あの日の物語

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123:レミリ◆63Y:2017/07/04(火) 21:02

>>122 ありがとう!頑張る!


図書室には、誰もいなくて静かだった。凄く、本読みに集中出来そうだ。私は、借りた本を元の本棚に戻した瞬間……私は、涙を流した。

「え……なんで…なんで…何も悲しくないのに……なんで…!」

すると、ガラッとドアを開ける音がした。私が、振り向くと、結と雫だった。

「夢?!どうしたの?!誰からいじめられた?どこか痛い?誰かから泣かされた?誰かから言われた?」

「…ちがう…違うの…!」

私は、二人にわかるように大きな声で言った。

「少しだけ、寂しくなったの。一人で図書室にいると、寂しいし、今度の土曜日に前のいじめっこと会うのが怖すぎて………」

「夢……」

雫は、私の背中を優しく撫でてくれた。凄く暖かい……

「じゃあ、うちらも一緒に居よっか!」

と、結が、にっこりして立ち上がった。

「そうだね!」

「良いの?!」

私は、ビックリした。

「私達、夢のわがままなんでも受け止めるから!ね?結」

「もちろん!うちら、親友じゃん?」

「うん!」

私は、また、涙を流してしまった。

「もう!そんなに泣いたらかわいくないぞ!」

と、ハンカチで、涙をぬぐってくれて私は、二人を抱きしめた。

「夢、暖かいけど、暑い!」

「本当にありがとう!」


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