>>265
氷華
「そう言ってくれると私としても嬉しいわ。
これから宜しくね、白鴉。」
ノエルの言葉や、伸びをして幸せそうに目を細めている彼女の様子を見て氷華は静かに微笑む。可愛らしいリスや小鳥と言った小動物のような可愛さを感じながら、自分を好いてくれている事がわかると、氷華もまた穏やかな口調でこれから宜しくと早速自己紹介してくれた相手の名前を呼ぶ。
書類を抱えて拠点内における事務所へ案内するために歩き始め、そのついでとして少し雑談をしようと思い問いかけを一つしてみる。
氷華
「そう言えば、白鴉。貴方は八咫烏からの勧誘を受けた理由は何かしら?八咫烏は多くの者に恨まれ、呪われる……ベッドの上で安らかな老衰を迎えることはまず出来ない……そんな呪われた宿命を背負おうと思った理由は何か……よかったら教えてくれないかしら?」
八咫烏は単純に慈善事業をするだけの正義の味方ではなく、悪を廃絶するために日夜、日本各地で犯罪と腐敗に挑み続け、その立場から自衛隊や警察にさえ味方をされずに戦い、どれだけ奮闘しようと最後には何者かの手で苦痛の果てに命を奪われるこの八咫烏と言う組織からの勧誘を受けた理由は何かと問いかける。
( 穏やかな声色で、尊敬する彼女の口から紡がれる自分の名前。それだけで忽ち胸は弾み、心はぽかぽかと心地好いあたたかさで満ちていく。嬉しそうにはにかみながらも、少しでも早く拠点内の構造を覚えるために視線をあちこち忙しなく動かしていて。ふと、彼女から問いかけを受けてはぱっちりとした瞳を彼女に向けて。 )
ノエルは、みんなに しあわせ になって欲しいのです。
( 何かに怯える必要がなくて、笑顔で心豊かに暮らせるあたたかい世界。ううん、笑顔じゃなくても良いのです。誰かが悲しい顔をしていたら、困っている顔をしていたら、誰しもが当たり前に手を差し伸べられるやさしい世界。)
例え安らかな眠りにつくことができないとしても、ノエルの死が誰かのためになれるならそれは……それはとっても素敵なことだと、ノエルは思います
( だから自分はこの組織に所属したのだと答えて。)
>>266 氷華さま
……では、悠矢さまを超えられるよう頑張ります、!
( 彼がいつでも三羽鴉に昇格できるような優秀さを持つことを知っていながら、その深い闇にたたえる瞳を捉えて。悠矢さまを超えるくらい強くなって、みんなのために頑張るのです。目標を口にすることは何も悪いことではないと信じて疑わず、自信と希望に満ちた眼差しで彼の反応を待ち。)
>>267 悠矢さま