輔と目を合わせたらきっと泣いてしまう。絶対に合わせないためそっぽを向く。
「あいつ、ユウジっていうねん。優しいに二つで優二。」
「優二…か。名前も似てるんだな」
「弟ができるって両親に聞いたとき、めっちゃ嬉しかってん。生まれてからはとにかく俺になついてなぁ。いつも兄ちゃん兄ちゃんってくっついてきて、いつも一緒やった。」
「…それで?」
「おう。…あれは俺が中学ん時やった。優二と二人で山に遊びに行ったんや。あいつ、まだちっちゃくてなぁ。可愛かったわ。」
大輔がこまめに相槌を打っているのが伝わってくるほど、回りは静かだ。
「そんで、俺、優二喜ばせよう思てカブトムシ取り行ったんや。そん時優二を一人で川の側に置いたのが、俺が今まで生きてきた中で犯した一番でかい間違いやった。」
「…んで、どうしたんだよ」
「暗くなった頃、カブトムシ取れへんかったーって優二に謝ろ思って川に帰ったんや。そしたら…優二はもうおらへんかった。履いてたサンダルの片方だけが転がっててなぁ。」
あの時のことを思い出すと、悔しさと申し訳なさで涙が出てきた。
「結局優二は…見つからへんくて…俺が17の時、捜査が打ち切られたんや。」
「そうか…。優二くん、見つからなかったんだな」
「おう。…でも良治は、今こうして生きてる。だからせめて、優二への罪償いも兼ねて良治だけは助けたいんや。」
改めて決意を口にし、涙を拭く。
こんなことをしている場合ではない。苦しんでいる良治の頭を優しく撫でて、俺は大輔と共に情報収集を再開した。
その頃。とある路地裏で猫が鳴いた。
686:匿名:2018/09/26(水) 12:13ブヒブヒ
687:匿名:2018/09/26(水) 16:33 「変な猫…」
女…否、美菜子はそう呟くと、口から何やら黒い煙のようなものを吐き出した。
それは猫を包み込み、やがて煙が消える頃には猫の息の根を止めてしまった。
もと猫がいた場所に、柔らかそうな白い玉が落ちている。
美菜子はそれを拾い上げ、自らの口に放り込んだ。
「ごちそうさま。これでまた生命エネルギーを吸い取れたわね…ふふっ。」
見た目は同じものの、不気味な笑みを浮かべる彼女に、かつて兄と二人で暮らしていた健気な「石橋美菜子」の姿は重ならない。
「全く酷い目にあったわ。いきなりこの国に連れてこられて生け贄にされかけるなんてね…。まあ、そのお陰で生き霊になることも生命エネルギーを吸い取ることもできるようになったからいいんだけどね。」
美菜子の身を包む黒いマントと長い髪が、風に吹かれて揺れる。
「さあ…早く探しだしてあげましょう…私だけの兄様…」
美菜子はふふっと笑い、路地裏を後にした。
不気味なモノがたくさん置かれた館の中央の机に、美菜子は腕を組み座っていた。
深紅のドレスを見にまとっており、先程のマントは椅子にかけられている。
ふと目の前の扉が音を立てながらゆっくりと開き、男が入ってきた。
美菜子は立ち上がり笑顔で男に近付いて行く。
「ジョー、待ってたわ。遅かったじゃない。」
甘い声でジョーと呼ばれた男からは、背こそ高くないものの貫禄を感じられた。
彫りが深いその顔からは、「感情」が読み取れない。
その後ろには目をギラつかせた化け猫がいた
化け猫はジョーの頭を食いちぎった。
美菜子は突然すぎて立ち尽くすことしかできなかった
しかし化け猫は言った
「お嬢さん、ウチと組んでみない?」
「・・面白そうね。いいわよ・・」
二人は握手した
・・・その化け猫の名は「雅」といった
それから、しばらくたった後の街のこと
美菜子のとなりにはぱっちりした目のくせ毛のロング美少女がいた
雅は人に化けることもできるのだ
「ねぇ美菜子ぉ、アタシ、退屈だわぁ。何か面白いことしなぁい?」
雅が、私にまとわりつくように喋りかける。さすがは化け猫、甘えるのが上手だ。
「そうねぇ…じゃあ、私の目的を果たすのを手伝ってくれない?」
「目的ぃ?面倒なことは嫌よぉ。」
「大丈夫…ちょっと人探しするだけだから…ね?」
そう言って私は雅に微笑んでみせた。
兄様…私の、私だけの兄様…。
時を同じくして、大輔は目覚めてきた良治に事の顛末を解説していた。
美菜子の良治への想いが肥大し、生き霊となってしまったこと。それらが取り付いているせいで、良治は苦しんでいること。また、それらを取り除かなければ良治は死を免れないこと。
急に重い話をさせているにも関わらず、良治は冷静そのものだった。
しかし、あそこまで妹を大切に思っている良治のことだ。今は落ち着いていてもいつ気が動転しても不思議ではない。俺はヒヤヒヤしながら横から眺めていた。
やがて大輔が30分ほどかけて話を終えると、良治はすべてを理解したかのように一度深くうなずき、口を開いた。
「美菜子が側にいるのは、何となく分かってました。この前から見てる悪夢は、全部美菜子に関係することですから。」
ひとことひとこと、自分で確認しながら発音をしているかのような話し方だ。
ひとこと口にしては息を吸う。自分の口にすることを確かめるように。現実を受け入れようとするように。それが、良治のやり方だった。小さい頃に大切な人を失ったことは決して無駄ではなかったのだ。
694:匿名:2018/09/26(水) 23:17 「でも…俺はまだ希望を捨てきれなかった。美菜子は実はこの辺りで普通に生きてて、ふとしたタイミングで『兄様、ここです』って飛び出してきそうな気がしてたんです。でも…悪い霊になってたんですね。…美菜子、ひとつのことが気になると回りが見えなくなるタイプだからなぁ…」
ここまで話してうつむいてしまった良治の顔を覗き込むと、瞳に涙をためているのが見えた。
その姿が幼かった弟と重なり、思わず良治を抱き締める。大輔はパソコンの前の椅子に座り、何も言わず胸の前で腕を組み優しい目でこちらを見ている。
「良治、もう強がらなくてもええねんで。お前の過去なんて全然知らんけど、それでも一人でいろんなこと耐えてきたんは分かる。このままじゃ死ぬって時まで、人のこと考えなくてええ。折角一緒におるんやから、もっと俺らのこと頼ってくれ。絶対裏切ったりせえへんから。」
そう言っているうちに、最初は驚いて背筋を伸ばし固まっていた良治はゆっくりと俺の背中に腕を回し、涙を流し始めた。
「彬さん…俺、死にたくない。相手が美菜子だとしても、死ぬのは絶対嫌だ。怖いんだ。今まで俺の回りでたくさんの人が死んでいったけど、俺は死にたくない。彬さん、お願いします。俺を助けてください…。」
良治は俺の腕の中で、嗚咽しながら言葉を吐き出した。大きいと思っていた身体も、俺より一回りか二回り小さかったんだと今知った。この身体ひとつに全て背負い込んでいたと思うと胸が苦しくなる。
「良治…よう言うたな。偉いで。そこまで言われたからには、絶対俺たちが助けたるから。大丈夫や。」
良治の頭を乱暴に撫で、また強く抱き締める。後ろでは大輔も微量の涙を流しているようだ。
今俺の胸で泣いているのは、「妹想いのよくできたお兄ちゃん」なんかじゃない。「なかなか本音が言えない、いたいけな少年」だ。
急に妙な感情が沸いた
「このままキスしたい」
俺は行動に移す前にそっと良治を離した
fin
697:匿名:2018/09/27(木) 17:38 優しく体を離すと、泣き止んだ良治はどこか空ろな目をしていた。
「良治どうした、ボーッとして。変な妄想でもしてるんか?」
「あっ、いや…はい。ちょっとしてました。すみません。」
申し訳なさそうにペコペコと頭を下げる良治を見て、しばらく黙っていた大輔が口を開いた。
「お前やっぱ疲れてんだな、もうちょっと寝てろよ」
そして物語は>>1に繰り返される...
