【飛び込んだ少女は知っている】
>>199:9,優しそうで意志の強そうな女の子
>>202:10,アーヤの家
>>240:11,国民的アイドル『Ami be feuille』
>>247:12,『Ami de feuille』の歴史
13,泣きそう&恥ずかしい
【KZだぁ〜〜〜!】
会えるなんて思ってなかった!
嬉しすぎて、わたし泣きそうかも……!
「初めまして!『Ami be feuille』のリーダー、りさっちです!以後、お見知りおきを!」
りさっちがリーダーらしく、先陣をきって挨拶!
カッコいいっ!!ぱちぱちぱち!!
「はい、じゃあ次はななっちね」
やっぱり鬼っっ!!!
心の準備できてないって!
「……っは、初めましてっ!ええっと、りっ、りさっちと同じく『Ami be feuille』の上咲七星です…じゃなくて!な、なななっちですっ……!」
なんとか言えたかなぁ?
と、思ったその時。
「ななっち、『な』が一つ多いよ……」
りさっちに言われたミス。
……ひあぁぁぁぁ!!!
恥ずかしいよっっ!!
なんか……わたし、笑われてない?
真っ赤な顔で前を見ると、KZメンバーが笑いを押し殺しているところで。
「わっ、笑いたかったら、笑ってください……」
勇気を振り絞ってそう言うと、前だけではなく、後ろからも笑い声が……。
あぁもう、わたしってば壊滅的なくらい、アイドルに向いてないよ……。
人見知りだし、感情を表に出すのが苦手だし、歌とか踊りとか写真とか本当に恥ずかしいし、体もあんまり丈夫じゃなくて……むしろ弱いし!
「りさっち…、わたしもうダメだよ……」
「ななっち!笑ってごめんね。挫けないで!」
りさっちの優しさが身に染みる……。
でもね……無理なものは、無理なん……、
「別に、それも七星のいいとこなんじゃね?」
…………?!?!?!
う……ううう上杉くんが……、慰めてくれたっ?!
ちょっと、なんか色んな意味で泣きそう&恥ずかしいっ!!!
『飛び込んだ少女たちは知っている』
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
>>202:10,アーヤの家
>>240:11,国民的アイドル『Ami de feuille』
>>247:12,『Ami de feuille』の歴史
>>252:13,泣きそう&恥ずかしい
14,恋愛感
うわっ!
ななっちが好きな上杉君に、あんなこと言われるなんて〜!
一種の恋愛法かも!
「な〜に、りさっち。ななっちが羨ましいみたいだ。」
翼っ!
何言ってるの!
恥ずかしい以外ないじゃないの。
もう。
ここの世界どうかなってる!
藤本先生、時を飛ばしてえ〜!
「りさっち、アーヤ。ちょっと来てくれない?」
ななっち、ど、どうしたの?
アーヤも、Ami de feuilleのななっちに手を引っ張られて嬉しそう。
「ねえ、アーヤ!上杉君って好きな人いるのっ?」
「私もいいかな?翼って好きな人とかいる?」
……。。。
りさっち:もしかして、ななっち上杉君好きっ?
ななっち:えええ!翼のこと好きなの?りさっち!
続きよろ!
続き、書くよ!
【飛び込んだ少女たちは知っている】
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>>240:11,国民的アイドル『Ami de feuille』
>>247:12,『Ami de feuille』の歴史
>>252:13,泣きそう&恥ずかしい
>>256:14,恋愛感
15,タイミング悪い!
ひゃ〜!
りさっちって、翼のことが好きなんだ〜!
【アーヤ、教えてっ!】
そして、アーヤが口を開きかけた時。
__RRRRR__RRRRR
「あっ、ごめん!うちの電話だ!」
……タイミング、悪い……。
アーヤがパタパタと家電に駆け寄って、受話器を取る。
「はい、立花です。……あっ、はい、こんにちは。……はい、そうなんですか……。わかりました。すみません、すぐ向かいますね。失礼します」
ん?誰だろ??
