>>58
暫く街を歩いていたが、特に収穫もないため1人で空中散歩を楽しんでいて。何も考えず気にせずに、こうして夜を独り占めするのも楽しいかもしれない。そんなことを考え笑みを浮かべていたところで、下が何やら騒がしいことに気づき。アラネアやユスタス達の様子を上空から眺め、気まぐれに地面に足をつくと……、ユスタスの後を追うことにして。
「…、」
路地裏の先、廃墟の階段手前まで追うと歩みを止める。地下へ続くその階段を暫く見据えてから、そっと降りていって。敢えて足音を響かせながら、彼の元へ徐々に近付き。
>>60
吸血鬼狩り隊員A
「……………。」
聖銀を込めた黒いアサルトライフルを持ち、夜闇に紛れるための黒い軍服に鉄板の代わりに銀板を仕込んだボディアーマーを着て、黒いフルフェイスヘルメットを被った八人の吸血鬼狩りの小隊がフィーニスの後を着けてユスタスの隠れ家を発見して
無言のまま、ハンドサインだけで八人いる隊員達が隊員二人を後方支援兼応援要請のために待機させつつ、路地裏から廃墟に音を立てないように忍び足で侵入し、何時でも攻撃可能な状態に入る
コツン・・・・・
ユスタス「・・・・・」
(隠れ家へと着くと、足を止め、耳をすます・・・・・
何者かまでは確認出来なかったが、今確かに何者かの気配を感じた・・・・・
仲間か、それとも吸血鬼の誰かにバレたのか、はたまた自分を他の吸血鬼と同様に敵として見ている吸血鬼狩りか・・・・・)
>>60、61