699:匿名:2018/09/27(木) 17:48 「…ありがとうございます。じゃあ、少しだけ。」
また頭を下げると、良治はソファに体を横たえてまたかすかに寝息を立て始めた。
「彬…気付いてるか」
先程良治に語りかけた時とは全く違う神妙な表情の大輔に少し驚く。
「気付くって…何が?」
「ついに良治の思考も美菜子の支配下になろうとし始めているらしい。美菜子は幻想を見せて、俺たちから良治を離そうとしている。」
「幻想って、どないやねん」
「…知らない方が幸せだ。兎に角、良治の命が本格的に危うくなっている。あまり時間が無い。早く徐霊をしなければ…」
時間の流れは残酷で、俺たちが頭を悩ませる間にも刻一刻と過ぎていってしまう。
気持ち良さそうに眠っている良治を見ると、とめどない悔しさが湧いてきた。
そのころ美菜子は…
(ちょっとこの後長文書きたいんだけど、1時間程度待っていただけるだろうか)
701:匿名 hoge:2018/09/27(木) 18:08 >>700
(よっしゃいくらでも待ったるわ
終わらせないでくれると嬉しい)
その様子を雅と見ていた
「ふうん。なんかBLを感じるわぁ」
雅が言った
「BL?」と美菜子
「ボーイズラブ。男と男があんなことやこんなことをするの」
雅は顔をしかめた
「あらやだ」
美菜子はそう言って地面に唾を吐いた
(>>700だけど気負い過ぎず書くつもりがこだわってたらめっちゃ時間かかりそうだ。やっぱり9時まで待ってくれ)
704:匿名:2018/09/27(木) 21:04 自分の家の前に立っていた。
いや、ソレはもう家という形を成していない。ただの瓦礫の山だ。ここだけではない。美菜子が住んでいた町には、そんな『家だったもの』がいくつもいくつも散らばっている。けれど残骸が残っているだけまだこの町はマシである。
隕石のせいだ。あの隕石のせいで日本全国、どこもかしこも滅茶苦茶になってしまった。
辺りを見回しても原型を留めている建造物などない。人影など以ての外だ。以前までアスファルトが敷かれていた地面には、家一軒がまるまる収まりそうなほど大きなクレーターができている。では人間は?
皆んなどこかへ避難したのか、或いは――
「死んでしまったのよ」
美菜子はその一言を噛みしめるように言った。
耳を澄ましても物音も聞こえない。ただ、時とおり強風がびゅうっと通り過ぎてゆくだけである。隕石が落ちたあの日から、なぜか強風が吹くようになった。
「兄様、美菜子がただ今戻りましたよ」
美菜子はゆっくり目を閉じた。
「兄様は今具合が悪くなっていませんか?美味しくごはんが食べられていますか?わたし、とっても心配だったんですよ」
語りかけるようにそう言う。もうここにはいない兄に向かって。
「あの人が死んでしまってから、兄様はなんだが様子がおかしかったから」
駄目だ。『あの人』のことを思い出しただけでも憎悪がこみ上げてくる。それはどす黒い、というよりも氷のように冷たい憎悪だった。
美菜子は目を開いた。今度は兄にではなく自分自身に言い聞かせるように呟く。
「兄様は知らない。知らなくていいの。わたしが、あの人を」
彼女はそこで自分の口角が上がっていることに気が付いた。
(一旦切る)
いつ頃からだっただろう。
自分の中に何かがいることに気が付いたのは。
頭の中に声が響く、というと少し大げさかもしれない。だが美菜子にはまるで自分ではない何かがいるように思える時があるのだ。
恐らくそれは母が死に、父が酒浸って暴力的になってしまった8年前からだ。美菜子は当時3歳。その時の頃の記憶はぼんやりとしかない。
ただ1つ、この先決して忘れられないような恐ろしい思いをしていたことだけは覚えている。兄が自分を庇って父に殴られていたことだ。その光景は鮮明に脳裏に焼き付いている。拳で思い切り頭部を打つ鈍い音。兄の呻き声。
けれど兄は決して膝を折らなかった。どんなにぶたれても、歯を食いしばって立っていたのだ。今振り返ってみれば、それは妹に植え付けられるであろう恐怖を少しでも減らすための兄の我慢だったのかもしれない。
酒の入った父は気がすむまで息子を殴り続けた。そして毎回、殴り終わるとふらふらした足取りで家の外に出て行ってしまう。それで帰ってくるのは夜中だった。
いつも、そこで糸が切れたように兄は倒れるのだ。髪の毛が酷く乱れていて、顔にはあちこち殴られた後があった。口内を切って口から血が出ていることもあった。
美菜子はそんな兄を前に、ただ泣くことしかできなかった。
「兄様、ごめんなさい、ごめんなさい...」
兄が自分のせいで傷付けられている。
それだけはその頃の美菜子にも痛いほど理解できていた。
なぜ父は殴るのだろう。どうして自分達がこんな目に合わなくてはならないのだろう。
美菜子には分からないことが多過ぎて、ただ父が恐ろしくて、泣いて、泣いて、泣いて...
「美菜子、泣かないで」
兄の声。ゆっくりこちらに伸ばされた手が頭を優しく撫でた。
「俺は平気だよ。こんなことじゃあ負けない」
美菜子は謝るのを止め、しゃくりあげながら相手の顔を見つめる。兄は笑顔だった。
「美菜子が泣いている方が、よっぽど苦しいんだよ」
父が去り、美菜子がそうして泣いていると兄はいつもこのようなことを言うのだった。
ホモを敬え、と
707:匿名:2018/09/27(木) 22:18 「あ、兄様…どういうこと?」
「分かりやすく言うと、誰もを分け隔てなく愛せ、ということかな。」
兄様、言いつけを守れなくてごめんなさい。私は今…兄様しか愛せないの。
「…ふふっ」
良治の色素の薄い髪が揺れた。
「お、良治が笑ったなぁ」
ディスプレイに向かっていた大輔が横のソファで寝ていた良治を見た。眉を上げ、少し驚いたような表情を作る。
つられて俺も良治を見て、少し笑う。
「良治が笑ってんの、こないちゃんと見たんは始めてや」
「そうだなぁ…あいつ、何かいい夢でも見てんのかな」
「そやなあ…そやったらええなぁ…」
俺が説得した後の良治に、強がりや謙遜といったものは見られない。等身大の、一人の少年がここにはいる。先程まで悪夢に苦しまされていたのが嘘のように幸せそうな寝顔だ。
「実はさっきお前が良治を抱き締めてる間に、強めの徐霊術をしてたんだ。思いの外効果があったようで、よかったよ。」
思い出したように大輔が言う。俺は返事はせず、大輔を見て微笑んだ。
「せやけど、安心はでけへんな。」
「そうだな、美菜子も居場所が分からなくなった良治を必死になって探してるだろうからな。」
殺風景な部屋には似合わない、可愛らしいプリキュアの時計が夜の3時を指そうとしている。
「大輔…もうちょっと、頑張ってくれへん?」
「おう。お前に言われりゃ、断れねぇな。」
いたずらっぽく笑う大輔。俺たちは拳を付き合わせ、再び作業を再開した。
『あの人』を死に追いやったことは確かだが、勿論美菜子自身が直接手を下した訳ではない。
『お願いした』のだ。
去年の冬に遡る。
その年の秋頃から毎日、登下校時に感じていた気配。自分の後ろから聞こえる足音。
着けられていることには気付いていた。
鬱陶しいという思いはあっても、ストーカーに対して恐怖は抱かなかった。
足音は家に入る直前まで聞こえる。そのストーカは自宅まで着けてくるようだった。
そんなある日の学校からの帰り道。美菜子は『あの人』と並んで大通りを歩いていた。好きで一緒に帰ったのではない。その日たまたま道中で出会い、向こうの方から誘ってきたのだ。
美菜子はなんとか彼女の前で笑顔を保っていたが、考えていたことはただ1つであった。
お前なんか消えてしまえばいいのに。
『あの人』と別れた後も、彼女に兄の心を奪われてしまったという事実への憎悪は消えなかった。心の奥で冷たい岩のように残ったままである。
