真面目でもおふざけでもOK。匿名民のみんなで小説を書いていくスレです。
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「…んっ」
首がガクッと下に傾いたのに気付き、目が覚める。
いつのまにかトイレで座ったまま寝ていたようだ。
急いでズボンを上げ、立ち上がる。
トイレから出て、31秒かけて階段を駆け上がり少し廊下を歩くとその部屋がある。
ドアを開けると、良治と玄が話し込んでいた。
「大輔さん!」
良治が驚きながら、俺を見る。
「今までどうしてたんですか?」
大輔は答えた。
「なぜかトイレで寝ていた…どこか不気味な夢を見ていた気がする…」
「疲れてんじゃないの?大輔は大学の時からいつも頑張り屋だったからね。はい、これ飲んで」背の低い玄が、大輔を見上げながら栄養ドリンクを差し出す。
「おう、ありがとう」
「そんなことより、どんな夢見たの?」
玄は関西学園大学で法学部を卒業したあと短期大学で心理学を学んでいた。その経験を生かし、今は少し特殊な心理カウンセラーをしている。
「近くにトンネルのある澱んだ川で良治が微笑みながら蝙蝠の群れから降りてきたかわいい蝙蝠を肩に乗せて『俺、いかなきゃ。じゃな。』と言って包帯を巻いた黒猫と首のずれている背広を着たマネキンと共にトンネルに消えていく夢で…その後は思い出せない…」
105:匿名:2018/10/13(土) 19:03 「お、俺っすか…?」
良治が目を見開き、大輔の顔を凝視する。
「そっか…それはあんまりいい夢じゃないね。」
玄が可愛い顔を歪める。
「良治くんにまた何かよくないことが起こる、という予知夢か、大輔の心理状態を反映してるのかもね。」
良治が今にも泣きそうな顔になる。いつも冷静なはずの大輔も不安そうだ。
「でも、夢の修正ならできるよ。」
「…修正?どうやって?」
良治が訝しげに問いかける。
「俺の仕事、忘れちゃった?」
先程までのテンションが嘘のように、これからいたずらをする少年のような顔になる玄。
覡衣装の胸元を引っ張り、自分が偉大な巫女の子孫であることを主張する。
「大輔、そこに寝て。今からいい夢に直してあげるから」
「こうか?」
そういうと大輔は寝転んだ。そして玄が呪文を唱える。
「そうそう!いくぞぉ…カキタマヒトダマゲンノアゲダマネムクナール…」
「おーこりゃいい…zzz」
その呪文の効果により大輔は寝た…
そして大輔の夢の中…
マネキン、蝙蝠、包帯猫といる良治が
『俺、いかなきゃ。じゃな』
と言い、トンネルに入ろうとしている。
(これは夢のつづきか。)
するとお守りを首からぶら下げた良治がもう一人現れ
『良治(よしはる)ぅー!』
と叫んだ。
すると良治(よしはる)は
『りょ、良治!?』
と驚く。
そのお守りにはなぜか何も書かれていなかった。
108:匿名:2018/10/14(日) 17:34 それを見た瞬間、大輔は覚った。
「お守りに効能はない」、つまり「このリョウジは、偽物だ」。
そうと分かれば何も怖がることなどない。雄叫びを上げながら、偽物のリョウジに突っ込んでいく。
「うおぁぁぁぁぁぁっ!」
そうすると、偽物のリョウジはふっとんでいった
110:匿名:2018/10/14(日) 19:02…しかし本物の良治はどこにいるのだろう?
111:匿名:2018/10/14(日) 19:03 まず、この夢の中にはいないのではないか?
悩んでいると、脳内に玄の声が響いた。
「調べたけど、トンネルの奥にいるみたいだよ!そこへ向かって!」
113:匿名:2018/10/14(日) 19:26大輔は恐る恐るトンネルの方へ向かった。
114:匿名:2018/10/15(月) 07:27トンネルの奥には一軒の小屋があった。
115:匿名:2018/10/15(月) 17:54 小屋の中から「眠い…コーヒー、栄養ドリンクやエナジードリンク、お茶が飲みたい…」
と良治の声が聞こえる…
「ダメだ!寝ろ!」
何者かの怒声も聞こえる!
