組織 …… 。はあ 、えぇと ……
( 慎重に関係を築く。その言葉が聞ければ何処か安心したように小さく息を吐いて。組織と聞いて身構えてしまったけれど、なんてことないかもしれない。監視も、先程のように異能力が暴走しないため或いは、暴走してしまった際に止める為のものなのだろう。聞き慣れない言葉に少し戸惑って曖昧に言葉を発してしまったけれど、青年の言葉を全て明るく良い方に受け取ったらしく。身寄りの無い子をただ引き受ける、そんな甘く優しい組織と捉えたよう。世間知らずもいいところである。)
ああ 。そういえば 、璃乃ちゃんの異能は無差別に人を ……
( 襲うんですか、と問おうとして少し口を噤む。思えば、あの異能の標的は私だった。私を殺せば済む話、大まかにはそんな発言をしていた気もする。ただ単に気に入らなかったのだろうか、私のことが。無差別にと言うよりは、確り目的を持って行動していたように思える。一人でむむむと首を傾げては目の前の青年を見て。『 誰かの命を奪うように指示している、…なんてあるわけないですよね 』と、半ば冗談に、そしてそんな発言をしてしまう自分に苦笑しつつ呟いて。)
>>34 青年 、
はあ〜ッ 、…… ありがとうございます 。助かりました
( とてとてと力なく、テラス席まで小走りで来れば膝に手を当てて。こんな長距離を走ることになるなんて。肩で息をすると、疲れ切った顔でなんとか笑顔を作りお礼を述べて。どうやら彼女に懐いた様子の黒兎を見ては、少し申し訳ないような表情浮かべて。お食事中に突っ込まなかっただけいいかもしれない。持ち帰るため、黒兎に手を差し伸べるも此方へくる気配はなく、弱ったように力無く笑っては。)
…… この子 、インクで作り出した子なのですが自我を持っているようなんです 。私の魔法も効かなくて ……
( 手のひらを数回動かすも兎に変化はなく。上記の言い訳を終えては、さらに付け加えるように。自分から逃げるなら、懐いている彼女に持ってもらえば魔法を解くことができると考えたようで。)
触れることさえ出来れば効くと思うんです 。申し訳ないのですが 、その子を逃げないように抱いていただけませんか
>>35 アリアナさん 、
『……わかった。名残惜しいけど、お別れ。』
(駆け寄ってきた相手の話で全てに納得し、
目の前の兎に別れを告げる。そして彼女は、
胸の前に兎を持ってきて、両脇から持ち上げた。)
『……どうぞ。これならやりやすい、かも。』
(相手をじっと見つめながら、フンスっと息巻く。)
>>36 姫宮
彼女の行動の大部分は我々の意図したものです。今私と貴方がこうして話している。このこともその意図の一環とも言えるでしょう。
(僅かに沈黙をつくる。今言った言葉と次に口から出る言葉を触れさせないとするかのように)
お礼を言わせてください。璃乃と血の繋がりはありませんが、兄の立場で言わせていただきます。ありがとうございました。
(頭こそ下げはしなかったがそれはどこまでも普通で、気取ったような雰囲気は一切なかった)
ごめんなさい。頼んだものを持ってきてもらいましょう。人が近づかないようにしていたもので。
(青年は再び黙った。表情は落ち着いている、というよりのんびりしていると言っても良かった。今この場所がとてもポジティブなものだと感じているように。)
>>36 姫宮様