そしてその日もずっと着けてくる足跡は聞こえていた。
ああ、鬱陶しい。
どうしてコソコソと追いかけることしか出来ないのだろう。
冷え冷えとした気持ちが重なってゆく。
美菜子は不意に大通りから逸れて裏路地に入った。後ろから足音もついてくる。
どんどん奥まで歩き、そして最後の曲がり角を曲がる。道はここで行き止まりだ。着けている側からすれば、美菜子の姿が突然角に消えたように見えただろう。
足音が少し焦ったように角を曲がってくる。
美菜子はランドセルにつけた防犯ブザーに手をかけた。
角からストーカーが姿を現すと同時に、彼の前に飛び出す。ブザーのレバーを摘んでいることを顎でしゃくって相手に示し、「叫ぶわよ」と言った。左右や背後の塀は人家のものである。
もう君のことを見られなくなるから、やめてほしい。
ストーカーはただそう言った。そこで初めて彼の顔を見上げる。
大学生くらいの青年であった。黒髪に白い肌、そして虚ろな目をしていた。
更に彼は「やめてくれたら、何でもするよ」と言う。
その時だった。
『憎いのなら』
頭の中で美菜子は声を聞いた気がした。
『殺してしまえ』
自分がどんな表情をしていたのか美菜子は覚えていない。
口を開いたところ、自然に言葉が出てきたのだ。
「やめてほしいの?」
相手が頷く。それなら、と美菜子は淡々と続けた。
「あの子を殺してちょうだい」
『あの子』が消えさえすればいい。『あの子』さえいなければ、兄様は私のものになる。兄様は私のことだけを観てくれる。そのためなら、誰が消えようと関係無い。
想いを寄せていた少女からいきなり物騒なお願いをされたのがよっぽど衝撃的だったのか、目の前の少年は驚ききっていた。
「なんでも、してくれるのよね?」
微笑む。自分でも自分の愛の形が歪んでいることは分かっていた。
「あの子を殺してくれると今この場所で誓って。そうすれば離してあげるわ。」
少し黙った後、青年は答えた。
「…わかった。まずは『あの子』のことについて教えてくれないかな?」
目を合わせて、微笑まれる。この人、あんまり顔が整ってないなぁ。
頭の中の何者かに、「私」は完全に壊されてしまった。
・・・・・そして、あの子は殺した
ついでに近くにいたホモガキも壊した
ホモガキは脱皮してMURに変化した
MUR「さっき俺らが脱皮してるときチラチラ見てただろ」
「…あの人も殺してちょうだい」
その言葉を発することにも抵抗が無くなっていることから、どこか自分がおかしくなっているのだと分かった。分かってはいても、やめられはしない。
青年は私の言葉を聞くと静かに頷き、持っていたカッターナイフをホモガキと呼ばれた少年の喉に突き立てる。そこから私が目をそらしている間に片付いたようだ。
「…これで、いい?」
静かに微笑む青年。私も微笑み返す。
「ええ、十分よ。ありがとう。」
そして一瞬のうちに険しい表情に切り替える。
「これからは私に近付いてもいいけど、絶対兄様に危害を与えないこと。いい?」
青年は怯えるように頷いた。
それから数ヵ月後、新聞の片隅にこんな記事が載った。
「大学生、川で転落死」それも、あの時邪魔者を片付けた彼の顔写真付きで。
…それでもいい。また、私だけの味方をしてくれる人を利用すればいい。
そう、これが私の兄様への愛の形なのだから…
拝啓
美菜子は、腐女子となりました。
敬具
そう書類の片隅に書きなぐってみても、事態は変わらなかった。
先程から良治の容態が少しずつ悪くなっている。
大輔による必死の処置も効かず、ただ苦しそうに荒い息をしているだけだ。
「…こりゃ、連れていくしかねぇな」
大輔は呟いた。相変わらず手は高速で動かし何かの模様を描いているようだ。
「連れていくって…どこに?」
「俺の実家だ。」
「お前の実家…って確か、熊本やんけ!ここ東京やで、無理があるやろ⁉」
口ではそう言いながらも、俺もあの大輔がこんな時にふざけたことを言うような奴だとは思っていない。何か考えがあるのだろうか。そう一人で考えていると、大輔から何かが投げ渡された。鍵とテレビゲームのコントローラーのようなものだ。しかしゲームのコントローラーなんかとは比べ物にならないほどの重厚感のあるデザインだ。
「倉庫の鍵だ。最初にお前と良治が入ってきた扉の横、シャッターになってるだろ。その下の方の鍵穴探して開けてみろ。」
大輔に言われた通り鍵穴に鍵を差し込みシャッターを開ける。その奥から出てきたものに、俺は衝撃を隠すことができなかった。
(一度切る)
「なんや…これ。」
飛行機、と呼ぶには小型すぎるが十分に人が乗れそうなサイズの、ヘリコプターのようなものがそこにはあった。
「これ、まさかお前が作ったんか」
「おう。暇な日にコツコツ作って、半年ぐらい前に完成したんだ。飛行機と同じぐらいのスピードは出るはずだ」
同じ大学にいた頃から頭のいい奴だとは思っていたが、まさかヘリコプターまで作れてしまうほどの知識と技能があったとは。しかし、そんなことに驚いている暇もなく良治をおぶった大輔がこちらに向かってくる。そしてドアを開け運転席に乗り込んだ。
「操縦は俺がする。彬、お前は後ろの席で良治の隣にいてやってくれ。」
俺は黙って頷き、良治と共に後部座席に乗り込む。
次の瞬間天井が開き、ヘリコプターは空に向かい舞い上がっていった。
全く、とんでもねぇ奴の友達になっちまったもんだ。大輔のTシャツのプリキュアさえも格好良く見える。
俺は先程より少し落ち着いて眠っていた良治の背中を静かにさすりながら、驚きと心強さなどの混ざりあった笑みを浮かべた。
そのころ美菜子は…
やはり腐女子になりました
(押しは大輔×良治)
最近の趣味は雅といかにBLが尊いかを語ることです
720:匿名:2018/09/28(金) 19:35ホモが沸きました
721:匿名:2018/09/28(金) 19:36 …変なナレーション。私はイヤホンをつけようとした。
「ねぇ美菜子ぉ、見て見てぇ。」
猫の姿の雅に呼ばれた方を見ると、雅の持った鏡に日本列島の地図が写っていた。
「なんかぁ、良治さん、く、ま、も、と?ってとこに向かってるみたいよぉ。」
熊本…何故だろう。ルーツなど全くないはずなのに。
「…雅」
「なぁにぃ?」
「向かいましょうか、日本へ」
(^q^)
723:匿名:2018/09/28(金) 19:38日本。そこは戦国時代
724:匿名:2018/09/28(金) 19:38今、雅と美菜子の大冒険が始まる・・
725:匿名:2018/09/28(金) 19:39※始まりません
726:匿名:2018/09/28(金) 19:48 そのころ
良治は自覚した「大輔さんが好き」と・・
でも思いを伝えようにも大輔さんはノンケだ・・
728:匿名:2018/09/28(金) 19:49苦しい・・・
729:匿名:2018/09/28(金) 19:49 こんな自分とはお別れ。
今日告白してみよう
断ったら拉致するし
731:匿名:2018/09/28(金) 19:54断らなくても拉致するし
732:匿名:2018/09/28(金) 19:55 「好き」
「嫌い」
ソッコー拉致したなう
「良治…またうわごと言うてる…」
「クソッ、美菜子め…また変なもん良治に見せてやがるな…」
ぐへへへへ
大輔さんを手に入れた・・
まずは大輔さんの額に「肉」の文字を書く
736:匿名:2018/09/28(金) 19:58いいとめ・はねだ!
737:匿名:2018/09/28(金) 20:01その文字はは有名書道家が唸るほどの出来栄えだった
738:匿名:2018/09/28(金) 20:03野●先輩も褒めちぎる!