今良治が寝たら、何か悪いことが起きる気がした。
小屋のちゃちな扉を蹴り破った。
ドアを破りながら中に入ると
「「何者だ!?」」
バクと謎の男と
「あ、大輔…さん…」
良治と
「お休みーお休みー寝ちゃいなさーい♪」
天井に数匹のコウモリがいた。
良治はコウモリ数匹のうたうコウモリの子守唄、略してコウモリ歌を聴かされているようだ…
「お前ら…去ね!」
大輔は手で九字を切りながら呪文を唱え始めた。
コウモリやバク、男が苦しみ始める。
九字を切るスピードは速く、呪文を唱える声は強くなっていく。
良治は眠るどころか回りをキョロキョロと見渡し、最終的に大輔を応援するように強くも優しい視線を向けた。
謎の男は良治に何をしようとしていたのか。
120:匿名:2018/10/16(火) 16:37熱い抱擁だろう。
121:匿名:2018/10/16(火) 18:40 大輔が呪文を唱え続けた結果
「ぐおおお…どうする!?」
「仕方ない!いったん退くぞ!」
「キー!」
とバク、熱い抱擁をしようとしていたと思われる男、コウモリは苦しみながら逃げていった。
その頃、みなとと吟は食事をしていた、
「ふぉふぁえ、ふぉきどきふふぇふぅんびふぃふぃふぉな」
「みなとくん、食べてから話して。聞こえないし汚い」
口に酢昆布を含んだまま喋るみなとに、吟が正論を冷たく突きつけた。
飲み込んで、またみなとが喋り始める。
「『お前、ときどきすげぇ準備いいよな』っつったの。まさかいつも持ってるそのクソデカいカバンに食糧が詰め込まれてるなんて思いもしなかった」
「『クソ』とかも言わないの。食事中でしょー。」
吟が膨れっ面を作る。それを見て思わずみなとの笑顔が溢れる。
その時テレビでとあるニュースが流れた。
124:匿名:2018/10/17(水) 12:19東京都新宿で暴走した坊主が愛媛をぶち壊しにいくと
125:匿名:2018/10/17(水) 16:47 その話を聞いて立ち上がる男が…
そう、地下アイドルとおじいさんもとい伝説のスーパー爺さんだ。
「ついに…この時が来たようじゃな」
「そうですね…」
ときは来た、それだけだ。
128:匿名:2018/10/17(水) 20:45 (テレビを見ている)
みなと「ふーん...まあ、愛媛県警がなんとかしてくれるだろ。」
「あれ、みなとくん、テレビなんかどこから持ってきたの?」
吟が首を傾げ、問いかける。
そう、ここはメキシコの荒野。電気など通じるはずがないのだ。
みなと「モバイルテレビ知らないのか?」
131:匿名:2018/10/18(木) 01:28吟「モザイクゲージ……?」
132:匿名:2018/10/18(木) 02:34みなと「…ようするにスマホのテレビ機能使ってんだ。」
133:匿名:2018/10/18(木) 08:32 吟「それにしてもメキシコの荒野に飲食店があるなんて不思議だよね?」
みなと「うん。ただ食糧たくさんあるのになぜわざわざここで食事しなければいけないんだよ。」
「お菓子じゃ栄養が足りないでしょ?だからここで食べようと思って」
大きなバックパックから手のひら一杯ほどのメキシコ・ペソを取りだし、どうだ、とでも言うような笑みを浮かべる。
「ほんと、お前には敵わねぇよ。」
みなとはヒラヒラと手を振ってからその手を皿に伸ばし、トウモロコシのトルティーヤを一口かじった。
その頃、和真は彬に連れられ長い廊下を歩いていた。
「彬兄さん、どこ向かっとるん…?」
「行ったら分かるはずやから、ついてこい」
言われなくてもついていってるだろ、というツッコミは胸に仕舞ったまま彬兄さんの後ろを歩く。やがて気付くと、一枚の扉の前に来ていた。
「彬兄さん、ここは…?」
