【オリキャラ&バトル】『The Three Ravens』

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619:中川 隆次:2021/12/28(火) 00:47

>>617、618

「…………」

いつもの余裕が消え失せ、険しい表情のまま思考に浸る。
正直なところ、ここでどうするのか決めかねていた。
一斉に立ち向かうなら狼谷の激しい制止が入るだろう。実際自分の推測でも返り討ちに遭う可能性は高い。逆に全員で撤退するのも、同じく狼谷が反対するので駄目だ。
かといって、彼の要望通り囮になってもらうとしても、今度は桜空が割って入る。
堂々巡りというやつだ。どこか違う視点での解決策が要る。

「…………」

考え抜いた末、行動に移る。
剱鴉の背後の空間にナイフを生成。距離の空いた状態なので通常よりも遅いが、そこは必要経費だ。そして生成が完了すると同時に、彼女の背中へ飛ばす。一連の行動はその場から動かず、僅かな身動ぎすらなく完遂してみせた。

桜空と狼谷の衝突が避けられないのなら、いっそのことそれを利用する。彼らの口論という行動をデコイとして、敵の気が逸れたところに後ろから不意討ちを行う。
これが隆次の考えた結論だ。


自由を阻む剱◆3. 雑談&相談用http://ha10.net/test/write.cgi/yy/1636379816/l2:2021/12/28(火) 02:27 [返信]


《カコンッ》

剱鴉
「不意討ちとは随分とつまらない真似をする。」

背後にて、自然に起こることのない異音が聞こえると、即座にそれが他者による背面からの奇襲である事を察知し、振り返り際に大太刀をしまったまま鞘によって形成されたナイフを中川に向けて弾き返して対処しようとする。

剱鴉にはこれまでの蟲鴉や水鴉のような油断や慢心は何処にも無く、常に冷静に周囲の状況を分析し、攻撃に備えている彼女には一瞬の隙も無く、奇襲や不意討ちと言ったものは剱鴉には通じないだろう……

まともに戦おうとすれば全滅する…
不意討ちや奇襲も通じない…
逃げようにも唯一の出入口は剱鴉の後ろ…



剱鴉
「姑息な真似が出来ないように退路も絶たせてもらう。」
《ヒュカカカッ》

剱鴉の右手と、彼女が背負った大太刀が一瞬だけ激しくブレたと思いきや、その次の瞬間に三人が通って来た大穴の天井部分が切り裂かれ、人工建材によって作られたコンクリート塊や合金の鉄骨や鉄板が落下して退路を塞いでしまう……

大穴へ戻ってこの場から離脱すると言う策さえも潰そうとする。加えて、剱鴉が見せた攻撃の速度や攻撃範囲は明らかに人間の域を超えており、刻一刻と状況は絶望的なものへ変わってしまっていく……

だが、桜空は相手の異能を打ち消す鉄甲があるため、これを使って剱鴉の後ろにある扉を通って外へ脱出すればそのまま桜空の異能でアジトへ帰ることが出来るだろう。

問題はそれを剱鴉が大人しくさせてくれるかどうかだ……


メイドと妖怪◆gI:2021/12/28(火) 02:49 [返信]

桜空「ふざけんな!!!!!てめぇの状態よく見ていいやがれ!!!!!そんなボロクソの状態で何ができんだ!?言ってみろ!!!!!次まだ同じようなこと言ったらぶっ飛ばすからな!!!!!」

(桜空さは狼谷の自分の命を投げ出してでも自分達を守ろうとする行動に怒りを顕にして怒鳴りつける・・・・・

過去の大切な人と重なる部分があるからか、桜空は尚のこと狼谷を置いて逃げるだなんて考えられないのだろう・・・・・

桜空は怒鳴っているが、同時に少し涙目になっているようにも見える・・・・・)


桜空「・・・・・中川、紀と中川を頼んだぞ、こいつは俺が対処する・・・・・」

(中川の不意打ちも不発に終わり、紀は意識不明、狼谷は片腕切断の重症、となれば今異能を打ち消すことが出来る鉄甲を付けた自分が戦い、狼谷と紀の二人のことは中川に任せた方が最善の策だろう・・・・・

桜空は、剱鴉に立ち向かう決意をする・・・・・)

>>619

桜空「・・・・・お前の相手は俺だ、他の奴らには手を出すな」

(桜空は、剱鴉の顔を見ると、仲間達には手を出さないという条件を叩きつけ、お前の相手は俺だと告げる・・・・・

正直、相手から見たら桜空程度、ただの生意気なクソガキほどにしか見えないだろうし、鉄甲を付けていたとしてもそれでも純粋な戦闘力に大きな差があると思われるが、それでも桜空は怯むことなく立ち向かう・・・・・)

>>620


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