739:匿名:2018/09/28(金) 20:03ウマスギィ!
740:匿名:2018/09/28(金) 20:05次に彼は
741:匿名:2018/09/28(金) 20:20べろべろと
742:匿名:2018/09/28(金) 20:21自分の腕を舐めた
743:匿名:2018/09/28(金) 20:21大輔は
744:匿名:2018/09/28(金) 20:21失禁した
745:匿名:2018/09/28(金) 20:30 「この映画カオスすぎ草」
男の娘は微笑んだ
「美菜子の野郎…どうしても良治から俺たちを引き離したいんだな…」
無事着いた大輔の実家の庭で、大輔はかつて見たことがないほど憤っていた。
「それならこちらにも考えがある…ハァッ!」
大輔がお札を取り出し良治に貼り付けた。同時にお札が透明になる。
「これでしばらく良治の思考は良治のものになる。気持ちの悪い妄想もされなくなるはずだ。」
「気持ち悪い妄想?」
「…お前は知らない方がいい。」
そう言うと、大輔と良治を抱えた俺は古民家に入っていった。
周りの建物は総じて潰れているのに、この家だけは何も被害がないのは何故だろう。
そう思っていると、俺の心を見透かしたかのように大輔が解説を始めた。
「この家は初代の霊媒師の霊によって守られてるらしくてなぁ、何が来ても絶対に崩れないんだとよ」
「へえ…そりゃすごいなぁ」
「だからこの家には悪しき霊や人間は近付けない。ま、ここに入れた俺とお前と良治は良き人間、ってことだな」
「ちなみにイナバ製だから100人乗っても大丈夫だぜ!」
「ほう…では試してみよう、マブダチ100人にTELしてっと…」
「せやな!ワイは100人分のオニギリを用意して…ってコラ!!アカーン!!」
地球に氷河期が訪れるのであった
751:匿名:2018/09/28(金) 22:14 「……っ」
汗が良治の額を流れた。悪夢だ。気持ちが悪い…良治はふらつきながらベッドから立ち上がり、洗面台の前に立った。鏡を見る。
いつものことなのに、慣れたことなのに…良治はどんどん弱っていくのだ。
完。
753:匿名:2018/09/28(金) 22:23(終わらすなwwwwww)
754:匿名:2018/09/28(金) 22:29自分を改めて見る。綺麗な髪は乱れ、薄い瞳は曇りきっていた。
755:匿名:2018/09/28(金) 22:30 とさっきまでは思っていた。すべてが終わったような気がしていたのだ。
良治が眠って、すっかり辺りも暗くなった。しかし俺は大輔に呼び出され庭にいた。
「大輔…?何するん?」
「一種の降霊術みたいなものかな。とりあえずここに立ってくれ。」
大輔が指し示した先は、白くて平らな石が置いてあった。周りの地面より少し高い。
指示通りに立つと、大輔が何やら念仏のようなものを唱え始めた。
念仏が終わると、大輔は大きな音を立てて倒れてしまった。あわてて駆け寄り起こしてやる。
「大輔‼」
だいぶぐったりとしている。目を開けるのも辛そうだ。
「やっぱり…か」
「大輔…今何したん?」
俺が問いかけると、大輔はふらふらと立ち上がり話を始めた。
「今のは探霊の術…近くにいる霊の強さが分かるんだ。」
ホラここに
757:匿名:2018/09/28(金) 22:37美菜子が
758:匿名:2018/09/28(金) 22:37いる
759:匿名:2018/09/28(金) 22:37遅れて、聞こえて、くるよ
760:匿名:2018/09/28(金) 22:37 「…で、何でその儀式に俺が必要やったん?」
「万が一霊が強すぎた場合、そこに一人立って見ていてもらわないと霊媒師は重圧で死んじまうんだ。もちろんそこはセーフティゾーンだから、お前に害は無い。」
「…つまり?」
「この術でここまで苦しくなったのは初めてだ…美菜子が、近くに来ている。」
「…何?美菜子が…?」
「ああ…思った通りすごく協力だ…この屋敷から出したら良治は確実に死ぬな…」
「そんな…」
「とりあえず母屋に帰ろう。水が欲しい。」
「…なあ大輔…俺たちで良治、助けられるかなぁ」
「…『助けられる』じゃない。『助けてやる』んだろ」
俺たちは母屋に戻った。こんな時にも、良治の寝顔は安らかだった。
「あーあ。バレちゃった。兄様を驚かせてあげようと思ったのに。」
美菜子は唇を尖らせ、残念そうに言った。
「まだ良治さんにはバレてないみたいだけどねぇ。」
「でも、あの二人なら言いかねないじゃない。」
「それもそうねぇ。」
「まあ、どちらにせよもうすぐ会いに行くけどね…私だけの兄様…愛してるわ…」
そう呟くと、美菜子は手にしていた良治の写真にキスをした。
良治の写真がキラッと光った。
764:匿名:2018/09/28(金) 22:54レアカード
765:匿名:2018/09/28(金) 22:55まじか
766:匿名:2018/09/28(金) 22:57 「ああ…兄様…美菜子をいつだって側に置いてくださいませ…」
そう言うと美菜子は目を閉じ、静かに眠った。
熱がありそうだ。良治はおもい身体をむりやり起こして暗闇に目を慣れさせる。
「…大輔さん」
大輔はまだ起きていたようだ。パソコンの画面を眺めていた。
「お?おお良治。どした?」
「…ここは?」
「ああ、勝手に連れてきてごめんな。俺の実家。熊本。」
「熊本⁉どうやって移動してきたんですか⁉」
「…まあ、いろいろあってな。で、どうしたんだよ」
「…美菜子の…夢を見たんです。」
770:匿名:2018/09/28(金) 23:58 「…そうか。どんなだった?」
「確か、俺と美菜子がまだ普通の兄妹だったときの…夢です。幸せな。」
それから22000年後
772:匿名:2018/09/29(土) 12:14砂漠に一人の地下アイドルがっ!
