芸術家、なんて希望川君以外に話したことないからなぁ
( 今まで出会ったことのある人物を思い浮かべても、出てくるのは家族やクラスメイトのみ。今まで見てきたものの中や本の中ではそんなだったかな、と肯定とも否定とも寄らないフワフワとした返事を返せば )
…ありがとう!かな!
( 彼が壁を撫でる動作に目を動かしながら話を聞いていれば、うん、と上の空で相槌を返し。それから段々と意味を考えていけば眉間に皺を寄せ、少し冷や汗をかいて。俯いたり上を見たり、と忙しくなく腕を組み直せば、自分の中で決着がつき思い切り、お手本のような笑顔を作ってニコリと笑って )
>>674 たったひとつの冴えた瑠璃川君
( それを初めて目にした時、一番初めに浮かんだ感情は綺麗だな、と一つだけ。初めて彼女を見た者は人形だと信じて疑わないであろうほどぴたりとも動かない姿に誘われるよう手を伸ばしかけ。しかし、その姿に目を奪われてしまい遅ればせながら感じたのは鼻につく錆びた鉄のような、喉奥にまで侵入する血の匂い。それから目に入った、彼女の胸に刺さるナイフ、嘲笑うように散らされた手向けの花弁。目の前にあるものが死体だと認識した途端、その姿に )
…う、…わ
( こんな状況とこんな死体、他殺であろうその状況を作り上げたのは誰、なんて考えなくとも、死体を美しく飾り立てるなんて異常者に決まっている。その戯れにも等しい生命への侮辱は儚く、何処か神聖ささえも感じさせる“誰かに殺された、あまつさえ装飾された少女”の歪さにショックを感じながらも吐き気を耐え。まだ見ぬ少女だからまだ良かったものの、と隣にいた彼を見ようとするが、血濡れの少女に駆け寄り抱きしめた彼に一瞬、反応を遅らせては後ろからゆっくりと近づいていき。何かが詰まっているような喉奥から小声で名前を呼んでみて )
>>675 天川君
…あー、…
( その答えを聞けば確信などすぐにでも持てる。ならば、ともう片方の手を彼女の小さな手に重ね、目を柔く細め微笑み )
それは俺だけでなければならないのだろうか。
( 首を傾げ、問うと言うよりも確認をとるように聞けば、“可愛そうな奴らが沢山いるんだ”と眉を下げ。じ、と彼女の黒い瞳を見つめて )
>>675 咲歌元くん
射出恋くんか。俺は鶴也現離、気軽に呼んでくれ
( 初めはあれだけ怯えていた彼が笑顔を見せたことに徐々に心が満たされていく感覚を味わいながらも、悦に浸るように、安心するように少し息を吐いて。握手をしようとすればおっと、と言って先に適当に前髪をピンで止めて。今度こそ、と右手を差し出し )
>>675 射出恋くん!
不気味で、怖いわね…
( 苦手な静寂が続く空間、声だけが無駄に響く廊下の中ぽつりと呟けば唇を噛み締め目を瞑って息を吐けば。どうしてかしら、と疑問を頭の中で浮かべながらも、やはり静かな場所は耐えきれないようで。ねぇ、と声をかけようと視線を柴田に移し )
>>673 武亮様
( >>673 / 了解です〜!! )
へェ、つまり俺は初めてになれたって事ですね?
( 安堵の表情で思わず胸を撫で下ろせば、“因みに今のは変な意味じゃないですからね“と誤解させない様に神妙そうな面で虚凛を思い切り指差して。曖昧な返事を返す彼にやや苛立ちを募らせるが、表向きにはそれを悟らせずフンワリ優雅に辺りの椅子から適当に見繕い其処にへと座り込んで )
やはり貴方には悲劇より喜劇の方がお似合いでは?
( 瑠璃川の予測の範疇の外で、感謝を自然なまでの作り笑顔で述べた彼に皮肉混じりに言葉を突きっ返せば、へっ、と頬を染めつつ薄ら笑いを湛えて、なぁんてねと宣いさっき自分が発した詞を誤魔化すみたいに振る舞って )
>>677/胞子生命体虚凛クン
…上から目線がきらいだ、やめろ
( 目には目を歯には歯を、命令で返す。べちんと弾かれた手は冬場の水に浸したように赤に染まり、じんじんと柔い痛みを訴えてくる。他の芸術家…というか人間を見下した様な言い分にさらにギリギリと怒りは溜まるがキャラクターを作らなくなった彼を見つめ、もう言
っても無駄なのだろうか、そんな事を考えながら瑠璃川を見つめ )
うるせぇ、カッコつけんなよ…
>>676 瑠璃川かなめ
は、はは…こんな所で寝んなよ…身体冷えてるじゃねぇか……
( もう動かない彼女の肩を持ち、まるで寝てしまった人に話しかけるように言う。曇ってしまった瞳にはもう正常な判断をする余力も精神も持ち合わせてない事が伺える。背後に近付いてきた虚凛に気が付かない程の気の動転。ゆすゆすと、体をゆさぶれど彼女はもう目覚めるはずもないのに、声をかけ続ける。 )
なんかブランケットとか無いのか…?風邪引いちまう…
>>677 虚凛
…私のお父さんとお母さんは、楽園に行きました。
( スルリ、と鶴也の手を解き、屋上に続く階段を上がり、数段上がったところで座り込む。まるで御伽話を子供に聞かせるような、優しい声で過去を話す。到底、この感情も、感覚も、誰も分からないのだろう。分からなくていい、お前らには私には分からない。 )
お父さんとお母さんは別々に愛する人を作って楽園に旅立ちました…
( 笑いたければ笑えばいい。曇りなき眼で彼を見る )
>>677 鶴也現離くん
えへへ、よ、よろしくね、鶴也くん…
( おずおずと、差し出された右手に答えるように両手で握る。初めての感覚。握手も友達も人といて面白いと思えたなんて昂ぶっていく気持ちが抑えきれないと言わんばかりにニヘニヘと表情筋を緩めまくってしまう。ふと、彼は何故自分に話しかけてくれたのだろうか、首を傾げながら相手を見遣り )
ど、どうして、鶴也くんは僕に話しかけてくれたの…?
>>677 鶴也くん
( /天川で絡みます~! )
( 学校を探索、といえば聞こえは良いが実際のところブラブラと散策と言ったほうが当たりだろう。しかしここに来るまでに誰にも会っていない。皆殺されてしまったのかそれともビビって教室から出てこないのか、何方にせよお気楽クラスに居るのは息が詰まるし何より辛い。誰もいない廊下を渡りきろうとしたその時、自分より遥かに大きい人にぶつかり、尻もちをつく。これがもし例の放送で聞いたあいつだったら殺される。反射的に受け身をとり睨みつける )
だっ、誰だ…ッ!!
>>684 柴田さん