『飛び込んだ少女たちは知っている』
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>>202:10,アーヤの家
>>240:11,国民的アイドル『Ami de feuille』
>>247:12,『Ami de feuille』の歴史
>>252:13,泣きそう&恥ずかしい
14,恋愛感
うわっ!
ななっちが好きな上杉君に、あんなこと言われるなんて〜!
一種の恋愛法かも!
「な〜に、りさっち。ななっちが羨ましいみたいだ。」
翼っ!
何言ってるの!
恥ずかしい以外ないじゃないの。
もう。
ここの世界どうかなってる!
藤本先生、時を飛ばしてえ〜!
「りさっち、アーヤ。ちょっと来てくれない?」
ななっち、ど、どうしたの?
アーヤも、Ami de feuilleのななっちに手を引っ張られて嬉しそう。
「ねえ、アーヤ!上杉君って好きな人いるのっ?」
「私もいいかな?翼って好きな人とかいる?」
……。。。
りさっち:もしかして、ななっち上杉君好きっ?
ななっち:えええ!翼のこと好きなの?りさっち!
続きよろ!
続き、書くよ!
【飛び込んだ少女たちは知っている】
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>>240:11,国民的アイドル『Ami de feuille』
>>247:12,『Ami de feuille』の歴史
>>252:13,泣きそう&恥ずかしい
>>256:14,恋愛感
15,タイミング悪い!
ひゃ〜!
りさっちって、翼のことが好きなんだ〜!
【アーヤ、教えてっ!】
そして、アーヤが口を開きかけた時。
__RRRRR__RRRRR
「あっ、ごめん!うちの電話だ!」
……タイミング、悪い……。
アーヤがパタパタと家電に駆け寄って、受話器を取る。
「はい、立花です。……あっ、はい、こんにちは。……はい、そうなんですか……。わかりました。すみません、すぐ向かいますね。失礼します」
ん?誰だろ??
「りさっち、ななっち、つぼみん、なむちゃん!」
【はいぃっ!?】
電話が終わったアーヤが急にわたしたちの名前を呼んだものだから、みんな揃って変な返事になっちゃった。
「……っど、どぉしたの?」
「あのね、今の電話、Ami de feuilleのマネージャー・佐久さんからで。これから、ライブがあるのに来ないから、連れてきて、って言われちゃった」
【らららららライブぅぅっっ?!?!?!】
またしても変な返し方。笑っちゃうよ。
「ん。だから、行こ!急いでっ!」
「嘘でしょ?ライブとか無理に決まってんじゃん!」
「ホントだよっ!わたしなんか、あがっちゃって何にも出来ないよ……!」
「急すぎ!大体、ライブって何をやるのよ?」
「Ami de feuilleの歌とかあんのかな?知らないけど」
うあぁぁ〜〜〜っっ!!!
どーしよーっ!無理だよぉぉぉ!!!!!
そして、わたしたちは、黒木くんがいつの間にか呼んでくれていた黒木くん家のリムジンに乗って、会場まで連れて行かされたのだった。
続き、よろしくネ!
【飛び込んだ少女は知っている】
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>>249:12,『Ami defeuille』の歴史
>>252:13,泣きそう&恥ずかしい
>>256:14,恋愛感
>>259:15,タイミング悪い!
16,アドリブで
ここは、藤本先生が書いた小説。
だから、うまくいくはず。
でも、これは最新刊。
もしかしたら、事件が起こるかもしれないよね。
でも、落ち着いて。
ライブの練習は、つぼみとなむちゃんしかしていない。
リハももちろんしていない。
私とななっちは、収録で忙しいのだからしょうがない。
アカペラでも歌うんだ。
「り〜さっち!KZメンバーも、特別に見ることになったらしいよ。翼に見てもらえるから、頑張りな!」
ななっちぃ〜!
じゃあ貴女は、上杉君に見られるように頑張りな!
心の中で言いながら、初めて腕を通すメンバーカラーのピンクのドレスを着る。
ななっちは水色。
つぼみはイエロー。
なむちゃんはパープルのメンバーカラーで、ドレスの先はピアノのデザインになっている。
「りさっち、円陣やるわ。意気込みよろしく。」
マネージャーの金田さんに言われ、円陣の中に入れてもらう。
隣は、ひさちーこと久本ディレクターと、金田さん。
「いきます!突然のライブに驚きながらもやってきたライブ!アドリブで楽しみたいと思います。行くぞーー!」
【おおおー!】
よおおおし!
リーダーとして頑張るぞ!
続きよろ!
リレーの続き、書くねー!