773:匿名:2018/09/29(土) 12:14美人
774:匿名:2018/09/29(土) 12:15かわいい
775:匿名:2018/09/29(土) 12:15最高
776:匿名:2018/09/29(土) 12:15ナルシストだった
777:匿名:2018/09/29(土) 12:16彼女の背中から羽が生えた
778:匿名:2018/09/29(土) 12:16今とびました
779:匿名:2018/09/29(土) 12:17その美少女が飛んだ方には町があった
780:匿名:2018/09/29(土) 12:17その町の高校には200人ものの生徒がいた
781:匿名:2018/09/29(土) 12:19 「鈴ー!」
「どうしたの、雪」
これはとある青春の思い出
783:匿名:2018/09/29(土) 12:24 私の呼びかけに
眠たそうに答えたのは鈴。そう私の幼馴染みであり親友だ
「部活どこはいろうか決めたー?」
「うーん・・」
やはりまだねむたいのか鈴はあくびをした
「冷水ぶっかけるちゃうぞ−!」
「いい。顔洗ってくる。」
「私が洗ってあげようかー?」
鈴はそれには答えず目をこすりながら教室をでていった
私もぱっちり目が覚めたとは言えない。
眠気覚ましに大声をだしてみようかと、息を吸ったときだった。
_ドスンと鈍い音が聞こえ、耳をつんざくような悲鳴が聞こえた
クラスメイト達が野次馬に教室を駆け抜けていった。
私も急いで教室からでで音が聞こえた階段へむかう。
野次馬の間を通りながら現場を見ようと頑張る
階段の下の踊り場にそれはあった。
私は見た。
鮮明な赤を。
倒 れ た 親 友 を
そこからはよく覚えていない。
きがついたら私は家にいた。
幸い命に別条はなかったらしいが刺されたあとがあるらしい。
犯人は調査中だそうだ。
「…‼」
飛び起きる。私はしっかり、私だった。
「美菜子ぉ、うなされてたわよお。」
心配そうに覗きこむ雅の顔が視界いっぱいに広がっている。
「貴方にも、影響出てるんじゃなぁい?」
「…そうね」
分かってはいた。
自分を生き霊にするということは、生命エネルギーをとても消費すること。
他の生き物から吸い取ることも、そう容易ではない。
しかし…ここでやめるわけにはいかない。もうすぐで兄様は私のものになるというのに。
「…雅」
「んん?」
「…何でもいいから生き物を連れてきてちょうだい…虫や猫がベストね…」
「分かったぁ、待っててぇ」
そう言うと雅は猫の姿に変わり飛び出していった。
兄様…早く、会いたい。
私の大切な親友を刺した奴は許せない。まだ意識が戻っていないそうだし、もし植物人間ないなんてなったら・・・そう思うと涙があふれた。鈴は人見知りの私が唯一仲良くなれた人だった。大切なひとだった__
「・・大丈夫?」
良治は、俺に全てを語った。
親を失い妹と二人暮らしであったこと、想いを寄せていた子も亡くなってしまったこと、いつも悪い夢を見ること。
それらを話している時の良治の表情は何かを懐かしむようにも、悲しむようにも見えた。
「…すみません…急にいろいろと。」
「いいっての。勝手にお前助けようとしたのは俺たちなんだから。」
「正式には、俺やけどな」
後ろから声がした。振り向くと、ドアに寄りかかり目を細めた彬。
そう声をかけられて振り向いた。
「雪ちゃんは一人じゃないよ」
そう言ったのは佐々木さん__佐々木 菜乃さん
「っおい、いろいろ調べてやってんのは誰だよ」
「あーれぇ?誰やったっけ?」
彬はおどけて目をそらした。
「…ふふっ…あははっ」
良治が笑い声をもらした。
「…こんなに『面白い』と思えたのは久しぶりです。元気くれてありがとうございます。」
目に涙をためながら笑っているようだ。
(ちょっと落ち着け、話が混ざってるゾ)
794:匿名:2018/09/29(土) 12:53 私が喋ったこともない人だったのでびっくりした
「あっ・・ごめんね。いきなり下呼びは怖いよね・・」
佐々木さんは申し訳なさそうに微笑んだ
(>>794
別スレ立ててそっちでやることをおすすめする)
「俺もこうなる前はよく友達とバカやってたんです。だから懐かしくなっちゃって…」
良治…この俺より小さな体にいろいろ抱え込んでたんだなぁ。
そう思っていると、全身の毛が逆立つ感覚がした。
「大輔ー?どした?」
「美菜子が…近くに来てる」
嘘・・
798:匿名:2018/09/29(土) 13:15本当。
799:匿名:2018/09/29(土) 13:15まじかよ
800:匿名:2018/09/29(土) 13:15まじだよ。
801:匿名:2018/09/29(土) 13:15泣いた
802:匿名:2018/09/29(土) 13:16笑った
803:匿名:2018/09/29(土) 13:16叫んだ
804:匿名:2018/09/29(土) 13:18いやあ
805:匿名:2018/09/29(土) 13:18ぷぎゃあ
806:匿名:2018/09/29(土) 13:18ぴぎゃあ
807:匿名:2018/09/29(土) 13:19良治は大輔を丸吞みした
808:匿名:2018/09/29(土) 13:19怖い
809:匿名:2018/09/29(土) 13:20うふふ
810:匿名:2018/09/29(土) 13:20そんな声が聞こえた気がした
811:匿名:2018/09/29(土) 13:20完結。
812:匿名:2018/09/29(土) 13:20今まで応援ありがとうございます
813:匿名:2018/09/29(土) 13:21大輔は皆さんの胃で生き続けます
814:匿名:2018/09/29(土) 13:22※彬さんはスタッフがおいしくいただきました。
815:匿名:2018/09/29(土) 13:25 「ふふふ…」
「嘘やろ…大輔が、飲み込まれた…?」
「金髪…あなたも邪魔よ…消えなさい!」
美菜子の産み出した黒い煙によって、彬さんが包まれようとしたその瞬間!
「待て!」
良治がそう叫び彬を突き飛ばした。
良治の体が黒い煙に包まれる。美菜子は慌てて煙を引っ込めた。
「兄様…どうして?どうしてその人を庇うの?」
信じられない、とでも言いたげな表情で美菜子は問いかける。
「彬さんは…俺を助けてくれたんだ…命をかけて。」
その口調から、良治が弱っているのが分かる。
「良治っ…あかん」
「だから…俺も…彬さんを全力で助けたいんだよ…」
そう言うと、良治は不敵な笑みを浮かべた。
「あはははは!」
彬さんが笑いだし雅になる
「もう騙されてるのよねぇ」
「…ふっ」
「なっ、何がおかしいのよぉ⁉」
「わかってたさ…」
良治が雅を指差し、大声で叫んだ。
「本物の彬さんは、どこかにいる!」
「きゃぁぁぁぁっ!」
雅は猫の姿に戻り、意識を失った。
「…そこか」
振り向くと、そこには倒れた彬と大輔が居た。
「よく分かりましたねぇ、兄様。」
後ろから美菜子の声が聞こえる。
「馬鹿ねぇ・・それもダミーよぉ」
雅は良治の背後にいた。
良治は糸の切れた操り人形のように倒れた
次に目覚めたときには、寺のような場所だった。
隣には修行僧のような服を身にまとった彬さんと大輔さんもいる。
「起きたか」
声のする方を向くと、大輔さんに似た坊主頭の男性が居た。
大輔さんよりも一回りほど年は上だろうか。
俺の心を見透かしたかのように、男性は言う。
「俺は奉輔。大輔の兄だ。」
ほうすけ…さん。大輔さんと同じ優しい目をしている。
「俺が霊媒の仕事から帰ってきたら大輔と彬くんと君が倒れているから驚いたよ。」
「あっ、紹介遅れてすみません。俺は…」
俺も自己紹介をしようとすると、奉輔さんは優しく微笑んで口を開いた。
「分かってるさ。石橋良治くんだろう?そして君は生き霊と化した妹さんに襲撃され倒れていた…違うかな?」
何もかもを見透かしたように口にする奉輔さんに対し、驚きと感激と少しの恐怖を抱いた。
「ごめんごめん、驚かせちゃったかな。俺はね、人に触れると記憶が見えるんだ。」
すごい…さすがは大輔さんのお兄さんだ。
「しかし…これはまずいことになったね」
優しい目を吊り上げ、悩む素振りをしている。
「妹さん、相当力を強めてるよ。早いところ決着付けちゃった方が良いかもね。」
「早いところ…とは?」
「そうだね…今夜とか、どうだい?」
え、えっ…?
827:匿名:2018/09/29(土) 18:08 「そ、そんな早々に除霊ってできるんですか?」
「まあね。ちょっと君にも無茶してもらうことになるけど。」
「…大丈夫です。」
あのときの美菜子が戻ってくるなら、俺は少しの無理ぐらいする。
つまんね
829:匿名:2018/09/29(土) 19:19なんか、誰か一人のためだけにちょっとでも脱線したら無理矢理戻してる感じが苦しい
830:匿名:2018/09/29(土) 19:36と、天から声がする。
831:匿名:2018/09/29(土) 19:38それを聞いた人々は天に向かって拝み始めた。
832:匿名:2018/09/29(土) 19:41良治は裸になって外へ飛び出した
833:匿名:2018/09/29(土) 20:02そして美菜子に食べられました(いろんな意味で)
834:匿名:2018/09/29(土) 20:10たらふく食って寝ている美菜子のはらから良治を助け出した猟師は代わりに大きな石をたらふく詰めておきました
835:匿名:2018/09/29(土) 20:13美菜子が我に返り、泣く
836:匿名:2018/09/29(土) 20:15雅は美菜子を狼にして井戸へ落とし、殺しました
837:匿名:2018/09/29(土) 23:39 良治のこの悪夢は、除霊に必要なのだ。苦しそうな良治の肩を奉輔は揺すった。
「良治くん、これからが勝負なんだよ!頑張れるかな?」
良治は息を切らして目を開けた。少し咳をして、
「…だ、大丈夫です……っ」
と笑う。
「…」
奉輔は少し悩んで息を吐いた。
「…やめとく?君、すごい辛そう。」
優しい目だ。
「…いや、これぐらい乗り越えて見せます。」
良治の決意は固かった。まっすぐな目をしている。
「そっか。じゃあ、続けるよ。歯食い縛って。」
言われた通り良治は歯を食い縛る。奉輔はまた呪文を唱え始めた。
ここは…俺の家だ。それも、5歳ごろの。
目の前には泣き叫ぶ美菜子と拳を振り上げる父親。反射的に体が動く。
ゴッ…
鈍い音と共に歪む視界。少し遅れて激しい痛みが広がる。
「…うっ…」
「飛び出して来るんじゃねぇクソガキ!顔殴ったらバレるじゃねぇかこのバカ野郎‼」
父親の罵声が飛ぶ。美菜子はすっかり怯えきっている。
間を開けずに1発、また1発と殴られる。その痛みと共に記憶が蘇っていく。
確かこの時は、腹痛がすると言って美菜子がご飯に手を付けなかったのが父親の逆鱗に触れたんだ。そして俺がここで美菜子をかばって、殴られる…俺はここであることに気が付いた。
『同じ行動を繰り返している』のだ。
父親である男の勤め先のオカマバーで、父が客にセクハラを受けた日は決まってその鬱憤を我が子で晴らすというのがこの家の通例であった。
843:匿名:2018/09/30(日) 01:13 それなら…そんな通例な壊してしまえばいいのではないか?