「お前が、ずっと会いたかった人がおる部屋や」
彬兄さんが珍しく真剣な表情をしている。
部屋の扉が開けられると、そこには寝起きらしき大輔さんと、黒を基調とした巫女衣装を着た少年のような容姿の男性。そしてあと一人…年下だろうが、俺によく似た少年がいた。
向こうも同じことを思っていたようで、俺を見て驚いている。
「…兄さん、あの人は…?」
隣の彬兄さんに問いかける。
「ずっと会いたかったんやろ?お前のほんまの父親やで」
耳打ちされ、ようやく事実を知る。
目の前のこの少年が、『石橋良治』なんだ。
「…親父…?」
すると和真は少年に声にもならないような声で
「親父…!」
と叫んだ。
最初は戸惑っていたものの、隣の巫女衣装の男性に何かを耳打ちされ、良治の表情がパアッと明るくなる。
139:匿名:2018/10/20(土) 10:04 良治と和真はしばらく無言で目と目を合わせ続けた。
ただ2人はお互いの思っていることがなんとなくわかっていた。
親子だということはまだ信じきれてはいなかったが、互いになんとなく、信頼はしている。
「君が…俺の、息子…?」
和真「親父こそ...どないして。」
142:匿名:2018/10/20(土) 18:41「この部屋に入ってきた瞬間、分かったよ。親父の性、ってやつかな」
143:匿名:2018/10/20(土) 21:01良治はその美しい目を和真だけに向けて笑った。
144:匿名:2018/10/20(土) 21:57和真も心の整理がついたのかにこりと微笑んだ。
145:匿名:2018/10/20(土) 22:09 「…石橋良治だ。[良心的]の[良]に、[治る]で[良治]。…息子に聞くのもなんだけど、君は?」
首を傾げながら、手を差し出される。
「…石橋和真や。[和歌山]の[和]に、[真実]の[真]で[和真]。親父が…良治が、付けてくれた名前やで」
差し出された手を強く握る。
「和真か…いい名前付けたな、俺」
茶化したように笑われ、俺もつられて笑顔になる。
「そやろ?俺も気に入ってんで」
和真「ところで親父。なんでその姿なん?」
147:匿名:2018/10/22(月) 06:51良治(玄に訊く。)
148:匿名:2018/10/22(月) 06:51147は間違いです。
149:匿名:2018/10/22(月) 06:52良治「...忘れた(笑)」
150:匿名:2018/10/22(月) 17:03 「俺が着せかえておいたんだよ。良治の服、汚れてたからね。」
唇を尖らせながら、玄は言う。
良治は今、玄の着ているものと同じデザインの覡衣装を身にまとっている。
「あ、嫌だったら言ってね。普通の服もあるから」
良治「ふつうの服でいいや。」
152:匿名:2018/10/23(火) 21:56 「あ、そう?じゃこれ着て。」
クローゼットから薄い灰色のパーカーと動きやすそうなジーンズを引っ張り出し、良治に差し出した。
そのころ美菜子は…
風呂に入っていた。
154:匿名:2018/10/25(木) 07:33 ID:i6g 腕男たちは…
腕男、スピルバーク、大量の羊、おじいさん、おばあさん、地下アイドルは浜崎順平、木田順子を探して泉南イオンで「シャムさーん!木田さーん!オフ会ゼロ人じゃない!俺たちがいるぅうう!」と第二次シャム野獣たれぞうオフ会に突撃していた。
ただそのオフ会は既に終わっていた。
156:匿名:2018/10/26(金) 22:31 ID:Ym. 地下アイドルは言った。
「彼らはきっと後悔するだろう」
と言う地下アイドルの頭に空から落ちてきた女の子が!
158:匿名:2018/10/27(土) 09:58 ID:Ijsそれに女の子はアイドルより美人だ!
