>>152
「へぇ……このネジがね?
……面白いわね!ルペ」
分かったような、分かっていないような笑顔を見せる。
「……ところで、あなたはどこへ向かいたかったのかしら?」
>>153
ユラは森を歩き、時折空を見上げる。
「淀んだ空……この森には似合わないわね。早く城に行きたいわ。それか女王さんの小屋……!」
と、口に出したとたんに、彼女は気配を感じた。自分を誘う何かの気配に……
『……』
……この気配は……!?
>>154
「女王……久々に、聞いたな……」
「悪いな、俺たちもここには久々に来たんだ……
何か、分かることを話してほしい。この森が、なんで、こんなに荒れたのだ?」
リヴァは、あくまでも優しく問いかける。魔王も、心配そうな眼差しを向ける。
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「…ぉぉ、あれだ…」
魔王の城、形のみは全く変わらない巨大な建造物が目に見えてくる
「…む…さ、流石に重かったかね…?」
慌てて澄み切った空気の地面に降りる
(…ちょっと食べ過ぎたかな)
「え……女王さまは…」
実を言えば、一番楽しみにしていた事…
「……ぃやいやっ!違う違うっ!うぅんっ!
っふぅっ…はい!お水さん!…実はわたしも詳しくは分からないんです」
(沈み込んだ表情を見せたと思えば、即座に心を奮い立たせて元気な声)
「…あー!でも!この森の生き物たちの中でも『とくべつ様子のおかしい』
子が居たりとか!!『メイドさんが森を守らせてる契約獣』が居ないって事、
わたし!走り回りながらこっそり調べておきましたっ!」
(独特なデザインのカエルポーチから、頑丈そうなノートを取り出す…
ついでに言えば、どやっとした顔)
「でっしょー!………ん、何処に向かいたかったかって云う話だったね。」
(急に先程までのちゃらんぽらんとしていた表情は消え、真剣な眼差しでオリヴィエを見据えると)
「私はね、この魔の森を出た後、最後の宝を見付けたら………生まれ変わる気なんだ。天使に。…………帰るところなんて、ないんだからさ………」
(勿論オートマタも連れてね、と軽く付け足すと、さてと席を立って)
「少し休ませてくれて有難う。邪魔になると悪いし、そろそろ行こうか?」