俺の頭に、ひとつの考えが浮かんだ。
俺もおかまバーに入ろう
845:匿名:2018/09/30(日) 09:48まずはドレスを着てすねげを剃ってタイツを穿く
846:匿名:2018/09/30(日) 11:37にあわねぇやめよ。
847:匿名:2018/09/30(日) 15:29いや、やらねば。
848:匿名:2018/09/30(日) 15:44良治は迷っていた。
849:匿名:2018/09/30(日) 15:50しかし自分の気持ちには逆らえない。おかまバーは諦め、父親に反抗することにした。
850:匿名:2018/09/30(日) 17:12 とはいえここから逃げ出すのは難しい。俺が殴られている間に美菜子だけでも…とも思ったが外で美菜子に何かあったら、と思うととてもそんなことはさせられない。
それなら…俺が犠牲になるまで。
俺はうつ伏せにされながらも脚を振り上げた。
「うっ…」
父親の腹部に軽く当たったようだ。痛みでうずくまっている。
「美菜子!逃げるぞ!」
俺は美菜子の手を引きながら、家から飛び出した。
「兄様…」
852:匿名:2018/09/30(日) 18:20 後ろから父親が追いかけてくるのが分かったのか、美菜子は不穏な表情を見せる。
それでも俺は今いるこの時代を…俺の未来と過去を変えなきゃいけないんだ。
「…美菜子、みなとの家まで行くんだ。」
「本条さんのお家…?この前遊びに行ったところ?」
「ああ。これを持って行ってくれ。」
「…これは…鍵?」
俺はポケットにあったおもちゃの鍵を美菜子に差しだし小さな手に持たせた。
これは俺がみなとから友情の証にもらったもの。みなとに見せればすぐ、俺に何かがあったと分かるはずだ。
「さあ…早く行ってくれ!」
美菜子は決意のにじんだ表情をして頷き、駆け出した。
そうだ美菜子、そのまま行け。今だけは俺が代わりに苦しんでやるから、お前は早くこの連鎖から脱け出せ…!
逃げれたのはよかったが
これからどこへ向かえばいいんだ…。
良治は悩んだ。
美菜子は心配そうに、でも信頼しながら後をついていく。
ミスった
855:匿名:2018/09/30(日) 19:23 兄の言葉に従うべきじゃなかったんだ。
私は背中に流れる汗を感じながら小さく舌打ちをした。
目が覚め、起き上がった。俺の横には神妙な表情の奉輔さん。
ただ前に起きていた時と違うのは、その隣には彬さんと大輔さんもいるということだ。
「え…俺…」
良治が不安な表情を浮かべる。
そして、爆発した
859:匿名:2018/09/30(日) 21:16そう、隕石の落下により火山の噴火が引き起こされてしまったのだ
860:匿名:2018/09/30(日) 21:21良治の悪夢は続いていたのだ。
861:匿名:2018/09/30(日) 21:23「そんな…俺はまだ6歳だってのか‼」
862:匿名:2018/09/30(日) 21:23後ろから父親に追い付かれ、家に連れ戻される。
863:匿名:2018/09/30(日) 21:25トランプ大統領がいた
864:匿名:2018/09/30(日) 21:26巨乳の。
865:匿名:2018/09/30(日) 21:26父親は良治に馬乗りになって殴った。
866:匿名:2018/09/30(日) 21:27そこに溶岩がっ
867:匿名:2018/09/30(日) 21:27良治はトランプ大統領をお姫様だっこして逃げた
868:匿名:2018/09/30(日) 21:27父親はおいといた
869:匿名:2018/09/30(日) 21:28いや、つれていこう
870:匿名:2018/09/30(日) 21:28いや、おいておこう
871:匿名:2018/09/30(日) 21:28父親は大統領の小脇に抱えられた
872:匿名:2018/09/30(日) 21:28結局、溶岩に放りなげた
873:匿名:2018/09/30(日) 21:28なんという悪夢だろうか
874:匿名:2018/09/30(日) 21:29いやこれは夢じゃないっ
875:匿名:2018/09/30(日) 21:30警察官が目の前で
876:匿名:2018/09/30(日) 21:30夢だわ!
877:匿名:2018/09/30(日) 21:30父親を虐待の罪で逮捕した
878:匿名:2018/09/30(日) 21:31良治はよりイケメンに。
879:匿名:2018/09/30(日) 21:34トラ大はより巨乳に。
880:匿名:2018/09/30(日) 21:35父親は引いた
881:匿名:2018/09/30(日) 21:36そこにヒカキンがあらわれた
882:匿名:2018/09/30(日) 21:36すぐ消えた
883:匿名:2018/09/30(日) 21:37 そしてその怒り良治で発散されることになるのだ。
良治に父親の強い拳が降りかかる。
そこではじめんが来た
885:匿名:2018/09/30(日) 21:38良治は受け止めた
886:匿名:2018/09/30(日) 21:38口で
887:匿名:2018/09/30(日) 21:38だいちぃ「はじめをみろー!!」
888:匿名:2018/09/30(日) 21:38舞台はスライム風呂
889:匿名:2018/09/30(日) 21:39側でたくさんのYouTuberに見届けられながら、良治は父親からの拳をかわし続けた。
890:匿名:2018/09/30(日) 21:39そして良治はスライムに飲み込まれた
891:匿名:2018/09/30(日) 21:39ざまあw
892:匿名:2018/09/30(日) 21:39ざまあw
893:匿名:2018/09/30(日) 21:40声の出所を探した
894:匿名:2018/09/30(日) 21:40 左、右、右、上、左…
良治の頭のよさなら、あの日のことを思い出しながら避けるのはそうむずかしいことではない。
ようへい先生がギャグを。
896:匿名:2018/09/30(日) 21:40口がすべりましたわ!
897:匿名:2018/09/30(日) 21:41みんなふっとんじゃえー
898:匿名:2018/09/30(日) 21:41禿おやじは
899:匿名:2018/09/30(日) 21:41寒いダジャレをいいはじめた
900:匿名:2018/09/30(日) 21:42良治があまりにもかわし方が上手いのに驚き殴るのをやめた
901:匿名:2018/09/30(日) 21:43わけないじゃん
902:匿名:2018/09/30(日) 21:44渾身の一撃
903:匿名:2018/09/30(日) 21:44「…じ」
904:匿名:2018/09/30(日) 21:44良治の頭にクリーンヒット!