【飛び込んだ少女たちは知っている】
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>>252:13,泣きそう&恥ずかしい
>>256:14,恋愛感
>>259:15,タイミング悪い!
>>260:16,アドリブで
17,ホントに人気なんだ。
緊張しまくりだけど、頑張って乗り切るっ!
すーはー、すーはー。
深呼吸をして、心を落ち着かせていると…
「Ami de feuilleさん、スタンバイお願いします!」
ゔっ……、いよいよだ!
「ななっち、ガンバ!いつもの私たちらしく、ね!」
「……ん!りさっちも、ガンバっ!」
お互いに声を掛け合って、ステージへと足を踏み出した。
今、会場内は真っ暗だから、わたしたちからお客さんは見えないし、お客さんからもわたしたちは見えない。
りさっちが、わたしの隣でスウッと息を吸って言った。
「Ami de feuille、いっくよ〜!」
その途端、前奏が始まりパッと色とりどりの明かりがついて、お客さんが歓声を上げた。
【きゃあ〜〜〜っ!!!】
【Ami de feuille〜〜〜っ!!!】
わあ!スゴイ!!
女性も男性も、半々くらいいるみたい。
♪~♪~♪~
……あれ?
歌詞が、分かる……?!
__1曲目終了。
「りさっち……!」
「うん、歌えるね!」
呼び掛けただけで、何を言いたいか分かってくれたらしい。
「この調子で、頑張ろ!」
「もちろんっ!」
もう、緊張とか吹っ飛んじゃったかも!
残りも笑顔で歌いきろうっ!
続く……!
18話目も書いちゃう!!
【飛び込んだ少女たちは知っている】
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>>256:14,恋愛感
>>259:15,タイミング悪い!
>>260:16,アドリブで
>>261:17,ホントに人気なんだ。
18,誰か、助けて…!
ライブは順調に進み、残りも1曲となった。
「みんな〜!遂にあと1曲になっちゃった〜!なんていう曲だと思う〜?……せーのっ」
【“EVERY DAYS”〜!!!】
「あったり〜っ!じゃあ、いくよー!」
りさっちの呼び掛けに対し、お客さんが曲名を叫ぶ。
最後の曲ならではの盛り上がりだと思う。
アップテンポな前奏が流れ始め、わたしたちもリズムを取ろうとしたとき。
__ブチ!
「……えっ?!」
会場の電気が……常備灯まで全て、消えた。
おまけに流れ始めた音楽までもが聴こえなくなった。
【何これぇーっ!】
【いやあぁーーっ!!】
【何も見えないーーーっ!!!】
お客さんの叫び声が響き渡り、わたしたちは焦って声を振り絞ってそれに負けじと叫ぶ。
「落ち着いてーーっ!」
「停電になっちゃっただけだからぁーーっ!!」
「大丈夫だよーーっ!!!」
「お願いだから、聞いてーーっ!!!!」
マイクが使えないから、全然、声が届かない。
……と、その時。
「きゃっ!」
誰かに二の腕を掴まれて、引っ張られる。
「あのっ、誰ですかっ?」
「Ami de feuilleの上咲七星を捕まえた」
……え?
わたしの腕を掴んでいる人は、誰かと電話をしているようだった。
『よくやったわ!じゃ、電気を点けてあの紙を大量にバラ撒いてちょうだい!!』
スピーカーにしているらしく、相手の声も聞こえてくる。
“Ami de feuilleの上咲七星を捕まえた”って、何?!
“あの紙”って、何よっ?!
「は、離してくださいっ!!」
怖くなって、手を振りほどこうとするものの、男の人相手には敵わない。
「もう遅い。残念だったな」
ちょっと……!
わたしが、誰の目にも届かないところに連れていかれた瞬間、パッと電気がついた。
それと同時に、悲鳴が聞こえてきた。
【きゃあーーーっ!!!】
【ななっちが、いないっっ!!!】
「おー、思ってた以上にすげーことになってるなー」
「は?バッカじゃないのっ?!さっさと離してよっ!!戻らなきゃ、わたし!」
そう、訴えかけると、男は笑って、
「この後に及んでまだそんなこと言ってんだ。お前こそ、バカじゃね?」
と言ってきた。
「誰か、助けて……!」
最後の抵抗も虚しくわたしは車に連れ込まれ、ショックのあまり意識を手放してしまった。
“あの紙”に書かれていた言葉、それは《Ami de feuilleの上咲七星を誘拐した。こちらの邪魔をしたら、上咲七星の命はないと思え! ZERO》だった……。
続き、よろしくね!