「言ノ葉の魔法使い」
私は
魔法使いである
あらゆる言語を使い
新たなる呪文を創り出す者
世や人は
其を詩と呼ぶ
私は憧れた
サムボリスト・アン・ノワァルに
其の者は何時も
黒ずくめの帽子と
マントを愛用し
仲間と共に
複雑難解な言葉記されし
高度な魔導書を読み更けていたと云う
其の者の創造せし呪文は
現代においても
数多を惹き付け魅了する
私も又
惹き付けられた者の
一人故
魔法使いと
なった
未だ未熟な
魔法使いだが
私なりの
呪文を描きし
魔導書は
これからも
思いつければ
書いていこうと思う
第拾弐部
『釘と標本』
>>134
『脳界異探』
>>135
『言ノ葉の魔法使い』
>>136
『傲慢女王 首バケツ』
>>137
『叶わぬ夢は己為の娯楽』
>>138
『脳界探人』
>>139
『炬燵漫談』
>>140
『賽子賭天獄博』
>>141
『達磨の愛し君』