905:匿名:2018/09/30(日) 21:44「…良治」
906:匿名:2018/09/30(日) 21:44何者かが俺の名前を呼んでいる。
907:匿名:2018/09/30(日) 21:45「良治!!」
908:匿名:2018/09/30(日) 21:45良治は1cmとんだ
909:匿名:2018/09/30(日) 21:45強く呼ばれ、飛び起きる。
910:匿名:2018/09/30(日) 21:45名前を呼んでいたのはトランプ大統領だった
911:匿名:2018/09/30(日) 21:48 「…大統領?どうして俺の名を?」
大統領が流暢な英語で話始めると、隣の通訳が日本語で話を訳しはじめた。
あ、大丈夫です。頭いいんで英語わかります。
913:匿名:2018/09/30(日) 21:50jaskdjdtatatBav)mdtbaj@st'j'ksatapat
914:匿名:2018/09/30(日) 21:51そ、そんな…!
915:匿名:2018/09/30(日) 21:52dpagABagpjhajdmkpuajumda&kajktgtmdmwajgtxj
916:匿名:2018/09/30(日) 21:54あ、やっぱお願いします
917:匿名:2018/09/30(日) 21:57通訳は黙った
918:匿名:2018/09/30(日) 21:57お前もはなせないのかよ!
919:匿名:2018/09/30(日) 21:58突然の爆発音!
920:匿名:2018/09/30(日) 21:59ぽこん!
921:匿名:2018/09/30(日) 22:02ダサい!
922:匿名:2018/09/30(日) 22:07うわぁぁぁぁっ!
923:匿名:2018/10/01(月) 18:54そして時は>>1に戻る
924:匿名:2018/10/01(月) 18:58時は今、ある町の外れに「和真」という青年がいた。
925:匿名:2018/10/01(月) 19:20和真は独り暮らしをする大学生である。とても信心深く人のことを思いやることができる優しい青年で、いつも出掛ける前には神棚に飾ってある先祖の良治の写真に手を合わせている。
926:匿名:2018/10/01(月) 20:51「…行ってきます。」
927:匿名:2018/10/01(月) 20:52彼は自宅で孤独死したかわいそうな人だった
928:匿名:2018/10/01(月) 21:10「良治!!!」
929:匿名:2018/10/01(月) 21:11ばっと目が覚めた。ここは…見慣れた場所だ。
930:匿名:2018/10/01(月) 21:11 和真もまた先祖…否、父親である良治に似て、彼女の出来たことのない悲しき男だった。
そんなことより今日はライブハウスでバイトだ。和真は自転車に乗って元気に飛び出した。
(タイムラグでミスった
>>930は無視してくれても大丈夫だ)
(>>931 分かった)
そこは…もうすっかり目に焼き付いてしまった、大輔さんの実家だ。
目の前では、彬さんが俺の体を揺さぶっていた。
「おい!大丈夫か!」
「へ…」
「変な夢を…見ました」
「そうか、辛かったな」
彬さんが俺の頭を撫でる。その手の優しさは、暴力的になる前の父親のそれと似ていた。
自然と涙が流れてきた。
「俺…忘れちゃいけないことを忘れてました…あの恐怖、あの気持ちを……」
「…うん。大丈夫。大丈夫だよ」
彬さんはずっと、ずっと俺を撫で続けてくれた。
和真side
「あかん、バイト遅れる…!」
和真は急いで自転車を走らせていた。今日は絶対に遅れられないのだ。
汗が綺麗な顔をつたる。
939:匿名:2018/10/01(月) 21:46 なぜなら今日は、ずっと俺の憧れだったバンド「THE LOCK SHITS」のライブ。
店長であり育ての親でもある彬兄さんに頼み込んで、ようやく音響のサポートを任せてもらったんだ。現在時刻は9:54。リハーサルは10:30から。早く行かなければ、俺のライブハウススタッフ人生が終わる…!
踏切が上がるまで待っていようとスマホを覗くと、彬兄からLIMEが。
941:匿名:2018/10/01(月) 21:53「今日ライブ中止になった。他のバイト開けてもらってすまんけど延期や」
942:匿名:2018/10/01(月) 21:58 「ちょっと待ってよぅー…」
和真はしゃがみこんだ。
俺は落胆した。
「何やねん…」自転車の前カゴに体重をかけうなだれる。
次の瞬間、左から物凄い衝撃音。
自分が踏切の中にいて、痛みを感じる暇もなく電車に跳ねられたと気づくまでに時間はそうかからなかった。
「…まく…」
「…ずま…ん」
「…かずまくん」
どこかしらから、俺を呼ぶ声がする。
目を開けると、心配そうに覗き込む坊主頭の男性。歳は俺より上に見える。
「ごめんね、まさか電車に跳ねられちゃうなんて思わなかったからさ…怪我はないみたいだから良かったけど、これからはもっと大切に呼び寄せることにするよ。本当にごめん。」
何が何だか分からない俺に輝く頭を下げる男性を見て、俺は申し訳ない気持ちになった。
「い、いや、何が起こったか全然分かりませんし…まず、ここどこですか?多分俺んちちゃいますよね?」
「そうか、君にはまだ何も伝えていなかったな…」
ふう、と一息つくと、男性は話をはじめた。
「ここは俺の家だよ。今の西暦は2018年。」
「2018年…って、23年前じゃないっすか⁉俺生まれてへんやん…」
慌ててスマホを取り出そうとするも、まず鞄が見当たらない。
室内を見渡しカレンダーを探すも、そこには真っ白な壁が広がるばかり。
何かがおかしい。
もしかして自分は今、何か良からぬ事に巻き込まれようとしているのではないか。
和真の背中を一筋の汗が伝う。
例えば、あの事故から奇跡的に助かった俺を上手いこと担ぎ上げて金を稼ごうとしている詐欺師とか。あるいは、流行りのライトノベルに感化されてしまったヤバい奴だとか。あるいは、怪我人をからかって遊んでいる不届きものだとか。
可能性はいくらでもあるだろう。
23年前にタイムスリップしてしまったと考えるよりこれらの方が幾分か現実的ではある。
嫌な想像は和真の脳内をぐるぐると掻き回していく。
そんな彼の様子をじっと見つめていた坊主頭はその場ですっくと立ち上がると、下着以外の衣服を全て脱ぎ捨て側にあったケチャップとマヨネーズを手に取ると、それらを辺り一面に撒き散らしながら超高速ポールダンスを始めたのだった。
べちゃりと何かが顔に張り付いた音で和真は顔を上げた。
見ると、半裸の坊主頭がケチャップとマヨネーズを撒き散らしながら超高速でポールダンスをしている。
その理解を越えた光景に和真は大きく口を開けて固まった。
ああ、やはり自分は良からぬ事に巻き込まれていたんだ。
口の中に入り込むケチャップとマヨネーズの味を舌に感じながら和真はただただその光景を眺めていた。
もう嫌だ、どうしてこんなことに。
ああ、早く家に帰って猫をもふもふしたい。
和真が涙を一筋流した瞬間、坊主頭の身体が眩い光を放ちその衝撃から和真は壁際にまで吹き飛ばされてしまった。
「和真くん、顔を上げて」
言われた通りに顔を上げると、そこにはケチャップとマヨネーズを両手に持つ下着姿の美しい女性が立っていた。
突然目の前を黒猫が!!
948:匿名:2018/10/02(火) 06:09そして、美しい女性はタップダンスをはじめた
949:匿名:2018/10/02(火) 07:31なぜか黒猫もタップダンスをしだした。
950:匿名:2018/10/02(火) 13:42 「…どうなってんねんこれ」
和真が立ち尽くしていると、後ろからベッドを囲んでいたカーテンが開き先程の坊主頭の面影のある顔をした、プリキュアのTシャツを着た男性が出てきた。
「あー…また兄ちゃん暴走してんなー…」
男性はめんどくさそうに頭を掻いた。飛び交うケチャップとマヨネーズを見事にかわし、俺にタオルを差し出す。
「それで顔拭け。とりあえずこっち来い。」
男性に手を引かれ、別の部屋に移された。
どうやらこの建物はとても広いようで、見渡しているだけでも迷子になりそうだ。
俺の前を歩く男性が口を開く。
「俺は植村大輔。さっきのが奉輔。おれの兄ちゃんだが、迷惑かけて悪かったな」
大輔と名乗った男性がさっと後ろを向き、困ったように微笑んでみせる。
「あ、大丈夫です。気にせんとってください。」
「そうか…お前は優しいな、やっぱ良治に似てる」
心臓がドクンと高鳴った。今、確かに良治って言ったよな?