159:匿名:2018/10/28(日) 10:41 ID:1lE地下アイドルは彼女をメンバーにしようと思った。
160:匿名:2018/10/28(日) 13:03 ID:gzIそうすれば人気になると思ったからだ
161:匿名:2018/10/28(日) 17:50 ID:i6gしかし降ってきた女の子は落下のショックで大怪我をしていた…そう簡単に治らないだろう…
162:匿名 hoge:2018/10/28(日) 18:28 ID:Ulc女の子は病院に運ばれた…
163:匿名:2018/10/28(日) 19:47 ID:SI6女の子は命に別状はなかったが、出血多量や全身骨折などでしばらく入院することになった。
164:匿名:2018/10/28(日) 20:06 ID:5W6 入院先の病院のある街はT−ウイルスが感染拡大をしていて住民の殆どがゾンビ化していた。
彼女が入院した直後には、病院内にまで感染の波が押し寄せ、周りの職員、患者のほぼ全員もまたゾンビ化していた。
少女はゾンビに襲われないように目立たない病室で大人しくしていた。
「はい、あーん。」
少女を看病してくれているのは感染を逃れた女医、瑠菜(るな)だ。
「あの、自分で食べられますから…」
「何言ってるの!ご自分の身体をよくご覧なさい」
少女の口に半ば無理矢理スプーンが突っ込まれた。
瑠菜の言う通り、彼女の両腕は未だ自由に動かせる状態にまで回復していない。
食事をするにもこうして他者の手を借りねばならないことは火を見るより明らかだ。
「治るまでは私に看病されてなさいって言ったでしょ?なぁに、お前みたいなババァに世話なんかされたくないって?」
「ちっちがいますよ!それに瑠菜さんはまだお若いですよ!」
「じゃあ何」
「ただ……その、」
「こういうの慣れてないから…恥ずかしいっていうか」
少女はすっかり朱が射した頬を軽く膨らませ、下を向いてしまった
「あっはは、つぐみちゃんってピュアなんだね」
瑠菜は少女…否、つぐみの頬を優しく掴みながら笑う。
一方その頃地下アイドルは…
169:匿名:2018/10/30(火) 14:24 ID:FPg屋上アイドルとこCD売り上げ対決編に突入していた
170:匿名:2018/10/30(火) 19:09 ID:rqY売り上げが屋上アイドルを下回ったらつぐみをメンバーに入れるつもりだ。
171:匿名:2018/10/30(火) 20:48 ID:m46 ちなみにつぐみ本人にその事は知らされていない。
彼女はいわゆる巻き込まれ不幸体質なのかもしれない。
肝心の売り上げ結果はどっこいどっこいだった。だが、つぐみは地下アイドルのテコ入れの為、メンバーに入ることになってしまった。
173:匿名:2018/10/31(水) 23:07 ID:E2Aそして彼女は幸せな人生を送る...と思いきや
174:匿名:2018/10/31(水) 23:30 ID:8xY 「みんな…私をアイドルにしてくれて、ありがとう」
「そんな、つぐみ――!」
ある日のライブ中に突如ゾンビが押し寄せ、ファンやスタッフを襲い始めたのだ。
つぐみ達は手持ちのロケットランチャーやアサルトライフルで対抗したが、あまりの数の多さに圧倒されてしまう。
「このままじゃ全滅よ!」
「弾も減ってきてるわ」
「じゃあもう諦めろって言うの!?」
メンバーたちが声を荒げるなか、つぐみが一歩前へ出た。
「私に任せて」
そう言うとつぐみは、手を突き出し手からビームを放った!
176:匿名:2018/11/03(土) 17:39 ID:qboこうかはばつぐんだ!
177:匿名:2018/11/03(土) 18:35 ID:/FY 「お、俺たちも応戦するぞ!」
地下アイドルのオタクの一人が声を上げると、それに次いで多くの拳が振り上げられた。
拳で抵抗する者、ギターで殴る者、よく分からない薬品を振りまく者。
戦い方は様々だったが、皆の想いはひとつだった。
「地下アイドルのライブを、守りたい。」
そんな彼らの努力の甲斐あって、ゾンビは全滅した。
ゾンビとのしょうぶにかった!
しょうきんとして114514円をもらった!
ただ、つぐみはその賞金を自分のためには使わなかった。二度とゾンビが現れないようにゾンビを研究する団体に寄付したのだ。
180:匿名:2018/11/09(金) 03:34 ID:i6gその団体の名は…「haruka corporation」
181:匿名:2018/11/09(金) 15:28 ID:z/6名前は普通だがちゃんとした研究団体で、主にゾンビ化の防止の研究をしている。
182:匿名:2018/11/09(金) 21:18 ID:/N2最近では、ゾンビたちがラーメンの臭いを極端に嫌がる(更にとんこつラーメンの場合は鼻を摘まみ眉を潜める)という研究を発表し注目を集めた。