「りさっち、ななっち、つぼみん、なむちゃん!」
【はいぃっ!?】
電話が終わったアーヤが急にわたしたちの名前を呼んだものだから、みんな揃って変な返事になっちゃった。
「……っど、どぉしたの?」
「あのね、今の電話、Ami de feuilleのマネージャー・佐久さんからで。これから、ライブがあるのに来ないから、連れてきて、って言われちゃった」
【らららららライブぅぅっっ?!?!?!】
またしても変な返し方。笑っちゃうよ。
「ん。だから、行こ!急いでっ!」
「嘘でしょ?ライブとか無理に決まってんじゃん!」
「ホントだよっ!わたしなんか、あがっちゃって何にも出来ないよ……!」
「急すぎ!大体、ライブって何をやるのよ?」
「Ami de feuilleの歌とかあんのかな?知らないけど」
うあぁぁ〜〜〜っっ!!!
どーしよーっ!無理だよぉぉぉ!!!!!
そして、わたしたちは、黒木くんがいつの間にか呼んでくれていた黒木くん家のリムジンに乗って、会場まで連れて行かされたのだった。
続き、よろしくネ!
【飛び込んだ少女は知っている】
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>>249:12,『Ami defeuille』の歴史
>>252:13,泣きそう&恥ずかしい
>>256:14,恋愛感
>>259:15,タイミング悪い!
16,アドリブで
ここは、藤本先生が書いた小説。
だから、うまくいくはず。
でも、これは最新刊。
もしかしたら、事件が起こるかもしれないよね。
でも、落ち着いて。
ライブの練習は、つぼみとなむちゃんしかしていない。
リハももちろんしていない。
私とななっちは、収録で忙しいのだからしょうがない。
アカペラでも歌うんだ。
「り〜さっち!KZメンバーも、特別に見ることになったらしいよ。翼に見てもらえるから、頑張りな!」
ななっちぃ〜!
じゃあ貴女は、上杉君に見られるように頑張りな!
心の中で言いながら、初めて腕を通すメンバーカラーのピンクのドレスを着る。
ななっちは水色。
つぼみはイエロー。
なむちゃんはパープルのメンバーカラーで、ドレスの先はピアノのデザインになっている。
「りさっち、円陣やるわ。意気込みよろしく。」
マネージャーの金田さんに言われ、円陣の中に入れてもらう。
隣は、ひさちーこと久本ディレクターと、金田さん。
「いきます!突然のライブに驚きながらもやってきたライブ!アドリブで楽しみたいと思います。行くぞーー!」
【おおおー!】
よおおおし!
リーダーとして頑張るぞ!
続きよろ!
リレーの続き、書くねー!
【飛び込んだ少女たちは知っている】
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>>252:13,泣きそう&恥ずかしい
>>256:14,恋愛感
>>259:15,タイミング悪い!
>>260:16,アドリブで
17,ホントに人気なんだ。
緊張しまくりだけど、頑張って乗り切るっ!
すーはー、すーはー。
深呼吸をして、心を落ち着かせていると…
「Ami de feuilleさん、スタンバイお願いします!」
ゔっ……、いよいよだ!
「ななっち、ガンバ!いつもの私たちらしく、ね!」
「……ん!りさっちも、ガンバっ!」
お互いに声を掛け合って、ステージへと足を踏み出した。
今、会場内は真っ暗だから、わたしたちからお客さんは見えないし、お客さんからもわたしたちは見えない。
りさっちが、わたしの隣でスウッと息を吸って言った。
「Ami de feuille、いっくよ〜!」
その途端、前奏が始まりパッと色とりどりの明かりがついて、お客さんが歓声を上げた。
【きゃあ〜〜〜っ!!!】
【Ami de feuille〜〜〜っ!!!】
わあ!スゴイ!!
女性も男性も、半々くらいいるみたい。
♪~♪~♪~
……あれ?
歌詞が、分かる……?!
__1曲目終了。
「りさっち……!」
「うん、歌えるね!」
呼び掛けただけで、何を言いたいか分かってくれたらしい。
「この調子で、頑張ろ!」
「もちろんっ!」
もう、緊張とか吹っ飛んじゃったかも!
残りも笑顔で歌いきろうっ!
続く……!