「あの、良治って…石橋良治ですか…?」
「おう。さすが息子だなぁって。俺と初めて会ったときの良治にそっくりだ。」
俺が良治の息子だということまで知っているのか…少し気を引き締めていかなければ。
「で、何で俺はここに…?」
「説明されてなかったか⁉…あのバカ兄貴…」
「は、はい」
「単刀直入に言うぞ。」
心臓が先程から高鳴ったままだ。しかし悪いことではない、ということはなぜか既に分かっていた。
「お前には、これから石橋良治と武田彬に会ってもらう。もちろん、23年前のな」
「え、どういうことなんですか?!」
和真は心臓が止まりそうになりながらも大輔の目を凝視する。
今だ!万華鏡写輪眼発動!!!
955:匿名:2018/10/02(火) 23:57 しかし大輔は霊媒師の子孫!幼い頃から呪や魔術の類いは効かないように鍛えられている!
お前もなかなかやるな、とでも言いたげな笑みを浮かべると再び話を始めた。
「今お前の親父…即ち良治は大変な目に合ってるんだ。だからお前の力を借りたく、未来から呼び寄せたまでだ。」
お前のその万華鏡写輪眼の力を貸してくれ!!
うちは一族の血をひく最後の子よ!!!
「いやだ」
958:匿名:2018/10/03(水) 03:25 大輔は、
今ならこのお守りをもう一個付けるから頼む!
と頼み込んだ
和真は、
不老不死の力が手に入るなら考える
とトルコダンスをしながら言った
いや、待てよ。不老不死になったら苦しむだけだ。
和真は考え直した。
「…写輪眼の力は貸せません。すんません。」
「…そうか。それなら、写輪眼の力は諦めよう。だけど…お前にも良治と一緒に闘ってやってほしいんだ。」
大輔は美菜子のことを和真に話し始めた。
左右の鼻の穴からそれぞれコーラとファンタを出しながら。
962:匿名:2018/10/03(水) 14:13 そしてそれらをコップに注ぎながら、
「お前、コーラとファンタどっち飲む?」
と和真に問う。
「ちょっくらコンビニ行って両方買ってくる。」
と和真はコンビニへ去っていった。
そして和真がコンビニでコーラとファンタを買っている間にも環境汚染は進んでいる...
965:匿名:2018/10/03(水) 16:00 その問題で憤っている博士の話はまた別の機会とし、23年前のコンビニのシステムの古さに和真は驚いていた。
「まだ現金が主流なんや…古き良き時代って感じやなぁ」
そしてまた、和真が古き良き時代を感じている間にも飢饉で苦しむ人々が死に向っている...
967:匿名:2018/10/03(水) 17:15その問題で憤っている活動家の話はまた別の機会とし、和真は大輔の家へ帰った。
968:匿名:2018/10/03(水) 17:33そうして和馬が大輔の家へ向かう間にも、人々に踏みにじられた草木たちが涙を流しながら朽ちていく…
969:匿名:2018/10/03(水) 17:50 僕なにもできないから知らない★
めんどいからネカフェに行こ
大輔も待っていることだし、少し行ったらすぐ帰ろう。
店員「いらっしゃっせ〜ぃ。お時間はいかが致しますか〜?」
…10時間パックで。
もう、良治は死んでるんだし。
孤独死とか自業自得だし。
そう口にはしながらも、心の片隅では真の父親のことが気になっていた。
無意識のうちに、ウィンドウに「孤独死 救い方」と打ち込み検索する。
・・別に戦わないで
死ぬ1時間前くらいにタイムスリップしてちょっとの間、一緒にいるだけでよくね?
…まずは大輔さんの家に帰ろう。今の良治さんと彬兄さんがどんなか知りたいし。タイムスリップをするとしてもまた電車に跳ねられるのは絶対にゴメンだ。
そう思い、良治はネカフェを後にし大輔さんの家に帰った。
んなわけないじゃん。メキシコに行ってやる
976:匿名:2018/10/03(水) 19:33しかし台風で飛行機は止まっている、どうしようか?
977:匿名:2018/10/03(水) 19:49泳いでいくのみ!!!!
978:匿名:2018/10/03(水) 20:15 だが台風のせいで海が荒れている…
和真は覚悟を決め靴を脱いだ、
すると和真の脳内に声が響いた…!
(私は神だ…荒れ狂う海へと旅立つ勇敢な若者よ、私の力を貸そう…)
次の瞬間、和真の背中から大きな羽が生えた。
和真「...は?本当に飛んでる!?」
981:匿名:2018/10/03(水) 21:42 しかし所詮和真はただのイケメンな人間、羽は貰い物の羽。
上手に飛べるはずもなく、激しい風のせいでコントロールが効かなくなり日本に返されてしまった。
「うっ…あかんか」
先程までいたネカフェの壁に寄りかかると、すでに羽は消えていた。
回りは凄い雨と風。
「…あんとき、大輔さんの言うこと聞いとけば良かったなぁ」
あまりの寒さに涙が出てくる。指先がかじかんで感覚がなくなってきた頃、ぼやけた視界に二筋の光が見えた。バイクがこちらに向かってきているようだ。ドライバーの顔はフルフェイスのヘルメットと涙で視界がぼやけているせいで見えなかったが、幼い頃からライブハウスに通い耳を鍛えた和真には、声で人を判別することはそう難しいことではなかった。
「おい!和真!早く後ろ乗れ!」
バイクから手を伸ばす彼は、紛れもなく大輔さんだ。和真は安心し、ありったけの気力を使って大輔さんのバイクの後ろに乗り込んだ。
凄い風の中、目を開けると
和真は木に引っ掛かっていた
風のせいで木に直撃したのだ。だが
体は全然痛くなかった
(>>983無視してください、すみません)
985:匿名:2018/10/04(木) 05:35 そして、バイクが走り去った後…
ネカフェの裏から謎のゴーグルを掛け銃になった腕を持つ黒スーツの男が現れ、通信機のようなものを取り出しどこかと連絡を取った。「本部、ターゲットAを見つけました。…ええ。あの家系は代々不思議な力を持つようです。それがやつの場合”眼”に発現したようですね。えぇ。奴の”眼”さえあればあの″計画″をスムーズに進められるかと…はい。追跡を続けます。」
黒スーツの男は連絡を済ませた後、立てかけておいたバイクで走り出した。
バイクはレンタルらしい
987:匿名:2018/10/04(木) 11:09すぐにガス欠になったので途中からバイクを押して帰ったのは言うまでもない
988:匿名:2018/10/04(木) 13:47さて、ここでネカフェのバイトのまさし君の私生活を追っていこう。
989:匿名:2018/10/04(木) 15:18しかも秒毎500円
990:匿名:2018/10/04(木) 15:20989は986のことでした。無視してください。
991:匿名:2018/10/04(木) 16:55まさし君はネカフェと家を往復するだけのつまらない毎日を送っている。特筆すべきことは何もない。
992:匿名:2018/10/04(木) 17:34そんな彼がハマっている家庭菜園についての説明をしておこう。
993:匿名:2018/10/04(木) 17:36彼は自らのアパートの部屋のバルコニーのプランターでトマトを育てている。
994:匿名:2018/10/04(木) 17:48 そのトマトには“潤子”という名前がある。
元カノの名前がそうだ。
しかしトマトが枯れたと同時にその恋も忘れることにした。
そんな彼が農家になり世界を変える話はまた今度。
そう、今はまさし君と潤子の出会いについて語ることにしよう。
彼と彼女が初めて出会ったのはこんな嵐の夜だった。
一方和真は。
998:匿名:2018/10/04(木) 18:40まだ産まれているわけもなく。
999:匿名:2018/10/04(木) 18:53 (997は995の後に入れるつもりでした。)
占い師によって告げられた将来の息子のイメージにすぎなかった。
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