>>167
に゛ゃっ
(靴先からの音が耳に入る。それはこの猫にとって、予想外であった。思考が追いつかず、変な声を零す。)
にぃ…
(彼が自分の存在に勘づいていると悟った。これは、また数年かけて戦わねばならないのか…永く面白くもない単調な争いには、もう飽き飽きだと嘆いているのに。大きな溜息を吐く。その時起きた小さな風は、空気と混ざりあって溶けてゆく。)
触れぬ神に祟りなし…神は吾輩にゃんだが
まぁ良いだろう、大人しく紅白でも喰らいに行くとするかの
(手の甲を舐める。猫が毛を綺麗にする際の動作だが、今の猫神の手は人間の物だ。不自然だと分かっているが、つい癖が出てしまう。)
>>168
【承知致しました〜】
【了解しました!】
>>169
>>170
……ハン、妖怪か何かが潜んでいただけか。
(饗が己から距離を取るように離れるのを感じ取りながら、もし向こうが襲い掛かった場合能力を行使して容赦無い一撃を叩き込むつもりでいた。 しかし、饗は自ら手を引いた事により零广は警戒心を解くと、海也の方を向いた。)
慌てんなよ、土を踏む音ぐらい聞き分けなきゃいけないぐらい俺が用心深いだけさ。 ……んで? お前は何処の誰様だ?
(変な声を出して慌てる海也に苦笑し、次いで海也が何者なのかを問い掛けた)