( 穏やかな声色で、尊敬する彼女の口から紡がれる自分の名前。それだけで忽ち胸は弾み、心はぽかぽかと心地好いあたたかさで満ちていく。嬉しそうにはにかみながらも、少しでも早く拠点内の構造を覚えるために視線をあちこち忙しなく動かしていて。ふと、彼女から問いかけを受けてはぱっちりとした瞳を彼女に向けて。 )
ノエルは、みんなに しあわせ になって欲しいのです。
( 何かに怯える必要がなくて、笑顔で心豊かに暮らせるあたたかい世界。ううん、笑顔じゃなくても良いのです。誰かが悲しい顔をしていたら、困っている顔をしていたら、誰しもが当たり前に手を差し伸べられるやさしい世界。)
例え安らかな眠りにつくことができないとしても、ノエルの死が誰かのためになれるならそれは……それはとっても素敵なことだと、ノエルは思います
( だから自分はこの組織に所属したのだと答えて。)
>>266 氷華さま
……では、悠矢さまを超えられるよう頑張ります、!
( 彼がいつでも三羽鴉に昇格できるような優秀さを持つことを知っていながら、その深い闇にたたえる瞳を捉えて。悠矢さまを超えるくらい強くなって、みんなのために頑張るのです。目標を口にすることは何も悪いことではないと信じて疑わず、自信と希望に満ちた眼差しで彼の反応を待ち。)
>>267 悠矢さま
夕渚「・・・・・たまには、静かな場所で過ごしてみたいんです・・・・・」
(氷華の言葉を聞き、考えてみれば自分は、氷華にまた会いたいという気持ちの方が強いが、その気持ちとはまた別に、たまには静かな場所で過ごしてみたかったのかもしれないという気持ちに気がつく・・・・・
夕渚は氷華のように裏の世界で生きる者ではないが、表の世界で生きる者はそれはそれで苦労があるのだろう・・・・・)
是非とも超えられるように頑張ってもらいたいねぇ、でもノエルちゃんなら俺なんかは多分簡単に超えられると思うよ?
(普段がかなりクレイジーな分、今の悠矢はまともに見えるものの、これを果たして本心で言っているのか、それとも冗談で言っているのか、それは本人のみぞ知る・・・・・
ただ、この組織に属する人間はクセの強い人間がほとんどだが、大体皆優秀なので、ノエルも優秀に育つだろうとは内心思っている・・・・・)
>>273
氷華
「…………!!」
正義と言う肩書きや、犯罪撲滅を大義名分として自らの破壊衝動や破滅願望を満たそうとする者も少なくない……そんな中で彼女が口にしたのは"皆に幸せになって欲しい"と言うもののだった。
漠然とした夢……いや、絵空事に等しい理想だ。
だが、嘘を付いていたる訳ではないと言うことがその瞳からわかる……そして、その理想を自分もまた追いかけ続けている。どれだけ罪にまみれようと、どれだけのものを犠牲にしようと、叶えようとしている自分とノエルの姿が重なって見える……
氷華
「それなら、早く十二鴉にならないといけないわね?
貴方が登ってこれる事を私も応援しているわ。」
かつての自分を想起させるようなノエルを見て、懐かしさを覚えると同時に微かに悲しみを感じてしまう……どれだけ無垢な理想を持っていても……どれだけ強い力を得ても……現実はあまりにも無情だ。
掲げた理想は何度も踏みにじられ、数多の悪人と対峙し、人間の愚かさ、醜さを何度も目の当たりにして、その理想が歪んでしまうかもしれないと感じているものの、それを相手に悟られないように、穏やかな笑みを浮かべたまま、彼女が十二鴉……ひいては三羽鴉にまで登って来れるように祈っていると言う。