183:匿名:2018/11/09(金) 22:56 ID:6ug 都会にそびえ立つビル群の中でも目立って威厳のあるharuka corporation本社の最上階にある社長室には、ベッドに横たわった社長の石橋三郎と秘書の巻嶋がいた。
社長がしゃがれながらも威厳のある声で喋り出す。
「巻嶋…」
「はい、どうされましたか?」
巻嶋の、低い割によく通る声が社長室に響く。
下の階からは、ゾンビたちの悲痛な叫びが聞こえる。
「お前も知っているだろうが…儂はそろそろ駄目だ」
ごく、と唾を飲み込む巻嶋。
「しかし…このharuka corporationには跡取りがいない」
「副社長の石川氏で良いのでは?」
「それはいけない…彼奴にはこの社を任せられない」
すっかり老衰しきっているはずなのに、社長からは未だ凜としたオーラを感じる。
「兄弟はみんなとっくのとうに死んじまった。一人息子ももうこの世にはいない。
だがな…まだ光がある」
社長の目に、かすかに光が宿る。
「儂の…孫を連れてきてくれんか」
その孫というのは、大阪府貝塚市の南部に本社を構えている企業に20年近く勤めている。
し
ファミレスとかにあるあの伝票入れる透明なケースの製造を専門とする工場で、上の方をいい感じに斜めにカットする作業を日々繰り返している、平凡な男である。
彼…石橋洋平は、幼い頃に父親から虐待を受け家を飛び出し適当な電車に乗ったら大阪まで辿り着きそこで拾ってくれた夫婦に育てられたという過去を持つ。
「あいつら…元気かなぁ」
洋平は今年で21だが、家を飛び出した時は精々7歳か8歳。
そんな幼い頃の記憶には、弟の良治と美菜子しか残っていなかった。
今日も仕事が終わって家に帰ると、ベッドに寝転がり当時のことを思い出す。
っていうことができなくなってしまった。(つまり、当時のことを思い出せなくなってしまったのだ)
187:匿名:2018/11/12(月) 16:45 ID:buM 当時の辛い記憶は、洋平の心に影を落とした。
どうしても、良治たちの顔だけが思い出せない。
声や仕草、思い出は消えていないのに。
彼らを探そうともせずただ透明なケースをいい感じにカットしているだけの自分が不甲斐なくなる。洋平は一人の部屋で目を閉じ、涙を流した。
その頃、良治は…
「ねこちゅわああああああんん」
その頃良治は、道ばたで見かけた子猫を追いかけていた。
良治はその猫を飼い主へ返そうと思った。
190:匿名:2018/11/12(月) 23:03 ID:RCoクロネコヤマトの宅急便で。
191:匿名:2018/11/14(水) 13:50 ID:INg表立って反抗こそしなかったが、猫は内心ゆうパックの方が好きだった
192:匿名:2018/11/16(金) 21:17 ID:vQE しかし良治は立ち留まった。
よくよく考えると住所を知らないのである。
そこで良治は、猫からなんとか住所を聞き出そうと猫の弱みを握って脅迫した。
良治は立ち留まった。
よくよく考えると住所を知らないのである。
そこで良治は、猫からなんとか住所を聞き出そうと猫の弱みを握って脅迫した。
「お前、住所どこだ?」
「にゃにゃんにゃー!にゃんにゃにゃにゃー!(知るかってんだ!知ってたってお前には言わねぇよ!)」
「ふぅん…子供を置いて若いメス猫の所に遊びに行ったってのに?」
「にゃっ…にゃにゃにゃーんにゃにゃ…?(なっ…なぜお前がそれを?)」
「それに5歳超えのいい成ネコなのにまだ子猫用フードが好きなんだって?」
「にゃ…にゃーにゃにゃにゃーん!(な…なぜバレてるんだ!)」
「お前のことなら何でも知ってるさ。それにお前は子供の頃…」
「にゃー!にゃんにゃん!にゃんにゃにゃんにゃにゃー!(あー!もう分かった!住所言うから黙ってくれ!)」
こうして良治は猫から住所を聞き出した。
良治はネコの言葉がわかる。
ただ今回はなぜか《キャットランスレーター》という機械を使っていた。
なんでも大輔が暇潰しに組み立てた機械だとか…
性能テストを兼ねて使っているようだ。
「どうだ、それ。結構使えんだろ」
縁側に腰掛けた大輔が良治に声をかける。
「はい、暇潰しってレベルじゃないですよ」
「そりゃ良かった。こいつは俺が責任を持って送り届けてやるとするか。もちろんゆうパックで、な」
猫の首根っこをつまみ抱き上げると、大輔は家に入っていった。
そのころ…吟とみなとはあざらし先輩と貝塚モスラの群れから逃げ回っていた。
アザラシ先輩「ンアアアアアア!」
貝塚モスラ「おほぉおおおお〜」
吟「な、なんなのこいつら!?」
みなと「こんなバケモン図鑑でも見たことないぞ!?…まさか隕石に乗っかってた宇宙怪物なのか?」
吟「あの作戦を使うしかないね。」
みなと「そうだな。」
そしてニコニコ本社は無事爆発、幾万程の動画データが消えてしまったことにより先輩と無職は消えてしまった。
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